「even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女」ことテン魔女のネタバレ無しの記事です。
こんばんは。
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今回はテン魔女をクリアした後の評価記事を書いていきます。
ボルテージさんのゲームは実は初めてプレイさせていただきました。
なにかの参考になれば嬉しいです。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種(DL版のみ) |
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メーカー | ボルテージ |
発売日 | 2022年6月9日 |
IARC | 12+(12才以上対象) |
シナリオ | 潮文音 |
イラスト | のりた |
キャスト | 石川界人/古川慎/杉山紀彰/武内駿輔/他 |
公式サイト | https://products.voltage.co.jp/tempest/ |
生きたまま、業火に焼かれ。
公式サイト
鉛のように重く鋭い嘲笑に心を潰され。
愛することを忘れ、愛されることを諦め、希望を見いだせず、絶望以外の色を知らないまま。
――彼女は死んだ。
無念の死を遂げた彼女に、魔女が囁く。
「もう一度やり直したくないか?」と――。
彼女は魔女より『死に戻り』という力を与えられ、黒く塗りつぶされて終わった人生を、白紙に戻す。
「次こそは必ず己が望む『己』となる」そう心に誓い、彼女は再び蘇る。
――しかしこの決意こそが、新たなる絶望の呼び水だった。
終末を謳う『魔女裁判―カーニバル―』が今幕を開ける。
基本機能はぷれいしていくのに十分です。
ちょっとテキストが小さめなのが気になりました。
また、ノベルを読み進める以外に操作パートと裁判パートというシステムがあります。
捜査パートは事件についての情報を収集して回ります。
それから、スキルと呼ばれる能力も身につきます。
上記は裁判での選択肢にもなります。
裁判パートは、人狼ゲームみたいな感じです。
5人の被告人(サクリファイス)の中から魔女の道化(メンブルム)を探し出します。
しかし、犯人当てが目的ではなく、民衆の投票制なので、300人の陪審員から票を得られるかが裁判の鍵となります。
このために操作パートの情報やスキルが重要になってきます。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は普通くらいです。
謎解きや悲惨な展開に隠れがちなのですが、スチルの場面は意外と甘いし抱きしめたりキスしたりと王道のシチュエーションもちゃんと入っています。
でも、恋愛過程が省略され気味で、入り込みづらいところがあると思いました。
例えば、過去からずっと好きだったとか、今までずっと見てきたから好きだとか、説明を端折れる動機もあってある程度積み上げられた状態からスタートするんですよね。
好きでいる時間の長さにはもちろん感動や一途さを感じられますが、プレイヤーは今しか知らないのでちょっと行動が突飛に感じました。
恋愛過程がもう少ししっかりしていたら★も増やせたかなと思います。
OP曲「eborn To Be a Survivor」とED曲「Embrace Myself」は平田志穂子さんが担当されています。
私は平田さんの英詞の歌が大好きなので、今回も無条件で好きです(笑)
OPはかっこいいし、EDはしっとりした感じが良かったです。
BGMもポップとバイオリンがセッションした曲が多くてめちゃくちゃ素敵なものばかり。
オリジナル曲は全部好きになれたので、ぜひサントラCDが欲しいです。
あとは、バッハの「小フーガ ト短調 BWV578」等、有名なクラシック曲も使われていました。
登場キャラクターはみんな魅力的でした。
ヒロインのアナスタシアは、初めはとても弱弱しいイメージですが、死に戻りし始めるとすべてがガラっと変わります。
女騎士を目指す男前な勇ましいところはかっこいいですし、誰かの憧れの対象になるのも頷けます。
ただ、その裏では復讐に燃える面も持っていて、王道のヒロインらしからぬ暗さもあります。
継母に虐げられていたという悲しい過去もありますし、痛い目に合う機会も多いので投影プレイには向かないタイプです。
ちょっと気になったのは愚直な性格の為か、一度信じた人は是が非でも疑わないくらいの勢いなので、その盲信が良くも悪くもあるな…と思いました。
攻略キャラ4人は一癖も二癖もあって面白いです。
基本的にはヒロインに好意的ですし、助けてくれるので、好きになるのも納得できます。
一応推しはティレル様になりました。
もう全部がずるくてハマるしかない御方でした!
反対に、サブキャラは完全なる味方と、害のある人とで両極な感じです。
最初に抱いたイメージのまま最後までいると思います。
でも、シナリオに大きくかかわる人もいるのでプレイして色々感じてみてほしいです。
各ルートのネタバレ感想はこちら
合計プレイ時間は20時間以下でした。
シナリオは共通章+翼の章・仇花の章・煙炎の章・決別の章、すべてクリアするとそれぞれ最終章が開放されます。
スチル有りのBADは書くキャラ1つずつで、あとはアナザーEDが1つ、途中BADは結構たくさんありました。
ボリュームはかなり短めでした。
ヒロインの死に戻りという能力を活かした構成で、全てのお話が繋がった1本の物語のようになっています。
なので、しんどい展開がずっと続いて、最後の最後に良い展開がくる流れです。
お話が途切れないおかげで内容が把握しやすくて進めやすいと思います。
最後までプレイすると伏線回収もされますし、変な矛盾などもなくスッキリ終われました。
途中に出てくる魔女裁判という人狼ゲームみたいなものも推理が楽しくてハマれました。
でも、ボリュームが少ないためか、急展開になりがちな印象もあります。
特に最後の方は急ぎ足が目立ちました。
あと、立ち絵の無いモブ(民衆)の動きはご都合主義でしたね。
それから、ちょっと血の量が多かったり猟奇的な事件があったり、プレイする人を選ぶ要素もあります。
極度にぐろいのが苦手な人はきついかもしれません。
個人的には、身近な人の屍を乗り越えていかなければならない点が一番メンタルにきたかな。
攻略順は、クライオス→ティレル→ゼン→ルーシェンと進めましたが、この通りで良いと思います。
ゼンとルーシェンは攻略制限があるので固定です。
ゆり子のおすすめ攻略順
クライオス→ティレル→ゼン→ルーシェン→最終章
イラストはのりたさんが担当されています。
ポイントポイントではっきりした色使いが目を引く印象で、とっても美麗なイラストです。
キャラも背景も洋風で統一されていて、中世ヨーロッパな雰囲気ですごく好きでした。
スチルは、差分を含まない合計で63枚でした。
個別ルートのような分け方がありませんが、攻略キャラ毎にそれぞれ12.3枚ほど、その他数枚スチルがありました。
魔女裁判が存在するヒストリカ国を舞台にしたダークファンタジーです。
継母に虐げられていたヒロインが「死に戻り」という特殊なタイムリープ能力を得て人生をやり直すお話です。
しかし、時間を戻した先には様々な苦しい展開が待っていて、大事な人たちを守るために何度も死に戻りを繰り返していきます。
しんどい展開も多いですが、魅力的なキャラクターたちがいてくれるてとても心強いです。
恋愛要素は薄いですが、良い感じのシーンもあるのでぜひ探してほしいです。
プレイする人を選ぶ要素もありますので、万人向けではないです。
ファンタジーが好きだったり、ループものが好きな人にはぜひ挑戦してみてほしいです。
現在のところSwitchDL版のみの提供となっています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回の記事で👋
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