LoverPretend (ラバプリ)|ネタバレ感想

こんばんは。
いつもご訪問頂きありがとうございます。
また、やる気ボタンをぽちしていただき感謝です。

スチプリの次はラバプリです。
…ギャグかな?
全く意図して無かったですけど妙なことになりました(笑)

それではラバプリの記事へどうぞ!

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカーオトメイト
発売日2021年3月25日
CEROC(15才以上対象)
シナリオ華南みさき
イラスト藤理ト
キャスト古川慎/鈴木達央/河西健吾/前野智昭/森川智之/他
公式サイトhttps://www.otomate.jp/lp/
敬称略
プロモーションムービー
オープニングムービー

あらすじ

主人公のちゆきは1人暮らしで、大学の勉強とアルバイトに明け暮れる忙しい日々を送っていた。
そんな彼女には2つの夢がある。
1つ目の夢は脚本家になること。それは、死んだ母の夢でもあった。
そしてもう1つの夢は──会ったことのない父親を見つけ出すこと。
残された手掛かりから、自分が生まれる直前に母が1本のドラマ脚本を書いていたことが分かった。
「そのドラマの関係者なら何か知っているかも……」
そんな時、そのドラマ関係者の息子たちが集まる映画制作に脚本家の助手として参加することになる。
新しい仕事に奔走しながら情報を探ろうとするちゆきだったが、いつの間にか仕事とは関係なく彼らの恋人役をやる羽目に!?
これはあくまでニセモノの恋人役でホントウの恋じゃない。
偽りの恋人になるためのシナリオを、恋を知らない脚本家志望のちゆきは無事描き上げられるのか。

LoverPretend公式サイト

システム

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)×
ステータス(パラメータ)画面
アイキャッチ
フォント変更×

いつものオトメイトさん仕様で、基本的な機能は変わりません。
フリックのショートカットキー機能も使用可能です。

ラバプリ専用のシステムとしては、スマホシステムとプリテンドタイムはあります。

スマホシステムはアプリのトーク画面を見たりできます。

プリテンドタイムは制限時間付の選択肢が出ます。
正解を選ぶと画面のパズルピーズがはけ、不正解・失敗するとパズルで埋まっていきます。
選択によってEDが変わります。

プリテンドタイムの前にセーブ画面が出ますが、更にひとつ前の会話文でセーブしておく方が良いです。
セーブのYes/Noの画面で保存してると、次にプレイするときにプリテンドタイムのスキップが使えないので不便です。
また、タイム終了後、バックログではタイム前には戻れない仕様のようですので、保険のために。
(クイックセーブ/ロードは事前にしていれば戻れます)
失敗を続けるとパズルピースで画面が埋まってキャラクターの立ち絵が見えなくなることもあります。

世界観と

リスタートで一新され、ついに発売!
おめでとうございます。
予約した頃、死人の出ない明るいゲームに飢えていたので店舗特典の付いた限定版買っちゃいました。

舞台は、ファンタジー要素一切無し!
現代の都会でストーリーが展開されます。

ヒロインはちゆきちゃんです。
ちゆき
あ~かわいい!
脚本家になるべく奮闘していますが、恋の描写が書けません。
恋を知らないちゆきが仕事とは関係なく攻略キャラと偽物の恋人役をはじめ、それがどうなっていくのか、が醍醐味です。

それからプリテンドタイム。
攻略中に何回もお目見えしてますが、どう見てもコマンド無しのラヴィールなんですよね。
ラヴィールとはレンドの制限時間式選択肢システムです。
ということは、選択肢2つ+時間切れで、実質隠された3択目があるわけです。
自力で分岐等を探すのは結構時間がかかりそうです。

キャラクタールート別ネタバレ感想

キャラクターの個別ルートの感想です。
攻略順は幼馴染みからはじめ、芸能人のふたりは後回しにしてみました。

Attention

以降はネタバレ回避のため【ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

数馬ルート感想

数馬
Profile

Name:上久保数馬

Status:ヘアメイクアーティスト

CV:古川 慎

中学時代からの幼馴染み。
長年気の知れた仲で、冗談も言って笑い合える友人関係です。
真木野監督の新作の制作に、それぞれ脚本助手とヘアメイク助手として参加することになります。
主役決めの合宿(共通章)を終えたある日、父親の手がかりを探りに入ったスタジオでトラブルに。
数馬の機転で事なきを得たましたが、後に数馬と恋人関係だという噂が広まってしまいます。
真木野監督や関係者に迷惑をかけない為に、嘘の恋人関係を続行することになります。

恋人のフリをする動機がちょっと薄いんですけど、プレイしてるとそんなことはもうどうでも良くなって。
幼馴染みから恋人に、少しずつ気持ちが変化していく王道のお話が楽しくてとてもキュンキュンしました。

ちゆきと数馬は中学時代からの付き合いなので、その時から根付いているものがあります。
お互いに性別は意識してなくて、人として尊敬出来るところや欠点を知った上で友達をやってきた風に感じました。
高校生の時に祖母を亡くして、親族がいなくなってちゆきは独りになってしまいます。
それでも折れずに、家族との繋がりを感じられる脚本家になる事を決めます。
その姿を凄いと思って、数馬も趣味だったヘアメイクを仕事にしようと本気モードになったようでした。

お互いに良い刺激を与えつつ、いい友達だったんだなと思います。
サボれば置いていかれる、この人に相応しい友達であろうとする切磋琢磨が青春ですよね。

先に就職してプロの道に入ったのは数馬ですけど、その関係は変わらず。
それまでの苦労とかまで知ってる特別な人なんでしょうね。

家族との繋がりですが、脚本家はちゆきの母の職業でもあって、「pretend to love」という唯一公に残した作品があります。
それを元に関係者等から父親の情報を掴もうと奮闘します。
数馬のルートではまだ何も判明しなかったですけどね。

それと並行して、数馬との偽の恋人生活も続けて行くことになります。
デートって言葉は使いますけど、初めはそんなに恋人感はなくて、幼馴染みと遊んでいる感覚でした。
でも、数馬もちゆきもちょっとした事で男だ女だを意識するようになっていくのが初々しくてたまりませんでした。
例えば、なんてこと無く膝枕してもらって「ちゆきだから」と思っていたのに、思ったより感触も気持ちも良くて…みたいなのが本当に毎回楽しかったです。
ちゆきもちゆきで、映画のラブシーンに動揺して、飲み物じゃなくてちゆきの手に触ってしまった数馬の手に、男女の違いを感じて照れたり。
恋人関係ならハグくらいするだろうと、ぎこちなく2人でやってみたり…。
早く好きになれ、早く好きに気づけ、と思いながら見てました!
色々萌えをありがとうございます。

最初は恋人のフリという設定に振り回されていた感じはありましたけど、2人とも段々とそうじゃないと思います。
そして、好きになったことに気が付いて、告白しようとした矢先、数馬は交通事故に巻き込まれて10年くらいの記憶を思い出せなくなってしまいます。
もちろんちゆきのことも初めましての状態です。
ここから記憶が戻るまでは結構辛かったですね。

ちゆきが毎日お見舞いに行って、段々と数馬もいつものように話してくれるようになりますけど、元の関係を説明するのは難しくて…。
周りは付き合っていると思ってますけど、偽の恋人という2人だけの秘密の関係でしたからね。
どうなることかと思いましたけど、数馬がヘアメイクアーティストを目指したことやほんの少しの有機を人に与える仕事だと誇りを持っていたこと等、今までのたくさんの積み重ねとちゆきの言葉のおかげで記憶を取り戻せました。
その後の「背中を押してみた(物理)」の励ましもすごく効きました。
本当に良かった…!

ちなみにこれ、記憶喪失のままのBADがあったんですけど、それはえぐかったです。
偽りの恋人のまま将来のお話とかしてて、もう…。

もちろん、ハピエンの方はちゃんと正式な恋人になります。
事故のせいでできなかった告白も、やっと見られました。
記憶喪失を経てより強い気持ちになったみたいでしたね。
好きって言う前にちょっと弱いところを見せてきたのもすごく良かったです。

結果、そういうところも全部受け入れての両思いですからね。
告白シーンは水族館で、ロマンチック極めてたな~と思います。
「おまえを二度と忘れないように。体と心、両方に刻み付けたい」からのキスはキュンでした。
その時の、激しく水槽のお魚になりたいと思う(笑)スチルも素敵でした。

おまけのアフターストーリーとかSSは付いてないみたいなので、欲を言えばもう少し恋人になった後の2人も見てみたかったです。
小冊子等を見れば済むんでしょうけど、出来ればゲーム内に収めてくれるのが理想です。←

春三ルート感想

春三
Profile

Name:真木野春三

Status:大学3年生

CV:河西 健吾

合宿で仲良くなった春三くんとちゆき。
春三は隠れアニメオタクですが、ちゆきはその事を笑わないでいてくれたので、1人では行きにくかった聖地巡礼に誘って出掛けることに。
しかし、大学の同級生にオタクがバレそうになり、彼女(ちゆき)の趣味だと誤魔化してその場を凌ぎます。
そして、カモフラージュのためにそのまま偽りの恋人関係を続けることになります。

春三くんにものすごい親近感を持ちました。

隠れオタクでコミュ障で持ち上げ(褒め)られ慣れていない(わかる)
若干卑屈なときでも、好物が目に入るとオタクスイッチが入って急に生き生きとして口調が早口になる(わかる)
オタク特有の言い回しが会話の端々に入ってくる(わかる)
聖地の下調べとか他者への布教資料とか綿密に作り上げちゃう(わかる∞)
全部よく分かります。

そしてオタクスイッチが入る時が可愛かった…!
めちゃくちゃオタ活していて、見ていて微笑ましかったです。
偽の恋人関係についても設定資料を作っていてめちゃくちゃ性格出てるなと思います。
真木野監督作品のロケハンとして色々なところに出掛けて、恋人っぽいことを見つけると設定に追加していって、新キャラを作るみたいでなんだか楽しそうでした。

でも、オタクなことを周りには隠しています。
少し弱気な性格も相まって、詮索されたり、否定されたりするのが怖かったみたいです。
ちゆきはオタクに偏見も無いので、春三くんに勧められた作品を観賞して、純粋に面白いとハマってくれて。
聖地巡礼なりイベントなりに一緒に行ってくれます。
オタクも様々なタイプがいますし、ちゃんとお話が盛り上がる相手ができてすごく嬉しかっただろうなと思います。
そして、ちゆきと共に過ごすことで、春三くんも良い刺激を受けて変わっていきます。
イベントでオタク友達を作ったり、大学の漫研に入って輪を広げたり…。
春三くんにとっては1回1回が一大イベントのようなもので、とても勇気のいることだったでしょうけど、その勇気を振り絞って一歩ずつでも踏み出そうとするところがすごく応援できました。

特に、春三の信者でオタクのことをよく思ってない子達への、オタク暴露は素敵でしたね。
漫研と数馬たちの協力で、アニメに興味を持って仲間になってくれる人たちもいて、春三の勇気が実って良かったです。
漫研のひと達、めちゃくちゃキャラが濃くて結構好きです(笑)
それからちゆきとの関係も、設定を作ったのに恋人のフリの部分以外は実体験を言うようになって…。
幼馴染みの数馬といる所を見ただけで、どちらかと言うと嫉妬とか焦りとか負の方の衝動が湧いたりして、ちゆきのことを本当に好きになっていく過程がキュンキュンでした。

不器用さんでちょっとヘタレなので、どうしようどうしようってなる事も多かったですけど、オタク友達を作る時みたいに弱気な自分を乗り越えていくところはすごくかっこよかったです。

ちょっとすれ違いかけると数馬や由稀人さんが影で世話を焼いてくれて、春三くんの恋愛の慣れてなさが感じらましたし。
告白して正式な恋人になって、その後も中身がどんどん成長していって、ずっと見ていたいなと思いました。
本当にこの先化けると思います(実際Good EDで良いスチルを拝めました)
正式に付き合い始めてからの遊園地デートとか萌しかなかったです。
あと、コミケみたいなのにコスプレして参加するイベントとかもあって、オタ充もリア充もしていて楽しそうで何よりでした。
数馬ルートは恋人になったあとの通常デートとか少なかっので、このルートでは春三とたくさんデートできて歓喜でした。
偽りの恋人の時でもシチュエーションにはキュンキュンしますけど、本物のこういうのを見たかったんです!

また、アニオタの件では真木野監督(お父さん)が趣味を認めてくれないラスボスでした。
こちらはちょっとやそっとでは修正できない過去から続く確執がある状態でした。
アニメ否定派なのはしょうがないですけど、春三くんの私物捨てようとするとはやりすぎですよね。
監督職は大変だから、息子を心配してアニメ監督になることを奨励できない親心からの行動だったんですけど…。
親の心子知らずでいいとは思いますけど、ここはさすがに話し合いが必要かなと思いました。

色々な勇気を出てきた春三くんなので、最終的には少しずつ和解の道を進めるようになったみたいで良かったです。
お父さんも春三くんの好きな作品に興味を示してましたし、オールオーケーなのでは…!

とにかく、春三くんの成長が微笑ましく楽しいルートだったと思います。
ラブラブなところはハピエンで見れて、ちょっと切ないけど素敵な大人の男性になった春三くんはGood EDで見れて美味しすぎました。

由稀人ルート感想

由稀人
Profile

Name:瀬名由稀人

Status:モデル

CV:鈴木 達央

今をときめくトップモデル。
オーディション会場への道案内を尋ねて、偶然ちゆきと知り合います。
そしてそのオーディションを受けた真木野監督の新作がW主演に決定し、そのひとりに由稀人?の名前が上がります。
しかし、スキャンダラスなキャラがスポンサーへの受けが悪く、なかなか最終決定しません。
由稀人にチャンスを逃して欲しくないちゆきは、本気で由稀人に迫ってくるグラドル綺羅梨の事も含め、スキャンダル防止のためにサブマネージャー兼恋人のフリをするなります。

最初に「チャッッッラ」と思って、正直振り回されてヤバいのではないかと思いましたが、蓋を開けるとめちゃくちゃ面白いルートでした。

前のふたりが結構初々しくて、手を繋ぐのもひと苦労だった為か、由稀人が共通章の終わり頃から普通に手を引いてる描写とかを読んで、さすが練度高いわ~と逆に感心しました。
掴みどころのない感じですが、コミュ力が高い上に、周りもよく見ていて観察眼も鋭い人です。
大人の余裕もありますし、間違いなく百戦錬磨ですね。

ちゆきにとっては、父親不在のこともあり元々男の人に苦手意識があるので避けて通りたい人でした。
なんでも見透かされるし、会話の主導権握られちゃいますしね。
でも、真木野監督作品の合宿を通じて真面目な面も知ることができ、由稀人さんとも少しずつ馴染めたみたいでした。

由稀人は由稀人で、思った通りの反応をしないちゆきのことを面白い、と気に入ってくれます。
また、損得や計算無しに自分のこと後回しにして心配してくれる特別な人と思ってくれていたみたいでした。
お互いに内面を知ってからのお近づき、いいですね。
好きになったのも結構早かったんじゃないかと思います。

例えば、共通章の最後で、由稀人さんをお祭りに誘ったけどマネージャーに断られ…しょぼんとしていたら追いかけてきてくれるエピソードがありまして。
多分、もうこの時点でちゆきにある程度の気持ちがあると想像してました。
そして、個別に入ってすぐに由稀人さんとバーで談笑するシーンがあるんです。
そこで「グラスホッパー」という男性から女性にアプローチをかけるカクテルを送られていて…。
意味を知るのは終盤なんですけど、やっぱり早くから好きだったの当たってました。
(バッタ酒とか思ってごめんなさい)

でもこのルート前途多難です。
グラドルとの修羅場に巻き込まれます。
対策のためにサブマネと偽りの恋人を始めるんですけど、綺羅梨は正真正銘の本気で由稀人さんを好きで、その本気に優れるのかめちゃくちゃ心配でした。

というか、初めから恋人のフリなの看破されてヒヤヒヤでしたね。
強めに言い寄ってくるので、正直最初は過激な子が来たな~と思いました。
でも、知っていくと恋にも仕事にも本当に真剣に向き合っているとてもいい子でした。
乙女ゲームの宿命なので、ヒロイン以外は振られるしか道がないのが何とも気の毒…。
思った以上に恋愛の酸っぱい部分を詰め込みまくられていて、綺羅梨が振られるシーンは号泣してしまいました(涙)
もちろん、由稀ちゆがこのルートの大正義だとは思ってますよ!

そんなスリリングなマネージャー業をこなす中で、振り回されつつもちゆきが次第に由稀人さんを好きになってきます。
男と認識してからの挙動とか、困惑とか、ちゆきは自分の気持ちがわからなくてあたふたなのに由稀人さんは全部気がついてちょっかいかけてくるし本当にずるいです…。
でも、自分を好きになってもらうように動くみたいな計算はなかったので、待ってくれていたのかな…?
確かに綺羅梨の件もありましたけど、相手が本当に嫌なことはしない人なので、偽りの恋人というのはちゆきからの気持ちがまだ無いのにホンモノとは言わないでいてくれた…そうだったらいいなと思います(ニヤニヤ)
何を言われても最後まで一度も怒ったりしなかったですし、本当は優しい人なんだと思いました。

あと、先程書いた周りへの眼以外にも自分のことも俯瞰で見れてプロデュース力もあるんです。
なので外堀を固めるのがめちゃくちゃ上手くて。
俳優・瀬名由稀人は世間に求められてない、でもやってみたい。
始めは気持ちを押し込めていましたが、ちゆきと出会ってからはつい動かされて、じゃあ風向きを変えちゃおう、と。
モデルから俳優に転向するために、俳優の自分が世間から求められる形を持ち番組なりSNSなりを駆使して作り上げたりして凄かったです。

最後は理玖とのW主演も勝ち取ってましたし、自分の見せ方知ってるのって強いですね。
この主演を勝ち取るときの演技も凄かった…。
演技でしたけど多分、俳優業に対する情熱と自分がなりたい瀬名由稀人の姿、本音の全てを見た気がします。
仕事に対しては影で努力しまくってましたし、純粋にかっこよかったです(好き)

ちゆきの脚本家としてのレベルも由稀人との恋で上がりましたし、2人揃ってこれからもなりたい自分になっていく未来がもっと見たいなと思いました。
ということで、続きはどこにありますか?←

理玖ルート感想

理玖
Profile

Name:西嶋理玖

Status:俳優

CV:前野 智昭

優等生で何でもそつなくこなす人です。
真木野監督の新作のオーディションで、理玖の相手役となり、交流が始まります。
俳優をどうしても辞めたい理玖さん。
事務所社長である父が次々と仕事を取ってくるので、ちゆきを婚約者として紹介し、スキャンダルを起こしてイメージダウンを計ります。
ちゆきも合宿での借りと、苦手な恋愛を脚本家の夢のために学ぶのを目的に、妥協してしぶしぶ付き人から始めることに…。

一番心の距離を感じていた人です。
共通章でも他の人と比べるとさほど仲良くなれた気がしなかったですし、みんな口を揃えて「西嶋さん」呼び。
仕事もあるし最低限の付き合いはしますけど、本当に色々なことに興味も頓着もない人でした。

そんな人が合宿の終わりにちゆきに連絡先を聞いて、興味を持ってくれて。
良い感じになるのかと思いきや、突然の「結婚してください」は大爆弾でしかなかったです(笑)
婚約者は無理でも付き人をこなすことにしますけど、これも全て計算通り…。
スタッフさんのいる前で思わせぶりなことを言っていけしゃあしゃあと外堀を固めてきます。
理玖さんといい、由稀人さんといい、芸能人のメンタル強すぎ…!
甘い言葉であくまで穏やかに圧を掛けてくるって、本当に強かだなと思います。

でも、演技とわかっててもキラキラ完璧王子がロマンチックなことするからキュンってしちゃうんですよね。
プラネタリウムで婚約者指輪はめたり、台本合わせで壁ドンしたりのスチル…好き(チョロい)
一回目のお部屋訪問で、恋人の営み云々言い出した時も本当にやるのかと思ってちょっとテンション上がっちゃいました。
由稀人さんですら手を出したの最後だったのに、君、とんでもないダークホース…?
健全でいいよいいよ~とウキウキでしたがさすがにそれはハピエン終盤までお預けでした。
一番お預け食らったの多分プレイヤーです(笑)
理玖さん、本当にいい性格してると思います。

恋人のフリの件も、他の攻略キャラはどちらかと言うとその人を助けるというモチベーションが高かったですけど、理玖さんの場合は完全に利害関係の一致。
握手までして共犯しますので、一番偽りの恋人感がありました。
設定も綿密でしたし。
それでもやっぱりお互いを知っていく過程で好きになっていって…。
でも、自分に興味のないちゆきだからこそ偽りの婚約者役に選んだので、好きになるのはタブー。
知られたらお別れしなきゃなのはちょっと切なかったです。

理玖さんも、婚約者としての振る舞いはonのスイッチを入れて演技してくるので、ちゆきへの気持ちはありませんでした。
でも、「アレ?」と思うような描写が増えていき、由稀人さんがちゆきをデートに誘ったあたりから雲行きが怪しくなります。
そして、身体が勝手に動いてデートに乱入してきます。
由稀人さんと理玖さんのバチバチが見られるなんて、楽しすぎました。←
理玖さんが猫被りせず感情を出してくるいい場面だったんです。

それで、理玖さんの本当の気持ちも段々と見えてきます。
実は、俳優を辞めたい理由って、舞台美術の仕事がしたいからだそうです。
俳優業の合間を縫って大学にも通っています。
ツナギを着て、髪ボサボサで食事も忘れて作業に没頭する理玖さん。
本当は面倒が嫌いで、人と話すのも疲れるし、ちょっと子どもっぽいところもある理玖さん。
キラキラした姿だけではなく素顔にもちゆきは好感を持っていて、いつの間にか素をみせられる特別な子になっていたみたいでした。

告白が「結婚を前提に」付き合ってくださいだったのは本気を感じましたね…!
俳優業を推してくる理玖さんの父親にも本物の婚約者として対峙できるようになりました。
父子ともにひねくれていて素直じゃないので、話し合いが大変だったんですが、ちゆきが間に入れるようになったことで何とか腹を割ることができました。
父親の前では子どもっぽさ全開でちょっと可愛かったです。

最後には舞台美術になる事も認めてくれて、めでたしめでたしでした。
その後、真木野監督の新作で正式な引退を決めたんですけど、理玖さんは引退、由稀人さんは俳優としての始まり…2人とも知るととても感慨深いシーンになりましたね。

詠一郎ルート感想

浅木
Profile

Name:浅木栄一郎

Status:大学講師/脚本家

CV:森川 智之

いつもちゆきに脚本家としての指導をしてくれて、目をかけてくれている優しい先生です。
真木野監督の作品に脚本担当として参加が決まった浅木先生。
ちゆきも勉強のために助手として仕事をすることに。
その夏合宿で、「Pretend to Love」というちゆき母の作品を鑑賞した後、先生の様子がおかしくなります。
そして、少しずつ真実が明かされ始めます。

浅木先生のルートありました(歓喜)

合宿が終わった後、浅木先生は本格的に脚本の構想を練り始めます。
ちゆきは助手としての仕事はほぼ終わっていたのですが、執筆に専念している先生の役に立ちたい、と差し入れをして手助けします。
それから執筆で籠っていた先生を外に連れ出したりも。
ふたりでゲーセンに行くんですけど、なんかもう先生と生徒の禁断の恋の扉をあけちゃった感がすごかったです(笑)
初めてのゲーセンではしゃぐ32歳可愛かったです。
我に返った時の照れ顔は本当にごちそうさまでした。

そして日々を過ごす間、お互いにだんだんと「好き」が芽生えてくるんですけど、ここで先生が異母兄妹説をカミングアウト。
浅木夫妻が離婚したあと、浅木誠二(先生の義父)を支えていたのが弟子の宇枝夏奈さんだったと教えてくれます。
長い時間を共有していれば男女の仲になってもおかしくはないと推測しているようでした。
このことを知ってちゆきは気持ちを抑えていきます。
まさか兄妹で恋はできませんからね。

でも先生は事情を知っているのに妹には見れない発言したり、寝こみで軽いキスまでしてくるし、更に禁断の領域に踏み込んでいくんです!?
最後の最後に背徳のゲームと化していくのか、と大興奮です(私が)

ですが、本当の真実は詠一郎さえも知らない別モノでした。
浅木詠一郎は浅木誠二の子どもではなかったんです。
正しくは誠二の学生時代の親友・大原さんと早百合さん(先生の実母)の間に生まれた子。
つまり、大原さん、早百合さんの息子が詠一郎。
浅木誠二、宇枝夏奈の娘がちゆきということでした。
…騒ぎ立てて申し訳ありませんでした。

誠二さんは元々早百合さんのことが好きでしたが、くっついたのは大原さんとでした。
親友になら任せられると、2人を祝福していましたが、大原さんは早百合さんの妊娠が発覚する前に交通事故が原因で亡くなったそうです(多分まだ学生時代)
そして早百合さんと親友の子どもを放ってはおけず、元々好きだったのもあって、プロポーズして夫婦になりました。

しかし、数年経って早百合さんがずっと抱えていた申し訳なさに潰されそうになり、別れることになります。
誠二は本当に好きで結婚したけど、早百合はそれを知らず、同情してもらって迷惑をかけていたと思っていたみたいでした。
そしてその後、誠二は宇枝夏奈さんに出会って恋をしました。

詠一郎はと言うと、離婚後は母を放っておけず付いて行って支えていましたが、どんどん精神状態が悪くなり、小学生の自分ではどうにもならないから誠二に「戻ってきてほしい」と頼みます。
嫌いで小百合さんと離婚したわけではないので、自然と元の鞘に…の展開になります。
しかしこの時、夏奈さんはちゆきを身籠っていて…。
それでも誠二の事情と気持ちを察して、何も知らせずひとり身を引いた、というのが真相でした。

端折ってもこれだけ長くなる、めちゃくちゃ複雑な人間ドラマが隠されていました。
良い悪いはともかくとして、ちゆきの知りたがっていた真相が明らかになって良かったと思います。
誠二さんは亡くなっているので直接会えないのは残念ですけどね。

それから、血族としては赤の他人だったので浅木先生とも普通に恋愛できます。
誠二と夏奈は脚本家とその弟子で、真木野監督の作品に携わる詠一郎とちゆきも関係性も幸か不幸か似ているんですよね。
両親の愛の形は普通の人とは違いましたけど、2人にはハッピーな恋をして愛情を育んで欲しいなと思います。
浅木先生ストレートな方ですし、すれ違いの心配はなさそうかな…!

他の攻略キャラよりは短いルートで、真相がメインなので恋愛描写はそこまで深くなかったですが、ちゆきの父親捜しも完結してスッキリしました。
初回で妄想していたものとは違いましたが、「浅木先生目指したらいいことある(笑)」は本当でしたね。

あとがき

ハピエンは晴れて正式な恋人になれて大満足です。

エンドはBADの方が数が多いんですけど、スチルも大きな展開もなくあっさりです。
キュンキュンするのがメインのゲームだと思うので、今回はあっさりで丁度良いのかなと思います。
というか、無くてもいいくらいに思いますけど、まぁ嘘を付いてますしその代償って考えましょうか。

本物の恋をするまでの恋物語という感じで、とてもキュンキュンして楽しいです。
いい意味でギャップも見られて、シナリオも無事納まって最後まで楽しめました。

それからちょっと…。
この空気感の途中にぶち込む勇気がなかったのでここで書くのですが、由稀人父の正体が笑撃すぎて(笑)
知った時は全力で爆笑しました。
ゲイバーでママしてるって…!

はい、大爆弾を落としたところで個別の感想は終了です。
では👋

いつもありがとうございます。
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