こんばんは。
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ここ最近の新作で一番楽しみにしていました。
オランピアソワレをプレイしてきました。
つたない感想ですが、よろしければご覧ください。
もくじ open
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
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メーカー | オトメイト |
発売日 | 2020年4月16日 |
CERO | D(17才以上対象) |
シナリオ | 片桐由摩 |
イラスト | さとい |
キャスト | 松岡禎丞/杉田智和/島﨑信長/上村祐翔/内田雄馬/堀江瞬/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/olympia/ |
「これは辿り着いていたかもしれないもう一つの神話の物語」
ヒルコ神によって創られた天供島。
命より色を重んじるこの島で、唯一の「白」であるオランピアという少女がいました。
18歳になった彼女は「白」を残すために交配相手を捜すこととなります。
自分を愛してくれる魂の半身を――。
いつものオトメイト仕様です。
機能名 | 有無 |
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既読/未読スキップ・オートモード | 〇 |
クイックセーブ/ロード | 〇 |
バックログ | 〇 |
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能) | 〇 |
フロートチャート | × |
選択肢又は未読箇所までのジャンプ | × |
ヒロインの名前変更 | 〇 |
デフォルト名呼びボイス | 〇 |
ヒロインフェイス表示 | 〇 |
ヒロインボイス | × |
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等) | 〇 |
ステータス(パラメータ)画面 | 〇 |
アイキャッチ | 〇 |
フォント変更 | × |
シナリオ内には、陰陽盤という選択肢によってシナリオの方向性が決まるコンパスみたいなものが出てきます。
章ごとに再開プレイできる演目(チャプター機能)もついてますが、途中プレイでは好感度のhigh/lowは選べないようです。
ご褒美ボイスと陰陽ボイスは、シナリオをクリアしたり何か操作をしてタイトル画面に戻ってきたときに再生されます。
ON/OFFにできます。
日本神話をモチーフにした作品です。
ゆり子も一応読んだことはあります。
ヒルコは生まれてほどなく捨てられてしまう、イザナギとイザナミの子どもです。
「古事記」と「日本書紀」にヒルコ神の記載があるんですが、少し違いがあるようで…。
オラソワのPVを見ると、天照大御神と月読命が先に誕生してるので、「日本書紀」の世界線です。
ヒルコは早々に神話には出てこなくなるので、オランピアソワレは、その後物語をIFとして展開しているところもあるみたいですね。
うろ覚えなので間違ってたらすみません。
舞台となる天供島と原色はヒルコが創りましたが、色層の格差は人々によって始まってます。
その頂点が「白」です。
詳しくは公式サイトの用語集が参考になると思います。
明確な身分差があるっていかにも昔話という感じですよね。
黄泉や奈落など日本神話に実際に出てくる場所も描かれていますし、オマージュされている点もがたくさんあります。
ただ、島の中は和洋折衷で時間軸もがばがばな感じ…架空っぽいです。
ヒロインはオランピア。
道摩の屋敷に匿われており、ほとんど外出せずでしたので少し箱入りの印象です。
18歳の誕生日を機に、夫を探して島を見ていくうちに生き生きとしてくるのがとてもかわいいです。
好奇心旺盛で、素直な性格のようです。
発売前から一番気になっていたキャラクターは璃空です。
ゆり子の好きな色と見た目がストライクゾーン。
さらに、堅物+真面目+可愛いギャップは大正義大好物です。
気になっていた璃空を一番最初に攻略し、あとはプレイしながら順番を考えて進めました。
感想は攻略した順に書いています。
以降はネタバレ回避のため【ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。
名前:璃空
年齢:21歳
色層:青(原色)
CV:島﨑 信長
超堅物な黄泉警邏隊の軍人。
クナドの鳥居の見張りを行っていて、オランピアが黄泉や下層の人間と慣れ合うのが納得できない様子。
オランピアの相手として、親友の朱砂こそが相応しいと思っています。
璃空自身、色事に関しては奥手で、オランピアに自分は相応しくないとかなり控えめです。
真面目な性格なだけに璃空を取り巻く環境が彼を縛っている感じでした。
色層も地位も名誉も申し分なく、将来も約束されていますが、白夜とくっつくことだけは許されないんですよね。【青】の仕来りで30歳まで女性が彼に近づくことさえ禁止。
…璃空はアイドルですか(笑)
「拔」という死者の魂を天に還す術を継承しなくてはならない。
しかし、【白】の女は白しか産まないので白夜と璃空は結婚できない。
更に軍人として、島の治安を守る立場にあります。
なので、色層を守るために犯罪行為は法の元、厳しく処さなければなりません。
「ハズシ」という身分不相応な相手と結ばれる行為が出てくるんですけど、一発で処刑され、相手も犯罪者の烙印を押されて黄泉へ落とされます。
璃空は【青】として、立場的にどちらも背いてはならないようでした。
仮に自分の意見が逆でも通せないんですよね。
親友の朱砂達とも反対の立場に立たないといけない時もあります。
ハズシの処刑に対しても本当はやりすぎだと思ってましたし。
でも【青】って「拔」を継承するために、多分色層に一番忠実なのでやるせないよね璃空。
そして重大な秘密がもうひとつ。
実は璃空の両親はハズシで、璃空は黄泉の生まれです。
でもまさかの「拔」の力を見出され【青】に引き取られたのでした。
璃空の性格上、誰よりも【青】の人として振る舞わなければならないと自分を戒めていて。
だから選民思想みたいなのに乗っ取り、色層にきっちりした線引きをして【青】らしくしていたからたまに厳しい言葉もあったんですよね。
黄泉の人々に対しても、嫌っているわけではなく、【青】のお教えを自分に言い聞かせて行動していたように感じました。
生まれのことは気にはしているみたいで、自己評価低いし、オランピアに相応しくないと思っているのはここから来ています。
それでも、お互いが「舞い手」であることを通して、距離が縮まっていきます。
ふたりとも恋愛沙汰に疎いので、周りの方(白鼠が一番w)が先に両片思いって気づくのがまた可愛い。
両人ともちょっとのことですぐ照れるんですよね。
先に押し倒したのが白夜っていうのも璃空の真面目で誠実すぎるところが出ていて尊かったです…。
ヒロインよりもガードが堅いなんて…璃空が可愛すぎて閨のシーンは萌えまくりでした。
璃空のルートは白夜を狙う者がいて、璃空は禁を破って拔を使ってしまいます。
自ら黄泉へ戻りますが、その人を捕まえようと動きます。
先に明かすと、これを手引きしていた黒幕が育ての親の叉梗というのもまた辛いです。
でもこれが与えられた【青】から吹っ切れて、自分を見つめ直す機会になったのは良かったです。
ここからラストまでの璃空って自然体で、とても好きでした。
璃空は自分を律して戒め続け、【青】であろうとし続けたことで周りに不本意ながら厳しい言葉もかけ、時には差別的な態度も取ってきました。
申し訳なさから、朱砂に犯人を捕まえる助力を請おうとうじうじ弁明するんですけど、水臭いで一括されます(笑)
朱砂もみんなも璃空が真面目で信頼できる人と知っているからね。
璃空が培ってきた信頼や絆は彼が拔を使ったり、出自を隠したくらいでは消えません。
璃空の主題である「絆/戒」がはっきりみえてとても良かったです。
朱砂と璃空の絡みも好きでした。
親友というだけあって、普段きちっとしているふたりが砕けた感じで話しているのが胸アツ。
友達としてお互いに同じ感想抱いているし、本当に気が合うんだなという感じでした。
最後は犯人をみつけ、解決した後、璃空の結婚を止めていた珠藍を説得してふたりは愛でたく半身となりました。
婚儀はまだ先のようですね(チッ…)
名前:縁
年齢:20歳
色層:紫(独色)
CV:内田 雄馬
自称「地獄太夫」で黄泉の権力者だという。
日々、湯屋・死菫城で薬湯と占いでお客をもてなしています。
善人顔をして裏では何考えているかわからない人もいる、といかにもなメタ発言をしてくるのですが…。
縁ルートは冷たい憎しみに囚われた彼を救済するお話でした。
剥という病が原因で、現在【紫】は縁たった一人。
縁の姉から広まったとされていますが、姉が残したメッセージと【青】のハンカチから珠藍が殺したと縁は予想しています。
そして、犯人のことをとても憎んでいると同時に、一族のところにいきたいと思っている一面もありました。
故意ではないにせよ、剥で世間から疎まれる一族の贖いのために一生交配は禁止。
月黄泉に引き取られて黄泉へ落ちました。
やがて、無秩序な黄泉で、弱い人たちを見過ごせなくて自分がその人たちを守る立場に就いていきます。
時には手段を選ばなかったりするので、地獄太夫なんて名乗るようになったみたいです。
また、遥か昔に天女島に渡った【紫】の男が【白】に殺されたと言い伝えられていて、【白】への報復も考えていました。
これ、白夜は関係ないのですが、天女島へ行ったときいきなり殺しかかってきたので本当に驚きました。
あっさり休戦協定を結んだんですけど、当人でなくとも殺意が湧くのはそれだけ縁の憎悪が深いってことでしょうね…。
白夜と協力して突き止めた結果、前【青】の長・吾紺が縁の姉を辱め、証拠隠滅のために【紫】を消し去ったらしいです。
珠藍も剥に罹って、子を産めなくなったことがきっかけなので、思うところがあって珠藍と兄の叉梗で吾紺を殺して隠匿していたのでした。
このふたり、実はお互いを大切に思っていて、先にクリアした璃空のバッドエンドにこの伏線があってびっくりです。
璃空ルートと同様に叉梗が剥の薬を作るために白夜を狙っていたので、お互いに条件をのむ形で和解しました。
縁は憎しみのぶつけどころを失って、さぞかし気持ちがぐちゃぐちゃだったでしょうね。
【紫】一族のことで泣いたことはなかったのですが、白夜の前で初めて涙していて。
個人的には、現時点で憎しみはきれいさっぱり消えてはいないけど、囚われていた縁の心は解放されてやっと泣けたのかなと解釈しています。
ちょっと苦い幕引きなんですが、彼の全部が詰まっていて忘れられないシーンです。
白夜との恋なんですけど、実は月黄泉を通じて昔からお互いのことを知っていて。
縁は昔、白夜にもらった貝殻を今も大切に持っていました。
月黄泉が愛のキューピッドです(笑)
縁は掴みどころがなく飄々としているのですが、めちゃくちゃ一途!
運命すら感じる魂の半身を見つけて婚姻しました。
初夜のシーン、縁の色気がすごかったです。
ごちそうさまでした。
縁は平気で殺生できるから地獄太夫といわれて恐れられていたんですけど、軍に逮捕されてないし実際は殺したことなさそうです。
それよりも珠藍と叉桔の方が本当に殺しをしていてヤバいと思いました。
冗談とは取れないけど、縁のは小細工くらいのソフトな冷たさという印象でした。
言葉で説明されたほど縁が病んでなくてよかったかな…。
クリア後にふたりでお風呂に入っていたのが個人的に一番萌えました。
名前:天草四郎時貞
年齢:17歳
色層:緑(独色)
CV:上村 祐翔
「日本」から流れ着いたマレビトで、【緑】に帰化しています。
薄荷ショコラが好きな、純真な少年です。
が、どうやら島原の乱のキリシタン大名その人で間違いないようです。
時貞は島原の乱で斬首され、そのまま冥界に逝かずにまた生を受けて天供島に流れ着いたそうです。
天供島では「マレビト」は奇跡をもたらす存在として尊ばれています。
時貞はルートに入ると初っ端から求婚!
一生懸命に頑張ってて健気で可愛いです。
お姉さんお姉さん言いながら、ソーダ水飲んでデートするの最高に萌え。
「オランピア・ソーダ」は興味あるので缶ジュースにでも商品化してほしいです(後にオトガでメニュー化しました)
白夜も時貞を意識し始め、段々と惹かれていく過程が良かったです。
プレイした3人の中では一番丁寧で好きです。
キスシーンも可愛くて一番キュンとしました。
でも、その間にもマレビトとして奇跡を期待されるので、そのことでずっと自分にできることを探すのに必死で苦しそうでした。
マレビトだからといっていたいけな17歳の少年に周りがプレッシャーかけすぎ…。
穏やかなはずの【緑】の長までも時貞を追い詰めてきます。
でもこれは策略で、時貞の周囲を唆し謀ったのは【橙】の長・柑南。
幼い頃、兄との色層の違いで理不尽な目に遭ったことと15で剥を発症したことで絶望の中でしか生きられない可哀想な人です。
今までで1番病んでる…。
柑南の脅しで、マレビトとして奇跡を起こさないと処刑されると言われた時貞。
時貞は海岸で流れ着いた自分の剣を所持していたのですが、使い途を道摩を切ることに使ってしまいそうになります。
島を少しでも変えたくて、原色の長達を消そうとするんですけど、うーん。
過激な上に短絡的で腑に落ちないのですが、時貞焦りすぎていたのかな…。
何かを成したくてもなせなくて、時貞の葛藤と涙が悲しかったです。
早まった入水は白夜が止めたけどちょっとヒヤッとしました…。
でもその後のふたりきりの祝言と交配は素敵なシーンでした。
そして、最後には白夜を守るという役目を見つけます。
これに気づくのが、柑南が刈稲と白夜と時貞を殺そうとするところなのが皮肉です。
柑南の悪意がなかったらまた浮遊してたかもしれませんし…。
時貞は審問を経て次の【緑】の長に着くことになります。
マレビトだから部外者として彷徨うのではなく、島に根付くように慈眼に桃の種を貰います。
テーマの発芽はこのことですよね。
もうひとつの瑕瑾は、島原の乱で打首になった時の傷と解釈していいのかな?
楽しめたルートなのですが、時貞が何をしたかったのかわからずに終わってしまった気がします。
マレビト云々に関わらず、今のところ天供島のために自分の役目を自分で見つけて全うする、みたいなことを全員やってます。
璃空は予め与えられていたものを破棄して、【青】の長と白夜の半身の両方を務める事。
縁は立場の弱い人々を守るために、黄泉の秩序(権力者)である事。
時貞は…最後には白夜を守る事が役目だと定めたのですが。
それは攻略キャラはみんな必然的にしているのでは…と元も子もない事を思ってしまいました。
何にせよテーマの発芽は最後の最後に桃から読み取れたことなので、伸びて行くのはこれから先の事なのですが…。
恋愛はとても面白かったのですが、その他は落ち所がちょっと不明慮でした。
のびしろがあるだけにもったいないです。
なので一番今後に期待してます!
名前:玄葉
年齢:26歳
色層:黒(化色・あだしき)
CV:杉田 智和
黄泉育ち、下位の【黒】でありながら、医者兼コトワリ副所長とハイスペック。
剥という病の発症を抑える薬を開発しています。
口には出しませんが色層のことは嫌っているようです。
黄泉に定期診断に行っていて、子どもたちにも大人気の玄葉先生いいですね。
学者肌なのにムッキムキで笑いましたけど。
白夜は泳ぐのが好きなので玄葉と海に行くシーンがあります。
水着が拝めるのですが、黒ビキニ…衝撃的でした!
このルートはオランピアから玄葉の気を引こうとする感じで恋愛が始まります。
玄葉は大人な対応で、何処吹く風という感じなのですが…。
玄葉も実は、白夜と薙草との噂や、扶桑に手紙を送ることなどを内心気にしていて。
【黒】の立場もあって、なかなか本音を言えず迷ってる様子がもどかしかったです。
でも、お礼を口実に上手いことデートに誘ってました。
すっごく自然でこれは誘われたら行っちゃいますね(笑)
白夜は初心で意図に気づいてませんでしたけどね。
そんなこんなでいい感じに距離が縮まっていくのですが。
色層や医療院が原因で突き放された時は、本当に結ばれるのかやきもきしました。
【黄緑】の薙草という人が曲者で、色層を傘に着て玄葉から白夜を奪おうとするんです。
しかも政権奪取のために…。
また、薙草から玄葉は元は【黄】ということが明かされます(一方的に)
非時丹・涅(ときじくたん・ね)という剥の薬の副作用で黒になったそう。
剥に効く新薬開発をずっと続けているのは、自分への励ましもあったみたいです。
道摩すら薙草をよく思ってなくて、「薙草は気に食わん」って完全に私情で玄葉達に肩入れしようとしたので驚きました。
道摩っていけ好かない保護者ポジなんですけど、ものすごい遠回しにオランピアを心配してて、知れば知るほど悪魔のようで悪い人じゃないのが良きです。
薙草に脅されてNTRれそうになるのですが、NTRの時に突然彼が剥を発症。
涅は使わないというので早急に新薬を作るしかないのですが、助けるかどうかの選択を迫られます。
ハピエンでは結局、天女島の生き水を使った薬を作り、助けます。
でも、薙草の畜生は性懲りもなくオランピアを狙います。
懲りない馬鹿男は朱砂と璃空に現場を押さえられ、玄葉にコテンパンにされました。
多分玄葉の差し金かな。
スッキリです。
そして最後にめでたく二人は結ばれました。
交配が最後の最後に来て、ただのご褒美でした。
あまり慌てたり騒いだりしない玄葉がこの時ばかりは余裕がない感じで、好きな気持ちが伝わってきてもう最高。
縁とはまた違う色気もあって、イメージ通り「大人」でした。
医者+CERO:Dだと某大学のカグツチのリーダーのデジャブで結構いかがわしいものを想像してたのですが、全然全く。
描写も丁寧でとても浸れる恋物語でした。
名前:ヒムカ
年齢:?
色層:無色
CV:堀江 瞬
【無色】の弔い屋の物静かな少年。
強い「拔」の力を持っていて、魂籠を舞ってもらえない黄泉の人々を餞(はなむけ)続けています。
いつも影からオランピアを見つめていて、危険が及ぶと禁を破って「拔」を使おうとする過激なところも。
攻略制限がかかった、物語の核心に近づくルートだけあって日本神話が随所にみられるお話でした。
まず一番の衝撃。
ヒムカ(火向)はヒルコ本人でした。
みんなヒムカのことを蔑んで暮らしてたのが事実知ったら天変地異起きたような感じになるだろうな…。
オランピアが夫を得て【白】を残していくことについてですが。
天女島の女が夫を得るのは、その色を得て太陽を輝かせる力とするため、太陽に色を捧げるため。
道摩も黄泉の人々の晶(魂)を太陽への道を作るのに使い、マレビトとしての栄誉を与えています。
どちらも色を太陽に捧げる仕組みに変わりないです。
でも、ヒムカは色を持たないので婿にはなれません。
自分の力を人に与えていて、色を成せる余力は残ってないようでして…。
そこは色層に繋がってきます。
色層は、ヒルコが自分みたいなひとりぼっちをうまないために作り、自分も愛してくれる人を得ようとして作ったそうです。
月黄泉の血は【黄】、ヒルコの血は【青】生み出しました。
【赤】はまだ謎ですが、ヒルコ自身が呪われた【赤】をかなり嫌悪していて、朱砂に暴言吐いてました。
アマテラスを殺した男の血から【赤】ができたからだとは思います。
その男ってスサノオだったりしませんかね?
また、オランピアの世界はヒルコが作ったもうひとつの世界だそうです。
前の世界はアマテラスが殺されて闇に包まれてしまい…。
今の太陽はヒルコが作った擬似物に過ぎないので、色を送って輝かせているらしいです。
物語が進むと、人が次々と行方不明になる事件が発生。
ヒムカに嫌疑がかかるりますが、犯人は海浬でした。
甲になるために処刑人として頑張ってきたけど上の人に裏切られ絶望していました。
璃空のバッドエンドがここにも伏線張ってて震えました。
海浬は何らかの方法で奈落の死に水に落ち、イザナミの声が聞こえるようになります。
完全に言いなりで、生きていても辛い世界を終わらせようとイザナミを復活させようとします。
ヒムカが止めてくれるのですが、肉体が消えてしまいます。
どうしても離れたくない白夜はヒムカを甦らせるため天女島のアマテラスのところへ。
アマテラスが白夜の願いを聞いて「人間」としてヒムカを甦らせました。
…安心して泣きました。
ヒムカが消えちゃったところでバッドエンド踏んだと思って、ハピエンは無いのかと焦りましたが。
結ばれて良かったです。
ヒムカも最後には錆びた青みたいな色が出たので、ああ本当に【青】を作った人なんだなって実感できました。
ヒムカって心配になるくらい自分を卑下しまくって、常に挙動不審で…。
コミユニケーションをまともに取れるようになるところから始まって、よく魂の半身まで辿り着いたと思います。
ヒムカが白夜を見て隠れるような子だったので本当に道のりが長く感じました。
でもその分、両想いになった幸福度がましましと言いますか。
交配も、触れあって人としての「生」を実感する美しい時間のように感じました。
あと、時貞と友達になれそうでした。
ふたりともぎこちなかったけど可愛かったです。
ヒムカのテーマ、生と死はわかりやすかったですね。
人間として転生して彼自身が「生きること」を実感したことやアマテラスとイザナミの対比等々、そこら中にありました。
名前:朱砂
年齢:22歳
色層:赤(原色)
CV:松岡 禎丞
中立組織コトワリの所長。
オランピアを保護し、婿探しを勧めた張本人で、彼女の事を見守っていますが、鉄仮面呼ばわりされてます。
天供島の色層や仕来りなどを嫌っていて、この社会を変えたいと強く思っています。
さすがオオトリ、壮大です。
闇に包まれる世界に太陽(アマテラス)を取り戻すお話。
そして、こちらが朱砂に攻略されるルートでした(笑)
朱砂が最初からガンガン押してくるし、白夜は口車に乗せられまくりで(笑)
悪役鉄仮面は上手い囲い込みと手管で逃げ道塞いできます。
落ちない方が無理です。
白夜が鉄仮面鉄仮面と連呼するが面白すぎ。
最後はいつも「鉄仮面の分際で!」で悪あがきするのが可愛かったです。
そして交配の時のキスシーンめっちゃ萌えました。
朱砂さん、本気のやつありがとうございます。
朱砂は、実は天女島生まれの唯一の男。
慈眼が天女島の人と結婚してその間に生まれた子です。
また、道摩屋敷の使用人も元【白】。
バンバン関係者が見つかって、いいのか悪いのか…。
私は天涯孤独の縁がいたたまれなくて悲しくなりました。
謎だった【赤】ですが、やっぱりスサノオ関連でした。
スサノオが命を絶った時に飛び散った血が元だそう。
スサノオはアマテラスを殺したからツクヨミとヒルコは憎んでいて、【赤】に生まれスサノオの剣を持つ朱砂を嫌っています。
また、朱砂がスサノオの剣を持っていることが不吉でオランピアを傷つけないか心配していました。
【赤】の呪われた血ってこのことだったのですね。
ちなみにスサノオの剣、何回捨てても朱砂の元に戻るんだそう。
そのことを朱砂自身も諦めて、笑わない鉄仮面になったみたいです。
それと、白夜はアマテラスが復活する器として育てられてきたのをみんな隠していました。
ヒルコはアマテラスが戻ってくることを望んでいて。
でも、ツクヨミは白夜が消えることを災いといい、アマテラス復活に必要な鏡を死に水に隠します。
ついでに地上にがあるのは、月黄泉が死に水を撒いたからだそうです。
月黄泉は諸刃の剣セ〇ムですね。
でも、セ〇ムの甲斐虚しく、死に水に白夜が潜って鏡を拾うのですが、イザナミの力で浮上できなくなります。
朱砂が助けに来てくれるのですが、白夜がイザナミに触れてしまい白夜が禍津女神になりかけます。
それを見て、朱砂はどんな白夜でも愛すると宣言。
イザナギが禍津女神となったイザナミを嫌悪し封印したこと=世界の元となる神々の理を覆します。
そして、それを見たアマテラスが復活。
ヒルコが作ったひとつ目の世界にも天供島にも太陽が戻りました。
島の社会どころか神の理を変えてしまったぞ(震え声)
朱砂は鋼の精神の持ち主でしたね。
何言われても、どんな状況でも諦めず活路を見出そうとするんです。
周りに尊敬されるのが頷けます。
テーマの愛と業はどちらも意味の範囲が広すぎて困ったのですが、朱砂が誰よりも白夜を愛していて触れたくてたまらない欲(業)ってことかなと解釈してみました。
誰にもとられまいとアタックしまくっていたし、神すら恐れずに白夜の事を愛そうとしていたので。
あと、朱砂が持って生まれた、スサノオ関連の切っても切れない罪の業の意味かなと思いました。
そしてこのルート、もうひとり主役がいて、道摩だと思います。
割愛しますが、実は白夜の実父。
最強のツンデレを魅せてくれました。
感想は以上です。
攻略キャラはもちろんのこと、サブキャラの一人ひとりにまで深いエピソードがあるのはいいですね。
たいていは悲しい背景ですけど、天供島の制度が原因だろうなというものは、人々をかなりむしばんでいるんだろうなと思いました。
それから、縁のことになるのですが、他のルートをやっている途中に貝殻思い出して泣きそうになりました。
本人のルートではそんなに意識しなかったのに、こんなに切なくなくなるなんて思わなかったです…。
全体的には、シリアスなところも、萌えるところも盛りだくさんで、何を書いていいかわからないほど情報過多。
ただ一つ言えるのは、オラソワ最高!です。
次回は評価をしていきたいと思います。
ではまた次回👋
いつもありがとうございます。
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