
Cendrillon palikA (サンドリヨンパリカ)|キャラクター個別ルート感想
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こんにちは。
いつもご訪問頂きありがとうございます。
また、ニルアド鴻上滉とパリカ初回感想の記事に拍手して頂き感謝申し上げます。
サンドリヨンパリカは最初にユーレンをクリアしました。
その後は気になる順番で進めています。
今回の感想は、ユーレン、シエン、エラ、カシカです。
プレイの途中に、呪いの解き方にややこしい制限があったので、ちょっとメモしておきます。
街の時計塔アストロラーベは23時55分で針が止まってる。
針を動かして0時にすれば透京の呪いが解ける。
針を動かすのは「時輪のアストロラビ」という時の番人の血をひいた女性でなければできない。
時計塔の審判ノ間に入り、「アストラ」という絶対に狂わない時計とリンクしなければならない。
そして針は月に1分ずつだけ動かせる。
…地道にやるしかなさそうです。
❖ ユーレン ルート感想

知的探究心を満たすことしか興味のない偏屈な研究者です。
見た目はクールな二枚目ですが、中身はお子ちゃまです(笑)
ちょっとした事で拗ねたり癇癪おこしたり、1人がいいと言いつつかなりの寂しんボーイ。
自分勝手で振り回されるけどどこか憎めない、そんな彼との恋愛物語です。
本当に人に興味がないみたいで、接し方知らないんでしょうね。
急に呼びつけるし、紅茶入れさせられるし、理解できないと何故何故と迫ってきます。
恋なんてくだらない、要らないと恋バナにも入ってこないし、むしろ置き去りにされて拗ねます。
シエンいないと最初で心が折れていたかも(笑)
でも、透京にしかない本で釣って、呪いを解く協力者になります。
研究に目がないから呪いについてとことん調べてるみたいで、「呪いについて語り合う」とか言うパワーワードは笑いました。
大学生のとき文化論の授業で(単位とらないといけないから)本気で呪いについて勉強したので、なんか親近感…。
アストロラーベみたいなメルヘンチックなものじゃないですけどね(笑)
何はともあれユーレンがアストロラーベ付近の知り合いに頼んだ事で、針を進めることが出来ます。
しかし、ユーレンは自分の手で呪いを解きたいと、ハイリが針を動かさないように約束をします。
その夜、カシカに催眠術をかけられたハイリが無意識にアストロラーベの針を動かしてしまいます。
それを知ったユーレンは裏切られたと思い、ハイリを拒絶します。
1ヶ月に渡ってそれが続きますが、ユーレンも実はハイリの事が気になっていて、持ったことの無い感情にどうしていいか分からなくなってました。
そしてハイリが透園ノ森で迷ったのをきっかけに仲直りします。
カシカがSOSを伝えに来たんですけど、ハイリがカシカに救援を出したことにすら嫉妬して、ユーレンすっ飛んできましたからね(笑)
ハイリの事を信じたいのに、偏屈な自分がいるあまり意固地になっちゃってたんですよね。
頑なになってるユーレン可愛いけど、世話の焼ける子だ本当に(笑)
ユーレンに面会できない期間にハイリが見つけた石ノ都の呪いをかけた人物の手記をちゃんと二人で読みます。
そして透京の呪いと照らし合わせ、「天使」と呼ばれる者が呪いかけた呪物を持っていると仮定して情報を集めます。
数日後にハイリが司書のエラの助言で持ってきた本から「天使=ハルモニア」という世界調和者だと判明。
でも、エラにアドバイスをもらった話をすると嫉妬の嵐!
エラとどちらが頼りになるのか言えと迫ってきて、ユーレンと答えたら答えたで照れ隠しに怒られます(笑)
…自分で嫉妬に気づいてないし、言い分が無茶苦茶で笑う。
ついでに今まで「さん」付だったのもここで呼び捨てに矯正されます。
もちろん、ハイリを好きで自分が「恋」をしている事にも気づいてなくて…。
ハイリの言葉でやっと恋愛についてキャパを割いて考え、彼女が他の男と一緒にいることを想像しただけで憎く思います。
胸が苦しくなって無意識に落涙して、やっと自分の恋を認めました。
「悪くないな」ってユーレンなりの「良い」ですよね。
次の日には改めて、好きだから恋人になって欲しいと言ってくれます。
あの恋愛不要のユーレンがついに告白をくれるなんて感動でした。
嫉妬と独占欲と執着心と…束縛激しい寂しんボーイであまり綺麗な感情じゃないけど、恋で沢山の感情を知ってちょっとだけ成長した気がします。
話を戻して、ハルモニアの手がかりを探すためにユーレンが石ノ都に出掛けたあと、ハルモニアがハイリの前に現れます。
呪いをかける為には呪物「憎しみの種」が必要な事が判明します。
さらにハルモニアに迫る中、ユーレンが悪夢を見て嫉妬全開で病みかけます。
ハイリとシエンが結婚するみたいな夢なんですけど、離れている間にハイリを誰かに取られないかという不安から狂気に走る寸前で引き戻します。
初恋特有の情緒不安定なのかな…?
結構度を逸しているけど、それだけユーレンは一途で愛情深い人なんでしょうね。
表現が下手なだけで。
その夜、ユーレンの前にもハルモニアが現れ、呪物「憎しみの種」を渡して消えてしまいます。
ユーレンは透京の呪いを解くために「憎しみの種」で呪いをかけると言い、ハイリとふたりで決行します。
ふたりの涙と祈りによって、憎しみの種は慈しみの種となり、透京の呪いを解かしました。
ひとつずつ謎を解いて、理屈っぽく進めてきたんですが、最後はメルヘンチックに終わりました。
ED後、自由になったハイリはユーレンの部屋に泊まったり、自分の部屋にユーレンを連れてきたり。
未来の話をしつつ、幸せそうに過ごしていました。
哀哭エンドは、行き過ぎたユーレンの嫉妬、愛情から彼はハイリに自分しか目に映さない呪いを掛けます。
代償としてユーレンはハイリ以外の誰からも認知されなくなりました。
2人だけの世界に堕ちる病みエンドですねぇ…。
シエンがハイリに話しかけただけで刺されたんだが…ユーレンの愛(闇)が深すぎます!
ちなみにゆり子、初めて行き着いたのはユーレンに溺死させられるバッドエンドでした(爆)
一体何がどうなったのか本気でわかりません!
もしかしなくてもショタ枠ここのような気がします。
エラくんが一番年下ですけど、ユーレンは精神年齢3歳と言われてましたし、その通りだったので実質ショタ←ん?
おだてに弱くて照れたり、一途だったりと可愛さを見せてくれるので無下にもできず。
年下の手のかかる男の子に弱い方は確実に全部持っていかれると思います。
クールな顔して本当にずるいです。
❖ シエン ルート感想

とても人当たりが良くて優しいお兄さん。
ユーレンに拾われて透京外の教会で暮らしていて、訪ねると妹のように可愛がってくれます。
しかし、彼は記憶喪失で時々昔の悪夢にうなされています。
ハイリがアストロラーベの針を進めるたびに鮮明に悪夢が蘇り、「逃亡者」の真実が見えてきます。
事情を話すと、快く呪いを解く協力者になってくれる菩薩のような人です。
アストロラーベの番人であるリンドウを買収するためにあの手この手を考えてくれます。
真正面から「賄賂です!」ってチーズケーキ渡しにいったハイリが勇者すぎて(笑)
結局、リンドウの趣味に合わせて、透京外にしかいない珍しい昆虫の標本で通行許可を得ます。
しかし、審判ノ間でアストロラーベの針を動かすとシエンが前々から見ていた悪夢が酷くなっていきます。
初めは声だけだった夢に景色が入り感覚が入り、遂に過去がわかってしまいます。
「俺が――透京に呪いをかけたんだ」
知らずに、ハイリや他の人々を苦しめていた自分を責めながら彼は泣いてました。
悪夢で相当の寝不足と体調不良な上に突然の事で混乱してるのに、他人を思いやれる人がそんなことするはずないよな~と思いつつ、シエンの涙が綺麗すぎてしばし眺めてました。
ハイリを裏切ったような気持ちになるし、辛いですよね…。
あと、知らないうちにハイリを苦しめたんじゃないかと、記憶にない自分に怯えているようにも見えました。
色んな意味の涙だったのでしょうね。
伝染してゆり子も泣きました。
しかし、ハイリは本当にシエンが呪いをかけたのか疑問に思います。
限られた人しか入れない審判ノ間のガラスの一部をシエンが持っていたら怪しいって
独自に調べを進めます。
そして、「200年前」「王族」という条件にたどり着きます。
透京が呪われたのは200年前で、呪いの中心であるアストロラーベは当時、王族の管理下にありました。
シエンが条件に当てはまるのか、今度はふたりでシエンの真実を探ります。
そんな中、リンドウがシエンの存在に気づきます。
実は、シエンを追放した張本人。
ハイリのポカで教会の場所が割れて、シエンを処罰するため追ってきます。
命がけの行動でシエンを逃がして透京に帰ります。
0時ギリギリの滑り込みで、履いていたガラスの靴を片方失くしてしまいます。
後日、透外ノ集にシエンとユーレンと落ち合うと、シエンは王子様のような所作で新しいガラスの靴を履かせてくれます。
そして、ハイリの「好きだな~」という心の声を言ってしまったことをきっかけに告白大会がはじまり恋人同士になります。
書いて無いんですけど、シエン視点の心情が時々出てきて、妹のような存在から好きに変わる過程がとてもドキドキして楽しいです。
この時は空気読んだのか空気にされたのかユーレンが一切出てきませんでした(笑)
三人で話し合い、シエンが呪いの掛け方を覚えていないのに犯人にするのは早計ということで、アストロラーベのにある叡智ノ書架に入って王族について調べる事になります。
叡智ノ書架は今のアストロラーベの住民Mか王族しか入れませんが、シエンの記憶とリンドウの件からシエンが王族の末裔と知れたので突破可能。
透京に入ると、たまたま通りかかった靴屋の前で昔を思い出します。
プロローグで若かりしシエンが小さなハイリにガラスの靴を試着させたお話で、シンデレラっぽい伏線を回収していきます。
告白の時の行動ともリンクしてて、メインヒーローの運命力を魅せてくれました。
アストロラーベに向かったふたりですが、リンドウが待ち伏せ。
しかもシエンが呪いを掛けた証拠はないのに王族だからという理由で「疑わしきは罰せよ」に則っていたとか。
個人的に王族も呪いの対象なのか見てみたかったとか。
サイコパスすぎますね。
いや、でも、シエンが冤罪な点は幸いでした。
リンドウから逃れたふたりは叡智ノ書架の本を持ち帰り、カシカが示した解呪以外の方法を見つけます。
特別なアストラを使ってアストロラーベを壊す方法。
特別なアストラを探すために再び叡智ノ書架に入りますが、運悪くMと遭遇してしまいます。それを知ったリンドウにMへの暴行犯として指名手配され、急迫します。
捕まる前に呪いを解こうとハイリとシエンは審判ノ間に入ります。
ハピエンは特別なアストラを使っての解呪で呪いを解きます。
自由に行来できるようになったハイリはシエンの部屋に泊まりに行って幸せEDを迎えました。
哀哭エンドはMから奪ったアストラとハイリのアストラを使って解こうとしますが、世界の時間を止めてしまいます。
シエンは自分が記憶を取り戻さなければ悲劇は起きなかったと狂ってしまいます。
ハイリも最後は全てを投げ捨てて壊れてしまいます。
ふたりで首絞め合うEDはキツかった…。
シンデレラ要素はあまりストーリーには関係なくて、ハイリとシエンの若かりし日がそれっぽいという感じでした。
あと、200年のくだりが途中から消えたのですが、結局なんだったんだろう…?
他にもMなりリンドウとナトラなりの内情や、アストロラーベを動かしたら呪いが広がったりと一気に物語の核に関係してそうな要素はたくさん出たんですが全て謎のままです。
シエンと呪いを解く道のりは楽しかったけど、色々疑問が残る√でした。
逃亡者は逃亡者でも、難癖つけられて無理やり追い出された、が正しかったですね。
にしてもシエン、何も悪いことしてないのにひどい仕打ち受けまくってて可哀想すぎます。
文句のひとつでも言っていいのに、自分が悪いかなって考えるそのひかえめな性格が好きでした。
❖ エラ ルート感想

本が大好きな、
でも、大人しそうにみえて好奇心旺盛で、たまに小悪魔な発言もします(笑)
そんな彼ですが、正体はまさかのあの人!
色んな謎がかなり鮮明になる重要な√でした。
いきなりバラしておきます。
エラくんが透京の政治的トップであり、アストロラーベの住民である「M」です。
図書館司書と二足の草鞋を履いていますが、司書以外はMとして時間を捧げ自由は制限されている身です。
母親のメイに外へ出る事も禁止されています。
ハイリはMの新しい使用人を雇う御触書をきっかけにMの身の回りの世話をする事に。
カシカの提案でアストロラーベの針を動かすために外堀から埋めていく作戦に出ます。
仕事の過程でMと仲とくなり、Mに関しての相談相手としてエラくんとも仲を深めていきます。
(まだエラ=Mと気づいてません)
エラくんは打算なく自然に接してくれる(ようにみえる)ハイリに惹かれていきます。
それに比例して、ハイリはMを利用してアストロラーベに近づくことに罪悪感を強めていきます。
終盤まで解呪方法はカシカ寄りなので、かなり負荷がかかっていたのではないかと思います。
あまり表には出ませんでしたが。
しばらくして、ずっと外へ行きたいと思っているエラくんの後押しをして、お出かけイベントが発生します。
透外ノ森、透園ノ野、ユーレンの家に遊びに行きます。
ユーレンの文通友達がエラくんだったのが一番驚きました。
しかも馬が合ってるし、それを見守るシエンとクロネまで合わせてほっこりしました。
しかし、エラくんが外へ出たことがバレて、母親にアストロラーベに軟禁されます。
リンドウとナトラの協力の元、エラくんを助けてMの仕事に必要な国璽(国印)を取り返しに行きます。
その過程でやっとエラ=Mが判明。
ハイリへの告白、透京の真実を世界に開示、M(もう1人の自分)との決別と覚悟、etc。
この辺り、エラくんにとっての事象が目まぐるしく動きます。
ちなみにハイリをアストロラーベに侵入させた方法は、エラくんへのお見舞いの果物箱に隠して届ける、でした。
古典的(笑)
情報開示によって世界中の研究者が解呪方法を探します。
具体的なものは示されないものの、エラくんとカシカの意見は当初から変わりません。
変わらずカシカはアストロラーベの針を動かしたら呪いが解けると言い、エラくんはそれだと呪いが広がると言います。
その間、針を抑えるために力を使うエラくんは日に日に視力が落ちていきます。
そしてハイリも針を動かしたことがエラの負担になっていると気づき、選択を迫られます。
今まで偽っていたことを全部話すとハピエンに向かいます。
ハイリはエラくんと協力して、王族とアストロラビしか読めない文献を解読。
アストロラーベに時間を遡らせることで、呪いがなかった頃に戻して解呪しました。
その後、エラくんはMとして統治するために司書の仕事をしながら勉強に励んでいます。
リンドウとナトラをけん制したり、図書館でキスしちゃったり、順調に恋人らしくラブラブでした。
エラくんに真実を隠したままだと哀哭エンドに進みます。
ハイリがアストロラーベとリンクしたアストラを壊してしまい、呪いは解けず世界が破滅に向かいます。
エラくんは失明してしまい、ハイリを責めるけどハイリなしでは生きられないくらい執着してしまっていました。
結局、アストロラーベに二人で立てこもり、滅びのときを待ったのでした。
シエン√で謎だったMの秘密もバッチリ回収できました。
上手いこと攻略キャラが絡んできて、エラくん中心ですが大団円のような感じでした。
でも、途中にはハイリとの甘いシーンも結構あってパリカの中では糖度高いと思います。
エラくんがハイリの家を訪ねてきたときが一番ドキドキしましたね。
男だと認識してもらうために、そーっと女の子との違いを説いてくるエラくんがかなり好きです。
外に出る話の直前ごろからはハイリに惹かれたのが「執着」になっていったようで。
綺麗な気持ちではないけど、エラくんはハイリの事が好きになってました。
正体が割れて告白するまで「友達」強調するのがなんとももどかしいです。
しかし、乙女ゲーしてる充実感はピカイチでした。
重要な事多くて説明的になってしまいました。
トップに立つ人は並ぶ者がいないからデフォルトで「孤独」がついて回るのが常です。
その孤独に閉じこもってしまったエラくんがハイリのアシストで殻を破る、素敵なお話でした。
エラくん√とてもおすすめしたいと思います。
楽しかった~!
❖ カシカ ルート感想

ゲーム冒頭、突然自称魔法使いが家族になって、透京の呪いの解き方(嘘)を教えてくれました。
…胡散臭すぎます。
それに拍車をかけるように、誰√をクリアしても綺麗にカシカだけ真実は見えませんでした。
彼はいったい何をしたかったのでしょうか。
カシカ本当に復讐したかったの?というのが一番の感想です。
結論から言うと、彼の求めるものは復讐でした。
昔、カシカは透京の王子で、ルリというアストロラビの恋人がいました。
しかし、ガラス化する感染症で彼女を失ってしまいます。
アストロラーベの力で感染症がなかった時系列に戻そうとしましたが、父に反対されて果たせず。
のちに、感染症の危険性が判明してから拡大防止に着手しますが、ルリは間に合わなかったみたいです。
その出来事から恨みつらみ絶望し、平和ボケした世界も同じ目にあえばいいと復讐を誓います。
まずは透京に呪いをかけ…。
そして200年間彷徨い続け、たどり着いたのがルリに似ていたハイリでした。
(200年間にも色々手段があったことはこの際秘密で…)
シエン√の時に謎だった200年もこのことですね。
そして、このゲームの原点であり戦犯がカシカです。
カシカはハイリ(と協力者)を利用して世界に呪いをばらまく予定でした。
予定外にハイリを好きになって、ルリのこともずっと好きだけど、今、目の前のハイリも好き。
(ハイリにルリの面影をみている)
好きな気持ちは嘘ではないんですけど、自分の事しか考えられていない感じが否めません。
「復讐は何も生まない、ルリさんも復讐は望まない」、ハイリのド正論な説得もあまり響いてない感じでしたので尚更。
過去の自分が味わった気持ちに相当こだわっていますね。
でも、アストロラーベの針を動かすごとに復讐が果たせる時が近づくのに、カシカはいつも悲しげな顔をしていました。
ハルモニア曰く、揺らいでいたそうです。
最後まで復讐の二文字は消えないので、板挟みとは違いますが。
ハイリが諦めずにカシカを救おうとしてくれたのがかなり効いたのだと思います。
いまだに昔の女も好きでどうしようも無いのに気にかけれるなんて、ハイリが男前の女神に見えました(笑)
そんな一生懸命な頑張りがあって、200年も過去しかみていなかったカシカにとってハイリは新しい道を見せてくれる鮮明な光になったのでしょう。
なのに、アストロラーベの針を動かし続けて、復讐を進めている…。
悲しい顔は良くしてくれるハイリへ微かに残った良心が疼いたのかな、と思います。
真実も200年間胸の内に止めていたのに、ハイリにだけ暴露しましたし。
これだけ色々ハイリに対する感情があるのに、最後まで復讐の択が消えないのってそれだけ過去が苦しいものなのでしょうね。
縛りがきついです。
結局、揺らいでいてもカシカの心は復讐に傾いていました。
ただ、復讐を諦める条件を提示してくれます。
ハイリがもし解呪に成功したら、です(ハピエン)
200年で「復讐」の1択に「諦める」の2択目を加えられたのもハイリだけです。
他にも、寝れない夜に読み聞かせをしてくれたり、透京外でデートしたり…。
ハイリのことが特別だと全面的に言っているようなものなのにそれでも復讐が付いて回るんです。
…やるせないなと思いつつ、ハイリの株は爆上がりです。
終盤になると当初の目的の呪いを解く解かないがハイリとの賭け勝負みたいになっていて…。
いきなりだったので、人の命かかっているのにノリが軽いな~と思っちゃいました。
世界そっちのけでふたりのバトルになっててツッコミが追いつかないくらいでした。
ハピエンと哀哭エンドへの分岐も、意味として「勝負のフェアさ」がかかっている選択肢でしたし。
カシカに先を越されては元も子もないです。
ハイリとしては、カシカを助けたいし、カシカを助けられても世界が呪われるんじゃカシカと一緒に生きていけないにから何としても止めたいのが本音だと思います。
でも、限りなくカシカの心情に配慮して合わせたのかな。
いいのは二人だけ(メリバ)のフラグに見えちゃいました。
無事解呪したハピエンでは、復讐を捨てた点でカシカもやっと好きな人たちの気持ちをやっと汲み取ってあげられたと思います。
そうでないとルリがかわいそうなだけになってしまいますし、ハイリの頑張りも報わないのでハピエン大正義です。
そして、過去や強い負の感情からも解放されて、寄り道が長かったけどカシカが好きな人と歩むはずだった道を歩き始めるEDでした。
ちなみに、カシカが勝ってしまうのが哀哭エンドです。
ハイリを媒体に復讐を遂げ、ガラスだらけの死の世界を作り上げました。
√してるとカシカの不幸は痛いくらいわかるんです。
同情もあるんですけど、うーん。
自分がしようと思ったこと=復讐の決行がハイリに委ねられていて。
というか、共通章から考えると攻略キャラみんなに復讐の行く末が知らず知らずに委ねられていて。
200年も消えなかったほどの強い負の感情があって、その上で復讐する機会をずっと求めていました。
なのになぜ、結果だけを他人に投げたのでしょうね。
時間と感情の強さにやってることが釣り合ってない気がします。
当時はカシカ→事件(事後なので過去)にベクトルが伸びていたけど、「カシカは過去に囚われている」と表現されていたから時間が流れて過去→カシカにに変化して、過去がカシカをその時間に縛るようになったのかもしれません。
そういう意味で「カシカ発信」ではなくなった、とか?
あと協力者についても、誰かにとめてほしいと思ったから選抜したのではないかと思います。
例えばリンドウが分かりやすくて、アストロラーベの鍵を預けられているので、ハイリが組めばカシカを時計塔に入れないこともできます。
しかし、止めるにしても他力本願でカシカの意志はみえません。
これという正解が出なくて、結局、最初の「カシカ本当に復讐したかったの?」にたどり着いちゃいます。
ちなみに、ちゃんとカシカと恋人になります。
たくさん糖度もあったんです。
杉様最高なんです。
シナリオ中はいっぱいいっぱいで、あとでスチル毎のシチュエーションとして楽しんだほうがいいと思いました。
地雷源的にもそれが吉◎
それにしてもこの√難しすぎ、複雑すぎます。
かなり辛いこと言ってしまってますが、カシカを嫌いになったのではないのでご安心を。
完全な本音が見えなかったと言いますか、不完全燃焼で…。
色んな方の感想を回って、意見を見て、再度考えなおしたいと思います。
以上、カシカの真相√でした。
ここまでご拝読ありがとうございました。
次回は評価記事の予定です。
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