真紅の焔 真田忍法帳|キャラクター個別ルート感想

2021年11月25日
真紅の焔 真田忍法帳 コメント0

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こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンとイケメン戦国・おすすめゲームの記事の拍手を押していただき感謝申し上げます!

戦国時代トリップは終わりましたが、真田幸村周りが寂しい、物足りない…。
ということで、次は真田家中心のゲームを持ってきました。

「真紅の焔 真田忍法帳」

ドンピシャすぎて狙ったかのようですが全く狙っていません!
随分前、1~2月の購入品|2021年の時に買ったものです。

詳しくは後述しますが、日本の1600年代の物語です。
大学生時代にこの時期の手紙などを解読していたので、このような題材には反射的に血が滾ります。

それでは感想に行ってみましょう。

※Attention
軽度のネタバレ・辛口コメント等が含まれる場合があります。
閲覧には各自でご注意ください。
よろしくお願い致します。


基本情報


▽真紅の焔 真田忍法帳
プラットフォームVita
メーカーオトメイト
発売日2018年6月28日
CEROC(15才以上対象)
公式サイトhttps://www.otomate.jp/kurenai/



▽プロモーションムービー


▽オープニングムービー



あらすじ


天下を二分した関ヶ原の戦から十四年。

盤石となった徳川幕府は、かねてより目の上のこぶであった豊臣家を潰す策謀を開始する。
これに対して豊臣家は大阪城を拠点として徳川幕府と一戦を交えることを決意し、味方を求めて日本中の大名に誘いをかけた。
日本中の大名どころか、かつて豊臣家に恩顧があった者たちですらその誘いを断っている中、その誘いを受けた者たちがいた。

その一人、真田信繁。

かつての関ヶ原の戦いにおいて、真田家の次男として父・真田昌幸と共に石田三成に味方して徳川家と戦ったが、その結果、紀伊国九度山に永久蟄居の身となっていた。

九度山を脱出して大阪城へ行くことを決意する信繁に手を貸す者こそ、真田信繁に仕える十人の忍たち。
彼らこそ、かつて真田家に仕えていた武士、九度山に蟄居後も真田家のために働いている忍、徳川と戦った真田家の名のもとに集う者、信繁や真田忍に勝負を挑みに来た者ーー
後に信繁が率いる【真田十勇士】と呼ばれる者たちだった。

九度山を脱出しようとする彼らの行く手を阻む者は、幕府の命で多くの者を暗殺してきた裏柳生ーー
そして、立ちはだかる謎の剣士や豪傑たち。

これは、戦国時代の最後の時。
大阪城に馳せ参じた真田信繁と十勇士らの絆と生き様を描いた物語である。


公式サイトからの引用です。

システム


基本はいつものオトメイトさん仕様です。

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ×
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス×
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)×
アイキャッチ
フォント変更×



フロートチャート・ジャンプ機能は残念ながらありません。
部分的な再プレイはチャプターにて好感度を設定して再開することになります。

選択肢は種類あります。
ひとつは好感度を上げるもの。
もうひとつは「忍システム」という忍としての行動を問われる選択肢です。
後者は好感度やED分岐に影響しませんが、スチルやトロフィー回収には関係します。

また、パラメータは好感度の他に「輪度」というものがあります。
「輪」を調整する選択肢(分岐に関係するもの)が出るので、その選択によって変わるようです。

プレイ雑記


プレイを始めてすぐに思ったのが「薄桜鬼の既視感が凄い」です。
それもそのはず、薄桜鬼のスタッフ陣が関わっているそうです。

あらすじがちょっと小難しいですが、要は江戸時代の徳川幕府vs豊臣家の戦争「大阪冬の陣・夏の陣」のお話です。

まず、真田信繁ですが、真田幸村という名前で知名度が通っていると思います。
でも本名は信繁(のぶしげ)。
幸村は後世の軍記物で出てくる名前です。
このゲームの時期は幸村という名前はまだ影も形もない頃。
ちゃんと信繁呼びを使うあたり、制作陣に真田ガチ勢がいる気がします。

信繁は九度山に蟄居(ちっきょ)とありますが、これは簡単に言うと「永久に九度山に閉じこもってろの刑」。
関ヶ原で西軍として戦って負けたので処刑されるのですが、信繁の兄・信幸が東軍(徳川軍)にいたこともあって助命嘆願でこのようになりました。
なんで兄弟で敵同士なの?と思うかもしれませんが、真田家を残すために採った作戦だとされています。

真田十勇士は信繁を題材にした軍記物や小説で出てきた側近、忍者、僧侶っぽい人達です。
猿飛佐助、霧隠才蔵、筧十蔵、由利鎌之介、三好青海入道、三好伊佐入道、穴山小助、根津甚八、海野六郎、望月六郎がメンバーです。
信繁に仕えたとされる架空の人物達で、信繁の元に集い、力を貸すこととなります。
このゲームでは望月六郎は欠番です。

信繁は実在しましたが周りはフィクション要素が多め、さらにそれを乙女ゲームにしているので歴史恋愛ファンタジーが今作と言っていいと思います。
そんなフィクションにさらにフィクション要素のヒロインが入ります。

望月六実
デフォルト名は望月六実ちゃん。
望月六郎の娘ということで、明らかに真田十勇士の枠です(笑)
戸隠の里の忍で、躾が行き届いていて育ちが良さそうな印象です。
信繁の元に遣わされましたが、忍としては未熟なので小間使いとして仕えることになります。

初めは、家来たちも六実ちゃんを信繁に仕える者としてまだあまり認めていないです。
サブキャラの青海や小助はよくフォローに入ってくれます。

それでも思うように仕えられなくて、信繁が大阪城に向かう時に一度は外されますが。
鬼火衆の襲撃の中で「輪(りん)」という気の流れを読むことができると判明し、それが鬼火衆を倒すのに必要な能力だということで信繁に仕えることを許されました。

鬼火衆というのは徳川の暗殺集団「裏柳生」で、死人を蘇らせた鬼のように強い精鋭が真田忍と戦うことになります。
本名は名乗らないようにしてますが、鋭い人はキャラクター名で誰が誰だかわかっちゃうと思います(笑)

攻略キャラクターは、信繁、佐助、才蔵、十蔵、鎌之介の5人。
このゲームでは十勇士全員が忍扱いのようです。

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キャラクター個別ルート感想


※Attention
ネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はお受けしておりませんのでご注意ください。
よろしくお願い致します。


由利鎌之ルート感想


由利鎌之介
Profile名:由利鎌之介
身分:由利一族末裔
(CV.保志 総一朗)


真田忍の一人。元傾奇者。
元は天下の傾奇者で、天下に名だたる真田家の元に押しかけて部下になった。
表裏のなお一本気な性格で、人情や義理、仲間、約束などを大事にする。
真田忍の若手三人組の中では年長であるため、兄貴分を自称する。
ムードメーカー的存在。
武器は大鎌の鎖鎌で、背の低さとは裏腹の怪力自慢。

https://www.otomate.jp/kurenai/chara/からの引用です。


真田十勇士の利かん坊。
人の話を聞かずに突っ走ったり、感情任せで子供っぽいところもありますが、みんなにいじられたりする元気枠の人でした。
ウブなのに色恋も百戦錬磨って見栄を張っちゃうのが可愛かったです。
大人しいとみんなに心配されていて、愛されているなと思いました。

でも、好き勝手に突っ走るだけでなく、鬼火衆の鎮西八郎こと源為朝との戦いで心を通わせて成長するところもあって、たまに覗かせる大人な意見がギャップでした。

というか、鎮西八郎もいい人すぎてびっくりでした。

鎌之介と2人して喧嘩・戦好きで何度も交戦するのですが、認めた相手だからと鎮西が立場も関係なく鬼火衆から逃がしてくれたりして。
命懸けの戦いをしている仲か?と思うほど戦友みたいになっていました。
反対に鎮西が危なくなったら、信繁と一緒に出陣するのを諦めて助けに行きましたからね…。
真田十勇士より鎮西の方が鎌之介との絆を感じました。

そして、徳川に復讐を望んでいた鎌之介に前を向くように鼓舞したり、女の子の扱いについてアドバイスしてくれたりと優しすぎ…!
うっかり私が鎮西の人柄に落ちそうになりました。
普通にかっこいいです。

鎌之介も由利一族の復讐相手を見誤って迷っていたので、鎮西の言葉は刺さってましたね。
それまでは信繁の配下ではあるけれど、徳川と戦うことを一番に行動していたので、完全に仕えているとは言えなくて…。
でも、過去を吹っ切ってどこまでも信繁について行くと決められた時はすごくスッキリしてかっこよかったです。

鎮西も認めた相手が男らしくなって、満足に戦えて、わざわざ鬼火衆にされたかいもあったものだと言う感じでした。
どちらかが死ぬような決着は着きませんでしたが、蘇ってしまった分の未練は払拭できたみたいでした。

鬼火衆のボス白蓮がめちゃくちゃ邪魔してきたのですが、彼も何だか心の闇や寂しさが大きそうで、攻略できたらいいのになと思いました。

六実ちゃんは鎌之介のストッパー役で、彼について行くことが多くて、輪が鎌之介に及ぼす影響をいつも心配していてまるで専属医のようでした。
「輪」はその人の力を発揮させるけど身体への負担もその分増えるという諸刃の気です。
六実ちゃんしか調整できないのでそのシーンがあるのですが、√の攻略対象にしかやらないみたいでしたね。
ここでは鎌之介以外はみんな元の力で鬼火衆と戦えてるのかと思うと、「輪」のシステムの意義が無い…。
反対に他の√で鎌之介は鎮西と元の力で戦うのかと思うと、物理的な力のバランスが崩壊するのではと設定がどうしても気になってしまいました。

それから六実ちゃんはいつも前に出すぎず誰かを支えるポジションでめちゃくちゃいい子なのですが、真田十勇士のいち忍としては味気なかったですね。
信繁の命令とはいえずっと鎌之介の後について行動していたので、真田家・真田軍に仕えると言うよりは鎌之介のために何かしていた印象がついちゃいました。
(おそらく他の√でも攻略キャラクターを支える役になるんでしょうね)
もちろん鎌之介のために役に立ちたいという強い気持ちは素敵でしたが、一歩下がるのではなく十勇士として他の9人と横に並んでいるような感じがほしかったなと思いました。

恋愛要素はめちゃくちゃ薄いです。
鎌之介は鎮西のアドバイス後からいつもそばに居てくれる六実ちゃんに感謝の言葉をくれたりして好意は感じたのですが。
大阪の陣という大きな戦の中、恋にうつつを抜かすのはやっぱり難しいよね…と糖度について私は諦めと納得と半々くらいの気持ちでした。

いい雰囲気になるシーンや口付けのスチルなどは一応出てはきましたけどね。

EDは、ハピエンは鎌之介と2人で豊臣秀頼を連れて島津氏の元に撤退します。
BADは六実1人で秀頼を連れて九州へ。
ハピエンは信繁たちも生き延びた可能性がありそうな語り口でしたが、BADは全滅っぽかったです。
ハピエンでも甘い展開とか後日談とかは無くて、やっぱり恋愛は物足りなかったですね。



霧隠才蔵ルート感想


霧隠才蔵
Profile名:霧隠才蔵
身分:伊賀の抜け忍
(CV.興津 和幸)


真田忍の一人。元伊賀忍。
わけあって伊賀忍を抜け、その後は名のある者に勝負を仕掛けて名を売ろうとしていた。
真田信繫と猿飛佐助に勝負を挑んだことが切っ掛けで、真田忍に籍を置くことになる。
剣と忍術の自信家で、目的のためなら非情な手段もとる。
武士として立身する目的があり、忍術よりも刀で戦おうとする。

https://www.otomate.jp/kurenai/chara/からの引用です。


自尊心が高くてとにかく自信満々の人。
信繁に一応仕えているだけで、武士として名をあげることを第一としています。
なので、自分の行動が信繁の命令に反することでも、軍規違反になることでもお構い無しに我が道をゆくのですが。
実は一人で修行して、昔負けた佐助へのリベンジなども考えていて影の努力家でした。
自信家には裏付けがあったのが凄くいじらしいし、めちゃくちゃ好きになれました!

信繁は才蔵の全部を受け入れるくらい器が大きくて素敵でしたね。
多分ですが、才蔵もそんな信繁のことを色々わかっていて好き勝手したのかも…と思いました。

六実ちゃんにはからかいのつもりで迫ったりしていましたが、助けられた時にお礼を言うところから始まり、自分が悪かった時は非を認めて謝罪までしてくれるようになります。
初っ端から俺のくノ一になれ、と冗談か本気かわからない下心を向け続けてきてましたけど、段々と本気で言っているように聞こえて好きな気持ちが芽生えてるな〜と思いました。
最初とハピエンとでは「俺のくノ一」の重みが全然違いましたね。

才蔵はスチルも色っぽくて良かったです。
というか、密着スチルが多くて絵の糖度はかなり高いと思います!

六実ちゃんは耐性がないからだいたい動揺して可愛いし。
ヒロイン側も恋心または放っておけない病が進行していくので、才蔵を強く拒めなくなっていくしニヤニヤしました。

でもひとつ残念なのが、耳に息をふぅ~ってするところに音声がなかったこと…!
是非興津さんの音声を入れて欲しかったです。

また、この√で戦う鬼火衆は融仙院こと石川五右衛門。
五右衛門も才蔵も忍者なので裏の読み合い合戦が繰り広げられて面白かったです。
私も2人が言っていることの真意をいつも考えてしまってのめり込めました。
そして当たったことはほぼなかったです(笑)

五右衛門は生前に唯一盗めなかった淀の方に未練を残していたのでずっと狙ってくるのですが。
その間に六実ちゃんの能力が、甲賀のある一族の中での一子相伝の術という事実なども出てきて物語も進みましたね。
白蓮の死人を蘇生する奇門式と組み合わせると子どもを作れるなんてとんでもない夢物語まで出てきてびっくりです。
3つとも余程の禁忌の術なのでしょうね。

五右衛門は結局未練は払拭できませんでしたが、才蔵に倒されて清々しく消えていきました。
のは良かったのですが、「輪」なんて使ってないはずの誰がが白蓮を倒していて、やっぱり輪の必要性ってなi(以下略)…と思っちゃいました。

最後の戦いで信繁に着いていかずに鬼火衆と戦うのは個別√の決まった展開みたいですね。
才蔵は元々仲間と馴れ合わないタイプなので不自然さはなかったです。

武士を目指していたのは「思うところがあって」ハピエンでは六実ちゃんと夫婦になって秀頼の護衛をしていました。
明言はなかったので、秀頼の剣の先生になれたことか、六実ちゃんが優先第一になったのか、信繁に本物の武士を見て自分にはできないと思ったのか、はたまた別の理由か…想像し放題の締めくくりでしたね。
とにかく武士になって名をあげることが1番の目的ではなくなったみたいでした。

でも、才蔵はすごく良かったんですが、この√の六実ちゃんはちょっと苦手です。
恋愛の時は可愛かったですけど、忍としての力量不足を共通章から何度も自覚しているのに、通用しない手を何回も使うし、修行の描写もなかったし、ちょっと謎でした。
伸びしろあるのに成長する場面がなくて残念でしたね。



猿飛佐助ルート感想


猿飛佐助
Profile名:猿飛佐助
身分:戸沢白雲斎の弟子
(CV.杉田 智和)


真田忍の一人。
十人の中では最年少。
元甲賀忍者だった父は幼少時に亡くなり、その後は戸沢白雲斎に真田忍として育てられた。
成長後は真田信繁の元で諜報活動や護衛を務めるが、昌幸が暗殺されたことを悔やんでいる。
最年少でありながら最も忍の術に長けている。
名前の通り猿飛の術に長け、小猿が友だち。

https://www.otomate.jp/kurenai/chara/からの引用です。


一番最初に「役に立たない」って六実ちゃんにダイレクトに言った人です。

でも大阪の陣で一番危険な場所に派遣された佐助と一緒に戦場を駆け抜けたことによって少しずつ認めてもらえるようになります。
佐助も素直じゃないから、認めているのに「まだ半人前」なんて言ったりして、それにムっとなる六実ちゃんとのやりとりが可愛かったです。

恋愛もお互いに意識してるのに、言葉足らずとか対応が不器用とかでなかなか進まなくてもどかしかったですね。
照れるシーンはめっちゃ多いのに…!
本人たちよりも信繁や青海の方が良く理解していて見守ったり茶々を入れたりしていて微笑ましかったです。
ぜひ眺める方に入りたかった…。

佐助は無意識に自分の憂いを取り除ける存在を求めていたみたいなのですが。
六実ちゃんがそれに合致すると気が付いてやっと本格的に恋愛が始まった気がします。

この憂いらしきがまたたくさんあって。
まず、佐助の父が真田家に刺客として潜んでいて、その事実を知らずに真田忍を輩出する戸隠れの忍となったそうです。
本来は敵なのに仕えていたなんて、忠誠心が強いからこそ佐助は自分で自分を許せなくなりそうですよね。
また、真田昌幸が自分のいない間に暗殺されてしまったこともずっと悔やんでいたのに、鬼火として蘇った安房守をまた守れずに死なせてしまう場面があって、心労がかなり来たと思います。

実は二重人格持ちで、普段の佐助と違って感情的だし、過去事情も知ってるもう一人の佐助?が時々顔を覗かせていたのですが。
ダメージから自分を守るために違う人格ができたのかなと想像しました。
修行で忍にとって不要な感情を押し込める術を身に付けていたらしいので、それが難しくなってきたから出てきたのでしょうか。
そして過去の憂いを払拭してくれる六実ちゃんがいるのがわかったから、必要なくなって二重人格は消えていったとか…?

めちゃくちゃ考えてしまう程、猿飛佐助を形作る重要な要素に思えたのですが、まさかのシナリオ中に「わからない」で強制終了されてしまいました。
…「噓でしょ」としか言えなかったです。
√の主役である攻略キャラクターの詳細も謎のままはさすがにポカーンてなりました。
謎がたくさん残ってモヤモヤします。

それから、この√では鬼火衆は毘沙門という男が出てきます。
これが本当に強い。
戦闘力もそうですが、白蓮がどんな悪の道に進もうとも忠誠を尽くす鋼の意志がものすごかったんです。
正体が武蔵坊弁慶なので、義経に仕えきれなかった未練から今度こそ悲劇の主君を支えたかったそう。

(白蓮が淀の方の子どもということはわかったのですが、なんで徳川の裏柳生にいるのかとか、気になります)

佐助も信繁への忠誠心は強いけど、たまに小猿の小太郎に愚痴ったりしていて(笑)
父と生立ちも相まって佐助の忠誠心を更に揺るがす強敵が来たなと思いました。
本当に全く敵わなくて、万事休すかとハラハラして、バトルとしては面白かったです。

六実ちゃんと一緒に修行して、最後はお互いの事を分かり合って連携することで毘沙門を倒せました。
ちゃんと成長過程もあって良かったです。

ハピエンでは、戦線離脱して秀頼を九州に送り届け、九度山に戻って平和に暮らしているようでした。



筧十蔵ルート感想


筧十蔵
Profile名:筧十蔵
身分:元真田家家臣
(CV.鈴村 健一)


元真田家家臣。
真田信繫の従者。
元々真田の家の家臣で信繁の小姓として仕え、蟄居となった後も九度山に従っている。
その後は真田忍としても働き、改造した銃火器や爆薬物、火薬の扱いを得意としている。
過去に真田家からの恩があるため、信繁のことを第一に考えている。
常識的な判断をもち、女性に対しては優しくふるまう。

https://www.otomate.jp/kurenai/chara/からの引用です。


十蔵は期待したのと全然違う方向にいって色んな意味で面白い√でした。

いつも忠誠心に厚く、大人な対応をしてくれる十蔵。
女性にも優しい紳士だし有能だし、出来た年上に惚れる√か〜と思いきや…。
実はめっちゃ面倒くさい人というギャップを出されてイメージが変わっちゃいました。

なんと言うか、恋する女の敵…?

全ては信繁のことを第一に考えての行動なんですけど、信繁の気持ちや意思の部分を完全にそっちのけにして「生き残ること」を最優先にします。
そのためなら、敵と密会することも信繁に秘密を作ることも厭わないですし、作戦を上手く進めるために六実ちゃんを丸め込む狡猾さが凄かったです。

「いいな」と思ったところには必ず裏に謀略が隠れていて…。

信繁のためという大義があるから六実ちゃんもそう易々と信繁に口を割らないのまで計算されていて、震えました。
穏やかな対応しといて実は全部掌握のためとか本当に恋するには最悪な男でした(笑)

同士として認めてもらったり、共闘したりするところはめちゃくちゃ信頼感があって良いんですけどね!

信繁への忠誠心は変わらないから裏切ってはいませんけど、隠し事をしなくてはならない六実ちゃんの罪悪感は如何程にと思いました。
十蔵はその辺はケロッとしてましたね。

それから、六実ちゃんにとっては父の仇でもあります。
真田昌幸と望月六郎の死は少なからず十蔵の私念が影響していて。
どう考えても家臣としてあるまじき事をやりましたが、昌幸はその真意をわかっていて…自分の謀略スキルを十蔵が受け継いでいるのを目の当たりにしてむしろ嬉しそうでした。

安房守として蘇生されたのも十蔵への恨みではなく、信繁の行く末を見たいがためというのもウルっときましたね。
真田家の人達は懐が深すぎます…。

また、敵として登場するグラシア(お光)との三角関係みたいなのが面白かったです。
六実ちゃんは十蔵の全てを知ってもなお好きという純粋な恋心、グラシアは上辺の綺麗なところだけを盲目的に慕う動機(後に本性を知る)
2人とも慕う理由は違うのですが、シナリオ中に修羅場とかもあって面白かったです。

そもそも十蔵は過去に父とその愛人のドロドロのせいで女嫌いなんですけど、その心を動かすのはいつも六実ちゃんでしたので、そこはグラシアと線引きがあって、ヒロインしているなと思いました。
背中を任せられる仲間としては協力できても、ちょっとでも「男女」の概念が絡むと謀略になるのも過去が原因でしたね。
それを正面切ってドストレートに全部好きと言える六実ちゃんはかっこよかったです。

グラシアは倫理観無視の戦法を取るくせに、一番乙女なのが憎めなかったです。
一途な愛を求めた悲しい人で、でも最後は自分は二の次で周りの人の幸せや救いを願うめちゃくちゃいい女でした。
グラシアがいてくれて乙女ゲーとして充実したお話になったと思います。

ハピエンはやっぱり秀頼の護衛と戦線離脱。
状況は他の√と同じですが、ここではグラシアが願ってくれた幸せを2人で掴んで欲しいと思いました。



真田信繁ルート感想


真田信繁
Profile名:真田信繫
役職:左衛門佐
(CV.諏訪部 順一)


真田家の次男。
関ヶ原の戦で石田三成に味方した罰で、紀州九度山に父真田昌幸と共に蟄居させられていた。
徳川幕府にとって目の上のこぶは、二度も徳川軍を撃退した父の昌幸。
その父が暗殺されるが、信繁自身は生かされたまま。
自分は相手にもされていないことに胸中をかき乱されながらも、豊臣家の挙兵に味方することを決意する。

https://www.otomate.jp/kurenai/chara/からの引用です。


信繁√は、大阪の陣を見渡せるような√でした。

そして信繁様はいいキャラでしたね。
兄が優秀で比べられたことや上杉への人質に出されたこと、九度山への蟄居で不自由ばかり強いられてきた人生。
偉大な父を持ったことで、のしかかったプレッシャー。
あらゆる角度からしがらみがあったにもかかわらず腐らなかったのがまずすごいです。

それだけではなく、似た境遇の秀頼を解き放とうとまでしてました。
主君のことを第一に考えているし、真田忍の大将としても周りをちゃんと見ていましたし、さすがだなと思いました。

昌幸の悲願と自分の力を発揮する機会を得て、幾重にもなる策を練っているところは可愛かったです。
いつも大将らしく構えていますが、戦略のこととなると嬉々として子供みたいになる場面とかもありました。

でも策を練っても練っても、敵になった兵法のエキスパート安房守(昌幸)が凄すぎて、全部こちらの手を見破ってくるのがとても複雑そうでした。
戦略的には楽しいけれど、心は苦しいみたいな…。

でも、それもこれも昌幸が白蓮を欺いて倒そうとしていた謀略だと知った時は、どこまでも子煩悩父で素敵でした。
十蔵√で見せた感傷をここでも発揮して、死ぬ間際に信繁様に白蓮打倒の布石を授けるあたり抜かりないし、本当に好きです真田昌幸。

恋愛方面は、結構早い段階で信繫様も六実ちゃんも自分の気持ちに気が付きます。
六実ちゃんは信繫様の気持ちにまでは把握できませんでしたが、自分の恋を自覚するまでの表現が「意味不明な気持ち」って…なんだか笑っちゃいました。

信繫様の方は自分の気持ちにも六実ちゃんの気持ちにも気が付いて、その上で「勘違いさせたなら悪い」って進展を一回ぶった切ってくるのが大人の対応だなと思いました。
だって目的は、豊臣秀頼(総大将)のために大阪に馳せ参じたんですからね。

この√の六実ちゃんは結構恋愛脳とか信繁への気持ちが強いので、彼女にとっては成就までが辛い期間だとは思いますが。
感情に目がくらんだり、目的を見失ったりしない信繫様がかっこよかったです。

もちろんハピエンでは成就してめでたしめでたしです。
夏の陣で徳川本陣に攻め入ったところもこの√では離脱せずに最後まで描かれていて良かったです。
終わり方としてはなあなあでしたけど、行く末を見られたので一応満足です。

その中で、六実ちゃんは他の√と一緒で、基本は輪の専属医みたいな感じでした。
信繁様の場合は輪を回した代償が記憶が欠けていくことなんですけど。
時々症状を目の当たりにした六実ちゃんが介入すると我に返る、というのを繰り返していたのですが「十勇士の事がわからなくても私の事を忘れることはなかったのに」と物凄い煩悩発言をぶち込んだことによって先程のように恋愛脳強いなと思いました。
その時は仲間のことそっちのけでしたし、信繫様にお仕えしたい・お役に立ちたいと献身的でしたが、本音は信繫様の特別になりたい…のかなと、ちょっと六実ちゃんの見方が変わりました。

信繁様の記憶がかけてしまう描写は悲しかったですけど、全て忘れてしまうかもとかどうなるかわからないぞ、と大きく煽りがあったにしては意外とサラッとしていた気がします。
忘れてしまったら新しい思い出を作ろう、と前向き意見も出ていましたけど、煽りに対してそんなに忘却された様子は見て取れなかったです。
おかげで泣かずにすみました。

あと、白蓮の秘密もやっと明らかになりました。
淀の方が禁忌の術で生んだ子ども張本人で、豊臣家に復讐をしたあと子孫を残すとしたら禁忌の術が必要だから六実ちゃんを狙ったのかなと思います。

化け物と恐れられて捨てられ、恨みが募って復讐に走る…。
流れはわかるんですけど、徳川秀忠の誘いに乗って大阪城を得るのは白蓮のプライド的にOKなのかちょっと疑問でした。
いや、OKだから徳川軍に着いたんでしょうけど、「与えてやる」と言われてそれに満足する性格かな?とちょっとキャラクター像が私の中ではぼやけました…。
サブキャラですけど、白蓮の事ももう少し掘り下げて知れたら良かったなと思いました。



これにて全員の攻略完了です。

なんというか、全部クリアしたのに達成感が70%くらいです。
佐助√で雲行きが怪しいのは感じましたが、ゲームをやりきってもそうか…という感じです。

でも題材は大好きですし、真田の兵法は大好物!
よくこの時代を拾ってゲーム化してくださったなと思います。
新選組もそうですけど、時の脚光を浴びる方より、衰退する側・負ける側を主体にしてくれるオトメイトさんには感謝感謝です。
プレイしてみてよかったです。

ということで、次回は評価記事になると思います。

では👋



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ゆり子
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10代から乙女ゲームを愛してやまない社会人女性。
真面目堅物の照れ・デレが大好物です。最近は独占欲の強い紳士にも走りがち。
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