こんばんは。
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ビルシャナFDがついに発売されました!
発売おめでとうございます。
源平飛花無双の記憶を走馬灯のように巡らせながら待ちに待っていました!
早速遊んできた感想です。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
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メーカー | RED×オトメイト |
発売日 | 2022年3月31日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 伊東愛 |
メインキャラクター原案 | 羽田浩二 |
キャスト | 古川慎/福山潤/河西健吾/梅原裕一郎/斉藤壮馬/逢坂良太/近藤隆/小西克幸/天月/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/birushana/fd/ |
本編
平家と源氏の命運をわけた『平治の乱』から十五年――。
栄華を極めた平家はこの世の春を謳歌し、敗れた源氏は没落の中にあった。
かろうじて命を助けられた源氏の御曹司・遮那王は、山深い鞍馬に預けられ、修行の日々を送っていた。
そんな遮那王には誰にも知られてはならない秘密があった。――実は女だという重大な秘密が。
ビルシャナ戦姫~一樹の風~公式サイト
後日談
戦いは終わり、平和な日々が始まる――。
ビルシャナ戦姫~一樹の風~公式サイト
運命の先にたどり着いた、五人の大切な人との甘く幸せな物語。
戦う運命に合った少女が手にした未来とは――。
サブキャラ正規ルート
少女が辿る、もうひとつの物語――。
ビルシャナ戦姫~一樹の風~公式サイト
平家に追われる形で京を出た、源氏の末子・遮那王。
女であることを隠し、男として戦乱の世を生きる、彼女を待ち受ける新たな運命とは――。
いつものオトメイトさん仕様です。
機能名 | 有無 |
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既読/未読スキップ・オートモード | 〇 |
クイックセーブ/ロード | 〇 |
バックログ | 〇 |
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能) | 〇※ |
フロートチャート | 〇 |
選択肢又は未読箇所までのジャンプ | 〇 |
ヒロインの名前変更 | 〇 |
デフォルト名呼びボイス | 〇 |
ヒロインフェイス表示 | 〇 |
ヒロインボイス | × |
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等) | 〇 |
アイキャッチ | 〇 |
フォント変更 | × |
※チャプターはフロートチャートに組み込まれています。
各ルートクリア後、フロートチャートにて再生したい「○○ルート××章▲▼(節)」を選択するとそこから物語を再生できます。
ヒロインフェイスは、基本は画面の左下に表示されますが、状況によっては他のキャラクターたちと同じように立ち絵が出てくる場面もあります。
ミニゲームや作業要素はありません。
ビルシャナは、源平合戦をモチーフにした歴史ファンタジー作品です。
本作は、前作「源平飛花夢想」のファンディスクになります。
頼朝、知盛、教経、弁慶、春玄の本編後のアフターストーリーを集録。
ifルートのみだった継信、忠信、重衡、高綱は正規ルートが新たに作られました。
主人公は遮那王(源義経)。
男として生きてきた女の子です。
口調も男、心意気も男、剣の腕も男顔負け、と凛としていて勇ましい限りなのですが。
ふとした時に女の子らしい柔らかさだったり、優しさが垣間見える子です。
ファンディスクということで、前作ありきの作りになっています。
OP曲が流れる前に、共通章のダイジェストが入るようですね。
一応、前作の簡単なおさらいも記しておきます。
教経ルート
敵同士から良きライバルに、それからお互いに対等でいられる夫婦へとなっていきました。
壇ノ浦の戦い後は、ふたりでひっそりと身を隠して暮らしています。
弁慶ルート
遮那に詳細不明の異能の力があり、同胞と主張する知盛に付け狙われます。
しかし、どんなときも弁慶が支えて守って味方してくれて、ふたりの仲は主従関係から好き同士に。
壇ノ浦の戦いで平家と決着をつけた後は、夫婦として暮らし始めました。
春玄ルート
春玄こそが常盤御前の実子で本物の源義経、遮那は全くの別人だったところまでわかりました。
運命共同体として、幼いころから一緒に過ごしてきたふたり。
時の法皇の愚策で引き裂かれる危機に陥り、八方ふさがりになりましたが、頼朝の作戦で遮那と戦線を離脱。
どこかの静かな海辺で、ふたりで戦いの傷を癒しながら幸せに暮らしています。
頼朝ルート
遮那は平家の血筋の人間で、血のつながった兄弟ではなかったところまで判明しました。
幼いころ肉親を失い、流刑にされ、孤独だった頼朝。
それを血の繋がりとは関係なく、支えて満たせる存在になった遮那。
壇ノ浦の戦いで知盛を破った後は恋仲の男女として平和に暮らしています。
知盛ルート
平家の異能の力、遮那の出生の秘密が明かされました。
遮那を付け狙っていた知盛とは紆余曲折あって恋仲になり、知盛に生きる意味を与えます。
そして、平清盛の悲願達成を掲げる蓮月(遮那の母)の野望を砕き、源平合戦は幕を閉じました。
戦後は平家と源氏の和平の象徴としてふたりは結婚しました。
重衡if
兄・知盛が何故遮那王に執着するのか興味が湧き、偵察も含めて平泉へ。
そこで地元の子どもと遊んだり、風を引いて遮那に看病してもらったり、貴族の生活では経験できなかったことを経験し、重衡に少しずつ変化が起こります。
遮那についても、兄に取られたくないと思い始めます。
継信if
平泉にて、遮那王(男)に忠誠を誓うも、実は女であったことを知ってしまいます。
普段から主を構い倒す継信ですが、女性と知って以降は明らかにわざと女性としての扱いを混ぜ込んで過保護に仕えてきます。
そして「これから」をにおわせ、物語は幕を閉じました。
忠信if
忠信に遮那王が女だと知れてしまい、彼の真っ直ぐな性格上、他へもバレてしまう危機に。
なんとか意識しないように工夫するも忘れられず、遮那に女性としての好意を持ち始めます。
でもタブーだから、守る誓いと桔梗の花を送り、せめて心の中だけで思うように努めます。
高綱if
頼朝と遮那の仲を取り持つために気を利かせてくれる高綱。
途中で女だとバレてしまいますが、変わらず接してくれます。
しかし、頼朝第一の高綱の心情にも変化があったのか、遮那とも距離を詰めてきます。
策士なのか無邪気なのか…?
もっと詳細が気になる方は「ビルシャナ戦姫 源平飛花夢想ネタバレ感想」へ。
攻略は正規ルートが終わってから、後日談をプレイしました。
以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。
Name:佐藤継信
Clan:佐藤氏(源氏側)
Status:奥州藤原氏の家臣・佐藤基治の息子
CV:近藤隆
武に優れた侍であり、奥州藤原氏の家臣・佐藤基治の息子。
藤原秀衡の命により遮那王に仕え、生涯その身を捧げることを誓う。
その忠誠心はとても強く、遮那王に従い守るだけでなく、常に傍にいようと構いすぎてしまうほど。
普段は柔らかい物腰で人と接するが、その実、腹黒い面も持つ。
公式サイト
だいたい表情で色々見抜いて、継信がケアしてくれるメンタルヘルスケアルートです。
前作のifとはシナリオの展開が違うけど遠からずという感じでした。
ダイジェストで流れた共通章も春玄ルートに行く時の道筋でした。
大将級との大戦はほとんど端おられていて、戦闘描写は少なめです。
継信は観察眼もすごいし、人の気持ちを察する能力も半端ないです。
常に遮那の顔色を見ていて、気にかけてくれて、宿命やら立場やら将来やら…悩みの種が尽きず、沈むメンタルをいつも復活させてくれます。
遮那のことは初対面で女だと感じていて、ほぼ納得していました。
秀衡の厚意で、お見合いの話が出て、遮那の様子がおかしいからとカマをかけてぼろを出させる策士ぶりも凄かったです。
女だと知っても、人として尊敬する気持ちと仕えて慕う気持ちは一切変わらないけど、一度女だと知ってしまうと継信は完全には男扱いできないみたいでした。
すごく生真面目で道理に忠実なんでしょうね。
遮那が元服して平泉を発つとき、佐藤兄弟で忠誠を誓ってついて行くことになると、秀衡の客人から主になった遮那に今まで通りに気安くはできないと距離を取りましたし。
結局遮那の要望で親しくいる方向で押し切りましたけど…!
押されると弱いというよりかは、もう継信の中では「義経=女」というのは絶対に覆らないから、半分は女性を無下にするのはできなくて断れないなのかな~とも思います。
元主の秀衡には正直に意見を言っているシーンがあったので、主への意見は言える人ですから、遮那がただの主なら「いけません」ってきっぱり言ったと思います。
遮那にそれをやらないのはやっぱり主よりも女だと言う意識が強まったからよね、と感じました。
さすがにみんなのいるところではぼろは出さなかったですけど、心中複雑だったでしょうね。
そしてこれがエンド分岐に関わる重大な要素でもありました。
でも、先程書いたように基本的には「親しくいる方向性」ですので、こと女の遮那と2人きりになることに関してはとんでもなく強かです!
忠信や弁慶達を牽制するし、自分は抜け目ないし、抜けがけするし、何がなんでもみたいな執念を感じました(笑)
この、もの凄いエネルギーの独占欲を花とか綺麗な言葉に比喩してぶつけてくるのも物腰柔らかな継信らしかったです。
戦が終わったら自由に生きて欲しいけど、遮那の魅力が世に周知されて競合いが増えるのは嫌!って言われるシーンはグッときました。
知盛とまではいかないけど、若干束縛と閉じ込め気質がある気がします。
遮那のこと大好きすぎるよ継信…!
それでも、遮那を守る使命だけは本人にも譲らなかったし、いくら望みや気持ちがあっても恋愛が発展してしまうことには終盤まで一線を引いていて…めちゃくちゃ耐え忍んでいたんだろうなと察します。
いい雰囲気になっても自分を律していたし、分不相応って遮那に言いつつ、自分にも言い聞かせていた気がします。
でも屋島の戦いで遮那が怪我をすると、そんなの全て吹っ飛んで好きな人を絶対に死なせないということを最優先にしてましてました(重要)
この後、継信はせき止めた気持ちの歯止めが効かなくなっていくんですけど、遮那を女ではなく主として尊重してしまうとBAD EDまっしぐらでした。
遮那の方は、なかなか自身の気持ちの正体には気が付かず…。
肉親に憧れがある子なので、継信が兄の代わりのようになってました。
でも、こちらも継信が重傷を負ったのをきっかけに、一気に恋愛面の気持ちが開花しました。
似たようなピンチを経験した上での好きっていいですね~!
最後の方は、前作の春玄ルートと似ていました。
春玄が本物の義経だと知れて、遮那は戦線を離れ平泉で暮らす選択をしました。
法皇が源氏に内政干渉してきたのもあるけど、頼朝の温情で宿命からは解放されました。
頼朝は終始冷たい態度でしたけど、色々思うところがあったのは感じたので、最終的には源氏からも朝廷からも庇ったのかな…と思いたいです。
遮那から見たら、ずっと真意不明で、慕っている人と距離が縮まらず少し寂しい結果となりましたが…。
ハピエンでは、継信は源氏の縛りが無くなった何者でもない遮那だから、恋愛で線引きしなくても良いし叶わないと諦めた添い遂げる夢も実現可能になって嬉しそうでした。
兄弟ではないけれど、別の形で遮那の憧れる家族になれる、って。
突然状態が変わって、それを喜んで付け入るような形になっていることにはすこぶる罪悪感を持っていて。
性格悪いけど許してってニュアンスで、ここでもメンタルケアを欠かさないのはさすがすぎました。
その後は平泉に戻ったところまでしか描写が無かったですが、幸せに暮らしたんだろうなと妄想してます。
Name:佐藤忠信
Clan:佐藤氏(源氏側)
Status:佐藤継信の弟
CV:小西克幸
佐藤継信の弟。
兄同様すぐれた侍として知られ、共に遮那王の配下として仕える。
戦場では勇猛果敢に敵を打ち倒し、その姿は味方を鼓舞することも少なくない。
明るくさっぱりとした性格で場を和ませることも多く、主である遮那王に対してもまっすぐな言葉を投げかける。
公式サイト
やっぱり、前作のifに分岐する直前までがダイジェスト共通章になってますね。
忠信の場合は弁慶ルートに行く時に通る共通章での道筋を辿りました。
このルートは試練がめちゃくちゃ大きい&今までにない展開もあってそこは面白かったです。
平泉では、蝦夷との衝突が絶えないのですが、そこに焦点が当たりました。
長年の泥沼衝突に終止符を打つべく、釜石に土地を与え蝦夷を管理することになります。
監視、開拓の任に遮那たちや佐藤兄弟が就くのですが、蝦夷をよく思わない平泉の兵士たちが遮那を釜石に留まらせて世話をさせるため頼朝の挙兵を知らせずに時が流れます。
遮那たちが開拓を進めるのと同時に、源平合戦が遠い国の御伽噺のように進むものだから、びっくりしちゃいました。
隠蔽した兵士が悪いんですけど、世間体では兄の挙兵に賛同しなかった深刻事態。
頭ではわかってるのですが、場面転換の温度差がすごくてもはやギャグかと…!
結局加勢したのは一ノ谷の戦いからで、いやもう佳境に入ってるじゃん!というところで初陣でした。
継信は気遣いと配慮配慮配慮で支えるって感じでしたが、忠信は持ち前の明るさで自分のペースに巻き込んで元気にしてくれる感じでした。
全員が、遮那が落ち込んでいるどうお声かけしよう…となっている時に忠信が先陣切ってその重い空気をとっぱらってくれるから、本当に頼りになりました。
兄は聡く弟は豪快で、似ても似つかない兄弟ですよね。
が、やっぱり兄弟!
遮那を一度女だと認識してしまったらもう元のように接することができないのは全く同じでした(笑)
男扱いしてくれと言われてるのに、完全に女扱いしかできてない。
しかも忠信は素直だから隠し事は下手だし、いつバレるか常にヒヤヒヤでした。
(そして結局全員にバレた)
でも、その女としての認識を捨てられない考え方がのちのち響きます。
遮那の全部引っ括めて守るというのは忠信の豪快な性格がよく出ているなと思いました。
こなれ感のないストレートな気持ちをそのまま言葉にしてくれるし、本当にさっぱりしていて好感度爆上がりです。
遮那は考え込んでしまうことが多いから、忠信の勢いの良さとかあっけらかんなところが相性いいんだろうなと思いました。
そして、京から平泉へ逃れた話を聞いて、忠信の中で遮那を苦しめる知盛は許し難い敵判定になりました。
弁慶ルートゆかりの知盛は1番やばいぞ、重衡とタッグを組んで執着と狂気で他人の畑(ルート)を荒らすから…。
それから、頼朝も実質敵!
遮那の肉親を思う心を逆手にとって政略結婚の道具にしてくるので忠信の怒りが大爆発しました。
好きな女の子が尊厳を踏みにじられて理不尽に晒され続けるなどあってたまるか!と。
多分、主だったら一緒に戦おうってなったかもですが、女認識だから絶対に守り抜くって決めたんだと思います。
忠信の覚悟はかっこよかったです!
頼朝の意に背くことも厭わず、遮那を平泉に連れ帰りましたからね。
そんな忠信を遮那が好きになるのは自然の理だったと思います。
弁解しておくと、頼朝は法皇と渡り合って源氏の支配を広げるために、義経と拐った賊を追うという大義名分が欲しかったわけなんです。
法皇は後々に自分と義経を戦わせて源氏の力を削ぐつもりですから、その回避手段が忠信ルートではこれだったんです。
あまり情がないのは否めませんが、頼朝的にはしまっておくべきなんでしょうね。
頼朝の心を知るなら源平飛花夢想の頼朝ルートを攻略すべしですね。
そして、このことは法皇と取り決めちゃってるから義経は本当にあちこち逃げなくてはなりません。
壇ノ浦が終わっても知盛たちも健在で、不穏なままハピエンまでいきましたし、問題が山積しすぎてこれは本当にハピエンで良かったのかと思いました。
一応、宋に逃げましたけど、これからも旅を続けていく感じでしたし、ひとところで落ち着いた平穏は手に入らないのかな(泣)
それでも2人は一緒にいられて幸せそうでしたけど、将来的な安心感が足りないEDでしたね。
BAD EDは知盛たちに帰還した平泉と仲間を蹂躙され、遮那自身も我を忘れて発動した異能の力で忠信を倒してしまいました。
そして、知盛たちに連れていかれ、あとはご想像にお任せします、です。
Name:平重衡
Clan:平家
Status:平清盛の五男で知盛の実弟
CV:逢坂良太
平清盛の五男で知盛の弟。
容姿秀麗で笛や和歌といった芸事に秀でている。
そうした風流を好む一方、嗜虐的で残忍な一面もあわせ持つ。
特に戦場においてその嗜好が顕著に表れ、勝敗よりも戦いそのものを楽しんでいる節がある。
将来をあまり考えず今現在に快楽を求める刹那主義者。
同腹の兄である知盛のことを誰よりも慕っている。
公式サイト
色々盛りだくさんで語りきれないルートでしたが、一言で表すなら重衡が変わるルートです。
ifと同じように、最初は知盛がなぜ遮那に興味を持ったか知るために平泉まで追っていきました。
平家直系、貴族のお坊ちゃんなので気分屋だしわがままだし高飛車だし好き勝手し放題。
お互いに常識が通じないから困ることも多いし、遮那が重衡を叱ることも何度もありました。
遮那は日頃から鍛錬や写経に勤しんでいるし、京時代が窮屈なものだったので抑えたり我慢したりしがちだし慣れています。
秀衡にも、仏陀の教えに倣って、張り詰めすぎるのは良くないから息抜きが必要と言われていました。
運命の悪戯にも、遮那が自分を抑えず無遠慮に怒ったりできるのは重衡でした。
重衡も、お酒ありきでしたけど、知盛の愚痴を気兼ねなくぶちまけたのって遮那だけじゃないかな…?
この時点で、私は結構良い間柄になれるフラグがはっきり見えました。
本当に手のかかる子どもって感じたけど、憎めないしなんなら可愛いって思えちゃいました!
それからのちょっとずつの成長が、ずっと見ていたいほど好き(語彙力)
重衡も当初の目的は忘れていないけど、知盛のワンクッションなしに自分自身で遮那について気になり始めます。
自分が蚊帳の外になるのが面白くなかったり、いつも怒ってばかりだった遮那の笑顔を見られてご満悦だったり、知盛への報告をサボったり…。
どんどん遮那に惹かれてゆくのが微笑ましかったです。
遮那が眉間に皺を寄せると「不細工」って言って額を小突くやり取りが大好きです!
あと「仲間」について、遮那とそうなりたい、でもわからないから遮那の言葉を鵜呑みにして仲間になってみようとするところはキュンとしました。
遮那とは恋人になるので仲間にはなれませんが、継信や春玄たちがなってくれましたね。
嬉しいのに照れ隠しでツンツンしちゃうのがこれまた可愛かったです。
でも、平家と源氏の立場がそれを許しません。
というか、知盛がいるから叶わない感じです。
重衡は知盛の意思にも背かなければならないからめちゃくちゃハードルが高かったです。
京に帰ってからものすごい恐怖と圧をかけられて、イエスマンになっちゃう自分に失望までしちゃいました。
それでもどうしても遮那を渡したくなくて、一ノ谷の戦いではついに知盛に歯向かいます。
刹那的に享楽に生きていた重衡が、平泉で民を知り、市井を知り、仲間を知り、平家のおごりを知り…本当に人が変わったなって思いました。
何より、遮那の気持ちを考えたり、一緒に生きる未来が欲して、それを閉ざす知盛を倒す選択は容易なものではないのに凄く頑張ったと思います。
「嫌だ」と一言言うのにどれだけ勇気が必要だったことか。
重衡は遮那も知盛も大好きだから、大事な人を守るのに片方の好きな人を斬り捨てなければならないなんて過酷すぎます。
そこまで深刻に悩んでいる描写とかはなく、むしろ遮那よりの意見が目立ちましたけど、見えていない部分では苦しかっただろうなと思います。
でも知盛は無慈悲で、遮那以外に興味はないから重衡を躊躇なく殺しにきます。
重衡が心臓を刺された時は絶望しましたね、清盛の直系は気を喰らう能力があるからしぶとく生き残れはするんですけど。
悲しい兄弟喧嘩です…。
遮那とお互いの気持ちに気がついて確かめあうきっかけも悲しいかな、知盛に触れられた時の拒絶反応との比較でした。
そしてより強固となった絆で、再び知盛と再戦して屋島で決着をつけます。
ハピエンでは、欲しがった未来を掴みました。
やはり知盛との死闘があるのですが、知盛の心臓を仕留め、死の時が迫る彼に「兄上が自分を見てくれていなくても尊敬していて大好きだ」って本音を叫ぶ重衡に全部持っていかれてボロ泣きしてしまいました。
こんな良い弟、他にいない…!
本当は殺したくないけど遮那のために、って必死な重衡を見て、知盛も変われることを羨ましがっていました。
「もし平泉に行ったのが自分だったら」と。
知盛も異能の力に翻弄されているひとりだから好きで狂ったわけではないですからね。
めちゃくちゃ源平飛花無双の知盛ルートをやってあげたくなってまた号泣(涙)
…大丈夫、知盛も変われるから!
そして、もし生き残れたら2人に会いに行くと言って崖から落ちてゆきました。
EDで遮那が、知盛が初めて重衡を見て、兄殺しの罪悪感を持たせないためにみせた愛情だと言っていたんですけど。
本当にその通りだなと思いました。
何もかもどうでもいいと思っている人間が気遣いなんてみせないと思います。
「もし知盛が生きていたら…」って未来に進むふたりがいい意味で一縷の希望を持って悲観一辺倒にならないのも良かったです。
運営さん、知盛が生きているifルート作りませんか?←
BAD EDの方はおまたせ、知盛の狂気と外道MAXです。
気を喰らう3/Pもあるよ(色気はあるけどえっちじゃないスチル)
屋島の戦いで邪魔者を全て排除した知盛が遮那を手に入れてを京へ連れ帰ります。
遮那が重衡のために生きようとする意志を利用して毎日重衡を痛めつけ、遮那が気を喰らわせて重衡を生かす…無限の地獄ループです。
遮那は重衡に執着し、重衡も遮那との未来を諦めきれず、お互いに好きなのに希望に縋って締め付け合うしんどい流れでした。
Name:佐々木高綱
Clan:佐々木氏(源氏側)
Status:源頼朝の臣下・佐々木秀義の息子
CV:天月
頼朝や義経の父親である義朝の家臣・佐々木秀義の子。
平家討伐を掲げた頼朝の軍に加わり、頼朝と義経の家臣として剣を振るう。
若輩ながらも優れた武を見せる一方、素直な性格からくる無邪気な笑顔で仲間たちの心を癒してくれる存在。
公式サイト
頼朝を慕うふたりのルート。
源氏の復興よりは、平和な世を望み、頼朝がそういう未来を見据えて築く人物だというのを確信して彼の力になろうとする似た者同士です。
初対面の時に曲者と思われて刀をかざされた張り詰めた空気と、頼朝の前で再開した無邪気な少年の様相のギャップに遮那は警戒心全開でした。
第一印象は得体が知れない。
しかも、頼朝の家臣でありながら、遮那に対して態度は露骨で上から目線だし、主の弟への態度としてはありえないです。
言葉の端々から頼朝至上主義なのがよくわかって、その点は家臣の鏡と言えますけど、頼朝以外は眼中に無いんだろうなと感じました。
でも、富士川戦いを境に、遮那の活躍を見て仲間として認めてくれました。
そして、この先も不可能を可能にする遮那を見て一ノ谷の戦いあたりでは絶対の信頼をおいているのが滾る…!
遮那はイマイチ高綱の真意がわからなくてぐるぐる考え込むんですけど、当の本人は押しもメンタルも強いですね。
いつもの人懐っこい笑顔でバンバン距離を縮めてきて、富士川前の態度はどこへやら~。
それに、アクシデントで女だと言うことがバレてからは見る目が変わったのも、そこは単純に男の子だなと思いました。
清盛が亡くなる~義仲討伐くらいの期間に、高綱と京で偵察任務に就くのですが、遮那は女の格好で臨みます。
この頃から可愛い可愛いってべた褒めが始まりますし、最初は任務のために姉弟のフリも辞さなかったのですが、遮那のことを好きになっていってるから「男」として見て欲しいアピールをするところは潔くて良かったです。
明るい少年で高綱こそ可愛いイメージがついてしまいがちですが、こういうところは男前で好感度上がりました。
遮那もその後は高綱から向けられる少し熱っぽい視線に困りつつ、ちょっとずつ心が動いて意識していく恋愛過程が微笑ましかったです。
でも、完全に好きと気がつくのは政略結婚を命じられた時…。
今回は遮那が女である事を利用する理不尽多いですね…。
まぁバラしちゃうと平家打倒の作戦の内で、敵を騙すにはまず味方からなんですけどね。
孫子の兵法を勉強してるこの人たちらしいやり方でしたけど、BAD EDでは仇になりました。
高綱が、欺くのが上手すぎて、遮那が完全に政略結婚の道しかないと思って何もかも諦めてしまうんです。
その結果、平家の陣まで移動する途中に出くわした野盗に自ら突っ込んで行って命を断ってしまいました。
ハピエンでは、作戦だったことが明かされて遮那も気を持ち直します。
作戦を知らない時に、高綱に告白して1回断られてた上での政略結婚だったから、本当に嘘で良かったと思います。
無事に平家を倒したあとは、超絶ラブラブタイム。
高綱って愛の言葉を言うのに言い淀んだりせずそのまま伝えてくるのがとってもいいと思います!
遮那を抱き込むためにわざと倒れて痛いふりをするのあざとすぎさすがすぎ。
あと、高綱らしく、頼朝に結婚の許可を取りに行くのもすごかったです。
主を前にめっちゃ強気だし、頼朝も高綱に甘くて源氏って平和だなって思いました。
遮那と弁慶や佐藤兄弟の主従もいいけど、頼朝と高綱の関係も良い間柄でした。
これが叶うのって、身分の差はさておき、高綱が頼朝への忠誠心と遮那への好きをちゃんと自分の中で区切れているんだろうなと思います。
頼朝もちゃんと役目を果たすなら何でもいいって言ってました。
攻略キャラの中では1番歳若いけど、頼朝の側近なだけあって中身はかなり大人なんでしょうね。
源氏が平家に逐われた時にとても苦労して、今の高綱があるみたいですし。
ゲームでは詳しく描かれなかったので、是非その詳細もどこかで見たいなと思いました。
「源平飛花夢想」の各々のハッピーエンド後を描いた後日談です。
Name:源頼朝
Clan:源氏
Status:源義朝の子で源氏の嫡子
CV:古川慎
源義朝の嫡子として生まれるが、平治の乱で父が敗死し兄たちも皆殺される。
十四歳だった頼朝は、清盛の継母である池禅尼の嘆願により死刑を免れ伊豆国に流刑となるが、長い流人生活を経てついに蜂起する。
流人として苦労を重ねて育った孤独感から、冷酷で決して人に心を許さない。
源氏再興に対して並々ならぬ想いを抱いており、命を賭して悲願を達成しようとしている。
公式サイト
前作では「兄上の役に立ちたい」と頼朝を身内として慕っていた遮那でしたが、実は全くの赤の他人。
それどころか、遮那は平家側の血筋で本来ならば敵同士。
史実でも頼朝は義経を討伐しようとするし、どう転んでも悲しい性が待ち受けている2人なのですが。
FDよありがとう、壇ノ浦の戦いの後、2人はラブラブです。
砂糖を自己生成できそうなくらい甘いし、接吻がいちいちえっろい!
「私だけを見よ」って清々しいほど遮那にぞっこんで、頼朝の笑っている立ち絵とか結構出てきてキュンです。
遮那も「頼朝様」呼びで敬語使ってるのが姫度が高くてとっても良い…。
頼朝は、本編では親兄を亡くしてでも逃げ切って、心を閉ざして流人生活をしていて。
遮那と出会って、その孤独を支えられて傷を癒せたからこその甘々展開と思うと、ちょっと胸が締め付けられました。
お忍びで遮那とふたりで小旅行してるときの穏やかな感じをみると、遮那だったからこうなれたんだなって感慨深かったです。
この時、海にも行ったんですけど、頼朝は昔の習慣で、何か決定を下す時は自分を殺していた時のように雑念を払えるからきたのも一理あって。
法皇が政略を仕掛けてくるから、遮那だけを娶るために朝廷と渡り合う覚悟を決めました。
世の為人の為鎌倉幕府も始めないといけませんしね。
具体的には、平泉と同盟になり遮那を藤原秀衡の養子にして、源氏に嫁いでもらうという作戦でした。
ここも面白いくらい史実をひっくり返してきてびっくりしました!
でも、遮那は色々勘違いして、源氏の将として役に立とうと女としては身を引こうとします。
本当に恋愛不器用ですよね。
その後に頼朝の真意を知った時には、頼朝の方が何故自分の思いが伝わらないのかってちょっとご機嫌悪くなっちゃいました。
不機嫌な頼朝も良いよ…。
そもそも感情的な頼朝をこのルート以外ではほぼ見られないから、逐一楽しいです。
恥ずかしいからあまり自分のことは言いたくなかったんだと思うんですけど、隠し事は無しといった手前、常日頃嫉妬していたことも教えてくれました。
自分には遮那しかいないのに、他の家来と笑い合っているのを見て妬いたとかニヤニヤが止まりません!
知盛の台詞を思い出しましたよ。
「そなたのそれは兄のものではない、嫉妬に狂った男の目だ」って本編で頼朝が図星さされるアレ(私の大好物)
同じ目をしていたんだろうなと妄想が止まらなくなりました。
そのまま思いを伝えるために触れ合うんですけど、「私を求めよ」とか「私に与えよ」とか、めっちゃ優しい命令口調なのが萌えでした。
ツーラウンドはしたと思います。
頼朝様の愛が深くて何よりでした(笑)
Name:平知盛
Clan:平家
Status:平清盛の四男
CV:福山潤
平清盛の四男。
柔和な見目と言葉使いから、戦とは無縁のように見えるが、武勇・知略共に優れた武将で清盛からの信頼も厚い。
ひとたび戦場に出れば冷静に戦況を見極め、無情に敵を殲滅する。
栄華を極め、我が世の春を謳歌する平家一族を冷ややかに見ている節がある。
平家の行く先を憂いているが例え滅ぶとしても、それもさだめと静観している。
公式サイト
前作では、平家の一部の血統は異能の力を宿しており、知盛も遮那もその当人。
遮那は平清盛の妹・蓮月の娘であり、知盛とは従妹同士の関係だったと明らかになりました。
そなた(遮那)の泣き顔に一目ぼれして追いかけまわした知盛でしたが、そなたの笑顔も好きになり、壇ノ浦の戦い後は遮那と結婚して平家と源氏の和平の象徴として過ごしています。
遮那は実質、平家の姫だったわけなので、私生活も女房がついて姫扱いです。
今まで侍として生きてきた遮那にはちょっと窮屈そうですけど、知盛がめちゃくちゃ大事にしているのはわかります。
夫婦として、お互い愛を伝えあって幸せそうなんですけど、知盛からの愛情表現と束縛が過激(笑)
所かまわず何回口づけしてんだよ(いいぞもっとやれ)
初期で数えるのは諦めました。
そしてもっとすごいのが束☆縛
屋敷の外に出したがらないし、義兄だろうが家臣だろうが男は全員敵扱いの勢いです。
源氏を訪問する際も自分同伴でないと行かせないし、大人しくするフリしてめっちゃ過干渉だし、もうとにかく自分だけを見て構ってほしいやばい人です。
でも、遮那が内緒で安徳天皇に謁見する根回しをしているのと、とっても重大な理由で夜の営みを拒まれ続けてからは、知将が聞いてあきれるくらい空回りの連続で、珍しい知盛のオンパレードだったと思います。
勘違いして執拗なまでの浮気調査したりとか(笑)
恋愛不得手の教経にまで相談してたのはよっぽど困ってたんだろうな~と。
継信や高綱に、やりすぎると飽きられるよって言われた時は不機嫌になっちゃいましたね。
遮那の気持ちが離れるなんて疑いもしていないし、そうさせないプライドと自信もあるけど、もしもがあって嫌われたら知盛は生きていけないからって自分の行動を見直したりしてました。
遮那のためなら何でもできちゃうのが本当に愛しているんだなと思います。
幼くして戦ばかりしていて、心を閉ざて諦めてしまったから、心身ともに大人ではあるけど、愛情に関してはだけは遮那と出会って時が動き出したばかりだし、まだ成長途中なのかも。
遮那を欲して空回ってるのを子どもっぽいとまでは思わないけど、空っぽだった分飢えまくってるとは思いました。
結局、拒んだ理由は愛情云々ではなく、自分たちの子が能力を持って生まれたらまた不幸が繰り返されるのではないかという憂慮があったから。
徳子の子どもである安徳天皇もその事もあって心配して謁見したがったみたいです。
そちらは知盛が足繁く通ってケアしてたんですけどね。
知盛は遮那の意見を受け止めた上で私たちの愛があれば大丈夫だよ、私が守るよって言ってくれてめちゃくちゃ素敵でした。
狂気が滲んでいた時分は恐ろしいほど全く人の話を聞かなかったですからね(笑)
頼朝の作戦を見た後だと気持ち押しの知盛は浮世を行ってるな~って感じはしますけど、この人は遮那のためなら何だってすると思うから大丈夫でしょう。
幸せな未来にたどり着いて欲しいです…!
あと、このルート、結構他のみんなと知盛との絡みもあるのに、重衡が「兄上兄上」って横で言ってるのが拝めないので少し寂しかったです。
重衡ルートで、もし生き残ったら変わった私を見てと知盛が言っていましたけど、肝心の変われたルートでは重衡も徳子もいないって切なすぎてしんどくなりました。
変わるためには身内の犠牲が避けられない、平家の物語は諸行無常です…。
Name:平教経
Clan:平家
Status:平清盛の甥で知盛の従弟
CV:河西健吾
平清盛の甥で知盛の従弟。繁栄の過程で貴族化していく平家において、侍としての志を大事にしており、平家随一の猛将と言われる。
平家の名に驕ることはないが、強い誇りを持っており、知盛と違って、平家の行く末が危ういとはいささかも思っていない。
同い年である遮那王のことを敵対視している。
公式サイト
戦場では敵として、ライバルとして戦った2人。
壇ノ浦の戦い後は身元を偽り、教経と義経ではなく鷹人と遮那として身を隠して暮らしています。
前作で真相には一切触れないルートだったからか、みんなの重いバックグラウンドも加味せずに進んで、身元を明かせない以外はかなり平和な後日談だったと思います。
微笑ましいシーン、幸せ描写、面白いシーン、邪なニヤニヤ…色んな意味で笑顔になれました。
教経は本当に丸くなりましたね。
闘志むき出しの時代が嘘のように穏やかで、遮那を大切に思っています。
遮那と出かけた先で、花の腕輪を作りあってるシーンとかこれでもかというほどほのぼのしていて、教経って誰だっけ?って一瞬思いました(笑)
恋愛偏差値もLv.1からLv.50くらいには上がったかな。
最高の妻だと言ったり口づけたり、信じられないくらい甘いです。
遮那の作ったご飯おいしいって褒めたりもしてましたし、めっちゃいい夫。
でもまだ大人の階段は登ってなくて、結婚に準ずる形式的なものをやるまでは、遮那が誘ってきても手を出しませんでした。
さすがすぎです。
最初はこちらもそんな平和な夫婦生活を呑気に堪能させてもらっていたのですが、突然爆弾がやって来ました。
…まぁ察しはついてました。
なんとなく予感はしていましたし「数日後事件が起きた」ってフラグが立ちましたし。
知盛と重衡がね、2人を訪ねてきました(笑)
公達と長閑な村の背景がミスマッチすぎ、違和感しかないのにそのうち慣れた村人たち順応性高すぎ!
暇つぶしに来ただけだと言いつつ、最後まで村に居座ってましたね。
2人をおちょくって楽しんでたのも本当だけど、ただただ2人のフォローをしていた様にしか見えなかったです。
なんだかんだ、遮那たちが村に来るまでの筋書きとか、ここでの振る舞い方とか、夫婦としての営みとか、小さな悩みをさりげなく昇華させるように誘導してくれたように思います。
途中に山賊と戦う流れになって、教経の強さとか、女なのに戦える遮那とか、色々庶民にとっては普通でないことが知れたら、住む場所を失くすって2人とも怖がっていたみたいなんですけど。
頼りになる夫婦として認知されることになりました。
将だったから、みんなの中心でリーダー的存在になるのはそういうサガみたいです。
知盛が「肩入れした」って言ってましたけど、狂気も執着もなく知盛が誰かを目にかけて世話を焼いたの初めてじゃないでしょうか。
そう考えると真面目でまっすぐな遮那や教経の性格は大正義なのかも…知盛のように破綻しかけの性格でも応援したくなるみたいな…?
手順はちょっとおかしかったけど、最後は無事に教経と遮那は結婚。
無事に初夜を迎えました。
末永くお幸せに!
Name:武蔵坊弁慶
Clan:??(源氏側)
Status:平家に敵意を持つ僧兵
CV:梅原裕一郎
比叡山延暦寺に身を置いていたが、京の都で平家と問題を起こし放逐された僧。
その後、都で平家相手に刀狩りをしていたが、遮那王に倒されたことで主従関係を結ぶ。
裏表のない気持ちの良い性格で、僧兵としての腕は優れている。
もともと、放逐される前から横暴な行いの目立つ平家には不満があり、源氏の子でもある遮那王には心から付き従う。
公式サイト
前作で出会った2人は、弁慶が親身になって遮那に仕えるようになって以降、ともに惹かれ合います。
どんな状況になっても必ず知盛の魔の手から守ってくれる弁慶の存在は遮那にとって勇気でありかけがえのないものだったと思います。
壇ノ浦の戦いで平家に勝利した後は夫婦として穏やかに暮らしてします。
戦いの傷が癒えた2人は、お世話になった平泉へ旅に出ます。
女であることを隠していたこと、密かに弁慶と夫婦になったこと、色々と秘密にしていなければならないのですが、前者を謝罪するために秀衡様を訪ねます。
このルートでは時の覇者、源氏の棟梁の妹って立場なので遮那はこの上なく身分が高いことになりますよね。
公にはできない間柄ですが、2人は終始睦まじい様子で微笑ましかったです。
お互いを大事にしあっていて安定感が凄かったです。
でも、旅の途中から弁慶がどんどん遮那を欲してきて、次第に雄をむき出しにします。
秀衡のお邸に滞在している時なんかは、近くに他の仲間たちもいるのに我慢できずにそういうことをするもんだから、いけないことをしているような背徳感もありましたね。
遮那との関係がバレないように、弁慶がみんなの前ではわざと距離を置いていたり、いじましい努力をしていて可愛かったです。
春玄にはあっさり全てを見抜かれましたが(笑)
それで、このまま慎ましやかに夫婦でいるつもりだったんですけど、秀衡様が源氏と藤原家のために遮那と泰衡を結婚させると言い出して、結局全員に真実を知られることになりました。
(秀衡様は謀略とかではなく烏帽子親になった親バカ精神での提案でした)
普通は断れない事なんですけど、受け入れてくれて、偽っていた事を一切咎めなかったり、遮那の幸せを優先してくれたり 、婚儀の場まで用意してくれて、秀衡様の心がめちゃくちゃ広くて恐れ入りました。
駆けつけた佐藤兄弟は遮那が人妻になってしまうのをちょっと妬いて弁慶に勝負を挑んでました(笑)
継信がどのルートよりも腹黒さ全開でした。
そして、晴れて正式に夫婦になった2人は住居探しの旅に出て物語は終わるのですが。
道中にイチャついているのが最後の最後まで描かれていてニヤニヤしました!
というか弁慶、お前もツーラウンドめ始めるのかよ!
Name:春玄
Clan:源氏
Status:遮那王の幼馴染み
CV:斉藤壮馬
源義朝の臣下・源重成の子供。
生まれてまもない頃、父親が義朝と共に敗死したため、遮那王と同時期に鞍馬寺に預けられた。
幼い頃より一緒に育ったため、遮那王が女であることを知っている。
遮那王と同様、覚日から兵法と武術を叩き込まれており、剣技はわずかに遮那王に劣るが、明朗で知略に優れている。
細身で女性的な顔つきをしているが、心根は男らしい。
公式サイト
常盤御前の実子で本物の「源義経」だった春玄。
池禅尼の策で遮那が身代わりとなり、そのまま成長して今に至ったのでした。
壇ノ浦の戦い後も2人は変わらず運命共同体として、でも男女としてひっそりと暮らしています。
前作の最後は海辺にいたと思うんですけど、豊前、豊後とあてのない旅をしているみたいです。
表向きは「義経」は死んだ設定なので、存在を知られる訳にはいかず移動を繰り返していて住処を決めて落ち着けないんですね…。
戦後まもない時期なので、十六夜という旅の一座に紛れ、源氏の検閲をかわしています。
前作で春玄の頭脳明晰さが発揮されまくっていましたが、戦わなくなった今も健在みたいですね。
というか料理とかも春玄の方が上手いらしく、ハイスペックすぎやしませんか…。
一座には他の男もいるからって、遮那とは夫婦のフリまでしていて、思考回路も物理も隙がないです(笑)
見物人にとっても遮那の白拍子姿の剣舞は本当に華があって可愛くてファンも多いですし、自分の元に囲い込んで抜かりないです春玄。
そしてちゃんと甘いシーンも数々あります。
名前を呼んでくれたのにプラスアルファでキスを返したり、まだ触れていたいからって上手いこと言いくるめて朝寝坊しようとしたり。
遮那と2人で過ごすことが一番大事なんだろうなって感じがしました。
遮那も同じくらい春玄を求めているし、心が通じあっているだけではなく、ニコイチ感がめちゃくちゃ良いです。
ときどき春玄が意地悪なのも萌え。
ちゅっちゅしてる最中に「そんなに気持ち良かったのか?」とか、なんか官能小説のようなセリフも飛んできて笑っちゃいました!
春玄のそういうシーン結構えろくていい感じでした。
シナリオの途中では義経の偽物に出くわす事件があるのですが、ここでも春玄の頭脳炸裂でしたね。
本物の義経である2人だから偽物を懲らしめて周りも説得できたという感じでしたが、これを機に目的のなかった旅は世直し旅になったみたいでした。
世が平和であって欲しいのは義経であってもなくても遮那の願いで、春玄はなんでも叶えてあげたいって思っているから、これからも2人で志を貫くんだろうなって感じでした。
最後に偽物の話を聞きつけて頼朝たちが現地へ来たんですけど。
継信も忠信も弁慶も2人に会いたいと思いつつ、会ったら2人が義経であったことを思いだすから、会わずに遠くから幸せを願おうって言ってたのは切なかったです…。
以上、ファンディスクをプレイした感想でした。
佐藤兄弟のシナリオはそれぞれの性格がよく出てる内容だったと思います。
それにしても忠信ルートは強大な相手がどちらかと言うと敵で、終わりも前途多難でなかなかに幸薄い感じでした。
重衡ルートは泣いて、そのまま感想を書いちゃったので悲壮感が漂っていますが、めちゃくちゃ良いルートで是非やって欲しいなと思っています。
余談ですけど、重衡と遮那がいい雰囲気になっているシーンでセーブしようとしたらシステムボイスが知盛で爆笑しちゃいました。
「代わりに私が覚えておこうか」って、システムボイスなのに圧を感じました(笑)
まずいところを見られたかな(笑)
今作はFDといことで、前作を知っていてこその展開とかオマージュとかもあります。
流れを理解するのに、個別ルートやifに分岐するまでの前作の共通章はおさらいしておいて間違いないと思います。
あとは、できたら前作のキャラクターの核心(所謂ネタバレ部分)も覚えていたら、より深読みもできるのではないかと。
後日談はものすごく甘々でした。
平家はちょっとドタバタしてたかな(笑)
キャラによっては恋仲になる前とのギャップが凄くて、本当にこの人か?って思うくらい糖度が凄かったです。
次回は評価記事を書きたいと思います。
では👋
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