SympathyKiss(シンパシーキス)|ネタバレ感想

シンキスこと「SympathyKiss」!
手元に届いた日からいそいそを攻略してきました。
この記事は、全員攻略を終えてのキャラクタールート別の感想です。

こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します。

今回はシンキスの感想を書いてきました。
界隈が盛り上がっているところ大声で言えないのですが、私は予約開始時にさっさと通常版を予約して、そのまま特に何も無く発売日を迎えました。
ツイッタのフォロワーさんたちほとんどがステラセット買ってるみたいだったので、私ちょっとズレてんだろうな~とか思ったけどしょうがない!

でも、楽しい楽しい趣味の乙女ゲームですので、楽しむところは全力で楽しみ、微妙なところは微妙な反応で!
自分の備忘録でもあるので正直に書いていきます。
いつもですが、好き勝手に書いているので何卒ご了承ください。

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカーオトメイト(IF/DF)
発売日2022年11月17日
CEROD(17才以上対象)
シナリオウサギリス株式会社/YUKI/星野彼方/有限会社スタジオエム/青木ひろえ/大山愛乃/北弓しほ
イラスト藤理卜
キャスト梶原岳人/梅原裕一郎/興津和幸/山下誠一郎/KENN/内田夕夜/他
公式サイトhttps://www.otomate.jp/sympathykiss/
敬称略
プロモーションムービー
オープニングムービー

あらすじ

人事異動で待っていたのは、新しい仕事と……新しい恋!?

貴女は、アプリ会社にデザイナーとして勤めてちょうど1年。
最近は仕事にもだいぶ慣れ、充実しながらも平凡な毎日を送っていた。
そんなある日、社内でサービス終了が噂される情報アプリの企画編集部に突然配属させられることになってしまう。
配属先にいたのは、リニューアルのために社内から少数精鋭で集められた曲者ぞろいの男性陣。
しかも、彼らと組んで一緒に仕事をすることに……!?
アプリを立て直すために、一癖も二癖もあるパートナーに翻弄されながらも、初めてづくしの仕事に奮闘する貴女。
その仕事の先に、新しい恋が待ち受けているとも知らずに――。

公式サイト

システム

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)
ステータス(パラメータ)画面
アイキャッチ
フォント変更×

基本はいつものオトメイト仕様です。

シンキス特有のシステムとしては次のものがあります。

スマホシステム
RiNGとよばれるSNSチャットでキャラクターとメッセージ交換や通話をしたりします。

ラブ×ジョブセレクトシステム
パラメータの「ラブポイント」と「ジョブポイント」の上昇に関わる選択肢です。
選択はエンド分岐に作用します。

エモーショナルセレクトシステム
キャラクターの言動に対して感情で答える選択肢です。
喜怒哀楽等の数種類の感情の中から2つ画面に提示され、どちらかを選択します。
選択した内容によって、その後の会話の内容が変化することがあります。

世界観とヒロイン

ファンタジーなしの現代物で、アプリ会社の社員または近辺の関係者との間で起こるオフィスラブを堪能できます。

ヒロインは天沢朱里ちゃん、23歳。
アプリ会社エスタリオでデザイナーとして働いて丸1年。
突然の人事異動で、情報ニュースアプリ【エスターシ】の企画編集部へ配属になります。

自己投影型のキャラで、ヒロインの顔は描かれていません。
台詞もほとんどなく、選択肢がヒロインの言葉になります。

ヒロインと同じ会社に勤めているのが、メインキャラの五月女、湊、虎走。
サブキャラは、大江、榎坂、社長の飯村。
中でもヒロインと同じ部署勤めなのは五月女、湊、虎走、大江です。

取引先のテンプスティ株式会社にもメインキャラの吉岡とサブの比嘉がいます。
碓井さんはエスタリオ社員行きつけのBar・エヴァーグリーンのマスターです。
多井中、YOFYは初期段階では謎の多い人たちで始まります。

キャラクタールート別ネタバレ感想

特にやりたい順番もなかったので、だいたい紹介順にして、途中に隠しを挟みました。
五月女→湊→虎走→吉岡→隠し1→多井中→隠し2→碓井

Attention

以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

五月女光基ルート感想

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Profile

Name:五月女光基(さおとめみつき)

Age:24

Status:企画開発2部→エスターシ

CV:梶原 岳人

若手ながら面白い企画を連発している天才肌のヒットメーカー。
知能が高く浮世離れした性格で、周囲の人間を振り回すタイプです。
しかし人当たりは良く甘え上手で距離感がバグっています。
大抵の人は文句を言いながらも巻き込まれてくれるようです。

ある意味一番気になっていた人です。
発売前にツイッターでこんなこと言ってたんですよ!

>五月女さんは乙女ゲームやったことありますか?

ちょろっと触ったことはある!
なんか、最初はすげー優しかったイケメンの様子が段々おかしくなっていって、気付いたら地下室に手枷足枷口枷のフルコンボで監禁されてた。どこの選択肢を間違ったのか、いまだに謎なんだよな

公式ツイッター

今日まで、絶対にやばいフラグを持ってるだろうなって思ってました。

結果、そんなことはなかったです!
協調性のない男が人と支え合うことを覚える成長記で至極真っ当でした。

五月女はとにかくすごく仕事ができる人で、仕事が成功するなら他人からどうと思われても構わないタイプ。
初めから明るくフレンドリーだったんですけど、エスターシが始まって早々に「仲良しこよしするつもりはない」って冷たくなったのでびっくりしちゃいました。

いやいや、まだ何もないのに取引先の人や元部署の先輩と朱里ちゃんが連絡先を交換しただけで妬いてる雰囲気出してきてたじゃないか!
榎坂とたまたまエバーグリーンで会って飲んだだけで嫉妬して拗ねたじゃないか!
というか、前提としてワンマンで仕事するってどういうこと?
プレイヤーの私が振り回されましたけど、振り回すはこういうことだったんですかね。

まぁ正直、仕事は一緒に企画を練る上で朱里ちゃんの姿勢が指示待ち人間だったのもいただけないし、五月女も態度悪くて報連相しないしお互いに反省点はありましたけどね。
これ、普通に通用しないと思うので、この時点でこのゲームはゆるふわな世界観という認識になりました。

でも、ズバッと言いたいことを言えるところは、時には清々しいので嫌いじゃなかったです。

で、朱里ちゃんがこのままでは良くないとアクションを起こしたことで良きパートナーみたいになっていきました。
五月女にもいい影響があって、部署のみんなが「変わった」と言うほどには他人と…というか朱里ちゃんとの協調性はどう見ても良くなりましたね。
残業の差し入れを今までしたこと無かったのに、朱里ちゃんにして、仕事終わるまで待ってたのは結構特別感がありました。
朱里ちゃんの方は鈍感だから好きな気持ちに気がつくのは五月女より遅かったですけど、結構早くからフラグが立っていてチョロインでした(笑)
付き合ってないのに「抱きしめていい?」にOK出す女です。
ゲームだから眺める分はいいですが、残念ながら自己投影でプレイしたいとは思わないヒロインは確定かな。

エスターシの掲載記事のために2人でスイーツを食べにくのはとっても楽しそうでした。

でも、五月女が変わってきたところで、社内で五月女のパワハラがでっち上げられたり、高校時代に作ったアプリが裏サイト化していじめ問題になったことなど、変わる前の行いが尾を引いて根掘り葉掘りされてしまいます。
五月女は良かれと思って人のためにやってるし、努力も惜しまないのですが、協調性がなくて周りのことを考えない節が裏目に出て、発言が無神経だったり相手の気持ちを逆撫でしまうこともあるんですよね。
後に気が付いて反省しますが、悪い因果が繋がっちゃってるなと思いました。

それにワンマンとはいえ、社内では少々の経歴は気にせず相手を「対等」に見たがる発言をしていたので、本当は同じ目線の仲間が欲しかったのかもしれない気もしました。
天才って言われるほどですから、どこか人と違っていて馴染めないみたいな…この辺は私の想像になるのでもう少し材料があったらよかったですね。

そして五月女ごめん…このことを相談して、動いてくれた鬼上司に心は持っていかれました(笑)
マジで上司の鏡でした。

事態を収集するまでは、五月女に避けられて辛い時間もありましたけど、朱里ちゃんの協力もあって犯人を突き止める作戦はかっこよかったです。
犯人を誘い出すのにメッセージを送るんですけど、朱里ちゃんがなかなかいい文章を打てなくて。
「俺を誘うと思って…」と自分なら甘い言葉を引き出せると踏んでいた五月女はさすがすぎました。
そして「笑う時も傷つく時も俺ら一緒だろ?」と一蓮托生のような言葉もくれるし、あの五月女がこんなセリフを言えるほど成長したのかと感動しました。
素敵さに拍車がかかりましたね。

それで、犯人は榎坂で、彼が噂を広めたんですけど案の定原因は五月女への嫉妬と逆恨みでした。
溜めるのではなくこれからは本気で向き合うってことで一応解決はしますけど、揉めた次の日にいきなり喧嘩両成敗で謝って終了はさすがに呆気なかったです。

エンドは3つ。
パーフェクトエンドは、海外スカウトを蹴って存続したエスターシの部署で働きつつ、恋愛も朱里ちゃんを家族に紹介するところまで進展しました。
ラブエンドは、海外スカウトを受けて2人で海外へ。
ジョブエンドは、元の部署に戻ってこれからも頑張ろうって感じでした。

甘いシチュは色々ありましたけど、えろシーンは首筋にちゅうちゅうしただけで暗転しちゃって…うん、私は足りなかったです(強欲)

湊康平ルート感想

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Profile

Name:湊康平(みなとこうへい)

Age:25

Status:中途採用、エスターシ配属

CV:梅原裕一郎

半年前に入社した社員。
貴女や五月女より年上だが、後輩として2人に接しています。
クールで淡々としていて、仕事は出来るがあまりやる気が見えないタイプです。

よくいる塩対応キャラで、どんどんデレてくれるタイプの人だと思っていました。

もう本当にその通りで、色々萌えまくりなルートでした。

最初は、先輩の朱里ちゃんに促されても挨拶や自己紹介しないのはかなりまずいと思いましたけど、そういえばゆるふわ世界でしたね。
現代っていうリアルに近い舞台設定が絶妙に2次元に入り込むのを阻んでくる気がします。
しかも、私が本当に会社員だから「この人たち大丈夫かな」って余計な事を思っちゃうのもあるのかな…。
もしかしなくても、自分がシンキスのターゲット層に入ってないのだろうかとも思うようになりました(笑)

まぁそれは置いておいて、湊は仕事においてはワンマン気質の一匹狼ですが、一応仕事は振るし上役の指示は飲むみたいです。
その裏、実は父親が借金を作って蒸発したために、必死に家族を支えていた立派な人。
大学3年の時に内定取り消しをくらってしまい、働くためにわるーい先輩・土井の斡旋でテンプスティに入社できましたが、土井の要求に応えて産業スパイをしていました。
土井は、湊からもらった情報を自分の案として会社に出しているクズで今すぐご退場していただきたかったですね。

湊はこのことがあるから、弱点を作らないように他人と関わらないようにしてたのですが、朱里ちゃんと一緒に仕事をする中で絆されていきました。
完全に効率厨でしたけど、朱里ちゃんの仕事ぶりも自分の反省点も素直に受け入れて直したし、めっちゃ人間出来てるなって思いました。

なので、朱里ちゃんを好きになればなるほど、自分の行いに罪悪感を感じて隠し通そうとするところは辛かったですね。
急に関係が振出しに戻ったようになったり…湊も望んでそうしているわけじゃないので、私の土井へのヘイトが一方的にたまりました(笑)
でも、朱里ちゃんを泣かせてしまって、咄嗟に抱きしめたりとか、明らかに好きだよなって行動があるし。
湊目線でも、駄目だとわかっていて理性もギリギリきくけど、「誰にも渡したくない」って思って葛藤していたので、お願いだから早く正直になるのだ~って思っちゃいました。
不器用くんはいつも本人に黙って大切な人を自分から遠ざけるんだ、知ってますよ。

それから、湊は幼い弟・妹がいる面倒見のいいお兄ちゃんなんですけど、朱里ちゃんのことも放っておけなくてなんだかんだと優しさを見せてくれるようになっていく過程がキュンでした。
特に、まだ付き合ってない時に、自分から行動しておいて照れたりするのは私のツボでしたね。
朱里ちゃんと一緒に帰るのが習慣になっていて無意識に帰ろうって誘ってハッとした時とか、朱里ちゃんがねん挫したときにおぶってくれた時とか…とにかく萌えを量産してきて毎回ため息が出ました。

でも情事のときは全然照れるシーンなかったのは爆笑!
一瞬、スチルが無いのかなと思ったら、事後から2ラウンド目の間で肌色スチルが出てきてニヤニヤが止まりませんでした。
私が待っていたのはこれだと思いましたね。
可愛い反応されるといじめたくなるタチも全開で、ちょっと強引な感じは絶対楽しいシチュ!
既にやらしいことしてるのに、指を甘噛みされて「なんかこれやらしい」とか言ってくるあたり、君の思考回路が最上級にやらしいことはよくわかりました。←
一匹狼ではなくなりましたけど「狼」になってくれてありがとうございました(笑)

それで、無事恋人になったあとのエンドですが、ジョブエンドはエスターシがテンプスティとの合同運営になり湊が先方に出向して別々の場所で仕事をすることになります。
父親もドクズ設定で、お金の無心にきたので湊母も離婚して縁を切ったそうです。

ラブエンドは、エスターシはサ終したけど、湊を朱里ちゃんは同じチームで別アプリを運営することになりました。

パーフェクトエンドは、産業スパイの件を鬼部長に打ち明け、色々あって両社で裁判沙汰は回避されます。
土井は最終的に退職したそうですけど、改心したかどうか言及が無くて…個人的にまた湊に寄ってこないかちょっと心配でした。
で、湊はエスターシが軌道に乗ったら、けじめとして退職し、自分が就職の時に困った経験したことから就職支援の会社を起業することにしました。
父親も戻ってきて、借金も完済して、家族関係は修復しつつありますけど、湊はまだ許せそうにないようでした。
当然だと思うし、関係改善に対して決して後ろ向きではないので、過重に負荷がかからない状態で進んでくれたらいいなと思いました。
これ、もし後日談とかがあったら、父親と仲直りして正式に朱里ちゃんを紹介…なんて展開になったりしないかな(願望)

虎走要司ルート感想

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Profile

Name:虎走要司(こばしようじ)

Age:31

Status:エスターシ部長

CV:興津和幸

エスターシリニューアルの陣頭指揮を執る部長。
今回の人事異動も自ら希望し、メンバーを集めました。
プライベートが見えない仕事人間で、強面と厳しめの口調が相まって、社内では恐れられています。

眼鏡キャラってフルフレは万能、ハーフフレは鬼畜、フレレスは慇懃無礼、丸眼鏡は天才肌ってイメージがあるんですよね(何の話)
部長は見るからに鬼畜の匂いがしたので「上司命令で無理強いしてくる鬼畜だけど最後はデレるパターンじゃろ?」と想像しつつ、気になっていました。

…9割甘い顔でした(当社比)
仕事中は厳しいんでしょうけど、正直そういう場面はほぼ端折られていて、不器用で優しい上司の情報しか入ってこなかったです。
褒める時も慰める時もいつも頭を撫でてくれて、この人も距離感バグです。

強いて言えばルートの最初に、朱里ちゃんが自分の判断で動いたことでミスを繰り返して呼び出されるんですけど、怒鳴られることも無く、静かに必要最低限の注意とアドバイスをされただけでした。
本気で厳しいの基準が狂いそうなくらい本当に優しかったです。

確かに、わからないことがあった時、聞きにくい人やタイミングってあるし痛いくらいわかるんですけど…。
でも聞くのが仕事なので、朱里ちゃんには頼むから聞いて!と思っちゃいました。
この辺がやっぱり自分がヒロインに入り込めなくて投影できないところなんだろうなと思います。

で、部長ですがその他も気遣いとフォローの嵐でしたし、内心若手の朱里ちゃんとの接し方に四苦八苦していて可愛いばかりでした。
強面を気にしてるのとか本当に、もう…!
好きすぎて本当に上司になって欲しいくらい…私の現実逃避に拍車がかかりました(笑)

ストーリーが進むと部長の過去も見えてくるのですが、これが複雑というか、ぶっちゃけ「それでいいの?」と思いました。
高校時代に友人が起こした交通事故を庇って自分が加害者を名乗り、少年院へ入ったんです。
相手は後遺症があって不自由を強いられるのですが、その妹さんがすごく部長に攻撃的でした。
部長は、自分はやってないのに何があっても自分がやったことにするし、それなのに相手に何度も見舞いの手紙を送ったり謝罪したり、押し通して責任を負う覚悟をしていたんですよ。
…友人も友人で被害者に見舞金とかも送ってたんですけど、怖いからって部長を盾にしていいのか…?
結婚して子どももできるから蒸し返さないで欲しいって身勝手すぎないか…と色々疑問が尽きませんでした。
せめて部長はどうしてそこまで罪を肩代わりしたのかもっと掘り下げて説明が欲しかったかな。

恋愛の方は、朱里ちゃんの居住するマンションの改修工事で仮住まいを余儀なくされ、部長の提案に乗って彼の家で同居することになり、その辺からぐいぐい動き始めます。
…スタマイの既視感がすごい。

同居生活はめちゃくちゃ楽しかったです。
部長もさすがに家ではただの男ですし、ヒロインは危機感が無いので、付き合う前からバンバン色々やらかしました(笑)
タオル一丁で風呂場から飛び出して部長に見られちゃうハプニングとか。
部長を起こしに行って、ベッドに引き込まれたらそのまま寝ちゃったとか。
お約束の展開ですけど、わかっていてもにやけます!
その都度、部長が理性を総動員する反応は最高でした。

しかし、さすがに部長が帰ってくる前に彼のベッドで寝た日にはスチル付きで致しました。
部長のTKBは茶ピンクでした。←
あと、えろえろな展開は後半にももう1回きてくれて大興奮大満足!
「男を教えるのは俺だけだ」とか「お前のすべてを寄越せ」って俺様っぽいこと言ってて激萌えでした。
理性のはち切れる音が聞こえたきがしました(大袈裟)

で、仕事も恋愛も上手く行くかと思ったら、被害者妹がエスターシに誹謗中傷を送り付けてくるし、勝手に部長の表面上の過去をオープンにしてくるし、てんやわんや。
部長も真面目だから、自分以外に被害が及ぶことを避けるためにエスターシを抜けて朱里ちゃんの同居も解消するし、自分より他人精神を貫きます。
理由を知るまでは朱里ちゃんは辛そうでしたが、不器用男はやっぱり黙って大切な人を遠ざける…そのムーブは大好きです!

でも、過去に関しては一緒に仕事をしたエスターシの部下たちが違和感を覚えて先程の真実にたどり着き、友人とも被害者とも和解できてよかったです。

パーフェクトエンドでは、部長もエスターシに戻りますが、その後想像以上にヒットしたので子会社化して虎走社長に出世しました。
最後に、プロポーズするのかなって匂わせでシナリオが終わっちゃったんですけど、それなんて拷問ですかね?
「続きはステラ小冊子で!」ってノリなんですかね?
気になって発狂しそうでした。

ラブエンドは、社内コンペで落選したため、エスターシのために新しい案を募ることになります。
ついでに、朱里ちゃんに甘い顔を見せてデートプランも募集する部長がずるかったです。
ジョブエンドは、仕事が落ち着くまで恋愛を控える流れでした。

吉岡緑郎ルート感想

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Profile

Name:吉岡緑郎(よしおかろくろう)

Age:28

Status:テンプスティの跡取り息子

CV:山下誠一郎

「容姿端麗・頭脳明晰・お金持ち」という彼を狙う女性は多いですが、本人は今のところ恋愛より仕事に夢中。
仕事とプライベートはきっちり分けるタイプです。
でも、社外の人間であるヒロインにも、とても優しく接してくれます。

社内外の女性に「王子様」といわれ、見た目も所作もその通りの吉岡さんです。
そして、計らずも朱里ちゃんが初対面で「王子様」と呟いたのが全部のフラグでした。
ルート内容もメルヘン+昼ドラで、そういう意味で面白かったです。

顔合わせで吉岡と会って以降は、エスターシの他社コラボで、朱里ちゃんがテンプスティに出向することになり、吉岡との話す機会が増えて色々知ることになります。
吉岡がデートに誘うの早かったです(笑)

何故なら運命のその人だったから。
9歳の頃、弟の手術で両親ともにそちらにかかりきりになり、吉岡本人の意思を汲み取ってもらえずに叔父の家に預かってもらったひと夏があったのですが。
その間に出会った朱里ちゃんが、自分をひとりの人間として見て、心に寄り添ってくれたことが忘れられず、今も探していたのでした。
元々、吉岡から朱里ちゃんへの好感度は高かったですし、昔遊んでいた公園に似たところに行ったことでそれが発覚し、また恋をしたんです。
…このルートはおとぎの国なのか(笑)

そうして過去がわかってからも一緒に過ごすうちに、朱里ちゃんからも吉岡への好意が感じられるようになり、順調に付き合えるかと思ったのですが。
御曹司のあるある、口約束だけの婚約者が出て来て荒れます。

これがまた、ただのお嬢でなくテンプスティが親の代から懇意にしている取引先の社長令嬢で、吉岡のことを本気で好きだし、仕事もできるし、政略結婚にも理解がある人です。
でも我がめちゃくちゃ強くて、朱里ちゃんを追い払いたいがためにテンプスティにまで出向してきて嫌がらせしまくるのは昼ドラに出てくるドロドロ女のテンプレみたいでしたね。
勝手なことをしまくる婚約者に、五月女が苦言を呈したのはスカッとジャ〇ンでした。

それに、体裁的には釣り合うのでしょうけど、吉岡が求めていたのは違うんですよね。
過去に朱里ちゃんがしてくれたことが望みだし、完璧な王子様として張っている気を緩ませていい居場所や、癒しを求めていたように思います。
朱里ちゃんとのデートは何回もありましたけど、いつも癒されるのが心地よさそうでしたし、全てを満たしていて吉岡の心の拠り所になっていたように見えました。
そして何より、親の既定路線を外れて自分の意思で選んだ人。
なので、心優先の吉岡の気持ちと、高貴な人たちの地位や権力を重んじる思考が噛み合ってなかったですけど、わかり合うのは最後まで難しかった印象です。

でも吉岡は最初から心を決めていて、会社のしがらみとかメリットとかそんなの抜きで朱里ちゃんと添い遂げたい気持ちを諦めはしませんでした。
気合いだけで恋をするのでは無く、父やお相手方に理解してもらえるように誠意をずっと見せ続けていたし、すごくかっこよかったです。
それにエスターシやYOFYも手を貸してましたし、吉岡と朱里ちゃんの大恋愛に理解がある人がいることが心強かったです。
吉岡が軟禁されて、朱里ちゃんたちが助けに行く場面があったんですけど、王子と姫の立場が逆転していてちょっと笑っちゃいました。

もちろん、吉岡と朱里ちゃんはエンド前に結ばれるので、お待ちかねのシーンも見られて最高です!
高そうなホテルの一面ガラス張りの夜景ビューの部屋を使っていたんですけど、王子はそういう趣味なのかな?
ガラス窓のカーテン全開でしたよ(笑)
個人的には、スチルはないけど、車の中で長いキスしてたのも色っぽくて好きでした。

パーフェクトエンドでは、吉岡父も相手も諦めてくれて婚約が破棄され、不当な扱いをされていた朱里ちゃんもテンプスティに改めて出向し始めます。
吉岡は最初から結婚する気で付き合ったので、半年後にはもうプロポーズしててめっちゃ展開が早かったです。
もちろん指輪の渡し方は跪いて…王子様ですもんね、知ってました(笑)

ラブエンドは、吉岡親子が永遠に平行線で、緑郎がテンプスティを辞めて海外で起業する道を選びます。
朱里ちゃんも着いてきてと誘って、もちろんOKして新しい歩みを始めました。
ジョブエンドは、今回の騒ぎで吉岡が左遷させられますが、結果を出して2年後にようやく戻ってきてくれました。

多井中法ルート感想

多井中バナー
Profile

Name:多井中法(たいなかのり)

Age:22

Status:ヒモ

CV:KENN

ある日倒れているところを見つけて介抱しているうちに、言葉巧みに貴女の家に転がり込んできた謎の男。
ヘラヘラしていて何を考えているか分からないが、いつも優しく貴女を癒してくれます。

いきなりすみませんが、私はこの手のタイプは好みじゃないです…。
そしてプレイした結果、やっぱり覆りませんでした(笑)
そういう人間が感想を書くので、キャラがお好きな方はあまり読むのをおすすめできないかも…。
ただ、クズ男ではないし苦手に目を瞑って追えば、過去のトラウマ乗り越えて成長する男の物語として面白かったと思いました。

多井中は女性の家を転々とするプロのヒモ男。
居候する代わりに、日々の家事をやってくれるし癒してくれるので、忙殺されている人にはとても効くと思います。
好きだったら、帰ってきたとき「おかえりなさい」ってキラキラ笑顔で迎えられたら疲れも吹き飛びそう…。
人懐っこいし、懐に入るのが上手いので流されやすい人はついついなんでも許してしまいそうな雰囲気です。

案の定、朱里ちゃんは多井中を2日間限定で引き取りますが、なし崩し的にずっと住むことになります。
本当に危機意識の無いしチョロインすぎて…当初は多井中にも内心「チョロすぎる」と心配されているくらいでした。

多井中は基本的にスキンシップが多いのに怒らなかったし、寝室ゾーンに入ってきたり、浴室に髪を洗いに来たりも受け入れてました。
途中には、付き合ってもない時に、地雷も知らないのに自分が多井中を傷つけたかもしれないから、責任を取るつもりでなし崩しに一線を超える…なんてシチュもありました。
もはやここまでくると朱里ちゃんは心が広すぎる女神と思った方がいいのでしょうか…?
でも、面倒くさくてすみませんが、何でも萌えるわけじゃないのでスンって感じでした。←

それから多井中は、ヒモになった理由はよく分かりませんでしたが、昔に料理人の世界にいた頃に度重なるいじめにあって、ストレス性の味覚障害を引き起こして業界を離れて今に至ったそうです。
心無い人達のせいでとても傷ついて、施設育ちだからゆくあてもなくて、どうしようもなく辛かっただろうところは泣きそうになりました。
それに、心の拠り所を必死に探していたのは、このままではいけないという考えがあって、一旦休んだらゆくゆくは浮上したいからなのかなと思いました。

トラウマレベルが高いので、なかなか聞き出すのが大変でしたし、人に自分が作った料理を食べてもらうことすら嫌がっていたので克服も前途多難でした。
でも、朱里ちゃんが美味しいと褒めてくれることが嬉しくて彼女へのハードルは下がりますし。
自分を捨てないでくれる彼女のために役に立ちたいと、エスタリオとテンプスティの食事会で無理をして作った料理をたくさんの人に褒めてもらえたり。
一歩ずつ、前に進んでいく過程はとても丁寧で良かったです。

最後の方で、朱里ちゃんがエスターシのために手軽な料理コーナーをコンペにかける時もなかなか同意を得られなくて大変でしたが、マスターや部長の大人組の力添えもあって多井中が持ち直してくれました。
また料理の世界へ挑戦したいって意欲も出ましたし、めでたしめでたしでした。

ちゃんと告白したあとは情事もあったけど、なんかずっとピロートークでした(笑)

パーフェクトエンドでは、コンペで朱里ちゃんの案が通ります。
多井中もコーナー料理を作りつつ、エバーグリーンにバイトで入ってランチを提供を頑張っていました。
そして、今までのけじめもつけて、改めて朱里ちゃんと一緒に暮らしたいと、全てがいい軌道に乗ったエンドでした。
最後に「お疲れ様」って書いたケーキを朱里ちゃんに作ってあげてたのはスチルも何もかも可愛かったです。

ラブエンドは、マスターの知り合いから店を譲り受けて、朱里ちゃんとふたりで楽しく営んでいく感じでした。
ジョブエンドは、エスタリオ社長の紹介で三ツ星レストランに務めることになり、完全に仕事に振り切りました。

碓井修也ルート感想

碓井修也バナー
Profile

Name:碓井修也(うすいしゅうや)

Age:45

Status:Bar「エヴァーグリーン」のマスター

CV:内田夕夜

サブキャラクターであり攻略キャラクター。
話が分かる聞き上手で、貴女の話も微笑みながら聞いてくれオトナです。

攻略制限有りで、メインキャラ誰かのパーフェクトエンドを攻略すると開放されます。

切ないし、甘くて苦い大人の恋のお話で、楽しすぎて溶ける寸前で完走しました。

マスターは、相手の表情から察して気をつかってくれる超大人なイケオジです。
積み重ねた経験値がなせる余裕と渋さがかっこよすぎて最初から痺れまくりでした。
強い。

エヴァーグリーンではおもてなしの心を大事にしているのですが、実家の温泉旅館で早くからそれを身につけていました。
慕っていた姉が過労死したことで両親と揉め、勘当されて家出してからはIT企業に務めます。
でも、稼業に未練があり、素直にそのままとはいきませんが少しだけ業種を変えてバーを始めたのでした。
それでも未練はずっと燻っていて、最後の選択にまで絡んで絡んできたので余程のことなんだなって思いました。

朱里ちゃんは新しい仕事に慣れず落ち込んでいる時に1人でエヴァーグリーンへ。
通いまくって、マスターの優しさにどんどん惚れていきます。
マスターも頑張り屋な姉と朱里ちゃんを重ねてみて好感を持っていましたが、やっぱり別人だと気がついて好きを自覚します。
朱里ちゃんが酔っ払いに絡まれている現場を見た時は、朱里ちゃんだから助けたいって思うくらいにマスターにとって特別な存在になっていました。

しかーし!
いい大人が若い子と恋をする訳にもいかず、大人の対応でいなしていくのですが。
朱里ちゃんがぐいぐい来るもんだから、結局参りましたってなる場面が多かったです。
マスターが手を捻挫した時は、エスターシの仕事と連携させてまでエヴァーグリーンでお手伝いする口実を作るし。
大人としてみてもらえないことが苦しくて、でもマスターの力になりたくて怪我が治るまで強引に家事をさせてもらいにお宅に行く許可をもらうし。
恋のパワーが一番凄まじかったです。
裏ではマスターがずっと節制して葛藤してるのに、朱里ちゃんは勢いで行ってるのが若さだなって感じでした。
エヴァーグリーンでの日々は2人とも心から楽しそうだっただけに切ない…。

でも、どうしてもマスターが最後の距離を詰めさせないからと、自分から攻めのキスに出でた時はやるじゃん朱里ちゃんって思いました。
マスターも本心では応えたそうでしたけど、簡単にはそれができないお年にかかってるから「朱里ちゃんが望んだから今夜だけ」という体裁をとるのがずるい!
ですけど、他のキスは全部寸止めでかわしてきたから、見てるこちらはついにキターって思いました。
最後の最後まで逃げ道作ってくれてましたしね…立ち回りの全てに大人を感じました。

そしてこれ、本当に一線を超えたんでびっくりしました!
サブキャラなので無さそうとか勝手に思ってすみませんでした。
「僕としたいことを教えてください」「全部」「はしたないお願いですね」っていうやりとりがすごくツボでしたね。

その後は割り切って無理矢理元の関係に戻るのですが、マスターの父が長くないということで、稼業を継ぐか、エヴァーグリーンに残るか人生の選択肢があります。
そして朱里ちゃんも自分のこれからを真剣に考えるターニングポイントとなります。
両思いなんですけど、気持ちばかりを優先できないのがしんどい…。

で、ジョブエンドでは、マスターは稼業を継ぎ、朱里ちゃんはエスターシをさらに盛り上げるために仕事を頑張ります。
もう会えないとかでは無いですけど、恋愛は可能性だけ残してフワッと終わりました。
マスターに迫った夜はワンナイトで行ったんでしょうけど、本当にそうなりそうな感じがしました。

ラブエンドは、マスターがエヴァーグリーンに残り、朱里ちゃんはエスタリオを退社してマスターとお店を切り盛りします。
ここが1番平和と言えば平和。
そしてパーフェクトエンドでは、マスターが稼業を継いで4年後、エスタリオでのやりたいことを終えた朱里ちゃんがマスターの元に行ってやっと2人が恋人になれました。

イケオジがサブキャラな理由が最初はよくわからなったんですけど、正式な恋人としての時間が一人だけなくて、これからあるかもって感じだったので、そこがメインとの違いなのかなって感じでしたね。

隠しルート感想

隠しルートがあるのは比嘉月彦とYOFY。
YOFYはどう考えてもそうだろうなと予想できますが、比嘉さんはダークホースでした。
メインキャラに比べて少し短いですが、ちゃんと3つずつエンドもありました。

YOFYルート感想

Profile

Name:吉岡蒼(よしおかそう)

Age:19

Status:プログラマー

CV:斉藤壮馬

それではまずYOFYの感想からですが、この人まさかのヤンデレ枠でした!

吉岡ルートから分岐してルートに入ります。
正体は吉岡緑郎の弟で、本名は吉岡蒼。
病気がちだったことと、家がお金持ちなことが悪く取られ、お金持ちのボンボンが贔屓されているといじめられた過去があり、引きこもりになってしまいました。
それから、引きこもり中にやっていたゲームがきっかけてプログラミングに興味を持ち、高校生の頃からフリーで働くようになりました。
一般の企業と取引するくらいですからかなりの腕ですよね。

過去のこともあって、人と関わるのが大嫌いなのでメールでしかやり取りをしない謎の存在でしたが、朱里ちゃんがYOFYの窓口となり、どんどん彼に近づいていくことになります。
YOFYにとっては家族以外に初めてまともに交流を持った人で年上の女性だし、素直で優しいから信用していいと思ったんだと思います。
実際、放っておけない様子でしたし、不器用なりに朱里ちゃんのために何かしようとしていて可愛かったです。

でも!
朱里ちゃんと同僚や緑郎が2人でいる所を見ただけで、激しく嫉妬していました。
自分で「僕みたいなのに執着されて可哀想」とも言いましたし、朱里ちゃんの行動を一方的に裏切りと取って話も聞かずに無理やりキスしてきたし。
ついには自分だけを見てもらいがために閉じ込め思考も発動させ、睡眠薬を飲ませて部屋に連れ込んだりもしました。
…うん、ヤンデレのよくやる行動だなって思いました。←

最後は朱里ちゃんの説得をちゃんと信じてくれましたけど、盲目的になるほど、よっぽど人との繋がりに飢えていたのかな~とも取れましたね。
人と関わりがなかったために、関わり方や感情の扱い方がわからないみたいでしたし、過去のトラウマで裏切られることがとても耐えられない様子だったのはこれから直すとして。
恋愛は初めてでしたから、わからなくて余計に暴走したのかな?

王子様の弟病んでるとか…吉岡家のインパクト強すぎでしょと思いました(笑)
そして最後に両想いになったら致すシーンもばっちりあって…これでDT卒業かと思うと興奮しました。←

パーフェクトエンドでは、少しずつ対人交流を増やすために、エスターシに出向。
みんなと同じ場所で仕事を始めましたし、朱里ちゃんとのお付き合いも順調そうでした。
ラブエンドは、YOFYがテンプスティに入社し、朱里ちゃんと同棲を始めるみたいでした。
ジョブエンドは、相変わらず引きこもりでしたが、YOFYが独自にゲームを開発するとのことで、仕事の分野を開拓していく感じでした。

ねぇYOFYさん、枷フルコンボのバッドエンドはどこかに転がってないですか?

比嘉月彦ルート感想

Profile

Name:比嘉月彦(ひがつきひこ)

Age:34

Status:テンプスティ社員

CV:鳥海浩輔

続いて比嘉の感想です。
多井中ルートがら分岐してルートに入ります。
このルートは朱里ちゃんの恋愛というよりは、比嘉の次の人生に朱里ちゃんがいるって感じでした。
狙っている層はちょっと不明なルートです。

最初に言っておく、えろいシーンはありません。

比嘉は、病気で妻と死別したシングルファザー。
テンプスティの吉岡の部下で、元俳優志望、アイドル活動もしていた人です。
前妻を好きになったことで、アイドルを引退して安定路線を選んだ過去を持っています。
朱里ちゃんとは接点が少ないのですが、ある日公園で息子の比嘉日向くんと出会ったことをきっかけに距離が縮まってゆきます。
攻略キャラで子持ちパパは初めてなので何もかも新鮮でした。

日向くんは5歳児なんですけど、本当にしっかり者で可愛くて大正義。
朱里ちゃんに懐いて、朱里ちゃんも日向くんに癒されるからと相手をしてくれる…そんな日々が続いて比嘉はどんどん朱里ちゃんに好意をもっていきます。
恋愛することに関して消極的になっていたのですが、それすら変えるものを朱里ちゃんに見出したってことなんでしょうけど、この辺りはあんまり言及がなかったですね。
朱里ちゃんのどこが好きとかはあったのですが…。

で、朱里ちゃんの方も嫌がってないのがわかって、本当に家族になることを見据えて恋愛する決心をするのですが、前妻のこととか日向くんや朱里ちゃんの気持ちとか、ひとつずつ向き合わなければならないことが多くてただの恋愛ではないことはひしひしと伝わってきました。
みんなの幸せを考えつつっていうのが、難しいところだなって。
一番心配される日向くんは特に拒絶とかそういうのはないのですが、比嘉が朱里ちゃんのことを凄く説明し辛そうな様子は、私も冷静に言葉が出てこないわ…って思いながら読んでしまいましたね。
比嘉が真摯に向き合っているところはかっこよかったです。

これだけでも大変なことなんですけど、後半にアイドル時代のファンだった子が押し掛けてきたりしてさらに大変でした。
女の子が推しである比嘉たちから癒しをもらっていたけど、比嘉が抜けてグループが解散となって悲しんでいた気持ちはいたいほどわかります。
しかしですよ、本人に詰め寄ったり、関係ない日向くんに暴言を吐いたり…正直胸糞悪かったです。
自分で過ちに気が付いて誤りに来てはくれるし、日向くんも許すんけど、なんかちょっと怖いししんどい感覚が残りました。

そしてこのルートはパーフェクトエンドよりラブやジョブの方が好きです。
パーフェクトは、比嘉が諦めていた役者の道に最後の夢をかけて有名な劇団のオーディションに合格し、1年後には舞台に立っていました。
芸能系って不安定なイメージなんですけど有名劇団って大丈夫なのかな?
アイドルやめた理由と矛盾してないかな?
夢も恋愛も全部取った最高の幸せエンドなんでしょうけど、モヤモヤしました。

ラブエンドは、古巣でマネージャーを始めて昔の恩返しをしつつ、比嘉は朱里ちゃんとの子どもを望んでるみたいでした。
ジョブエンドはテンプスティで昇進するという一番手堅い終わり方でした。

追記

ありがたいことに、心優しいフォロワさんのご好意によってステラワース小冊子を拝む機会をいただけました。
そして、せっかくなので感想も書きました。

全体的にショッパーからきわどいランジェリーが出てきてスケベ展開になるえろ本です。

五月女
自分の彼女にスケスケえろランジェリーを着て欲しい癖を持つ男。
エスターシとコラボしてるアパレルのサンプル品の中からスケスケランジェリーをわざわざ持ち帰るとは…。
五月女の場合はサンプル品がもらえるのも計算済みでコラボ先を選定したんじゃないかと邪推しました。
私が一番薄汚い思考回路しててごめんね。

朱里ちゃんは一度着るのを断っておいてからの、やっぱり着て「しないの?」と自分から誘いにいくあたり五月女の甘えに弱いの相変わらずだなって思いました。
「抱きしめていい?」の案件からOKするのは予想ついてたけども。
そして、五月女も「寄り添って眠るだけで心満たされる夜があっていい」といった数時間後?に手のひらクルーしてるの…このカップルお互いに影響受けて似た者同士になったのかなと思いました。

えろ展開は、レベル的に17.5禁くらいかな(当社比)
十分萌え散らかせましたけど、他に明らかにボーダーライン突破して高得点を叩き出してくる人もいるんです…。
誰が五月女の情事を救済してください。
五月女の本編も結構あっさり終わっちゃいましたし、スチルも肌色面積が少ないですからね…。
本編補充のステラ、ステラ補充のさらなるSSも欲しいです(強欲)


湊の場合、やばランジェリーの入手経路は大江菜波氏からです。
どストレートなセクハラを回避したつもりが、朱里ちゃんが大江氏に直にもらっちゃって、情事で着ちゃってた時の巡り巡ってくる展開なんていうんでしたっけ…宿命?(笑)
あまり甘い言葉を口にしない事をちょっと気にしてたのも萌え。
でも、衣服は特に興味なくて朱里ちゃんの中身に一番興味津々とか最高じゃないかと思うけど、一瞬でも下着に反応が欲しいと思う女心はめっちゃ共感しました。

後日談の半分以上が最中なの君だけだし、正体ドスケベなのをもれなく全乙女ゲーマーに再露呈してくれてありがとうございます。
この小冊子では「今日は、あんたは何もしなくていい」と言って、朱里ちゃん的に物足りないくらいの優しさで接して、いつもの有無を言わさない俺様ドSは仕舞ってる風でしたけど。
「……続き、するから」で仕舞えてなくて笑いました。
仕舞ってたら「……続き、していい?」だと思います(持論)
し、何か言わせたいことがある時に、親指で唇をつつくのはやっぱりずるすぎる確信犯だと思います。
結局隠しきれないドSにニヤけました。

虎走
露出度の高い下着は下品だと思う癖持ちの部長!
えっとそれは、上品の概念が「隠れているからこそのエロスを感じる」という解釈をしてもいいのでしょうか?
恋人が恥ずかしがるのに満足して品のない下着も「悪くない」で誤魔化してましたけど、それはずるいですよ、全部説明するまでお触り禁止ですね。←

それからこの2人、お互いに自己肯定感が高くないのと、相手に魅力フィルターがかかっていて、自分に魅力が足りない・相応しくないかもと思ってるのが可愛いです。
朱里ちゃんの微細なモーションから「他に好きな男ができた」まで飛躍しまくる謎の想像力が…若い人への接し方に永遠と慣れない部長好き。
このゲームの30歳以上のおじさまたちは総じてセンチメンタルなの、誰が考えたんですか?(天才)

なのに、一度火がついたら完全にオスになる部長も最高。
はなから複数ラウンドやる気なの面白すぎます。
「お前、少し強引なの好きだよな。……変態」には「貴方、少し強引にくるの好きですよね。……変態」って返したかったですね。
否定しないなら強気にいけ朱里!と思ってしまいました。
(ただし、もっと変態がステラ小冊子にはいました)

吉岡
これはパーフェクトエンド後なら婚約中ということでいいのかな?
それにしても吉岡母がノリノリで良かったです。
そうでもしないとえろ下着案件はなかったかもしれません、危ない危ない。
そして、母と朱里ちゃんが一日中ショッピングに出掛けて家族仲が良好なことを嬉しく思いつつ、寂しくて次から同伴を申し出る王子が可愛かったです。

さすがの王子も朱里ちゃんのベビードール姿を見ると内心はご乱心どよめいているのがめちゃくちゃ良いです。
甘いマスク(ポーカーフェイス)の下で欲望が渦巻いてるのはどストレートにいくよりイケナイ感じが出ていて萌え。
優しくはしてるけど完全に逃がす気もゼロなのもバチバチ伝わってきました。
そして、シルシをほしがる王子…ニヤニヤ。
背中に爪をたてるって、歌の歌詞みたいなシチュに嬉しそうにしてて、やっぱりこのルートはおとぎの国にいる気分でした。

そして言わせてください。
ベビードールに防御力が無いのはあたりまえ体操。
女の戦装束は防具ではなく武器であり基本的に攻撃力に全振りです。
王子を落とすためにね。←

多井中
ド変態とはまさにこのことを言う後日談です。
誰が猫とご主人様のコンセプトプレイをおっぱじめると想定できた?ってレベルで公式が病気。

多井中の趣味で猫耳とシッポのついた下着を買ってきて、朱里ちゃんの入浴中に取り替えて強引に着てもらうところから作戦開始です。
ピク○ブでよくみますね。
現時点でシンキスいち性癖が特殊だということはよくわかりました。
他に隠してる人いたら直ちに白状して欲しいです、萌えたいから。←

で、始まってからはアウトでした(笑)
バックで…暗転せず色々書いてあります。
私のブログはちょっと各方面の規定に引っ掛かりそうなので詳細は無しで、ごめんなさい。
とりあえず1回じゃ終わらなかったことだけはご報告します。

碓井
大江氏のセクハラ2回目。
エスタリオを退社してからも下着のお世話をしてくれる大江氏は一体何者でしょうか。
そして、届いた下着を隠したはずがだいたい碓井に察せられちゃってた朱里ちゃんいたたまれない…。
洞察力については一生勝てないと思います。

両思いになってからも、誘いをかけるのは朱里ちゃんからなのは変わりないのですね。
アピールしてからの押し倒して服ぬがしにいくとは、本編よりさらに大胆になりました。
そして碓井の節制も知らずグイグイいく。
大人に見て欲しいと空回り気味なのは可愛いけど、あれから4年は経ってるんだからもう慌てる時間はすぎたと思うんですけどね…。

まぁ碓井の方も年甲斐もなくいきなりがっつくことはしない人なのはわかってるんですけど、押し倒された時点で察しただろうに…!
地雷踏むまでずっと一歩引いているのが俯瞰で見てても余裕を感じて、そこはやっぱりイケおじを見せつけてくれるのねと思いました。。
でも、スイッチの入り方が愛を疑われたことへの怒りでびっくり。
キレからの一晩お勉強は甘いのか甘くないのか…?

YOFY
大江氏の下世話3回目(笑)
さすがに笑っちゃいました。
ランジェリーショップの店員をやった方がいい。
そして勧められたからと言ってイタズラレベルで本当に買ってくるヨフィ岡くん可愛いです。

蒼くんはやっぱり吉岡の血が流れてるなと思います。
朱里ちゃんのベビードール姿を見た時の反応がロクくんと一緒すぎ。
1回見て驚いてからの、欲望が湧いてくるのが、血は争えないと思いました。
それからは嗜虐心に駆られて、苛めたくなる思考全開。
着ることを目的としてない下着を贈って、本当に着て仕掛けてくる彼女にさらに仕返しえろをしていく…子供っぽい感じですけど、今作唯一の10代を感じられるところになんか安心感を覚えました。
ヤンデレは発動しなかったです、残念。

比嘉
えろが無いはずの比嘉にえろがありました。

大天使日向くんが実家に泊まりに行っている間、2人で恋人としての時間を過ごすためにデートとホテルへ。
朱里ちゃんがこの場にいない日向くんのことを第一に考えていて、親らしき自覚が既に芽生えていて成長著しかったです。
いや、でも出会って1年は経ってるから自然な流れのかな?
「お姉ちゃん」から始まって、結構本編の後半は急ぎ足だったから、もし朱里ちゃんにも日向くんにも「お姉ちゃん」から「母」への意識変化があったなら過程が知りたいです。

で、ホテルでは一緒に入浴!
からのえろ下着つけて情事の安定ムーブです。
比嘉がテンパりまくって朱里ちゃんを褒めたいのにしどろもどろになってるのが可愛かったです。
鳥さんボイスで再生余裕でした。

あとがき

かなりライトな作品だと思いました。
アプリゲームをやるような感覚でさくさくプレイしていく感じです。
甘いシチュエーションはたくさん堪能できるし、キャラ萌えもできました。

世界観については、ゲームの世界なのでリアルと比べるのも無粋とは思いますが、社会人としての振る舞いやマナー面がとにかくゆるふわ世界で、現代と言われると違和感が消えなかったです。
多分、私が本当に会社員だから「いくら画面の中でもその言動/行動はないだろう」っていうのがどうしても抜けなくて、ゲーム内の現代に「コレジャナイ」感がずっとあったからだと思います。
かと言って、完全にイケナイ方向に振り切っているわけでもないし、ファンタジー扱いもちょっとな…と思い、割り切れずにいちいち真に受けすぎてしまってのプレイになってしまいました。
なんかこうもっといい楽しみ方があったんじゃないかとちょっと反省しました。

それから、ヒロインに自己投影はできないかなと思いました。
危機意識のないチョロインでしたし、行動が合わなかったんですよね。
これは単純に好みの問題で、入っていける気がしなかっただけです。
アドバイスとまではいいませんが、世界観を割り切る→ヒロインに自己投影→無理なら第三者視点という感じですり合わせつつプレイするのが無難なのかもしれませんね。

終わってみて個人的にはやっぱり第三者視点で萌えるのが私には向いていていいのかな~と改めて思いました。
実際、いつもの第三者になったらツッコミどころはあれど、シチュエーション甘いし、えろシーンはおいしいし、めちゃくちゃ楽しめました。

次回はまとめ記事を書きたいと思います。
では👋

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