イケメン戦国◆時をかける恋 新たなる出逢い(Vita版)|ゲーム紹介とキャラクター別感想

2021年11月09日
イケメン戦国◆時をかける恋 新たなる出逢い コメント0

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こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンと三国恋戦記・薄桜鬼記事への拍手をたくさん押していただき感謝致します!

先日までは三国志(三国恋戦記)の世界にトリップしていたゆり子です。
そして今回もまたトリップ!
日本の戦国時代に行ってきたいと思います。

※Attention
ネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はお受けしておりませんのでご注意ください。
よろしくお願い致します。


プレイソフト


▽イケメン戦国◆時をかける恋 新たなる出逢い
プラットフォームVita
メーカーIF/CYBIRD
発売日2018年3月22日
CEROD(17才以上対象)
公式サイトhttps://www.otomate.jp/ikemen_sengoku/



▽プロモーションムービー



▽オープニングムービー



ゲーム概要


あらすじ


京都に旅行中、突然の雷に見舞われ戦国時代にタイムスリップしてしまったあなた。

目を開けるとそこは、本能寺の変の真っ只中だった。
燃え盛る炎の中、偶然あなたが助けた男は戦国武将「織田信長」で、なんと彼に気に入られてしまう。
戸惑うあなたの元に有名武将たちが次々と現れて……?

あなたは元の時代に戻るため、しばらくの間、戦国時代での生活をすることに。
危険な目に遭いながらも、彼らとともに過ごすうち、特別な感情が芽生えはじめて……。


公式サイトからの引用です。

システム


基本はいつものオトメイトさん仕様です。

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)
アイキャッチ
フォント変更×


特殊なシステムもなく、選択肢を選んでシナリオを進めるスタンダードな乙女ゲームです。

ロードだけ少し遅い印象です。

プレイ雑記


イケメン戦国は株式会社サイバード(CYBIRD)さんの「Ikemen Series」のひとつです。
元々はアプリゲームで、オトメイトさんが一部をCSゲーム化しました。

私は、アプリ版未プレイ、短編アニメ視聴済みの状態で進めていきます。

このゲームは日本の戦国時代がモチーフで、有名武将たちが超イケメンとしてたくさん出てきます。
史実も時間軸もあまり意味がなさそうなストーリーなので知識なしのプレイでOKだと思います。

主人公はデフォルト名が水崎舞。
戦国時代の知識はほとんど無い現代人です。
共通章での印象は行動派で、結構向こう見ずな質に思います。
自分の意見ははっきりと言えるみたいで、初対面の武将たちにも「嫌です」とか言える度胸はある女性です。

また、猿飛佐助は同じく現代からトリップした男性が担っています。
SFの説明をしてくれたりと案内人のような役割兼身を案じてくれる同郷仲間です。

Vita版の攻略キャラクターは全部で8人。
織田信長、伊達政宗、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、森蘭丸、今川義元です。
キャラクターの関係性は史実と異なる部分も多いようです。
CYBIRDさんの相関図を拝見するのが確実です。
※相関図自体はアプリ版のものです。

戦国武将はゲームとか関係なく毛利元就推しなのですが。
今回はいなくて残念…。
ですが、有名武将ばかり出てくるゲームで、歴史好きとしては嬉しいです。

以降は個別√の感想です。

織田信長ルート感想


織田信長
人物紹介名前:織田信長
ドS×唯我独尊
(CV.杉田 智和)

天下統一を志す、冷酷非道な戦国武将。
常識離れした思考を持ち、血も涙も無い振る舞いから「魔王」と呼ばれ畏れられているが……。
命を助けられたことをきっかけに、幸いを運ぶ女として主人公を気に入る。

公式サイトからの引用です。


天上天我唯我独尊な自信の塊がゴリゴリ押してくる感じです。
ドSはそんなにではなかったと思います。
微Sくらいです…!

信長は地位・権力・財・イケメンと高スペックの上様ですが、舞ちゃんはそれに関係なくはっきりとNOを言える人です。
秀吉などは「意見するとは何事か?」という感じでしたが。
信長はその思い通りにならないところを気に入って傍においてくれました。

蹂躙してやろうと囲碁で勝負して、勝ったら好きな部位を相手の自分の自由にできる、なんてゲームをやり始めて、まぁそれはお戯れになりましたね(笑)
負けたら負けただけ彼のものになってしまうシチュエーションが好きだったらめちゃくちゃ楽しいと思います。

舞ちゃんは嫌よ嫌よも好きのうちなのか、ビ〇チなのか、とりあえず喘ぎすぎ(笑)
官能小説かと思ってちょっと笑っちゃいました。
そしてなぜ舞ちゃんだけで、信長様にそういう色っぽい吐息なりなんなりがないんだと思いました…!

恋愛は恋が始まるより接触の方が色々早くて、それはそれでイケメンに翻弄されるシチュエーションとしては糖度が高いですが。
恋愛過程が正直微妙で私はそんなに萌えきれなかったです。

舞ちゃんは絆されたのと、戦で人を斬って壊れていく信長への心配とか、冷血なだけでなく実は無駄死にを許さない考え方をしていたりで、好きになったのかなとは思いました。
舞ちゃんからは信長の冷たい目とか苦しそうな顔とか、影がありそうな部分も見えていたのですが、あまり深入りしなかったのでそこを詳しく語って欲しかったです。

信長の方も、初めの時点の「お気に入り」がどう「愛」になったのかイマイチわかりませんでした。
舞ちゃんから信長へは特に何かやった訳でもなくて…。
傍にいさえすればいいとは言いましたが、いつ好きになったのかな~と。
眠りの浅い信長が舞ちゃんと一緒なら熟睡できたり、ちょっとした言葉に頬染めの立ち絵が出たり、結構突然に好きモーションがきてびっくりしちゃいました。

EDは戦国時代に残るもの、ヒロインだけ帰還するED、信長も現代に来るEDがありました。
おそらく戦国時代に残るのがハピエンかなと思います。
BADはなさそうで、強いていえばヒロインだけ帰還が悲恋のようでした。

戦国時代に残るEDも、一回現代に戻ってしまい、また戦国時代に帰ることになるのですが。
ラスボスが舞ちゃんを現代に戻そうとするワームホールっていうのが笑っちゃいました。
唯我独尊だから、もはや人間相手は負けるとか辞書に無いのかもしれません(笑)

現代に帰った時に、歴史書に舞ちゃんのことを残すくらい好きだったのを知ったので、もうちょっと恋愛過程が丁寧だったらその想いの大きさに最高に萌えていたので、もったいないなと思いました。

信長が現代に来るのも、面白かったです。
元々新しいもの好きとはいえ順応力高すぎて笑いました。
インターネットも使いこなせるみたいです(笑)



伊達政宗ルート感想


伊達政宗
人物紹介名前:伊達政宗
破天荒×快楽主義者
(CV.加藤 和樹)

破天荒な快楽主義者。
好戦的かつ豪放な性格で、好奇心のままに主人公を翻弄する。
その一方で武将としての信念と覚悟を貫き通し、部下たちとの絆も深い。

公式サイトからの引用です。


将としてらしくあることと思うまま今を生きることのために揺らがない覚悟がかっこいいです。
領主として部下や領民思いで、視野が広くて気が利くし、意外と世話好きな性格…?。
料理できるとか芸術系に明るいとか、史実で出てくるようなスペックも持っていて、人物像は歴史に忠実かもしれないと思いました。

下戸はギャップ萌え。
光秀にお酒と水をすり替えらるわるさをされたときは笑いました。

舞ちゃんも政宗に勇気づけられたりデザイン画を褒められたりして、確かに好きになっていくような要素がありました。
政宗を意識するようになるきっかけが突然のキスだったんですけど、やっぱり舞ちゃんって絆されやすいのかな(笑)
でも、好きになる手前で、政宗の覚悟の強さと比例する冷酷さを目の当たりにして「怖い」と思う時期もあって、山あり谷ありでいい恋愛過程でした。

好きを自覚してからは政宗を守りたいと思って、女の身で戦場にまで出ていくすごい行動力を発揮して、完全に政宗の破天荒がうつってましたね。
家康がよく一緒にいたんですけど、政宗カップルに振り回されて気苦労が絶えない感じでした。

政宗の心の変遷も丁寧に描かれていたと思います。
最初から「取って食ったりしない」と扱いが丁寧だったので、守備範囲には入れてもらえていて。
舞ちゃんの信念に従った行動を好意的に受け止めてくれたり、緩んだ笑顔を見て突然キスしてきりで、段々と好きになったんだなと思いました。
それで、後になってその笑顔の良さとか良いと思った理由について自覚したみたいです。

自分の信念がある人だから舞ちゃんがどんな立場であろうと斬り捨てることができるはずだったのに、初めて覚悟を揺らがせて惚れた弱みになる相手ができる、とてもいい流れでした。
将来性が皆無だったわけではありませんが、「今」を楽しんでいた政宗がこれからもずっと舞ちゃんを所望するのは、本気の恋をして変わったなと思いました。

戦国時代残留EDでは、奥州について行って実質嫁入り。
デザインや針仕事の部屋まで用意してくれて、好きな事させてくれるなんて政宗最高か!と思いました。
最後にラブラブしてたのはめちゃくちゃ甘くて良かったです。

現代に来るEDは、政宗が馴染みまくってましたね。
帰るまでに農業とか医療とか学ぼうとしてましたし、色んな洋服を所望してましたし、時空超えのハネムーンと言って楽しんでました。
快楽主義って一周回ってポジティブ精神なんじゃないかと思いました。

2人クリアしてみて、武将たちが戦に丸腰の舞ちゃんをわざわざ連れて行っちゃうのはツッコミどころかと思っていたのですが、テンプレっぽいので目を瞑った方が良さそうですね。
あと、悲哀のヒロインだけ強制帰還も似たような展開になるようですね。
この√は恋愛過程が良かったので、政宗が舞ちゃんが消えた後も生涯大事に思っていた壮大な愛に泣けました。



豊臣秀吉ルート感想


豊臣秀吉
人物紹介名前:豊臣秀吉
モテ男×兄貴肌
(CV.鳥海 浩輔)

信長の忠臣。
面倒見の良い性格で、多くの家臣や女性に慕われる色男。
ただし、信長に害を及ぼす者には容赦がなく、初めのうちは主人公のことも警戒している。

公式サイトからの引用です。


一回信長の身の危険に気が付いたらすぐに打ち解けられました。
というか、疑っている時期まで世話焼きを発揮しまくっていて、舞ちゃんの見張りって信長のためじゃなくて戦国時代に不慣れなのを手助けするためなんじゃないかとすら思いました(笑)
義兄妹のように仲良くなったのですが、後々これが墓穴みたいになったのが良い感じでした。
秀吉の恋愛の不器用さが出ていてたと思います。

舞ちゃんは物理的にも精神的にもいつも過保護に守ってくれる秀吉をどんどん好きになって、気持ちがかなり膨らんでから自覚しました。
秀吉の性格は乙女ゲームによくいる頼れる兄貴系で、温厚です。
舞ちゃんは戦などに否定的なので、それとは遠い人柄に単純に惚れたのかなと思います。
要所要所でその良さに気が付いていましたし、戦前の秀吉のキリっとした態度には「あんな顔するんだ」とちょっと怖さと驚きがあるようでした。

秀吉の方は義妹への庇護欲がどう恋愛に変わったのかがあまりわからなかったですね。
女の人からもらった大量の文の内容は舞ちゃんを気にしてぼかしたのかなという場面はあったのですが。
その後は大きな転機もなく、突然舞ちゃんの存在が恋愛ゾーンに入っていました。

秀吉自身が庶民出身なのもあって、舞ちゃんの身分に拘らない発言に同じ価値観を見出したりとか…恋じゃない部分の相互理解は良かったんですけどね。
恋愛の入り方がどうにも煮え切らなくて、その後の展開に乗り切れなかったのがおしかったです。

お互いに両想いで、兄妹だと言ったけどその関係を脱却したいのに、舞ちゃんは帰る事を気にして、秀吉は信長に仕える事を重視して舞ちゃんへの気持ちを自制して。
好きを仄めかすし、しっかり他の人に牽制もするのに核心を言葉にしないから距離感に気まずくなったりとか、絶対に楽しめたはず…。
私としては萌えられそうなとてもおいしい展開だったので本当にもったいないです。

でも、秀吉が完全に舞ちゃんの事を想っているのに、まだ「信長様のために命を捧げる」って発言して本人に呆れられたりするのは良かったです。
嫉妬してたのに模範解答を言っちゃうのが信長的に面白くなかったんだろうな~と。
「阿呆」で済まされましたけど、信長は絶対心の中で「惚れた女に命かけろ猿」って思ったに違いない(と妄想がはかどりました)

何も言ってないのに秀吉の恋に気が付いた光秀にまで心配されてましたし、むしろ光秀との対峙の方が気持ちが読みやすかったのがなんだかなぁと思っちゃいました。
信長の家臣団として気に食わないけどお互いに一番信頼している感じがひしひしと伝わりました。
ハピエンで最終的には舞ちゃんに命を懸ける宣言をして、信長も光秀も家臣団もようやくか、と反応しながら秀吉をつつきまくってたのは微笑ましかったです。

EDで気持ちを伝えあったあとは秀吉が全然兄じゃなくて、めちゃくちゃ色っぽくなってました!

現代に行っちゃう方は、秀吉がアルバイト始めててびっくりでした。
武将はみんな順応力高いみたいですけど、自分で仕事に就いているのは突出してると思います(笑)
稼いだお金で舞ちゃんに洋服を買ってあげていたのは好感度爆上がりでした。

3人目をクリアしたわけですが、舞ちゃんが敵に攫われるのもテンプレ展開のようですね。
感想の流れで書いていないのですが、今のところ毎回顕如か上杉勢に連れていかれて攻略キャラに助けられています。
シナリオの細かい部分は被っていませんが、時々金太郎飴のようなところもあるみたいですね。
この√では信長まで攫われて笑っちゃいました。



徳川家康ルート感想


徳川家康
人物紹介名前:徳川家康
野心家×天邪鬼
(CV.増田 俊樹)

権力を得るために信長と同盟を結んだという、ひねくれ者の野心家。
弱いものが嫌いという理由で、主人公にきつく当たる。
心を頑なに閉ざす態度には、隠された悲しい過去があり……。

公式サイトからの引用です。


筋金入りのひねくれた性格で、どこまでも素直じゃない人でした。
そして素っ気ない塩対応。
でも指摘は全部的確で、舞ちゃんの甘い考えや隙を直球に言ってくるのはめちゃくちゃ好感をもてました。

最初は本当に興味がなくて会話も早々に終わらせてしまっていたのですが、三成が提案した弓の稽古をやり始めてからは態度が明らかに変わりましたね。
ちょっと気にするような素振りから、自発的に舞ちゃんに質問するところまで興味を持ちましたし。
聞いた事を活かして弓術の稽古のご褒美をあげるなんてやり手でした。

きっかけを作った三成はヒロイン以上に鈍感で、誰の恋愛にも気が付かなかったですけど、その他の信長の家臣団が家康の軟化していく態度を見てニヤニヤしながら見守っていたのはこちらもにやけました。
照れ顔の立ち絵も早々に出てきましたし、多分家康の方が先に舞ちゃんを好きになっていたと思います。

でも時折出てくる家康から今川へのトゲや冷たさ等、過去に関しては詳細は追求されませんでした。
史実の、家康(竹千代)が今川氏との人質交換で複雑な成り行きがあったことが基盤なんだとは思いますが…。

舞ちゃんの方は、冷たい態度から家康に苦手意識を持っていました。
家康と顔を合わせるのが億劫だったり気まずかったり…。
でもヤケクソで始めた弓の練習で家康と接近してドキドキはじめて、なんだかんだ弓術を楽しみだしてポジティブでした。

舞ちゃんを狙った輩に家康が捕まった時は、ものすごく心配して駆けつけましたし、マイナスからよくぞプラスに持ち直したなと思います。
そしてその後はベタ惚れでした。
自分から家康の御殿に行きたいと言ったり、素っ気ない言葉が褒め言葉に聞こえたり、恋は盲目とはまさにこの事だと思いました。

戦の方も、舞ちゃんが足でまといになるところもありますが、家康のピンチにひとりで伝令役をやり遂げてカバーできていて良かったです。
相変わらず攫われたりしましたけど、その時は謙信に惚れられて追い回されたりして、ちょっと面白かったです(笑)

謙信の舞ちゃんへの好意に誰もが気がついているのに、三成は人として好きだと思っていて。
その三成も自覚がないだけで舞ちゃんへの異性としての好意を持っていて。
他の家臣団も舞ちゃんを気に入っているし、家康の恋敵が大量発生してました(笑)

現代EDと悲恋EDはどちらもあっさり帰ってしまうものでした。



武田信玄ルート感想


武田信玄
人物紹介名前:武田信玄
大人×女たらし
(CV.梅原 裕一郎)

武田家再興を狙う、「甲斐の虎」と恐れられる戦国武将。
敵に対してはとことん冷徹な男だが、家臣には懐の深い主君として慕われている。
一方で、女たらしな一面があり、大人の色香で主人公を口説く。

公式サイトからの引用です。


甲斐の虎はもの凄いチャラ男。
甘い言葉を並べてナンパしてくるけど、大人の余裕がある人だからつれなくれても優しいし怒らないし諦めないし、これは陥落する人多いわ、と納得でした。
でも病を患っているから大切な人は作らずに一時の娯楽として楽しんでいました。

戦に関しては、死ぬまでに信長の首を落とそうと得意の情報戦術を常に張り巡らせていました。
こっちはかなり本腰を入れていたと思います。

舞ちゃんのことは一応織田軍にいることと、信玄の守備範囲に入ったこともあって攫ったのかなという感じでした。
恋愛過程は警戒心の強い子がチャラ男に落とされまいとしている図で、期限内に信玄が舞ちゃんを笑顔にさせたら勝ちという軽いゲームのように進んでいきます。

月よ姫よと言われて絆されないように選択肢を選んでいけばいいのですが。
舞ちゃんはヒロイン特性で恋愛には鈍いから恋の駆け引きもできなくて、知らないうちに信玄のペースで距離を縮められている気はしましたね。

現代での夢だった服飾デザイナーに関してのことで褒められると、ナンパの甘言とは違って心に響いてくるのかちょっと緩んでいました。

最初は本当に嫌がっていたのですが、信玄が本心を見せないことや生き急いでいるような言葉、急に突き放してきたこと等、自分から興味を持つようになって、どんどん手遅れになっていくな~と思いながら読んでいました。
信玄が気を回していないところで坩堝にハマるという、口説き文句不要の落ち方ですね。

信玄の方も、舞ちゃんがお眼鏡にかなうどころかぶち抜いてくるくらい素敵な人だったみたいで、深みにハマってしまっていました。
深窓の姫君ではなく将来の夢に向かう姿を眩しく思ったり、自分の機微に聡かったりと、心を動かされたのかなと思うシーンは結構ありました。
女の子の前でかっこつけつけだった男が、弱さや本心を見せたり、戦と恋を掛けて戦術を説いたり、良い所以外も見せるようになる変化が良かったです。
それからの褒め言葉はリップサービス感がなくなってグッときました。

舞ちゃんの呼び方も「安土の姫」からだんだんグレードアップしていって「俺の姫君」や「俺の天女」に変化。
これはわかりやすい本気度の指標だったと思います。

病で自分の終わりを予見していたのに、恋の駆け引きを超えて舞ちゃんが好きと言ってくれたあとは、自分もそこにいる将来を考えるようになっていて安心感がもてましたね。
信長打倒の悲願を捨ててまで甲斐の安泰や舞ちゃんと過ごす居場所やこれからを選んだのは領民に慕われた歴史の信玄そのものだなと思いました。

ハピエンは、病を治すために信玄が現代に行くことになったんですが、ワームホールが出現したところで終わってしまったのでめちゃくちゃ続きが気になります。
無事に現代に行ったのか、病は治せたのか、戦国時代に戻れたのか、歴史はどうなったのか、気になりすぎて眠れない…!

でも、過程は違いますが、現代EDの方がその先を書いたようなストーリーになっていました。
一度は舞ちゃんとの未来を諦めて戦場に散る気でしたが、生き残って現代にトリップし、病を治して戦国時代に戻る流れでした。
歯の浮くようなセリフは相変わらずですが、無邪気にお菓子を食べている子どもっぽいところ等も見れてめちゃくちゃ良かったです。



上杉謙信ルート感想


上杉謙信
人物紹介名前:上杉謙信
カリスマ×ヤンデレ
(CV.三浦祥朗)

圧倒的なカリスマ性を持ち、「軍神」と呼ばれる戦国武将。
無類の戦好きで、自らの勝利を疑わない。
主人公に対して冷たく突き放す態度をとるが、それには理由があるようで……。

公式サイトからの引用です。


よくいる古からのヤンデレで、ヒロインに誰よりも執着・依存≒愛しているのに、精神が脆いから失うのが怖くて過激な守り方をする人でした。

まず謙信の女嫌いは、過去に結婚する予定だった伊勢姫を失った件で、失うことを酷く恐れていて。
自分には戦の才があるけど、戦うことしかできず、巻き込んだ人を不幸にしてしまうからという優しさで遠ざけているだけでした。

でも恋愛過程はそれが嘘のように急でした。
初手は茶屋で不逞の輩に絡まれたのを気まぐれで助けたのだとして、その後も会う度に舞ちゃんに構っていたんですよね。
最初から嫌悪感等も一切描かれていませんし、ちょっと素っ気ないだけで普通に接していました。
なのでなぜ舞ちゃんのことだけは大丈夫だったのかわからなかったです。

舞ちゃんはと言うと、戦闘時と普段の謙信との差に戸惑います。
いつもは気だるげだけどなんだかんだ良くしてくれるのに、冷たく刃を向けて命の価値を感じないと言われたり、謙信が戦で熱に浮かされたような目をして危うい笑みを浮かべていたり…戦に否定的なのでショックと恐怖が相当あったと思います。

ガラス玉のようと言っていたので、謙信の目に人の命はきっと映っていないように見えたのでしょう。
目の前に敵が来たら斬るだけとか、どこか感覚の壊れた狂気もありました。

でも、部下の佐助の悲報を聞いた時に取り乱したりして、自分の懐に入れた人は特別扱いですし、義理堅さを発揮します。
激情型だし脆いところがあるから多分失わない事を諦めることで自分を制御していたのだと思います。

舞ちゃんはそんな謙信の様々な面を見て、放っておけない気持ちが好きに変化していきました。
謙信の危うさも丸ごと好きと受け止めて、謙信を正常に戻すというよりは舞ちゃんが歩調を合わせた感じがしました。

でも気持ちが通じるまでは大変でした(笑)
謙信は舞ちゃんにめちゃくちゃ執着していて、閉じ込める理由を探していたところに丁度いい状況ができて、牢屋に監禁…!
無理やり閉じ込めたのに、舞ちゃんの笑顔が見たくて牢屋を装飾したり喜びそうなものを持ってきたり、色々愛情表現が過激で奇怪でさすがヤンデレでしたね。
寂しくて謙信と離れたくないときの「離さないで」の解釈が「縄で繋がれたいのか」はお腹がよじれるくらい爆笑してしまいました。

また、信玄が謙信に対して「難儀だな」と言うのですが。
確かに、謙信を安心させて牢屋から出るのもの大変でしたし、両想いになってからも幸せな地獄にいると表現していて。
幸せであればあるほど失うことを常に気にして業を煮やしてしまうしんどい性格してるなと思いました。

舞ちゃんが刺客に斬られた時はついに歯止めが効かなくなって、害成すものを滅ぼす修羅になろうとまでしましたし、本当に極端から極端に走る…。
それで悲しい結果を招いても構わないと思っているのが悲しいですし、心配した信玄たちの協力で舞ちゃんが止めましたけど、謙信が地獄から戻ってくるのは時間がかかりそうでした。
愛は誰より大きいけど、ヤンデレは人の話を聞かないので大変です。

ハピエンでも謙信が激情を抑えてなんとか過激になりすぎないバランスを取っているようでした。
謙信を無理やり変えることは出来ないから、謙信色に染まった方が今は幸せなのかもしれません。
ヤンデレのままでもおいしいですが、早く憂いがとれてただ幸せと思える日が来たらいいなと思うEDでした。

BAD EDは離れ離れになる悲恋なんですが、謙信はなぜか健全に舞ちゃんだけを愛し抜いたみたいな歴史になってました。
せっかくのヤンデレBADなので謙信が余計に拗らせたり、狂ったりしたの見たかったなと思いました。

現代EDはカリスマ性から裏社会のボスみたいになっていて(笑)
才能の使い方を間違っていました。



森蘭丸ルート感想


森蘭丸
人物紹介名前:森蘭丸
小悪魔×腹黒アイドル
(CV.蒼井 翔太)

信長の小姓で、皆に愛されるアイドル的存在。
自分の魅力を自覚し、あざとい可愛さを振りまく一方で、どこか陰のある表情を浮かべることも。
実は、織田軍以外の人物と繋がりがあるようで……。

公式サイトからの引用です。


あざといとか腹芸が得意とか、人を選ぶ要素満載の蘭丸くん。
でも織田軍の武将みんなで可愛がっていて、町の女の子たちにも人気で、まさにアイドルという感じでした。

憎めないけどずるいなと思うシーンもたくさんありましたが、想像以上にとてもいい子でした。

過去をたくさん語ってくれたのですが、顕如のいい人エピソードもわんさか出てきてちょっと困りましたね。
信玄√で彼の親友だったというところで完全悪では無いのはわかっていましたが。
まさか孤児だった蘭丸の育ての親だったとは…!
本願寺焼き討ちで信長に復讐すべく全ての√で復讐鬼として出てきますが、蘭丸が最後の最後まで慕って、元の優しい顕如に戻そうと手を尽くすあたり御仏に仕える仏のような人だったのかなと思いました。

蘭丸も温かな顕如を奪った信長を憎んで、復讐のために小姓にまでなりましたが、その歳月の中で信長の人柄に惹かれてしまい、板挟みになってしまいました。
多分めちゃくちゃ素直で、人の良いところを純粋に尊敬できる子なんだと思います。
顕如は裏切れないけど、信長も死んでほしくない、と辛そうな表情をいつも隠そうとしていました。

舞ちゃんは、蘭丸の裏切りまでは気がついていませんでした。
でも、時折見せる陰の表情から何かあるのかなくらいは思っていました。
いつも明るくて人懐っこい蘭丸が無理をしているのではないかと気にかけ、みんなに明るくしなくても大丈夫と言葉をかけていました。

蘭丸としては処世術だったんですけど、「みんなに愛されたい」が「舞ちゃんに愛されたい」に変わった時は自然体になれたのかなと思います。
裏も知らず純粋に可愛いとかえらいとか褒めてくれるのを「何も知らないくせに」って展開にならないのが蘭丸ができた子だって証拠だし、育ての親の顕如も余計にいい人だったと思えて、この人たちの悲劇が悲しくなりましたね。
信長を責めようにも武田と戦をしていましたし、敵を撃ちに行くのを悪とは言えませんし、乱世は無常です。

恋愛過程はやっぱりちょっとわかりにくかったのですが、最後の方は蘭丸にとって舞ちゃんは顕如の命令を遂行できないくらい大切な人になっていていました。
大事なものが増えてまた苦しくなるのかと、良い事なのに心配になりましたけど。
舞ちゃんを守るために、今の宿命に抗う覚悟を決めたところは戦国の男子らしくかっこよかったです。

ハピエンでは諦めずに顕如を説得できますし、舞ちゃんが戦国時代に残ってくれて一緒に生きていくことになります。
大切な人がいるのに幸せじゃなかった蘭丸を幸せにするっていう意気込みに随分気合いが感じられました。
顕如とは元の鞘には戻れませんでしたが、彼が仏道を再開するのは確実だったので蘭丸も少しは救われたのかなと思います。
一応裏切っているから信長への顔向けはもっと成長してからという事でした。

現代EDは一時本当にアイドル活動をしていてびっくりでした。



今川義元ルート感想


今川義元
人物紹介名前:今川義元
セクシー×浮世離れ
(CV.八代 拓)

信長に滅ぼされた今川家の当主で、信玄の遠い親戚。
若い頃から戦に興味がなく、芸術品を収集している変わり者。
どこか頽廃的な色気を漂わせ、自由気ままに振舞う姿の裏に、意外な信念があって……。

公式サイトからの引用です。


人の心を慰めるからという理由で芸術品、特に美しいものが好きな義元。
他のものにはすべからく無関心、でも幸村いじりは好きみたいです。
色気は信玄の方があった気がしますが、いつもミステリアスではかなげ、どこか退廃的でした。

今川家の当主として生まれたけれど、昔から家臣が表立って動いていて、義元はお飾り。
でも、ただ興味が無いから成り行きに任せている訳ではなく、時代錯誤な今川家を終わらせるため、領民に危害が及ばないように常に傀儡のふりをしつつ家臣たちを自滅へ誘導していたそうです。
実は気も頭も回る切れ者でした。

また、史実通りにならないお話なのはわかっていますが、桶狭間で負け戦を確信してまさかの信長に愛刀をあげちゃったのは驚きました。
過去に美しいものが人の心を慰める瞬間を目の当たりにしたから、そういったものを守る信念を持っていて。
敵であろうと相応しい場所にあるべきと開戦前から判断しちゃうのは守りたい意志が強いなと思いました。

舞ちゃんとは美しいものを通じて距離を縮めてゆきます。
デザイナーの夢に向かって頑張る姿が美しく、そんな人が作った着物は間違いなく美しい、とお墨付き。
裏でコソコソと暗躍する家臣と違って、舞ちゃんの言動も正直なので義元にとっても心地良かったようです。
いつからそれが好きに変わったかは定かではないですが、スキンシップが増えたり思わず抱きしめたりと行動はちょいちょい出てきていました。
いつも表情が乏しいけど、誰にも知られることなく美しいものを守っていたのを尊敬していると言われた時は嬉しそうな雰囲気が漏れていたのは良かったです。

舞ちゃんの方は、初対面の時に完璧なエスコートをされてちょっとときめいちゃってました。
義元が色々無関心だから、好きになる女の人は苦労するな~なんてメタ発言をかましてましたけど、あなたもお仲間だからなとツッコミたかったです。
(ちなみに義元が舞ちゃんに執着を見せたので気を引く苦労はしませんでした)

その後、義元が無名芸術家のパトロンや保護活動みたいなことをやっているのを知って、少し好感度アップ。
美しいものを失わないように守っているのを知って更に尊敬度アップ。
でもその為に自分を犠牲にすることを厭わない精神が悲しくて、義元の身を何度も案じていました。
そして、戦場で命の危機を目の当たりにして、やっと好きを自覚しました。

信長との戦の最中に桶狭間のように対峙することになるのですが。
今川の家臣が裏切って顕如についたり、舞ちゃんの願いが義元を不利にしたりと、なかなかにしんどい状況でした。
信長が無駄な犠牲を出す人ではないとわかってはいますけど、武器を持って迫っているのに応戦するなってとんでもない無理を強いてるよな、と…。
舞ちゃんは義元が「血に染まった手で美しいものには触れられない」と言ったのを気にして止めに入ったので完全否定もできないですが。
人を斬って嫌われてでも舞ちゃんを守ろうとする義元の覚悟とも噛み合ってなくてもどかしかったです。

舞ちゃんは義元の自己犠牲を強いたくないのはよくわかったのですが、ノープランで場荒らしされた感じも否めなくてなんだかなと思っちゃいました。
最後は信玄が今川家臣の裏切りを許してくれて、幸村が助けに来て、信長が見逃してくれて、お情け・温情・ご都合のフルコンボでなんとかなりましたが。
亡霊みたいだった義元が復活する良いシーンだったので、舞ちゃんの綺麗な望み100%ではなく義元の武将としての覚悟にも譲歩する展開があってもよかった気がします…。

現代EDでは500年後にトリップして戦を逃れて戻ってきたので、そちらの方が偏りがなく円満にいったと思います。
芸術品を保護していた成果も見られましたし、いい刺激になったはずです。

最後は、ハピエンでも現代EDでも、義元が行っていた芸術保護活動を継続してふたりで旅に出ます。
今度は今川家臣の枷もなく、犠牲もなく、自由に芸術品を守れそうでした。



全体的に、恋愛過程で攻略キャラクターの心情描写が少ないと思います。
人によっては、後の展開が甘ければ甘いほど「どうしてそこまで好きなんだろう」と思ってしまいます…。
シチュエーションゲームだと割り切ってプレイし始めたわけではなかったので、ちょっとモヤモヤしますね。

あと、キャラクターの内情への踏み込みも甘めですね。
常勝の織田軍と違って、過去に一度は敗北した人達は過去から今に繋がる経緯とかのお話も出てきて、キャラクターの背景やどんな気持ちで戦っているのかは読みやすかったですが。
みんなの昔話をもっと詳しく掘り下げてほしいと思いました。

でも、アプリのPVで過去編なるものの予告を見てからは後者は色々察しました。
仕方ないですね…。

次回は評価記事を書きます。

では👋



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ゆり子
管理人: ゆり子
10代から乙女ゲームを愛してやまない社会人女性。
真面目堅物の照れ・デレが大好物です。最近は独占欲の強い紳士にも走りがち。
備忘録も兼ねてゲームの感想・評価ブログを始めました。
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