蛇香のライラ 第一夜(PC版)|ネタバレ感想

2019年02月02日
蛇香のライラ~Allure of MUSK~(PC) コメント0

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こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
今回は噂のライラをプレイしてみました。

本記事は、ヴィンスルートとロランルートの感想を書いています。

※attentionネタバレを避けたい方は【▽ネタバレ】をクリックせずにお進みください。
辛口コメントも含まれる場合があります。
閲覧には各自で注意してください。
宜しくお願い致します。


蛇香のライラ~Allure of MUSK~第一夜ヨーロピアン・ナイトとは


▽蛇香のライラ-Allure of MUSK-第一夜ヨーロピアン・ナイトプラットフォーム: Windows
メーカー:オトメイト×フロンティアワークス
発売日:2018年12月21日
公式サイト:https://www.otomate.jp/triangle/lyla/


▽オープニングムービー


あらすじ


某年7月、熱砂の国–シャナーサ王国、ヒラール宮殿で「世界次世代指導者会議」が開かれようとしていた。

シャナーサ王国の一角に店を構えるショーサロン・カマル。
夜な夜な男たちで賑わう有名店。
そこに務める、名高い踊り子「舞妖妃」と称されるシリーンには裏の顔があった。
それは密偵−スパイ。

予期しないクライアントの依頼から、9日間の甘美で壮絶な任務が始まったのだった。

ヴィンスルート感想


ヴィンスアイコン
ProfileName:ヴィンス・ルーガン
Age:25
Status:ルーガン王国第一王位継承者
(CV.谷山 紀章)


軍国主義国家であり、力によって近年領土を広げている。
この地域にしか生息しない蜂を使った、養蜂業が国益を支えている。
女を政治の道具としか見たことがなく、残忍な一面もあるが、判断能力に優れており、策士タイプの優秀な指導者。
用心深く、自分の目で見たもの、聞いたものしか信じないが、その分、信じた相手とした約束はどんな小さな事でも守る誠実さがある。
参照:https://www.otomate.jp/triangle/lyla/chara



最初に謝っておきます。
このルートだけ一瞬ホモ臭を感じました。←
私は地雷では無いですけど、乙女ゲームだとギリギリアウトだと思います。
シリーンとすれ違ってしまい、戸惑っていたり気まずかったりしたのはわかりますけど、「今日はテオの部屋で寝るか」発言だけはやめてください(笑)

さて、そんなギャグは横に置いて…。

このルートは、ヴィンスが王族として成熟するための道のりを描いたルートだったと思います。

クーデターが起きたり、国を取ったり取り返したりなど、細かいところはご都合主義なのですが。
シリーンとヴィンスが出会ってからの2人の移り変わりとかはすごく過程が丁寧で楽しかったです。

ヴィンスは、冷酷な王子として見られていますが、中身は不器用でとても真っ直ぐな優しい王子でした。
ルーガン王国は男尊女卑の国で、発言権を与えられた女性しか喋ってはいけないほど厳しいそうです。
ヴィンスは権利を与えられる側なんですけど、例え喋ってよくてもみんな人形みたいに動かなくて、ヴィンスには全員同じように見えちゃってたんですよね。

でも、シリーンはたくさん動くし、たくさん話す。
初手で誘惑してきたかと思えば、ヴィンスを悪くいう相手には言い返す。
ヴィンスがシリーンに興味を持ったきっかけは、ヘナタトゥーの効能だったとはいえ、女性に対して自分の欲が動いたからだったとは思います。
でも、知れば知るほど読めない人で、自分の意志と男の本能とで追っていた気がします。

自分からシリーンに仕掛けたりもしましたけど、根が真っ直ぐなので駆け引きとか向いてないって再自覚してましたし、何より相手を傷つけないことを最優先にしてるのが誠実の極みでした。
そして、シリーンが欲しい時もドストレート…!
好きになるととことん触れたくなる人みたいで、昔女で痛い目にあったルーガン王国の祖先後を間違いなく継いでいるなと思いました(笑)

でも基本的にはヴィンスのとてもいいところで、他にも国民とか、誰に対しても隠し事とか全くせずにストレートに発言するし、自分に非がある時でも面と向かってちゃんと相手に向き合える(謝れる)ので、潔くて好きになりました。
もちろん、裏切りのテオドールともちゃんと向き合ってからカタをつけます。
誠実&律儀です。

親友のテオドールにクーデターを起こされてからは、一気に今までの自分の至らない点がヴィンスを苛んで、自分を許せないし、状況を打破しなければいけないけど、味方はいない…と追い込まれますけど。
シリーンが支えとなってくれたことで、完全に好意が好きに変わったのかなと思いました。
初手でヘナタトゥーに抗えた時点で自分に厳しい人だとは思いましたけど、王子としては真面目すぎて自分を追い込みすぎる人の印象ですね。

シリーンは一言で言うと、密偵として近づいて、ヴィンスの人柄(ターゲット)に惚れてしまいました。
スパイとしてはダメダメなんでしょうけど、頭が回る子なのでヴィンスと行動する時はとても心得ていました。
出しゃばらず、でもヴィンスが間違っていたらやんわり止める…色々完璧なんですけど。
仕事の都合上、男性の醜悪な部分ばかり見てきているし、本気の恋愛方面は経験値ゼロなので、ヴィンスに会うまでちゃんと男性を知らなかったっていうのが、官能系のゲームなのに凄いギャップでしたね。

だからこそいい意味でスパイを突き通せなかったし、恋愛のいいところを知れたのですけどね。

しかも、ヴィンスがシリーンに手網を握られているのかと思いきや、シリーンもヴィンスに戸惑いまくっているのも良かったです。
仕事で嘘をついている時はヴィンスの真っ直ぐな目が苦手でしたけど、ヴィンスの気持ちを知ったあとは真っ直ぐな目で見られると恥ずかしくなっているのが完全に乙女になったな~と(笑)
ある意味どちらもウブだなと思いましたし、すごくお似合いの組み合わせなんじゃないかと思いました。

終盤に入って、いよいよテオドールから国を取り戻すモーションに入るとライザール王に頭を下げて助力を乞うのですが。
頭を下げられるのも凄いし、既に一国の王である人のお眼鏡に適うのもヴィンスの素質があってこそだと思います。
シリーンと過ごしている中で視野も広くなりましたし、みんなが「いい王様になる」と言うのも実現可能だと確信できる瞬間でしたね。
ハピエンまで進んでも、戴冠式とシリーンを妻に迎えるところまでしか描かれていませんでしたので、続編があるのならその後のヴィンスとルーガン王国も見てみたいです。
シリーンもそう願っていましたしね!

BAD EDは、クライデル帝国みたいな国になってしまいました。
シリーンが女王蜂みたいな感じで、ヴィンスがしもべ…。
2人の恋も、ルーガン王国の未来もどん底に落ちてしまって「うわぁ」って感じでした。
でも、BADのえも言われぬ背徳感とか、妖しい雰囲気とかはぞくぞくして最高でした。


ロランルート感想


ロランアイコン
ProfileName:ロラン・クライデル
Age:22
Status:クライデル帝国第三王子
(CV.立花 慎之介)


女たちが支配していた國で、イベリスが綺麗に咲き誇る城壁の中、男たちは鳥籠の鳥のように、隔離されて育てられていた。
内気で根っからの世間知らずだが、女の扱いに関しては、ある意味生きる知恵として身についている。
侵略された際に、一族は惨殺され、大事な妹が連れ去られている。
運良く自分だけ助かった。
参照:https://www.otomate.jp/triangle/lyla/chara



儚そうで庇護対象ぽくも見えるロランですけど、色々手馴れていてギャップが凄いルートでした。
ちょっと闇を含んだキャラクター性とか突然色っぽくなるターンとか良かったですし、さすがの立花さんの演技も凄かったです!
シリーンは生娘だしヴィンスは硬派だし、対異性方面の経験値だけで言うとロランの足元にも及ばないと思います(笑)

物語でロランは、妹のパメラを探していて、攫ったのがヴィンスではないかと目星をつけて、シリーンに依頼をしてきます。
本当はテオドールの策略なんですけど、事実が明かされるまでは自身も慣れない潜入までしてパメラを探していました。
パメラそっくりの人形を持っているほど物凄い執着がありますし、いつも理想のパメラ(人形)に話しかけたりしています。
パメラもヴィンスに対して同じような感じなので、この辺はクライデルの血筋かな…(笑)

なんでパメラがそんなに良いのかと言うと、打算でもなんでもロランが唯一自分に優しくしてくれたと思っているのが妹のパメラだからです。

クライデル帝国の、女性が強くて男性の立場が弱いというお国柄のため、ロランがどんどんおかしな方向が「正しい」と認識して育ったんですよね。
生まれつき軟禁生活を強いられて、外に出られないことに違和感を覚えないところからもうやばいんですけど…。
ロランをひん曲げてしまった戦犯は確実に侍女1です。
後に侍女たちの野望にパメラも巻き込まれて、ロランの機嫌を取るために利用されるのですが、理由はどうあれ自分に会ってくれる唯一の肉親だったんです。
最終的には女王が始末をつけましたが、ロランにとっては侍女たちの真実やパメラと会えなくなること、目の前で繰り広げられた光景がフラッシュバックしてパニックになるほどの過去になってしまいました。
クライデル帝国の女怖い…。

でも、自国を嫌いなわけではなく、シャナーサで見た各国の王子たちに刺激されて、王子として何かできないかと考えている描写もありました。
一応王族だから、潜在的な意識があったのかな?

シリーンとは、任務の依頼人とエージェントという関係からスタートして、フラッシュバックしても慣れない生活に失敗しても、仕事として自分に優しくしてくれるシリーンに興味を持ちます。
そして、接しているうちにその奥にあるシリーンの本当の優しさに気がついて好きになっていきます。

任務だとしてもヴィンスの近くへ行くことを何度も止めていましたし、ご機嫌取りとかそういうのではなくてちゃんとロラン自身からのアプローチもくるし、なかなか楽しい恋愛でした。
乙女ゲームのヒロインって、個別ルートだと無茶をする攻略対象を助けるか止めるかすることが多いイメージですけど。
恋愛的な意味で攻略対象に引き止められるのを振り切って仕事へ向かうのってなんだか新鮮でしたね。

パメラの人形が本人に壊された時は、ロランは一瞬感情が消えたような感じになっていましたけど、理想のパメラは現実にはいないことに気がついたのかなと思います。
そして、パメラへの執着から脱して、理想は押し付けてはいけないし、本当に心から人を好きになることを理解して、その相手がシリーンだったのだと思います。

この愛を知る段階ってロランにはかなり大事で、閉じ込められていた頃の愛や状態が普通と思ったままだとBAD EDに行っちゃうんですよね。
シリーンを人形にして閉じ込めるか、侍女たちの相手をしていた状態に戻るか…。
なので、恋愛過程の少しずつ段階を踏んでいくことが、ロランのハピエンへの道のりにすごく意味があった気がしますね。
最後まで変われなかったパメラは可哀想であり、ロランとの対比にもなっていて、完璧な当て馬キャラですけど、いい仕事してたと思います。

でも、BAD EDの妖艶なロランのスチルは捨てがたい…というかめちゃくちゃ妖しくて良かったです…!

ハピエンに進むと、パメラは自分になびかないヴィンスへの八つ当たりをシリーンに仕掛けてきて、闇社会の色々を経て、一時は鱗帝国の皇驪のものとなります。
もちろんシリーン自身も自国へ帰る努力をしますけど。
ヴィンスと対等に渡り合ったロランが、ルーガン王国の中に自治領を得て領主になり、シリーンを迎えに来てくれるんです…!
皇驪とも交渉できてましたし、物凄い成長ぶりでした。

でも、立場とかに執着はなくて、いざとなればいつでも放棄していい程度のもので、最優先がシリーンだ、と言いきった時はかっこよかったです。


以上、感想でした。

5時間もあればクリアできる内容でした。
ストーリーは飛び飛びな部分もありますけど、王道なのでついていけますし、さらっと読めます。

作品のテーマについては、雰囲気とキャラの言動行動が色っぽくて官能的って感じです。
官能小説が大丈夫なら問題なく挑戦できるゲームです。

まだ序盤なので、真相などには程遠い段階ですけど、今のところ可もなく不可もないゲームだなと思いました。

では👋



追記
2019年9月に発売された「蛇香のライラ~Trap of MUSK~」をプレイ致しました。
こちらはSwitch移植版です。
ヴィンスとロラン以外の感想はこちらでご覧ください。
蛇香のライラ-Trap of MUSK-一覧へ。


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ゆり子
管理人: ゆり子
10代から乙女ゲームを愛してやまない社会人女性。
真面目堅物の照れ・デレが大好物です。最近は独占欲の強い紳士にも走りがち。
備忘録も兼ねてゲームの感想・評価ブログを始めました。
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