こんばんは。
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また、やる気スイッチを押して下さり感謝致します。
蝶毒が終わってしまった、ああ…。
想像以上に楽しかったので終わってしまうのがもったいなかったです。
が、ちゃんと完結させなきゃね。
ということで評価記事です!
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | プロトタイプ |
発売日 | 2020年2月20日 |
CERO | D(17才以上対象) |
シナリオ | 丸木文華 |
原画 | 天野ちぎり |
キャスト | 茶介/平井達也/大石恵三/チアノーゼ三太夫/須賀紀哉/他 |
公式サイト | https://www.prot.co.jp/switch/choudoku/index.html |
時は大正7年。
蝶の毒華の鎖~大正艶恋異聞~公式サイト
戦争の特需で財を成す人々がいる一方で、国家からの恩恵だけを頼りに暮らし、時代の波に乗り遅れた華族達の生活はいよいよ困窮し始めていた――
自分の誕生日を祝う夜会の最中だと言うのに、野宮百合子はひとり自室に籠っていた。
公家華族である野宮家の財政は困窮を極めているにも関わらず、状況に相応しくない豪華な宴になっていたからだ。
父・野宮康之の真意を測りかねる百合子。
だが、幼馴染の尾崎秀雄から、その夜会の狙いを聞いて合点がいく。
それは百合子の結婚相手を決め、彼女の幸せ……延いては家の将来を担保するためのものだったのだ。
戸惑いながらも、両親のためを思い夜会の会場に向かう百合子。
だがその時、反政府の暴漢達が乱入し、夜会は阿鼻叫喚に包まれる。
そして、警官隊の到着により事態が収拾した後、さらなる悲劇が野宮家を襲う。
その騒動の中で、康之が何者かに殺害されてしまったのだ。
あまりの出来事に怒りも悲しみも忘れて、唖然とたたずむ百合子。
だが彼女は、ただ一つの事だけは理解していた。
これが、転落の始まりだということを――
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は充分甘かったと思います。
基本的に、みんな主人公のことは好きなので、BADにいかない限りは訳のわからない仕打ちを受けたりはしないです。
花よ月よと姫様扱いしてくれます。
でも真島だけは甘いけどちょっと特殊です。
甘ければ甘いほどしんどさも比例する感じです。
綺麗な恋愛もあるにはあるのですが、キャラが若いからといって瑞々しくフレッシュなものはなかったですね。
濃かったり生々しかったり、人間のドロドロした関係や感情もたくさん出てきます。
とても刺激的で、読んでいて楽しかったです。
良曲揃いでした。
BGMは穏やかな曲からダークなものまで豊富でした。
個人的に「胸の痛み」という曲が一番好きです。
ピアノ曲で、途中で二胡(?)のような音が入るのが素敵でした。
それから「蔵の中」はトラウマBGM確定ですね。
メロディーを聴いただけで悲惨な絵ずらと文章が迷いなく浮かぶ最恐のBGMです(褒めています)
OP、ED曲は曲調が暗めです。
シリアスで仄暗い作風に合っていますし、素敵な曲でした。
ヒロインの百合子は好奇心旺盛でお転婆な華族令嬢です。
お淑やかさとは疎遠気味ですが、はきはきしているのがとても好印象でした。
相手を好きな気持ちに気が付いて一人で苦悩するも、最後は自分で決めて動くのも強い女性だなと思いました。
攻略キャラは厄介な人が多かった印象です。
一人ひとりにトラウマや辛い過去や苦悩があります。
百合子がそれを知るか知らないかで築く関係性も変わりますし、向ける感情も違ってきます。
先程も書いた通り、キャラ達は大なり小なり百合子への好意がありますが、関係性によって成就したりいきすぎて狂ったり…。
色々な人間ドラマを繰り広げてくれるので、終わった今は全員厄介な男で良かったと思っています。
圧倒的に格好いいのは斯波さんでしたけど、私は真島しか勝たんです。
もはや毒されて真島しか推せなくなりました。
南無。
初めのひとりは6時間くらいだったと思います。
段々とスキップできる箇所が増えるので、2人目からのプレイ時間はまちまちです。
多分、ひとり3~4時間くらいだったと思います。
真島ルートとノーマルルートは短めです。
章の区切りがイマイチわからないのですが、共通章が半分、個別が半分くらいの感覚です。
文章は丸木文華さんが執筆されています。
BL小説などを書いている小説家さんだそうです。
心情描写などは、わかりやすいけど端的になりすぎず、蝶毒の仄暗い感じまで漂っていて世界観にのめり込まずにはいられませんでした。
さすがプロだなと思います。
個人的には欲しいなと思ったシチュも詰め込んでいただけて大満足でした。
かなり暗い表現もありますので、トラウマになりそうなBAD ED等も当然ありました。
とても面白い作品ですが、万人受けはしないだろうなという印象でした。
それでも私は好きです。
本編の攻略順は秀雄→斯波→藤田→ノーマル→瑞人→真島の順でした。
自分でやっておいて言うなってかんじですが、無茶苦茶な順番なのでおすすめはできません(笑)
おすすめ順は以下の通りです。
おすすめの攻略順
秀雄→藤田→瑞人→斯波→ノーマル→真島
特に、ノーマルはネタバレが激しいのでなるべく後回しにすべきでした。
イラストは天野ちぎりさんという漫画家さんが担当されています。
立ち絵もスチルもとても綺麗です。
時代に合った落ち着いた色のものが多かったです。
百合子の女給姿とチャイナ服が可愛すぎてめちゃくちゃお気に入りです。
スチルは全部で117枚でした。
差分はカウントしていないです。
大正時代の仄暗い闇と、人のドロドロした部分をこれでもかという程堪能できるゲームです。
シナリオはとてもしっかりしていて、のめり込めること間違いなしです。
事件の真相解明もドキドキしますし、様々なドラマの中で動くキャラクターの心情がとてもとても辛くしんどいですが、尊いです。
もちろんキャラクターたち自身も魅力的です。
ただ、万人受け作品ではありません。
高確率でトラウマや地雷になりかねない要素もありましたので、そういうのを引きずってしまいそうな方には向かないかもしれません。
それでも仄暗い、しんどい展開が欲しくなったらぜひプレイしてみてください。
蝶毒はSwitch他にもPC、PSP、Vita版もソフトがあります。
PC版はFDも付いていますが年齢制限があるのでご注意ください。
蝶毒はこれにておひらきです。
ここまでのご拝読ありがとうございました。
では👋
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