こんばんは、管理人のゆり子です。
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今回は遙かなる時空の中で3Ultimateをクリアした後の評価記事を書いていきます。
ネオロマをプレイしたのが、多分2021年のアンミナぶりでした。
作業ゲーは全然苦にならないのですが、如何せん回収要素をどこまでも追及して何ヶ月もプレイしてしまうので完全に感想記事をストップさせるブロガー殺し!
ずっとブログの更新を滞らせるのも自分が嫌なのでジレンマと向き合いながらプレイ数を増やしたい所存です。
ちなみに遙か3は心底楽しめました。
やっぱりネオロマって良い…。
いわゆる旧作ですが、ぜひ知っていただきたいので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。
プラットフォーム | Vita |
---|---|
メーカー | コーエー(コーエーテクモゲームス) |
発売日 | 2月23日 |
CERO | B(12才以上対象) |
シナリオ | ルビーパーティー |
イラスト | 水野十子 |
キャスト | 三木眞一郎/関智一/宮田幸季/高橋直純/井上和彦/中原茂/保志総一朗/石田彰/川上とも子/他 |
公式サイト | https://www.gamecity.ne.jp/haruka3ultimate/ |
女子高生である主人公は、ある日不思議な少年との出会いによって「白龍の神子」に選ばれる。
公式サイト
少年に導かれ時空を越えた先は、源氏と平家が激しい戦を続ける異世界。
そこで主人公は仲間の八葉たちや白龍と協力し怨霊を操る平家と戦うことになる。
ともに戦い危機を乗り越えるうちに、深まっていく主人公と彼らの絆。
しかし、やがて戦乱がふたりの仲を引き裂いて、時に彼の命さえ奪っていくことも……。
あるできごとがきっかけで「時空を越える力」を手に入れた主人公は決意する。
過去へとさかのぼり、悲劇の運命を変えて大切な人を助けようと──。
ここから、時空を越える主人公の本当の戦いが始まる。
ネオロマンスはノベルだけでなく作業要素も含むゲームです。
遙か3の場合は、ターン性のコマンドバトル形式の戦闘があります。
1ターンに1人1回行動できて、HPがゼロになったら戦闘不能ってやつです。
一般のゲームに比べると簡易なものですが、属性の有利不利や状態異常、ボス級キャラなど基本的なものは完備されていて十分面白いです。
もちろん敗北条件もあってゲームオーバーになったりもします。
育成して使用できる術・技・特技増やすことでどんどん戦闘が楽しくなりますし、強くなる過程だと思えば作業感はなく、シナリオの一部として見られるようになりました。
ヒロインは誕生日の設定によって属性が決められます(金属性だけはやめとけです)
また、戦いや選択肢でキャラクターのパラメータ上げがあります。
ヒロインと攻略キャラの間には「絆の関」と「蜜月」の2種類、また攻略キャラ同士でも絆メータがあります。
ヒロインのものは戦闘だけでなくエンディングにも関わってきます。
攻略キャラ同士は協力技を習得するために必要になります。
パラメータの状態によってキャラクター同士の掛け合いも変わってくるので、楽しく頑張ることができました。
また「運命上書き」システムがとても秀逸!
主人公が章をさかのぼり、大切な人を守るために悲劇を書き換えるー未来を切り開いていくものです。
相手に生きてほしいから必死に自分の手で何回も展開を変えていけるのが、ゲームの世界にのめり込めて良かったです。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
ネオロマンスらしく精神面や絆重視の路線ですが、一部甘さも含まれていると思います。
最長で四季を2周するくらいの期間で育まれる固い絆はとっても素敵。
恋愛過程がしっかり時間をかけて追えるのが良いと思います。
恋愛は基本的にプラトニックで、愛の言葉は多くないし、描かれるのはキス未満の展開までです。
でも聞こえのいい言葉をたくさんくれるキャラや色気がダダ洩れのキャラもいるので、乙女ゲームであることはどの場面でも忘れない程度には糖度がありました。
CERO大丈夫かなって人も混じってます(笑)
あと、妄想できる余白もたくさんあったと思います。
キャラ萌えもできるし、人によっては夫婦になったりとかもするし、ニヤニヤ。
ただ、ルートによっては微糖、あまりハッピーじゃないものもありました。
和風の落ち着いたものが多い印象でした。
BGMは全部で43曲。
私は「戦場」という曲が1番好きでした。
マップ曲なんですけど、戦中だけ流れてきて身の引き締まるような美しさが良かったです。
ED曲は「邂逅の光よ」。
白龍役の置鮎さんと大谷さんが歌唱しています。
ヒロインは現代に生きている普通の女子高校生。
明るく、年相応の子です。
幼馴染み2人が男の子なためか、恋愛はしたことが無さそうなのに男のいなし方は上手でした。
そして、白龍の神子に選ばれてからはめちゃくちゃ勇敢で男前になります。
神子という守られる立場でありつつ、剣を手に自分も闘うのでとても好感が持てました。
また、ひとりだけ「運命上書き」をできるので、たくさんの悲劇を見ているにもかかわらず、諦めずに持ち堪える鋼のメンタルが凄かったです。
攻略キャラは、神子を守る八葉(8人)と白龍、サブキャラ2人、追加DLCコンテンツの泰衡です。
攻略と言っていいかわかりませんが、黒龍の神子・朔との友情を描くものもあります。
人数が多いので、基本的なキャラクター属性はそろっていると思います。
幼馴染みとかチャラいとか儚いとか真面目とか不思議ちゃんとか…!
元々、龍神の神子は初代遙かから伝わっていて、みんな清い存在と思っているので、好意的に接してくれるし興味を持ってくれます。
使命に厚く、守り方も十人十色で面白かったです。
それぞれに抱えているものがあって、ヒロインの運命上書きがどう作用するのかが個別ルートの醍醐味でした。
また、キャラクター同士の仲間の絆や友情も描かれているのが良かったです。
各ルートのネタバレ感想はこちら
私も推しは平知盛です!
何にも興味がないのに神子の剣だけには執着するおもしれぇ色男で、好きでしかなかったです。
八葉の中ではヒロインの年下の幼馴染み譲くんが好きでした。
クソデカ感情がいい…。
プレイした期間は2023年11月6日~2024年1月7日まで。
毎日ではないですが3日と空けずせっせとプレイしました。
総合計は70時間くらいはプレイしたんじゃないかと思います。
多くて1章~8章までをそのまま突き進んだり過去に戻ったりしますので、個別ルートもプレイ時間がまちまちです。
一番長い人で7時間くらいかかったと思います。
今作は、遙か3の本編とFDの十六夜記をリメイクしたものです。
両方のシナリオが入り混じっていて、尚且つエンディングも2本分あります。
なので八葉は実質恋愛EDと十六夜EDの2つ正規エンドがあり、朔、白龍、サブキャラは1つずつとなっています。
(DLCを購入すると藤原泰衡も攻略可能です)
他にも、ノーマルED、平泉ED、大団円、細かいBAD EDなどたくさんの結末がありました。
おまけには後日談も完備されています。
ゲームのボリュームは申し分ありません!
シナリオは「運命上書きシステム」により、過去に戻って次に進む章を書き換えていくスタイルです。
巻き戻すたびにヒロインだけが知っている事実も描写があって丁寧に作られている印象でした。
ほとんど会話文ですが、伏線もちゃんと拾っていきますし、考察する余白もあって楽しめます。
ストーリーの厚みには大変満足できました。
ただ、ED付近だけ唐突な展開もいくつかあって、考えてもついて行けない部分は惜しかったです。
また、システムの特性上なんども同じシーンを繰り返すゲームです。
特に3、4章は第二の故郷じゃないかと思うほど帰ってきます(笑)
ヒロインが新たに知った部分以外は金太郎飴状態になるので、そういったものが苦手ですとクリアはしんどいと思います。
攻略順は特に決まりはありませんが、1周目はノーマルEDで2周目からが本番になります。
知盛は絶対に最後です。
個人的には下記の順番が理想です。
ゆり子のおすすめ攻略順
序盤
ヒノエ両ED、敦盛両ED、九郎恋愛、将臣恋愛、譲恋愛、弁慶恋愛、朔
中盤
リズヴァーン両ED、景時恋愛、将臣十六夜、譲十六夜、白龍、帰還ED
終盤
大団円、平泉ED、弁慶十六夜、九郎十六夜、景時十六夜、銀、(泰衡)
ラスト
知盛
でも実際は色々なフラグや分岐を通るため多少効率も育成も必要になります。
攻略サイト様を参考に進めるのが間違いがないです。
私はこちらを参考にさせていただきました。
【https://choro-game.com/e/haruka3-guide】
【https://maistar.blog.fc2.com/blog-entry-4444.html】
遙かのシリーズの原案は水野十子氏が担当されています。
原画は水彩画のように繊細で、淡い色使いがとても美しいです。
ゲーム内のスチルはかなり塗りがはっきりしていて、アニメ絵のようになっています。
リメイクと言うことで、全体的なグラフィックも向上しています。
また、40枚以上の新規スチルが追加されています。
中には昔のスチルが描きなおされているものもありました。
スチルは差分を含み、全部で156枚です。
八葉はそれぞれ13~15枚、白龍13枚、朔5枚、銀9枚、その他18枚(うち知盛は6枚)でした。
スチルの他にも表情集というものがあり、キャラクターたちの立ち絵のお顔が601種も見ることができます。
アップ、引き、衣装違いなど網羅されています。
源平合戦をモチーフにした異世界アドベンチャーです。
普通の高校生だった女の子が白龍の神子として選ばれ、時空を超えた世界の源平合戦で平家の怨霊を倒して世界の調和を取り戻すために力を貸します。
悲劇の運命がなんども襲いますが、ヒロインは大切な人たちを守るために時空を超えて運命を書き換えに行くストーリーとなっています。
シリアスな設定ですが、ヒロインが前向きで男前なので、諦めずに一緒に頑張っていけるゲームです。
世界観もキャラクターも音楽もすべてが美麗。
恋愛要素は、いつもプラトニックなネオロマンスにしては、一部甘めで色っぽい傾向もあり満足できると思います。
戦闘要素があるので、ノベルゲームが良い方には少々ハードルが高いかもしれません。
ですが、遙かシリーズの中でも人気の高いナンバーだけあって最後の最後まで楽しめたので、気になっている場合はぜひプレイしてほしいです。
他の遙かシリーズをプレイしていなくても大丈夫です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた月の記事で👋
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