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神々の悪戯 Unite Edition|本編ネタバレ感想

こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します。

本記事はSwitch版「神々の悪戯 Unite Edition」の本編の感想記事になります。
「神々の悪戯 Unite Edition」とは、「神々の悪戯(本編)」と「神々の悪戯 Infinite(ファンディスク)」が1本に収録された移植版です。

私は過去に本編のみをクリア済み、アニメやキャラソンも昔視聴済み。
とはいえゲームのシナリオに関しては、ハッキリ覚えている部分3:そうでない部分7くらいでプレイしました。
感想は上から攻略した順番に書いています。
それではどうぞ。

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカーブロッコリー
発売日2022年1月27日
CEROD(17才以上対象)
シナリオ武口碧/ひらやま/櫻間ろに/他
イラストカズキヨネ
キャスト入野自由/小野大輔/上村祐翔/豊永利行/神谷浩史/細谷佳正/梶裕貴/森川智之/他
公式サイトhttps://kamiaso.com/game/unite/
PSP版オープニングムービー

※Switch版オープニング曲も同一です。

あらすじ

これは様々な神話の神々が集う世界のお話。
神話の代表である神が集まり、何やら相談をしている模様。
どうやら神々の中には「人間嫌いの問題児」がいるよう。
神は人間を愛し、人間から崇拝されなければいけない存在。
現在の神と人とのつながりの希薄性は憂うべきこと……。
その現状を打破するため、人間に真似て「学び舎」を作り、そして人間の少女を1人選んで問題のある神々に「人間」とは何か、「愛」とは何かを教えるようにと命じたのだった。
主人公は神々の集う学び舎で彼らと生活することに……。

神々の悪戯公式サイト

システム

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能)〇※
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更〇※※
デフォルト名呼びボイス〇※※
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)×
ステータス(パラメータ)画面
アイキャッチ
フォント変更×

※チャプターは序章を1度読むと機能が追加されます。
※※下の名前のみ変更可能、苗字のみ音声ありです。

選択肢は「BRAVE」というポイントを貯めていくものと「Thread of fate」というENDやルート分岐を決めるものになります。
前者は通常の選択肢で、所謂好感度をあげるものだと思って大丈夫です。
後者は貯めた「BRAVE」によって選べるものが限られるため、ポイントが足りないと進めない道もあります。

シナリオを進めながら集める「ミソロジーモノローグ」というSSがあります。
物語の幕間や補完になるお話です。

また、各章の最後には「神話クイズ」というミニゲームがあり、全問正解するとアイテムがもらえます。
そのアイテムは「箱庭モード」という機能で使えます。
ちびキャラと置物を配置して遊ぶ部屋で、組み合わせによってはイベントが発生します。

世界観とヒロイン

神様たちと学園生活を通して「人間」ついて学ぶ物語です。

「箱庭」と呼ばれる専用の空間をゼウスが作り、そこに問題児とされる神々を(強制的に)招いて勉学に励みます。
呼ばれた神話は、ギリシャ、日本、北欧、エジプトの4種類。

箱庭の世界は、電子機器的なものは存在せず自然が豊かなイメージです。
ゼウスのチートで基本的にはなんでもありです。
可能な限り要望を聞いてくれることもあれば、季節の順番をめちゃくちゃに変えられたり、やりたい放題です。

ヒロインは、高校2年生の草薙結衣ちゃん。
天叢雲剣に選定され、箱庭に召喚されました。
古風な子で、恋愛経験はありません。
いきなり箱庭で暮らすことになり混乱もある中、問題児の神々を期限の1年以内に卒業条件を満たす状態に持っていくため奮闘します。

キャラクタールート別ネタバレ感想

Attention

以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

アポロンルート感想

アポロンのアイコン
Profile

Name:アポロン・アガナ・ベレア

Status:ギリシャ神話の太陽神

CV:入野自由

主人公の呼び方:妖精さん
自分の呼ばれ方:アポロン、アホロン、阿呆等

明るく前向きなムードメーカー。
同じ事を2回言う口癖があります。
人間にも友好的で、主人公にもとても紳士的に接してくれます。

アポロンルートは絶対に万人受けしないストーリーです。
攻略キャラが他の女性を好き…というのがダメでしたら全て地雷になります…。

まずは恋愛エンドからです。
そもそも、人間嫌いの問題児を集めた学園ですが、アポロンは誰よりも人間に友好的です。
結衣ちゃんにも紳士的だし、人懐っこくて、学園生活にも一生懸命で、見ているとただただ良い生徒。
底抜けの明るさに癒されます。

なのになぜ学園に召喚されたかというと「今後人間に害をなすから」。
元々人間に友好的だからこそ、負の感情を抱くとその分反動が大きくなってしまうというなんとも人間っぽい理由です。

昔、アポロンは「予言」能力でしか自分を見てもらえず、孤独でしたが、初めてできた理解者が人間の女であるカサンドラでした。
彼女はアポロンの心を救うという、乙女ゲームのヒロインのようなことをしているんですが、ゼウスの予言では将来的に意中のカサンドラに裏切られてしまいアポロンが壊れるので回避しようということです。

学園では、日々人間について熱心に勉強したり、精力的に生徒会活動をしたり、一緒に過ごす中で結衣ちゃんは彼を好きな事に気が付くのですが…カサンドラを知ってしまい、速攻で失恋します。
もうこれは本当にギルティ!
結衣ちゃんは恋愛した事ないし、アポロンはスキンシップ多いし天然で思わせぶりなことしてるし、文化祭の演劇では王子とシンデレラを演じていい感じになるのに、まさかのカサンドラに被せて見られてるし、なかなかに酷いと思います。
萌えどころが見つけられませんでした。

その後、ギクシャクしたまま時間が過ぎてゆきますが、タイムリミットまでアポロンの成果は見えず…。
ゼウスが未来が変わるまで記憶を消して何度も学園生活をループすると言い出したために、結衣ちゃんは失恋のショックも癒えないままアポロンの幸せを願って彼を変えるために尽力します。
めちゃくちゃ健気だし、応援したくなりますし、本当に好きなんですけど、神あそあるあるでシナリオが薄いので泣くところまで感極まらないのがなんとも惜しいです…。

最終的には、結衣ちゃんがアポロンに未来を明かして、体当たりで理解してもらいます。
悲しみと怒りで太陽神の力が暴走してしまいますが、結衣ちゃんが火傷しても否定しても恐れず自分のことを思ってくれているのに気づいて元のアポロンに戻ってくれます。
カサンドラへの気持ちは恋慕ではなかった、と急に言い出すのでちょっと腑に落ちないんですけど…。
その人しかいなかったから執着と恋愛が混同していたのかな?と私は考えています。
で、暴走の一件で結衣ちゃん(人間)の一途な愛に触れて、愛とは何かわかったのかな~と。

最後は恋人同士になるのですが、アポロンが人間界に行って有限の時間を過ごすか、結衣ちゃんがギリシャ神話の世界に行って無限の時をアポロンと過ごすかの2択です。
神話の方が正規EDぽいですけど、どちらも離れ離れにならずハピエンだと思います。

宿命エンドは、カサンドラには踏み込まず結衣ちゃんは失恋フラグを回収し、恋愛はあっさり終了。
主人公なのにほぼ空気で、アポロンとゼウスの確執のお話になります。

代々、子が親の権力の座を奪う事態が続いていて、ゼウスはそれに怯えてアポロンを殺そうとします。
アポロンが自分で向き合うか、ハデスの仲介から事を収めるかでエンディングが変わります。
どちらも、学園は卒業できるし、大なり小なり和解するので恋愛抜きに考えるとBAD EDではなかったです。

親子的にはアレですけど、学園で一緒に過ごして仲良くなったっていうのもあってハデスが助けに入ってくる方がしっくりきました。
宿命ルートに入ったらハデスはずっとアポロンのフォローをしてくれていたし、「ハデス伯父さんハデス伯父さん」言ってアポロンもなついていましたし。

ハデスルート感想

ハデスのアイコン
Profile

Name:ハデス・アイドネウス

Status:ギリシャ神話の冥府の王

CV:小野大輔

主人公の呼び方:草薙
自分の呼ばれ方:ハデスさん、伯父さん、デス、根暗等

ゼウスの兄で、アポロンの伯父。
博識で落ち着いた雰囲気の神です。
不幸体質から、他人を巻き込まないために関わることを避けています。

このルートはどう足掻いても泣くのでハンカチをもって挑むのをおすすめします。

まずは恋愛エンドから。
ハデスは最初、学園生活に非協力的な神でした。
全ては身勝手なゼウスが嫌いというのと、不幸体質に自分以外を巻き込むのは我慢できないというどこまでも謙虚な優しさ故にです。
…冥府の王ではなくて慈愛の神の間違いかと思うほど、他人の幸せばかりを願うハデスが悲しくて優しくて、そりゃ大好きになりますよって思います。
結衣ちゃんもハデスの本質を知って落ちてました。

天体が好きな神なので、天文部の活動を通して彼とお近づきになっていきます。
常に独りでいようとするんですけど、優しいから近寄ってくる結衣ちゃん達に完全な拒否はしないんですよね。
アポロン、尊、ディオニュソス…と最初は天体に興味がなくても、ハデスを慕って集まってくる子たちと不幸体質を乗り越えて部活動する時間は本当に幸せそうで心が温かくなりました。

部活の初期から諦めずに鼓舞してくれた結衣ちゃんには特に感謝していて、幸せな時間を送れたのは結衣ちゃんのおかげだとぼかすんですけど。
まぁこれは好きになってるだろうなって感じです。

でも、自分は冥府の王で死者の怨念が身体に刻まれていて、不幸はどうにもならないし、誰かの幸せを奪うのは我慢できないからって孤独に戻ろうとするシーンはしんどかったです。
星を好きな理由も、冥府の底から独り眺める星々が小さな希望の光に見えるとか、天空に星の美しさに気が付かなかっただろうとか、何かを好きになる理由までが悲しいのが余計に胸打たれます…折角一緒に見る人ができたのにな。
本当は幸福に飢えているのに、欲しいものほど遠ざけて守りたいと思うその精神がハデスの強さであり悲しくて尊いです…。

メインヒーローだったら運命なんて自分で決めるか、ぶち破るかするところですけど、ハデスは受け入れてしまっているので、そのまま冥府へ帰ってしまいます。
結衣ちゃんはアポロン達ですら行くなと脅されている冥府に乗り込んでハデスを連れ帰ろうとするんですけど、神話のオルフェウスのように冥府を出る直前に「振り返るか、振り返らないか」の選択肢を選ぶことになります。

振り返らなければ、元の世界に戻れますが、ハデスの記憶はなくなり二度と会えなくなってしまいます。
そもそもハデスはまた一緒に学園に戻る気はなくて、結衣ちゃんを返すためだけに見送りでついて来てくれていて…。
一緒にいたい葛藤もあれど、やっぱり結衣ちゃんの幸せを最優先し、本物の愛を見せてくれたハデスに号泣させられました。
しかも、日常に戻ったらハデスの加護みたいなのが不慮の死から守ってくれるし、もう何がなんでも幸せになって恩返しするしかないなと思いました(記憶はないけど)

振り返ると、結衣ちゃんも冥府の住人となり、ハデスと永遠に闇の中で一緒に生きることになります。
ハデスの願いは叶わないけど、ずっとほしかったものは手に入って孤独ではなくなります。
「半身を得たような」と言っていたので、それはそれは嬉しかっただろうなと思ってハデスの涙がこちらにも伝染しました。
でも、泣いているところで本気のキスを始めるから笑っちゃいました!
スチルが出て、字幕が消えて、どのボタンを押しても無効。
ゲームを進める権限を一時的に奪われ、吐息の音声を強制的に聞かされる仕様…なにこれ神の力?
公式のものすごい圧と気合いを感じました。

宿命エンドの方は、ハデスに刻まれた怨念をアポロンと半分にして分かち合うか、ハデスが全てを諦めて元の鞘に戻るかの選択になります。
私は前者のEDの方が好きです。
苦しみとはいえ同じものを分かち合えるアドバンテージはかなり大きいと思います。
結局ハデスに呪いが戻ってしまうEDは、幸せが欲しいと思う心すら諦めてしまうので、体裁は学園に来た時の振り出しに戻っただけですけど、メンタル的には救えずに悪化してしまったBAD EDと言っても過言ではないかなと思いました。

月人ルート感想

月人のアイコン
Profile

Name:戸塚月人

Status:日本神話の月の神

CV:上村祐翔

主人公の呼び方:草薙結衣
自分の呼ばれ方:月人、ツキツキ、あにぃ、愚鈍等

真面目で規律を重んじる性質。
生徒会の他、風紀委員も担っています。
弟の戸塚尊は慕っているが、本人は気にしていない様子…。

月人ルートは良いエンドもあれば謎エンドもある、ギャップがすごいルートです。

全てに興味のないツクヨミ。
真面目と思われていますが、実は興味が無い故にマニュアル通りにしか動けない側面を持っています。
過去に、親から愛を受けられず、三兄弟の心が荒み、ツクヨミは任務を全うするしか存在価値がないと思い込んでしまったそうです。

恋愛ルートでは、箱庭の学園生活で結衣ちゃんが頑張っても頑張っても全く改善の余地が無いので、ロキの「恋人になったら外れる指輪」で強制的に月人と恋人になります。

ロキの指輪のせいでお互いにまだ気持ちがないのにいきなり接吻からスタート。
恋人繋ぎしたり、膝枕したり、恋愛過程の付き合う前の状態で、高確率で萌えるイベントもこなすんですけど、月人がからっぽすぎて恐ろしい程に萌えないです…!

その後、夏の祭りをすることになった時は月人の方から夏祭りに参加する「家族」についてすごく興味を持ってくれます。
…良い事ですけど、何かに興味を持つようになるまでの過程が「数週間」の一言で飛ばされちゃうので、なかなかに心情を追いかけるのが大変でした。
間に何をどうしていたんだ一体…!

恋愛過程は家族の話題が出てから月人に大きな変化が出てくるのでまだ何とかわかるかな〜という感じです。
声優さんの演技も段々と感情が篭ってくるので、進展しているのが感じられてかなり助かりましたね。
演者が神様かもしれません…!

それで、神々たちは血の繋がらない家族、尊は実の兄弟、結衣ちゃんは結婚相手として絆のある「家族」ができて良かったなと思いました。

せっかく月人が興味を持ったので、家族らしいことをしようとアポロンたちとお正月行事を学校でやっちゃうのはちょっとズレてて可愛かったです。

恋愛エンドは結衣ちゃんが元の世界に帰るものと、夜之食国に行くものの2つです。
元の世界に帰るとすぐに月人が会いに来るので、あんまり別れの切なさは余韻が残らないです。
結衣ちゃんの記憶はなくなってるので、それがそのままなのか、戻るのかによって感じ方が変わるかな…?

月人の世界に行く方は、人間界には二度と戻れないけど、月人と夫婦として幸せそうにしていました。
マニュアル通りと見せかけて、月人の意思で結衣ちゃんを求めていてジーンとしちゃいました。
良くぞここまで更生できたな~と。

宿命の方は、陽、月人、尊がやっと兄弟らしくなるストーリーです。
三者三様のすれ違いと言いますか、昔、三兄弟の心が荒んだ時期に、お互いに向き合えなかったり勘違いが起こります。
尊は月人が自分を救ってくれたから慕っていたのに月人はそんな意図は無かったとか、実は月人は血の繋がった兄弟ではないとか、陽は自分より余所者の月人が尊と上手くいっているように見えて嫉妬とか…。
それが、今になって尊が真実を知って、ショックで荒ぶる神に戻ってしまうんですけど、月人が心を開いたのをきっかけに三兄弟で仲直りしました。
月人がまた恋愛エンドとは違う「家族」を手にできたエンドでした。

もうひとつの方は何回プレイしてもちんぷんかんぷんです(笑)
一晩のうちに月人がキャラ崩壊し、そのよく分からないキャラに押されてギャグみたいに三兄弟で仲直りしました。
本当になんの前触れもなく月人がおかしくなるのでプレイヤーも他のみんなも置いてけぼりです。
宿命が迷子。

尊ルート感想

尊のアイコン
Profile

Name:戸塚尊

Status:日本神話の海の神

CV:豊永利行

主人公の呼び方:雑草
自分の呼ばれ方:尊、戸塚弟、タケタケ、ターたん、ぺけ等

荒々しい海の神そのもので、気性が激しいです。
ですが、本来は優しく男気のある性格で、懐に入れた者の面倒見はいいです。
兄の月人には絶大の信頼をおいています。

尊と部活動に励み、1番人間の学生らしく過ごせるルートだと思います。

尊は義理堅いヤンキーって感じです。
初めは学園生活に否定的で、昔から慕っている月人以外には乱暴な態度ばかりを取っていました。
結衣ちゃんに対してもガラの悪さ全開でした。
でも、結衣ちゃんが根気よく尊と向き合い、剣道部の活動を通しての交流で尊は段々と心を開いてくれるようになります。

「あ゙あ゙?」って突っかかるか無視するかが相場だったのに、人間の女の子として気をつかってくれるところまでいくなんてすごく絆が深まったんだなと思いました。
夏に部活の合宿をする時に、婚前の男女がひとつ屋根の下に一緒なのは良くないっていかにも昔の日本って感じですし、わからないなりに頑張って大事にしようとしてるのはグッときました。
でもその知識、なんの本を読んで得たのか気になります(笑)

ですが、過去と同じような過ちを繰り返してしまい、ゼウスの命令で停学処分になってしまいます。
多分、オオゲツヒメの話と、神化の影響で結衣ちゃんに怪我をさせてしまったことが似ていたのだと思います。
尊は「乱暴者」と言われ、高天原(天界)でも居場所がありませんでしたが、また同じことになり、何をしてもダメだと否定的なヤンキー時代に戻ってしまいそうになります。
結衣ちゃんはそんな彼を救いたくて、2つの方法を思いつきます。

恋愛エンドは、尊の考えを改めさせるように働きかけます。
停学処分を撤回するようゼウスに頼み、人間の力だけで制限時間内に指定した山の山頂にたどり着いたらという条件の試練に挑みます。

過去は変えられないと尊本人も言っていて、自分の非はわかっているのですが、自分に居場所がないことは他人のせいだと思っている節がありました。
だから、まずは他人に何かを望むのではなくて、自分が状況を受け入れられるようになること。
ゼウスも試練にはそういう意図を含めていて、登頂自体は時間切れとなりましたが、尊が意図に気がついたことにより、復帰を認められました。

そして、卒業間近には部活動を通して苦楽を共にしてきた結衣ちゃんと同じ気持ちであることを確かめ合います。
ストレートに「好きだ」って言うのは尊らしくてとてもいいシーンでした。

最後は人間界に帰るか、神話の世界に行くかの2択。
人間界に帰る方は、尊が「長い間ずっと好きで、どうしても会いたくて来た」と言ってくれるので、めちゃくちゃ嬉しいです。
できたら、尊側視点の会いに来るまでの経緯も知れたらもっと良かったですね。
神話の世界に行く方は、その世界で暮らしていたようですけど、スサノオって高天原を追放されて結局出雲(人間界)に降りてきますよね。
それとも、尊が改心したから状況が変わってずっと高天原にいられるのでしょうか?
その後がすごく気になりました。

宿命ルートは、別の手段どころか、ヤマタノオロチを討伐するストーリーです。
ここでの神話では、人間の祈りを高天原の神が無視し続けたことにより、呪いに変わり、神を喰らう化け物が誕生するという言い伝えです。
箱庭に現れたヤマタノオロチは結衣ちゃんの「尊が学園に戻ってきて欲しい」という祈りが強すぎて、天叢雲剣が呪いに変えちゃったそうです。
このルートのゼウスは全知無能でヤマタノオロチを倒せないので、尊と月人と結衣ちゃんで討伐します。

1つ目のEDは、無事に討伐し、高天原に天叢雲剣を持ち帰り、神々の意識改革をはかって二度とヤマタノオロチを生み出さないようにします。
もう一方は討伐は叶いますが、月人亡くなってしまうBAD EDでした。

バルドルルート感想

バルドルのアイコン
Profile

Name:バルドル・フリングホルニ

Status:北欧神話の光の神

CV:神谷浩史

主人公の呼び方:ユイさん
自分の呼ばれ方:バルドル、バルバル、天然等

光の神の能力で他人を魅了する人気者。
基本的に穏やかで優雅ですが、何もない所で突然転ぶ習性があります。

常に終わりを気にするルート。
めちゃくちゃに重く、糖度は低いですが、宿命エンドの方が主軸っぽいですしおすすめです。

光の神の能力ではなく、自分の意思でバルドルを好意的にみてくれる結衣ちゃんは初っ端から特別な存在。
結構強めに押して恋人同士になろうとしてきます。

結衣ちゃんもバルドルへの気持ちが定まらないからかわしていたんですけど、時折いき急ぐような発言を聞くし、押しまくられていたせいか、一緒にいないと寂しく思って、なかなか術中にはまってましたね。

一方でロキは「距離をおけ」と言って、バルドルと引き離そうとあの手この手を講じます。
ロキのムーブがバルドルをないがしろにして結衣ちゃんにいい顔してもバルドル寄りに見えるのが深いです。

バルドルからすると結衣ちゃんが全然手に入らないから、我慢の限界がきて、二人きりになったときに押し倒しちゃいますけどね。
完全に一方的だったし、執着心やばいなって感じで、若干表情から病みも感じました。

そしてなんでグイグイくるのかというと、もう死期が近いから、と真実を語り始めます。

恋愛エンドでは、結衣ちゃんがバルドルと一緒にいることを選びます。
ロキがバルドル本人も知らないバルドルの秘密を知っているんすけど、何も聞かず、何も明かされず、まさかの放置…!
(建前上)不治の病で死期が近いということで、残った時間を恋愛に全振りでした。

バルドルと結衣ちゃんが相思相愛なのはいいんですけど、結衣ちゃんもちょっと盲目になってないかと感じましたね。
秘密はともかくとして、乙女ゲームのヒロインが好きな相手の病ネタまで放ったらかしで、なにか試みようとする発想がみられなかったのはなんだかなと思っちゃいました。
別れを惜しむことを何度も言うわりに永遠の別れになってしまいそうなフラグは折らないのはなんか違う気がするんですよね。
バルドルがキャラソンで「愛の共犯者」って歌っているので、他はどうなってもいいってことなのかなとは思いますけど…。

最後はまた人間界に帰るか、北欧神話の世界に行くかの2択があります。
どちらに行ってもバルドルが生きていてびっくりでした!
でも神話世界のは、盲目的に2人の世界に入り込んでいる感じで、今後はどうなったんだろうと思います。
人間界に帰る方は、バルドルは1回死んで復活したみたいでしたので、ラグナロク起きちゃったのかもしれません。

宿命エンドの方は、ロキから真実が語られます。
バルドルは生まれながらの破壊神で、世界を滅ぼす運命にある。
だから、仲間として友だちとして止めなきゃいけないというのがロキの見解でした。

そして、ロキのムーブは全部バルドルの心の平穏のために気を利かせての行動だったんです。
宿命ルートに入った途端、ロキへの見方がありえないほど変わるので、これはぜひ体験して欲しいと思います。

個人的にはもし、何も知らない(忘れたまま)で恋愛エンドを進めていたら恐怖のどん底です…。
破滅の上で恋愛して綱渡りしてたんですからね…真実を知ってる方が私はいいなと思ってここは宿命エンド推しです。

最後の分岐はもちろん、バルドルを倒すか、倒さないか、です。
倒す選択をすると、ロキが一瞬躊躇って大惨事になるけど、責任を取ってバルドルと共倒れします。
何も知らずに消えるバルドルも悲しいし、友だちを手に掛けるロキも辛いし、残されるトールもししんどいし、BAD EDすぎました。

倒さない選択をすると、バルドルが自分の状況を察して身投げします。
こちらはロキは生き残りますけど、友だちを失う悲しみは倒すを選択しても変わらないので、どの道しんどかったです。

ロキルート感想

ロキのアイコン
Profile

Name:ロキ・レーヴァテイン

Status:北欧神話の炎の神

CV:細谷佳正

主人公の呼び方:ユイ
自分の呼ばれ方:ロキ、ロキロキ、ガキ等

無邪気で邪悪なイタズラ好き。
気分屋でつかみどころのない性格をしています。
好奇心も旺盛です。

バルドルルートとニコイチのルートです。
恋愛の相手はさすがにルートで違いますけど、バルドルの宿命問題はこのルートでもウェイトが大きかったです。

ロキはイタズラでコミュニケーションしたり愛情表現をしたりする困ったちゃん。
しかも天邪鬼なので、興味のない事には見向きもしないし、いきなり興味が失せたりもします。
それで結衣ちゃんはかなり振り回されますけど、トールの協力もあってなんとかロキに学園生活を送らさることができました。

というか、トールはいつもフォローをしてくれて、心のオアシスでした。
普通にトールに惚れた…。

で、ロキの方とも仲良くはなれるんですけど、イタズラされるようになったら心を開いてくれた証って、なかなかハードです。
結衣ちゃんはもちろん向き合うのですが、普通なら近寄りたくないですよね。
なので、ロキは昔から周りに見放されていたけれど、バルドルが受け入れてくれたから親友として長く付き合ってきたそう。
神話の世界ではトールも含めた3神で仲良くしていたみたいです。

箱庭の季節が冬になった時には、結衣ちゃんも輪に入って雪合戦をしていたのは印象的でした。

でも、ずっとは続かない…バルドルの不治の病ネタがくるので「またか」って感じでしたね。
ロキがこの問題に対してどうするかという、ロキの心の動きのストーリーにはなってますけど、バルドル絡みじゃなくロキ固有の「何か」を主題にして欲しかったな~と思います。
バルドルの宿命はかなり重いので、シナリオ的には面白いんですけどね…!

恋愛エンドでは、先の運命が決まっていたとしても、向き合って、できる限り改善の努力しようということになります。
ロキはバルドルと積み重ねてきた時間が長いからこそ、複雑に考えていたみたいですけど、結衣ちゃんの言葉で変わる努力をすることや、自分なりの方法で向き合うようになりました。

でも、ロキが結衣ちゃんのことを人間と認識していなくて、やっと気がついたら今度はすれ違いが起きて…。
なんかもうバルドルの話とか無かったかのように空気になって、ロキと結衣ちゃんが正式に恋人になるまでの過程が描かれました。
思いっきり恋愛に振ってるのは恋愛エンドなのでいいんですけど、うん、色々無かったことにしないでと思いましたね。
恋人としてのシチュエーション的には多分1番甘かっただけにシナリオがもったいなかったです。

最後は通過儀礼の、人間の世界に行くか、神話の世界に行くかの2択。
神話の世界に行くと、北欧3人組と結衣ちゃんで遊びに出かけるみたいな場面で、ロキが結衣ちゃんをきっちりホールドしていました。

人間界に帰る方は、ロキから人間界に行きたいと打診があって、2人で帰ってきます。
箱庭での記憶が無いにも関わらず、深層に相手を思う気持ちが残っていて、また2人は惹かれ合いました。

宿命エンドは、大筋はバルドルルートと同じです。

でも、これまでにロキとの絆を深めているので、本音を聞くことができます。
自分の選択に迷いもあるし、これからも結衣ちゃん含め4人で楽しく過ごしていきたいと、ロキが誰よりもハッピーエンドを望んでいて、苦しくなっちゃいましたね。
現実は無常なので…。

エンドの分岐で、バルドルを倒す・倒さないのどちらを選択しても倒しちゃいます。

迷わずに倒した方は、平和を望むバルドルが破壊神になって心を病まないように「バルドルの魂を救う」という正義の元で実行。
バルドルも察して「ありがとう」といっていたので悲しいけれど、みんな今後も前を向いて進める可能性を感じました。

倒さないを選択して倒しちゃった方は、1回ハッピーエンドに行けたと思わせておいて、ロキが理想の「ハッピーエンド」を夢見る廃人になっていたオチでした。
上げて落とす…残酷すぎ…!

アヌビスルート感想

アヌビスのアイコン
Profile

Name:アヌビス・マアト

Status:エジプト神話志の死の神

CV:梶裕貴

主人公の呼び方:ユイ
自分の呼ばれ方:アヌビス、アヌアヌ

警戒心が強く、学園では姿すら見せません。
ですが、心を許した相手には素直で純粋です。
特殊な言葉をつかい、理解できるのはトトのみです。

アポロン~ロキまでクリアするとルートが開放されます。

別名「カーバラバラ」ルートです。
途中までずっとアヌビスの言語が聞き取れない設定で「カーバラバラ」しか喋れません。
意思疎通が叶ったら日本語が聞こえてきます。
テキストウインドには常に訳が出てるのでプレイするのには問題ないです。

このルートのストーリーは考えさせられるものでした。
価値観の違いみたいな…?

傷を負った子犬(カー)を見つけて、アヌビスは苦しませずに輪廻転生させようとします。
結衣ちゃんは、今と転生後は別物だから、今あるカーの命を大事にすべきと主張。
トト様は中立で、どちらも正しいとお考えでした。

…ある意味究極の選択ですよね。
私はトト様支持なんですけど、ここではアヌビスが転生後は幸せになれる前提のような思考だったので、それはどうなるかわからないから早まるなとは思いました。

結局カーを助けたことで、一緒に遊んだ幸せな思い出ができます。
でも、元々病気か何かだったので短命で死んでしまいます。

人間を理解する前のアヌビスは、無理やり延命させたエゴでカーが幸せになれなかったの一点張り。
神話の世界では魂の選定をしていて、人間の悪いところばかり目にしているから、結衣ちゃんの判断も自分勝手だと思ったんでしょうね。

それでも、カーの葬儀をして、みんなが悲しんでいるのを見て、ぐっと歩み寄ってくれます。
アヌビスがカーを失った怒りや悲しみをぶつけても結衣ちゃんは選定する人間のようには振る舞わなかったのも大きかったです。
いい思い出ができた分、悲しみが深くてムキになったけど、自分だけではなかったとか。
その感情が人間なんだということとか。
そして人間の良い部分にも目を向けるようになり、もっと知るために授業にも出てくれるようになります。
トト様すら諦めていたので、大革命起こしたなくたなぎ…!

恋愛の方は、ちょっと急ぎ足でした。
一応、アヌビスは結衣ちゃんと分かり合うまでの過程でできあがってきて、自分を変えてくれた大事な人ということで好きになり、結衣ちゃんの方は、ふとした時に見るアヌビスの凛々しい姿と普段の無邪気な姿のギャップにやられた動機はありました。

それで、結衣ちゃんと一緒にいたいがためにアヌビスはトト様が用意した試練に挑み、禁断の果実を2人で一緒に食べたら恋愛エンド、そうしなかったら宿命エンドでした。
恋愛エンドは結衣ちゃんが突然神化したのでびっくりでした。
他のルートは神話の世界に行っても特に何も言われて無かったですけど、同じなのかな…?

宿命エンドの方は、それぞれが元の世界に戻りますが、アヌビスが結衣ちゃんに会うために人間界に来ちゃいました。
重いヤツは無かったです(一安心)

ロキルート感想

トト様のアイコン
Profile

Name:トト・カドゥケウス

Status:エジプト神話の叡智の神

CV:森川智之

主人公の呼び方:草薙
自分の呼ばれ方:トト、トト様、センセ等

高圧的で放任主義な壁ドン教師。
いつも図書館で本を読んでいます。

アヌビスまでクリアするとルートが開放されます。

いちルートとしては、神と人間の相容れなさが切ないし、己の奢りが引き起こした結果と痛みを知る物語として有りだと思います。
というか、トト様好きです。
しかし、攻略制限をかけてまでこのルートを最後にプレイする意味はないかなと思うルートです。

ストーリーは、神々たちが全員学園の卒業資格を得たので、今度は結衣ちゃんが神について勉強します。
トト様が教えることになるのですが、実質教えてくれないし、弄ばれます。

とにかくずっと上から目線です。
でも、叡智の神として知的好奇心はあるのか、物怖じしない結衣ちゃんに興味を持って(目をつけられて)しまい…。
こういう時に人間がどんな反応をするのか、実験体として色々試していました。

トト様好きな私が言うのもナンですけど、結衣ちゃんがトト様のどこが良くて絆されたのかは謎でした。←

トト様って合理的なので、感情的なことは重要視していないんですけど、結衣ちゃんが自分に気があることがわかったら「愛を教えろ」って、学園生活の目的も一応は投げかけてきました。
でもこれ、トト様は信頼関係とか相互理解とかは端からわかり合う気がないので、何をしても見事に全然甘くなかったです。
多分、叡智の神としてなんでも知っている自負と傲慢があるんでしょうけど、知識から推測はできても本に結衣ちゃんの気持ちは載ってないんやで、って一言言いたくなりました…!

一方で、終末の砂時計の残り時間が指し迫り、トト様は焦り始めます。
原因は人間で、悪意、犯罪、環境問題、戦争、諸問題で地球が滅んでしまうらしく、回避するために人類を滅ぼすことに。
急展開すぎて笑うしかない(笑)
そして、結衣ちゃんが地球に住むものの責任で人間だけのせいではないと主張すると、関係者全員が悪いから世界を滅ぼすという結論を出します。
発想力が人智を超えすぎて笑うしかない(笑)(笑)
でも、トト様は叡智の神だけあって人間の悪い部分を知りすぎているのかもしれませんが、良い部分を生かす考え方は無理なのだろうかとも思いました。

恋愛エンドはまさかの主人公消滅で終幕です。

トト様が世界を滅ぼそうと神の力を発動させますが、世界と天秤にかけて結衣ちゃんだけは特別に助けてやると言います。
多分、トト様は自分が知っている「人間」のように結衣ちゃんが助けを乞うと思っていたんでしょう。
でも、結衣ちゃんは自分を犠牲にしました。

トト様は唖然としてましたけど、人間を甘く見た傲慢さが招いた悲しい結果だなって思います。
後日談SSで、失う痛みを知ったトト様が自分の過信を後悔して、もう一度滅ぼしかけた世界に目を向ける気になり、結衣ちゃんへの愛を知ったのがなんとも皮肉でした。
神と人間、両方が救われるEDが欲しいです…。

宿命エンドの方はまだ穏やか。
結衣ちゃんの人間代表としての心意気で砂時計の時間が巻き戻ったので、学園生活を続けます。
トト様の今までの振る舞いはわざとで、実は好きな人には私を頼れって思っている世話焼きなところとかもあって、普通に勉強教えててびっくりです。
消えるよりかは全然マシですけど、攻略制限を突破して、最後にこれか…うん…。

ここまで引っ張ったら普通は大団円とかがくると思うじゃないですか?
「やってくれたなブロッコリー!」っていうのが当時から変わらない感想です。

あとがき

以上、本編のネタバレ感想でした。

すみません、トト様の壁ドンはアニメの方のネタです。
このネタ大好きなのでちょっとだけ紹介に書いちゃいました(笑)

まぁ、本編については冷静に考えるとツッコミどころの多いシナリオを、キャラクター性とイラストと音楽で帳消しというクオリティのゲームです。
私の場合は思い出補正も入っているので、構成に意見をしつつもギャグみたいなところを楽しんでいる口です。
納得いくハピエンらしきものがなくとも、ハデス伯父さんとトト様が昔から大好きです。

さて、引き続きFDの方をプレイしていきます。
続けて読まれる方はInFiniteネタバレへ。

では👋

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