こんばんは。
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また、やる気ボタンと君雪の記事への拍手を押していただき感謝致します!
ゲームがめちゃくちゃ捗ったゆり子です。
たくさんパワーを頂けて本当に嬉しく思います!
この勢いのまま、早速「君雪」をコンプした感想を書いてきました。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
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メーカー | オトメイト |
発売日 | 2021年7月29日 |
CERO | C(15才以上対象) |
原作・プロデューサー | ハライチ岩井勇気 |
シナリオ | 佐々木麿/結城由乃/仰木サヤ |
イラスト | Team.ナガオカ |
キャスト | 小林裕介/前野智/山下誠一郎/佐藤拓也/浪川大輔/斉藤壮馬/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/kimiyuki/ |
時は享保元年。
君は雪間に希う公式サイト
八代将軍・徳川吉宗が江戸を治めることになった世。
江戸の町では、異形の化け物による事件が多発しており町民は度重なる事件に不安と不満の声を漏らしていた。
そこで徳川幕府は町の治安維持のため密に異形を取り締まる組織「御庭番」を設けた。
それから季節が巡り――享保十一年。
江戸から遠く離れた村に特別な力を持つ一人の少女が暮らしていた。
彼女が「黒い糸」を見た場所では必ず禍が起きる。
不気味がった村人たちは、雪が降り積もる山奥へと少女を追いやった。
そんな彼女の元に御庭番と名乗る青年が現れ……。
これは一人の少女と「人ならざるもの」たちが出会い、愛を知る物語。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は、ちょっと低めかなと思いつつ、私にとっては普通くらいでした。
甘すぎるとか、しょっぱすぎるとか、特に思わなかったので。
定番のちょっとドキッとしたりきゅんとしたりするシーンはみんなあります。
でもルートによって糖度の差はあります。
城下町組は低め、武家町組は高め、娯楽街組は中間かなという印象です。
大まかな展開は、御庭番として一緒に仕事する中で、絆が芽生え、だんだんと恋に変わっていく、よくあるパターンです。
ヒロインが恋愛には鈍感気味なのもデフォルトですね。
他の乙女ゲームと少し違うのが、攻略キャラクターは感情を封じられている、感情を実感したことの無い状態からスタートするところです。
心も感情もあって「今まで恋をことは無い」とはまた別で、一切何も心で感じなかったところ(ゼロ)から好きになってくれます。
好きになった時の感想は「こんな感覚初めて」等でありきたりですけど、まったく感覚がかみ合わなかったり理解し合えなかったりしたもの同士が種族を超えて同じ気持ちになれるというのは良いなと思いました。
縦笛や鈴などの綺麗な音色を活かしつつ、和風で静かな曲が多かったです。
聴いていて心が落ち着きます。
この雰囲気の曲だと、BGMの「導」がお気に入りで、タイトルバックで流れるように設定していました。
(今回はタイトル画面やおまけ画面で流す曲を自分で選べます)
個人的には、管轄組毎のルートを選択するときにバックで流れる「兆し」がイチオシ!
戦闘があるゲームのインターミッションの画面とかで流れていそうな曲です。
バイオリンの和音が好きでした。
今回はオトメイトさんにしてはBGMの音量が小さかったと思います。
曲調にも要因があるとは思いますが…いつもは音量は20%~30%に設定しているんですけど、君雪はMAXにしてないと他とのバランスが取れなかったです。
反対に宵禍の鳴き声?叫び?は結構大きめ。
びっくりするので小さくしたかったのですが、効果音扱いらしくて…。
一括設定なので、音量を下げると他の効果音が聞こえにくくなるので、ちょっと難点でした。
もう少し細かく設定できる仕様か、宵禍の鳴き声も音声設定か、だともっと便利でした。
(Switch本体画面でのプレイで、テレビ出力は試していません)
ヒロイン紗乃ちゃんは優しくて大人しい子です。
山奥に一人暮らししていたので対人関係は不器用で、発言する前にちゃんと考えてから言葉にするタイプみたいです。
会話中もあまり口にしない方がいい感想などは結構内心の台詞がありました。
口に出さず思うだけに留める大人の対応ができるのだと思います。
感情の糸で相手の状態はわかるのですが、色恋沙汰には鈍感。
特に相手からの好意や下心は、感情の糸の色はわかっても事が起きるまで真の意味に気づかない場合が多かったです。
ルートによって御庭番として学ぶものは違うのですが、どこの組に行ってものみこみは早いですし攻略キャラが早速褒めるほどスジも良かったです。
共通して頑張り屋で精神的な強さも良かったですが、城下町ルートで戦う術を身につけるとさらに頼もしく感じました。
考えなしに動くことは基本しないのですが、咄嗟の時は色々顧みずに行動してしまうみたいです。
御庭番たちの制止を振り切ったりとか、折れてもらったりとか、よくありました。
吉と出るか凶と出るかはその時々次第でした。
奇虚たちは宵禍退治のために記憶と心を封印され、合理的・効率的・機械的。
目的達成のためにわき目も振らなかったような人達です。
一見、人間と区別がつきませんが、関わってみるとドライで、違いを実感しました。
感情を知らない分、人間とのやり取りの中でどういうときにどういう感情を抱くのか、学んで模して対応しています。
なので、紗乃の気持ちも行動や表情から推測はできるのですが、実体験がないのでなかなか理解までは及ばなくて…。
最初は会話が大変なんですが、紗乃と行動しているうちに段々と心や感情が表れてわかるようになりました。
人間のように感情が宿っていく過程も面白かったですし、それを嫌と思わない奇虚たちを「ああ良いな」と思いました。
個別ルートの感想はこちら
サブキャラは名前のない人から立ち絵のある人まで大勢いました。
立ち絵のあるキャラは誰も彼もシナリオに絡んでいて、個別に背景もありましたし、中にはとてもいい動きをしてくれる人もいました。
個人的には娯楽街組の上司・清彦が好きです。
この人は存在が面白すぎました。
出てきてなにかしら喋るたびに笑っちゃいましたね。
反対に半蔵は注意です、キチガイです。
恐怖を覚えるようなまとわりつき方が忘れられない…。
全部のキャラクターの中で最推しは源十郎です。
プレイ前と変わりませんでした!
だってもう公式の紹介文の時点で好きだと思いましたし、ルートで恋愛過程をみてストライクを確信しました。
合計プレイ時間は40時間弱です。
共通1時間、管轄組分けルート1.5時間、キャラクター毎の個別ルート6時間前後でクリアしました。
シナリオは基本シリアスな展開ですが、ちょっとしたコメディ要素もあり、バランスがいいものだったと思います。
笑っちゃうようなシーンは岩井さんが考えたりされたのでしょうか?
本編内にご本人の要素があるとの事でしたが、私は最後まで気が付きませんでした。
また、ルート分岐してから起きる事件と謎解き要素がとても面白かったです。
管轄組毎のルートでそれぞれの事件を追って一区切りまでもっていき、個別ルートに入ると更に事件が起きて、事態を深堀して解決していく流れが良かったです。
真相に迫るとしんどさも増しますけど、伏線回収が一気に動いて楽しかったです。
本作は、昨今の作品の中では顕著に乙女ゲーム独特のご都合主義の意見や展開も出てきますが、慣れているのもあって8割くらいは許容範囲でした。
具体的に言うと、身内に甘い、罪と罰の対価が緩い等の乙女ゲームあるあるです。
現代物での法破りとかでは無いのと、せっかく奇虚が感情に目覚めるので、理詰めじゃなくても良いかなと私は思いました。
でも、両手離しでOKではありません。
本当に悪事を働いた者の内情は考慮するのに、冤罪者への対応の方が厳しかったのは解せませんでしたね。
ご都合主義を通すなら程度は揃えて欲しかったと思います。
また、その冤罪のくだりでなんだかモヤッとする点もありました。
ご都合主義とは別で、流れに違和感があるというか設定にかみ合っていないというか…未だに納得してないのです。
自分にとって読み取りづらい何かがあったのかもしれません。
ちなみにプロットはメインライターの佐々木麿さん。
共通、管轄別、智成、桜太郎も佐々木さん。
与市、錦次は結城由乃さん。
その他はどなたがどこを執筆されたかわかりませんでした。
攻略順は公式が未発表の上、ネタバレもあまりしない方がいいのかなと思い、伏せます。
OKな方だけ「攻略順ボタン」を押してください。
私のプレイ順は次の通りでした。
源十郎→与市→錦次→國孝→智成→桜太郎
推し候補から入り、あとはのらりくらり特に何も考えずに進めました。
全部クリアしてみて、おすすめ順はこの通り!
源十郎→國孝→錦次→与市→智成→桜太郎
桜太郎ルートは智成純愛EDをクリアすると攻略制限解放。
智成ルートは武家町、城下町、娯楽街を誰か一人ずつクリアすると攻略制限解放だったと思います。
与市は結構ラスボスのバレが多いので後回しの方がいいと思います。
なので、制限ないのキャラは源十郎、國孝、錦次を前半にプレイ。
前半3人はあまり順番を気にしなくていいと思いますが、私がしっくりくるのはこの順番です。
Team.ナガオカさんが担当しています。
オトメイト作品ですと、クロゼロや神なる君となども参加されています。
イラストはthe乙女ゲームの絵で、色合いもよくて全体的に綺麗です。
個人的には攻略キャラの振り向きの立ち絵がかっこよくて大好きです。
スチルもどれも良かったです。
共通章~管轄分けルートは24枚。
個別ルートは智成が11枚、他は1人10枚です。
(↑差分を含めない数です)
また、スチルの画廊以外に、クリア後のおまけコンテンツに設定資料と純愛ED後らしき絵もありました。
コンプスチルはありませんが、すべてクリアするとタイトルバックの画像の別バージョンが追加されました。
ハライチ岩井さんとオトメイトさんのコラボ作品です。
全体的にオトメイトさんの古き良き乙女ゲームという印象です。
(古き良き=今から10年前くらい)
コメディ的な部分も少しありますが、シナリオはシリアス傾向です。
謎解きは面白く、伏線回収もしっかりしていて楽しめました。
ですが、明らかにご都合主義な場面もありますので、それが苦手だと合わない可能性が高いです。
乙女ゲーム定番のドキッとしたりきゅんとしたりするシーンは外れはありません。
攻略キャラクターも奇虚という共通項がありますが、それぞれの個性もちゃんと光る人たちでした。
古き良きということもあって無難ですので、尖ったところもなく、初心者も手を出しやすいです。
長年乙女ゲームをプレイしている方にはどこか懐かしく思えるのではないでしょうか。
マンネリ化が駄目という方には受け入れられないかもしれませんが…。
久しぶりに乙女ゲームをするという時には良いかと思います。
是非やってみてください!
以上、君雪のまとめでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
そういえば、ナガオカさんといえば泣きゲーのイメージですが、今回私は泣いたって感想を書いていませんし、実際にも泣きませんでしたね。
薄情なわけではないですよ!
元々ゲームで泣くことが少ないというだけです…!
クロゼロやアンシャンテは泣きましたし、もちろん、君雪もしんどかったり悲しく思ったりする場面もありました。
泣きポイントを探しにもう一回プレイするのもいいかもしれませんね。
ではまた次回👋
いつもありがとうございます。
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