【Switch版】歴史系乙女ゲーム おすすめ7選

猫族の関羽は、固い絆で結ばれた幼馴染たちと平和に暮らしていました。
しかし、漢帝国の勅使として黄巾族を追っていた曹操が猫族の隠れ里に迷い込み、状況は一変—―。
その能力に目を付けられ、人間の戦いへと巻き込まれてゆきます。

やがて、戦いは大陸全土に及ぶ大きな戦乱の世となります。
関羽は大切な人を守るために戦いに身を投じますが、果たして――。

• 猫族(まおぞく)
  三国時代を題材としていますが、劉備軍関連のキャラクターは猫族という猫耳の生えた種族となっています。
  ほぼ人型で可愛い見た目。
  人間よりも高い身体能力を持っていますが、争いを好まない穏やかな一族です。
  ですが、猫の妖怪「金眼」の子孫と言われていて、人間からは嫌われています。
  ヒロインの関羽は猫族と人間のハーフと立ち位置が特殊ですが、猫族のために力を尽くしています。
  物語の中では、猫族と人間の共存や関羽にまつわるエピソード、彼女の立ち回りなど、多方面から楽しめる要素になっています。
  
• 1本で2度おいしい
  Switch版には十三支演義1と2の両方が収録されています。
  1でいったん物語はそれぞれの恋愛EDを迎えますが、2では1のどのEDとも違う世界線でまた新たに恋愛を楽しめます。
  歴史の時間軸は1→2で続いているけど、キャラクターの関係性は2でリスタートという感じですね。
  甘い後日談は無いの？と思うかもしれませんが、安心してください。
  1、2とも「桃園システム」という仕様で、別々に糖度高めの後日談が用意されています。
  ボリュームたっぷりに恋愛を楽しめます。

平治の乱から15年、世は平家栄華の時代を迎えます。
主人公の遮那王は源氏の御曹司。
鞍馬寺に匿われ、幼馴染みと共に修行の日々を送っていました。

そんなある日、平家の将・平教経を事を構えてしまい、これがきっかけで京を離れることに。
また、平家打倒のために源氏の御曹司を担ぎ上げる世の風潮、自身の名や宿命など、遮那王の平穏に暮らしたい気持ちとは裏腹に戦乱の足音が近づきます。

遮那王の選ぶ道はいかに――。

• ヒロインがかっこいい
  女であることを隠して男として振舞っているヒロインなので、口調が男前です。
  真面目な性格なので日々鍛錬に励んでいて、剣の腕もかなり強いです。
  でも、部下や民を思う優しい心や、周りに心配を掛けまいと悩みを溜め込んでしまう性質も持ち合わせていて、ふとしたときに見える繊細さが女の子だなと感じる魅力的な子です。
  戦いに身を投じる中で、自身の宿命に向き合っていく姿をぜひ見届けてほしいと思います。
  
• キャラクターの関係性
  キャラクターが魅力的なのはもちろんのこと、登場キャラクターはヒロインである義経と、主従関係であったり、敵対関係であったり、それぞれの立場があります。
  物語の中でお互いが恋愛対象となっていくことでの変化。
  そして、両想いになった2人がそれぞれどんな形にいきつくのか。
  心情の変化、関係の変化も楽しみながらプレイできます。
  個人的には平知盛が最推しで、彼の変化はグッとくるし、愛がとにかく凄いのでぜひ浴びてください。
  …好みのCPが見つかりますように。

戦国時代が過ぎ、ひと時の平和が訪れた世。
長年いがみ合った伊賀と甲賀でしたが、天正の乱以後甲賀に取り込まれ、和解の証として伊賀の長の妹と甲賀の長が婚姻を結びます。
そして、2人の間に生まれた主人公の槐(えんじゅ)は平和の象徴として大切に育てられました。

また、槐は甲賀の長の娘として、忍びの鍛錬に励み、任務に出ることを目標にしていました。
迎えた初任務の日。
仕えている豊臣秀吉の暗殺事件に巻き込まれ、槐の運命は狂います――。

• 忍びは辛い
  忍者はもちろん人間ですが、大名などの位の高い人から、諜報活動、破壊活動、暗殺などの汚れ仕事を引き受ける影の存在でもあります。
  なので、時として道具のように扱う心無い依頼主もいるわけですが、この作品はそういった側面もありしんどいです。
  また、元来掟に厳しいので、上から命令があれば仲間内での処罰もあるわけで…シナリオ内ではさっきまでにこにこ話していた人が敵になってしまう悲しい展開も。
  とてもシリアスな展開が楽しめるので、心して忍者の日々に浸ってほしいです(鬼)
  
• 攻略対象が心の支え
  ヒロインが攻略キャラの過去を知り、支える過程で恋が芽生える…乙女ゲームでの定石の展開なのですが…。
  百花百狼はもちろんそれもありますが、状況的にヒロインが攻略キャラに助けてもらいながら進んでいく場面もたくさんあるシナリオになっています。
  個人的には攻略キャラの強く尽くしてくれる心がないとやってられない、まであると思います。
  自分のために頑張ってくれるキャラがお好きな方、いかがでしょうか。

江戸末期、文久3年の冬。
蘭方医の父の行方を探して江戸から京にやってきたヒロインの雪村千鶴。
その晩、不運にも新選組の秘密にかかわる事件に巻き込まれ、その身を預けることに。

「人斬り集団」と恐れられる彼らですが、利害の一致から父探しを助けてもらう中で、イメージは変わってゆきます。

これは動乱の時代の中、自分たちの信念のために刀を振るう彼らと共にあった少女の物語。
そして、誠の武士を目指した男たちの生き様を描いた物語です。

• シナリオが良い
  歴史物といえばやっぱり外せないのが薄桜鬼。
  新選組を題材にしていて、本当に史実を辿っているかのような完成度の高いシナリオが楽しめます。
  もちろん、オリジナル展開も入っています。
  とくに変若水、羅刹、鬼あたりはファンタジー要素が強いのですが、うまくシナリオに溶け込んでいて、自然に受け入れられると思います。
  
• キャラクターがかっこいい
  攻略キャラクターは12人。
  新選組に所属している人もそうでない人もいますが、全員が武士の志を有していたり認めていたりするかっこいい男たちです。
  恋愛アドベンチャーですのでもちろん恋もするのですが、彼らが武士としてどう生きるのか。
  その生き様をもっとも間近で見届ける…そんな作品になっていると思います。
  ヒロインとして、彼らを見守りつつ、また恋愛が絡むシーンでは切なくもドキドキしつつ、イケメンたちを堪能できます。