Blackish House ←sideZ|ネタバレ感想

この記事は、ブラキッシュハウスsideZをプレイした感想です。

こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します。
記事の更新スピード上がらなくて申し訳ないのですが、いつもたくさん励ましていただきとっても嬉しいです。
頑張ります!

さて、今回はブラハsideAに引き続き、大好きなFF様にお借りしたsideZも攻略してきました。
とある人にみんなが落ちているのは話に聞いていましたが、さてゆり子は誰に落ちたでしょうか。
対戦よろしくお願いします。

Aの記事はこちら

プラットフォームPC(Windows専用)
メーカーhoneybee black
発売日2017年4月28日
対象年齢全年齢
シナリオEdgeWORKS/柚子みかん/もち大福/他
イラストカズアキ
キャスト石川界人/柿原徹也/前野智昭/立花慎之介/広瀬裕也/寺島拓篤/木村良平/蒼井翔太/他
公式サイトhttps://www.honeybee-cd.com/BlackishHouse/sideA/index.html
オープニングムービー

あらすじ

SideZ
自分を持たない女優のヒロイン。
同じ孤児院育ちの幼なじみである演出家志望の桜坂悠翔、ダンサーの結城那由多と共に、慎ましやかながら楽しく日々を送っていた彼女。
ある日所属している星月プロダクションの役者で黒曜芸術高等学校の先輩である有村乃亜と街中で遭遇する。
同じ日、那由多の出演するコンサートでアイドルの阿久根セラを始めとする芸能人たちに出会うが、彼女は彼らの輝きに引け目を感じてしまう。
翌日、事務所からの招集に応じると、社長からある課題を言い渡されて……。

公式サイト

システム

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ×
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス×
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)×
ステータス(パラメータ)画面×
アイキャッチ×
フォント変更×

プレイするのに不便は無いです。
クリアするとそれぞれおまけの後日談も読めるようになります。

共通章とヒロインについて

INTRODUCTION
個性も、それを引き立たせる容姿も才能もあるけれど、すべてを持っているが故に周りの事を考えようとしない彼らは、全員性格がブラック。
彼らが所属する芸能事務所”星月プロダクション”は、そんな彼らに見切りをつけて、全員を一箇所に集め、ひとつの条件を突きつけた。
それは……
全員で共同生活をし、力を合わせて半年後に控えたミュージカル公演を成功させる事だった。
もし、これが失敗に終わった場合には全員の契約を切り、二度と芸能界で活動できないようにするという。
共同生活をする場所は、華やかな彼らが住むには似つかわしくないオンボロアパート。
期間は半年。
集まったメンバーは、役者、ダンサー、声優、歌手、モデルとジャンルはバラバラ。
そのうえ、誰もかれも”超”が付くほど我が強く個性的。
そんな彼らの中に放り込まれた、自分を持たない女優のヒロイン。
彼女が、半年後彼らと共に見る景色は一体どんな景色なのか――

公式サイト

主人公の雛は自己主張が少なく自分の意思がないタイプ。
孤児院で、全員が平等に扱われる環境で育ったために自己主張することに抵抗感があるようです。
周りからはクールで醒めているように見えているようで、何かに打ち込む人には見えない様でした。
恋愛は経験がなく、難聴鈍感で箱入りな感じです。

sideAとZでストーリーの大筋は同じですが、ちょっと違いもあります。
まずsideAのときは、悠翔は自ら志願して共同生活に参加しましたが、sideZでは社長が退所した悠翔を呼び戻して参加することになりました。
また、共通の固定イベントは無く、sideAより自由度が高く進むようです。
それから心なしか、キャラクターたちが前作より柔和な気がします。
sideAもZも同じ世界線のはずなんですけど、sideZの方が仲良くなる前のみんなもきつくない印象でした。

sideZの攻略対象は4人です。
阿久根セラはかなりの気分屋。
悠翔と那由多の幼馴染組は安心感がありますけど、sideAの様子から悠翔の方は各方面に気がかりです。
乃亜も謎が多いけれど、共通章でわかる人にはわかるフラグを立ててきます。

キャラクタールート別ネタバレ感想

Attention

以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

阿久根セラルート感想

阿久根セラアイコン
Profile

Name:阿久根セラ

Age:高校1年生

Status:アイドル

CV:蒼井翔太

歌唱力が高く、人気絶頂のアイドル。
Spark Locusというグループでミサキ、アキトと3人で活動していて、仕事への努力は惜しみません。
でも、中身はわがままで気分屋で素直じゃない子です。

セラみたいな年下のキャラは、私はあまりハマらない人間なのですが、今回もいつも通りでした。
シナリオはえげつないけど、結構面白い。
ハピエンでは持ち直して良かったなと思いました。

このルートはセラの欠点を克服するのも大切ですが、周りのろくでなしを何とかしてセラに誰かを信じる勇気を持ってもらう物語でした。
前半は、雛とお互いに苦手な芸能分野を教えあって成長していくもので、とてもほのぼのできたのですが…。
後半でセラの過去や関係者が出てくるとめちゃくちゃにしんどくなりました。

共同生活スタートから文化祭前までは、雛がミュージカルのヒロイン役で出演するのと、セラには連ドラの主演の仕事が入ります。
雛は歌が上達せず、セラも演技がネットで叩かれるくらいのレベルでした。
上手くなりたいし努力も惜しまないけど、2人ともなかなか成果が出ない…。
そんな中、2人は苦手を教え合うようになります。

雛はセラが苦手でしたけど、そういう性格だというのを理解して近づけていけたのは良かったです。
セラも実は演技の事も雛の事もちょっと気にしていて、最初はぎこちなかったけど、お互いに教えあう稽古を通して少しだけ歩み寄ってくれた気がしました。
元々仕事には熱心で、努力しているところを他人に見せないプロ意識も持っている人なので、熱心さに影響されたのか、円が混ざり剛がまざり…とアパートの仲間たちの輪ができていく過程もとても良かったです。

歌や演技を現場やネットで褒められるようになった時の2人は可愛かったですね~。
雛の本番前に成功祈願のお守りとそのなかにこっそりメッセージを忍ばせて渡してくるセラずるかったです。
素直に言えないから紙に書いたのかな、可愛い(語彙力がこい)

しかしですよ、ここから最後まではしんどかった…。
とにかくセラに相手の方からかかわってくる人がクズだらけで、この人たちを何とかして、セラに過去を払しょくしてもらうために雛が体を張る展開でしたね。

まず、仕事の方ではナツキという元同事務所の女遊びの激しい人が、自分の起こしたスキャンダルでアイドル人生を絶たれたのに、人気のあるセラを僻んであの手この手で陥れようとしてくるんですよね。
それから、セラは過去が過去だけに人を信じられない子なので、それも悪い方に働いちゃいました。

セラの過去は、実母が応援していたアイドル深瀬と関係を持ってセラを妊娠。
でも、深瀬に捨てられてしまい、壊れてしまってホストとギャンブル狂いになり、お金に困った末セラを他の深瀬ファンの女に売りました。
その養母もセラを復讐のために引き取ったため人間扱いしなくて、「生きてる意味はない」なんて暴言まで言ってました…。
だから、セラは誰かに認めてもらいたくてアイドルになったんですけど、もうセラの扱いが酷すぎて文章読むだけでもきつかったです。
あと、前に所属していたアイドルグループではセラ以外がスキャンダルで消えてしまって、人は離れていくものだと完全に植え付けられてしまいましたし、そのことに怯えるセラもかわいそうでした。
同情はされたくない感じでしたけど、ごめん、ずっとかわいそうだなって思いながらプレイしちゃいました。

で、ナツキはこれに付け入る形で、Spark Locusのミサキとアキトがセラを裏切ろうとしてるから~とか、雛に対してセラの過去を暴露するから~とかあることないことをいちいち吹き込んできてイラっとしましたね。
なんで自分の過ちを人に腹いせで返すのか、永遠に共感できなかったです…。
セラがナツキの話にのって、BAD EDでミサキとアキトが再起不能にされたのは本当に見てられなかったです。

雛はセラの危うさや弱さをみて、たとえ恋が叶わなくても守ってあげたいと決意を固めてかっこよかったんですけど。
何回もセラに体を求められてその通りにしていてなんだかなぁという感じでした。
切り捨てられないのはわかるんですけど、セラを包み込んだり満たしてあげたりするにもレ○プされるのはどうかと…。
セラもセラで、雛が自分からは離れないかも?と思い始めてたのに何で間違った方向からモーションかけたのかなって…。
縋るもの欲しさに大事なもの壊すほど情緒不安定だったってことなのかな?
追い詰めた人たちが一番悪いのは悪いですけど、過去は免罪符にはならないし色々それでいいのか…と思いました。

ミサキとアキトのことを信じられたら次のステップにいきます。
3人で本音を話したときの「セラを尊敬している」とか「3人でドームツアーが夢」って台詞は、仲間思いでめちゃくちゃキラキラしていて良かったです。
実は、真相は裏切りとか全く言われもなくて、圧倒的人気のセラだけに頼るのは良くないからと2人とも頑張って活躍の場を広げていたんですよね。
反面、こんな真っ直ぐな人たちを信用できなかったセラの闇の深さは尋常じゃないと思いました。
でもまぁ仕事仲間を信じる段階には入れたので一歩前に進んだ実感は湧きました。

そして今度は深瀬がセラに金の無心をしてくるようになります。
この人もクズですけど、アキトが怒って追い払ってくれたのでナツキの時よりはスッと片付きました。
(でも下手を打つとすぐBAD EDゆきになります)
アキトを怒らせたらダメって言われてましたけど、闇の組織とでもつながりがあるのかな?
ある意味一番ヤバい人かもしれないと思いました(笑)
その後、父親がどうなったのかが描かれてないのがより怖いさを盛ってた気がします…!

ここまで全部乗り越えたらやっとセラとちゃんと向き合えます。
雛は、最初の稽古以降まともに話せる機会がほぼないので、プレイヤーは2人の独白ばかり聞いてもどかしいんですけど、セラが「誰かに自分と認めてもらいたいからアイドルをしている」と本音を雛に言ってくれて。
めちゃくちゃ素直になってくれたのには感動しました。
自分のしたことを謝って、告白もしていたので自分にも向き合えたのかな~と。
雛がすぐに許したのは私は腑に落ちてないんですけど、雛的にも恋を叶えるためにやっていたわけではないので、セラを救えた上に気持ちも実って嬉しかったんじゃないかと想像しました。
この2人はすれ違っている間、結構涙することも多かったんですけど、ここは言わずもがなうれし涙でしたので一安心でした。
告白の後はわかりやすくラブラブで、グッドエンドでは交際を公言する前にアパートの全員に付き合ってるのがバレてたのは微笑ましかったです。

ハピエンは、クリスマス公演も成功して事務所に残留。
2人とも芸能活動を続けてましたし、セラが雛とまた来年クリスマスツリーを見たいと言っていたのは印象的でした。
誰かが自分の傍から離れてしまう心配をしてないのが、ね(涙)
このまま幸せになってほしいです。

また、最後にSpark Locusのコンサートでは、最初はアイドルは嘘の笑顔でお客をだましてると言っていたセラが「誰かに寄り添える歌を歌うアイドルになりたい」って夢を持っていたのも成長を感じられました。

結城那由多ルート感想

那由多のアイコン
Profile

Name:結城那由多

Age:高校2年生

Status:ダンサー

CV:木村良平

ヒロインと悠翔と同じ孤児院で暮らしていた幼馴染み。
口数が少なく、2人以外とは関わらにようにしています。
ダンサーとしての実力はあるものの、本人はあまり新しいことに乗り気ではないです。

那由多ルートはZの中で比較的平和な方だったと思います。
他人とのコミュニケーションを怖がる那由多の根底に、過去のトラウマが引っ掛かっていて、雛がそこから脱却できるように引っ張って行ってくれます。
その過程で姉弟のように育った2人の間に男女を意識した心境の変化が進んでいく感じです。

雛も人見知りする方ですが、アパートのメンバーと打ち解けようと自分から動いていきます。
那由多の「姉」としてかっこ悪いところは見せられないという使命感みたいな感じでしたけど、その姿を見て那由多も一歩ずつ踏み出してくれたのが良かったです。
昔は、雛とも話せなかった那由多が今は話せるんだから~と勇気づける感じとか、雛の言葉を信じる那由多とか、長年積み上げた信頼関係が温かかったです。

みんなもなんだか那由多には優しかった気がします(当社比)
先輩組以外はすぐに打ち解けられていました。

反対に仕事については、雛は「自分が無い」状態からがむしゃらに頑張るけどスランプに入っていて。
焦りで空回りしてましたけど、那由多の「雛は仕事が好き」っていう励ましを聞いて、那由多の言葉を信じてからはトントン拍子に仕事が取れるようになりました。
これも幼馴染みの支え合いと信頼関係が成せる技だなって感じでしたね。
演技のことで身が入っていくと、なかなか打ち解けられて無かった宇賀神澪もデレたので、パワー凄いなって思いました。
最終的には、那由多の誕生日会でみんなで一緒にゲームするところまで仲良くなりましたし、欠点は目に見えて解消されてスッキリでした。

恋愛の方は、雛は8月のサマーフェスで、那由多の色っぽいダンスを見てから「男」を意識し始めます。
でも、「姉」であることの意識が強くて、恋だと認めるまではだいぶ時間がかかりました。
一方、那由多はずっと雛のことが好きではあったんですけど、無意識にキスまでしておいてまだ気持ちに完全に気が付いてなくてもどかしかったです。
でも、このいじらしい感じが可愛くもあって、微笑ましい展開を期待していたんですけど、ブラックはそう簡単には問屋が卸さなかったです…。

那由多のダンスの実力にずっと目を付けていた羅々という歌手と、そのいとこの陽月が横恋慕してきます。
そして、那由多と雛もお互いにすれ違っていた時期が重なって、那由多は羅々と、雛は陽月と1回付き合うことになりました。
…なぜ攻略対象以外との恋人期間が2・3ヵ月もあるんだ、と思っちゃいましたね。
雛は、那由多と羅々がお似合いだと思って弟離れをしようと決めていたことと、クリスマス公演の役の関係で「恋」を知った方がいい状況にあったから、勉強のために陽月に元へ行きましたし。
那由多は、まだこの時過去のトラウマが残っていたから、雛が離れていくのが嫌でちょっと乱暴なことをしてしまったから羅々の方へ逃げた感じでしたけど…。
甘くは無いけど恋人らしい描写もありありましたし、突然Wデートとかも始まって、結構困惑でした。

そんな拗れ方ありデスカ…?

「好きなら好きと本人に向かって言ってくれ」と何度思ったことか…。
雛と那由多が自分の本当の気持ちに気が付く期間になったのは良かったんですけど、他人とのデートシーンの方が多くて納得いかなかったです~(陽月に薬盛られて奴ものになるBAD EDはきつかったです)
かなりモヤモヤしたためか、誰も傷つけず自分の意見もはっきり言えていた羅々が、恋に関しては一番感触が良かったかもしれません。

雛に「姉」意識を捨てさせてくれたのが、那由多の産みの親だったのは熱い展開でした。

で、那由多のトラウマですが、過去の事件をきっかけにショックで一部の記憶をなくしていて、重要な部分が欠けているがために「親に捨てられたいらない子」という意識が根強くあったことでした。
実際は、実父は病気でなくなり、実母はまだ子どもを養える年齢ではなかったから、苦渋の決断で養親の元へ特別養子縁組に出しました。
養親も那由多のことを愛していましたけど、強盗に襲われて亡くなってしまったのでした。
なので、那由多の誕生日にみんなに愛されていた真実を知らせて、「生まれてきてくれてありがとう」って雛が伝えるシーンは号泣不可避。
那由多の世界を開いていくのはやっぱり雛であるのが一番いいと確信しました。

でもこちら、BAD EDだと真相をお話をするために那由多を待っていたら陽月が来るっていうパターンで、本気で「来ないでください」と思いました(でも選択肢間違ってるからきちゃう…)
しかも7年後に那由多と羅々が結婚して子どもを授かった後日談付き…めっちゃしんどかったです。
押し負けてはいけない(教訓)

雛と那由多がちゃんとくっつくコースは、クリスマス公演でかっこいい姿を見せてから雛に告白すると決めていた那由多が可愛すぎました。
アパートの男たちも那由多の恋を応援する側に回っていて、那由多大人気!
ハピエンもグッドエンドも、幸せそうにしていてよかったです。
ハピエンの方は、ダンスに関しても世界を広げていく様子が描かれていて、3人の世界→アパート面子→もっと…という感じで行動がアグレッシブになったな~と思いました。
雛のためにダンス大会でトロフィー取ってくるとか、何それ可愛い。
どんどん活躍してもっと素敵なダンサーになってほしい…!

有村乃亜ルート感想

乃亜アイコン
Profile

Name:有村乃亜

Age:高校3年生

Status:役者

CV:広瀬裕也

何事にも本気を出そうとせず、何を考えているかわからない人物。
澪と藤吾とは幼馴染みです。
昔から重度の不眠症を患っています。

ブラハZは乃亜のために作られたゲームだと思います。
ひとつひとつの事象に命が掛かっていて重く、そんなしんどい大恋愛ある?というお話でした。

共通章ですでにヒロインに冗談か本気かわからない恋人っぽいモーションをかけてきて。
「運命」とか病気関連のフラグを立てまくってきてて、ルートに入る前からすでにシリアスがこんにちはしていた気がします。

アパートでの生活スタートから夏休みまでは、ヒナが役者としての自分を持って才能が開花していくパートです。
乃亜が主役の映画「泣き虫なマーメイド」のヒロインをオファーされ、自信のなさから辞退を考えますが、乃亜の叱咤で役を引き受けます。
今までは悠翔の意見を聞いて判断していたけれど、「桜坂のお人形なの?」という言葉を否定する様に一歩踏み出せていたのかな。
雛はここから世界をどんどん広げていくので凄く重要な瞬間だったと思います。
悠翔は引き止める雰囲気を醸し出してましたけど、理由は悠翔ルートをプレイしてから知りました。

乃亜は、自覚はありませんが、この頃から雛の笑顔に惹かれていきます。
雛の笑顔につられて笑顔になれたり、一緒に料理を作ってみんなで食卓を囲む楽しさを知ったり、雛から与えられるものに少しずつ乃亜の世界が開けていく感じが良かったです。
味覚障害で味がわからないのに、この時は少し味を感じました。

不眠症は酷かったですけど、雛が添い寝するようになって毎晩安心して眠れるようになります。
眠るときに、時々悲しそうな顔をしていたんですけど、過去に両親を失ったシーンをフラッシュバックしてしまうから眠れなくなってしまったというのが正体でした。
しかもその忘却していた期間に、2日間だけ孤児院に預けられ、雛と出会っていたんですよね。
その時から、雛の「だいじょうぶ」という言葉や頭を撫でてくれる仕草が安心して眠れるより所になっていて、今でも変わっていない…やっぱり乃亜に何かを与えられるのは雛なんですよね。
「運命」フラグは強いです。
フラグ回収は後日談までいかないとなんですけど、運命がわかった時は最後までプレイできて良かったなと思いました。

そうして一緒に眠る日々が続いて、夏休みには映画の撮影で2週間南の島に滞在します。
この期間は雛と乃亜が恋人になるまでの過程で、映画のキャラクターと雛たちの心情がリンクしていてとてもドラマチックでした。
まだ、乃亜の全てを知ることはできませんが、乃亜が少しずつ100%に近づいていく感じが、演技にも雛にも本気になっていく内心を表しているようでキュンでした。
なにより先のことを考えない乃亜が「明日と友達に」って、雛との次の時間を考えたりできるようになってきたのが一番の変化だったかな。

最終日に満点の星空の元で両想いになってキスをするシーンは最高でした!
心臓の音が嫌いな乃亜が「もっとドキドキさせて」といったのは革命だったと思います。
嫌いな音だけど少し好きになれたとか、雛だからOKだとか、嬉しい理由が妄想し放題でした(このまま壊れて欲しい…もあったかもだけど)
ただ、正真正銘の恋人にはなりましたけど乃亜は「好き」とは言ってないのは、私はかなり気になっていました。
雛が気がついたのは藤吾に気持ちを試された10月です。
というか、藤吾は全編に渡ってアシストしまくりで株を爆上げしていきました。

でも、南の島での生活が楽しすぎて帰りたくなかったです(笑)
キャスト同士で仲も良かったですし、ずっと見ていたかったです。
もうね、「数日後」みたいな言い回しゼロで1日刻みでシナリオが展開していくんです。
調教済みの乙女ゲーマーゆり子には絶望へのカウントダウンに見えてましたけど、本当にこのルートで一番楽しい時間がつまっていたので、純粋に楽しみました(2周目は)

そして、文化祭後から最後まではずっとしんどかったです。
文化祭の間は、澪に嫉妬する乃亜とか、先輩たち3人の幼馴染みとしての距離感とか、色々可愛いエピソードもあって微笑ましかったです。
しかし、乃亜の義姉・月宮咲乃が出てきたらもう駄目でした。

乃亜は両親を亡くした後は伯母に引き取られましたが、毎日憎しみを向けられ、それから守ってくれたのが咲乃でした。
背中に大やけどを負ってまで助けてくれる人でしたけど、伯母の自殺をきっかけに心が壊れていってしまい、乃亜に執着して全てを奪っていくようになりました。
アパート生活が始まってからも、乃亜は実家に度々帰っていましたが、咲乃が求めるのに応えていたんですよね…。
ヒロインと攻略キャラ以外のシーンをあと何回みるんだろう…と別の意味でもきつかったです。
元々NTR展開があんまり好きじゃないので、似たようなのをBAD以外であまりにも長い時間見せられるとさすがに飛ばしたくなりました。
しかも、乃亜は持病で心臓が弱いから手術が必要なんですけど、綺麗な乃亜の体を守るために咲乃が手術を拒んでいたんですよね。
愛しているといいつつ完全に物扱いで、命までも奪っていかれそうな乃亜がいたたまれなかったです。

乃亜は守ってくれた咲乃に恩を感じていたし、咲乃も被害者だから拒めず受け入れていたんですけど、耐えきれずに全てを諦めてしまったんですよね。
人に頼らない性格なので、自分が我慢する道を進んでしまって…でも助けても言えなくて…。
生きていても奪われ続ける日々が待っているだけだから、心臓が止まるまで我慢するという破滅願望を抱いていて、そんな絶望的な人生ってある?って思いました。
「生きていればいいことがある」って言葉を乃亜が否定した理由はこれですよね。

そして、咲乃との関係を雛に知られてしまったときは、雛を振ったりきつく当たったりしましたけど。
乃亜を信じると決めていた雛は強かったですね。
乃亜が咲乃から雛を守りつつもSOSを出しているのに気が付いて助けに行ったのはかっこよかったです。
咲乃とは反対に、乃亜が「生きている」ことを最優先にして他は度外視していて潔すぎ…。

でもBAD EDにいくと、一番見られたくない姿を見られた乃亜はもう限界を超えてしまって「ころして」と懇願してきます。
雛も乃亜の「ねがい」だからと叶えちゃうんですよね。
乃亜に生きて欲しいと思っていたのに、救うために逆の選択をしちゃうのがもう何の救いにもなってない気がしました。
雛のその後はわかりませんが、「覚めない夢」に乃亜と一緒にいたので、あとを追ったのか正常な意識はもう戻らなかったのか…。
悲しいけど、せめて咲乃の思う通りにならなかったのだけは良かったのかな。
咲乃が乃亜を手放したくなくて、心中するBADの方が私はきつかったですので…。
咲乃の所有物のまま、乃亜が永遠に手の届かないところに行ってしまって…残された雛の絶望確定じゃんって感じでした(辛い)

途中BADを回避できたら乃亜の渾身の本音「生きたい」が聞けます。
もうこの台詞は切実で重くて、一言で乃亜自身の気持ちが全てこもっていてしばらく耳から消えなかったです。
でも、雛を思いつつも「自分たちが世界の作り方を間違えたんだよ」と咲乃を諭すのを忘れない乃亜は優しすぎました。
心底嫌いなわけではないんでしょうね、咲乃が立ち直れるのを願っているような言い方に思いやりがあった気がしました。
1回振っちゃってるから、ちゃんと雛に「好き」も伝えてリスタートもしましたよ!

咲乃から切り離された乃亜は、不眠症も味覚障害も回復に向かいます。
でも、心臓は手術が必要で、成功率は五分五分。
やりたいことがたくさんあると言って、澪と藤吾に自分の話をする乃亜…私はここが一番泣けました。
本音を言えることや生きたいと思うことがこんなにも尊いのかと…。
これを今まで全部押し込めていた乃亜の気持ちを考えると語彙力なんかゼロでただただ涙が出ました。
そして、澪と藤吾に一つずつお願いした内容がずるい。
澪へは、クリスマス公演での主役交代です。
譲った澪優しいな、可愛いな~で微笑ましかったです。

でも手術は五分なのでまだBADがあるのか、と気持ちが沈みましたけど、手術失敗のBADも悲しいけどみんなが前を向いているもので感動して泣けました。
雛は乃亜を失って茫然自失で、日常に乃亜がいないことに耐えられず後を追おうとするのですが。
乃亜のもう一つのお願い、何かあった時に渡してほしいと頼まれた手紙を藤吾が届けてくれます。
藤吾もたいがいしんどい。
手紙には、乃亜の大好きな雛の笑顔で誰かを幸せにしてほしいことと、雛も幸せでいて欲しい願いが書いてあって、雛はそれに応えるために浮上しました。
5年後に、悠翔と那由多に手を引かれながら、アパートのメンバーで乃亜のお墓参りをしているシーンは寂しげでしたけど、みんながそれぞれの道を邁進していて、悲しいだけのBAD EDじゃなかったと思います。
うまく攻略できず、ハピエンを探してさまよって3回も墓参りしたのはここだけの話です(笑)

そして、手術が成功するとハピエンへ!
手術室から成功の吉報が届いた時の、澪や藤吾まで泣いているシーンは私の泣きポイントその2。
めちゃくちゃにもらい泣きして涙腺が破壊されました。
グッドエンドでは乃亜の退院後に回帰パーティーをしていて、にぎやかな大団円みたいでした。

ハピエンではもう少し先も描かれていて、乃亜は大学の医学部に進学。
同じような病気の人たちを助けたい、と自分のやりたいことを見つけていました。
そして、初めて雛との2人きりのデートが見られて最高のご褒美でした。
正直、咲乃とのシーンが多すぎて、このデートがなかったらやっていられなかったかもしれません。
ずっと添い寝だけだったけど、ちゃんと結ばれますし、ED後のバージンロードの演出はずるかったですね。
お墓参りと対比になっていて、断然ハピエンの方が良かったです!

実は乃亜ルートって実質2周しなければいけなくて、2周目からが本番なんです。
その時その時の乃亜視点の心情も入ってくるようになって、どれだけ苦しんでいたのかがよくわかり、同じ内容なのに2周目の方が胸が苦しくなりました。
あと、未来の雛視点から回想が入るのですが、同じことを言っているのに手術失敗のEDでは後悔と懺悔のように思えて、ハピエンでは美しい思い出に思えるんですよね。
そんな特別仕様の施された大恋愛ルート、雛と乃亜には幸せに生きて欲しいと願うばかりです。

桜坂悠翔ルート感想

悠翔のアイコン
Profile

Name:桜坂悠翔

Age:高校2年生

Status:元役者

CV:寺島拓篤

ヒロインと那由多と同じ孤児院出身の幼馴染み。
2人のお兄ちゃん役として頼りになる存在です。
過去に、参加した舞台で足を怪我してからは表舞台には立っていませんが、舞台に返り咲きたい気持ちはくすぶっているようで…?

ブラハAとZと含めたすべての真相ルートです。
作中の欠点更生プログラムは悠翔のために企画されたもので間違いありませんでした(宇賀神ルートで少し触れたものです)

実は個人的には悠翔がそんなに刺さらなくて(汗)
他のキャラの方が好きみたいなことも書いているので、悠翔好きの人は読まない方がいいかもしれません…。

さて感想ですが。
悠翔は表向きは性格がよさそうな感じなのですが、ひも解くと拗らせてる人でした。
元々は根暗で心の弱く、雛以外には全く興味のない冷めている…。
でも、幼少期に孤児院で雛と出会って、彼女に頼られる優しいお兄ちゃんでいることが自分の存在価値になっていったんですよね。
雛のことが好きで、嫌われたくなくて、自分の弱い部分は全て隠し通して理想の「桜坂悠翔」を演じ続ける…役者としての実力も元をたどれば雛に行きつくくらいで、とんでもない依存を秘めていました。
さながら悠翔の欠点も「自分が無い」なのかな。

悠翔が怪我をした舞台の直前に、悠翔と雛が両想いになってキスまでしていたんですけど、事故と悠翔が実行犯を痛めつけるシーンがショックで雛は記憶をなくしていました。
悠翔にとっては、やっと気が付いてもらえた気持ちを忘れられて、本当に絶望のどん底だったと思います。
それでも、雛に依存してしまうくらいで、優しいお兄ちゃんでいるために二重人格の「悠海」まで生み出しましたから、激重の愛をもってるんだな~と。
藤吾から澪への依存にも結構にもよく似ていると思いました。
私が藤吾は推せて悠翔が刺さってないのは、ストレートに害悪なのか守っている風で害悪なのかの違いかな。

それでこの依存性に気が付いて悠翔と雛を分離させようと動いてくれたのが宇賀神澪でした。
俺様キャラだったのを忘れるくらい雛のことを気にかけて優しくしてくれて、私も誰ルートを進んでいるのかわからなくなりそうでした。
澪とは役者としての師弟関係から仲良くなっていって、告白までされて本当にびっくり!
他ルートでの悠翔を思うと悪いなってなるんですけど、正直このルートも澪と付き合いたかったです…。
でも、許されなくて泣きました。←
澪にOKの返事をしたらBAD EDまっしぐら…結局悠翔に捕まるっていうね(悠翔ルートだから当然)

脱線しましたけど、澪と雛がはたから見て良い雰囲気になってくると、悠翔は雛が自分から離れていくことに焦りつつも「優しいお兄ちゃん役」との板挟みになり、やけくそで2人とくっつけようとします。
でも限界が来て「悠海」が表に出てきて、悠翔は心のうちに篭ってしまいます。

悠海も悠翔ではあるんですけど、負の感情の集合体なので雛に嫌がらせばかりしてきます。
悠翔の命を人質にされるし、雛は従うしかないのですが、今まで隠していた悠翔の本音はどんどんわかっていくんですよね。
でも隠していることだから知れば知るほど悠翔の引きこもる原因になるので複雑でした。

それから、悠海も雛のことが好きなのが厄介でしたね。
同一人物なので当然ですけど、雛は「優しいお兄ちゃん」な悠翔しかしらないから、悠海を受け入れられなくて…。
悠海はそれに嫉妬して必死に振り向かせようとしている風にも見えました。
まぁやっていることは雛の嫌がることなのでどうかとは思いましたけど、負の感情の集合体だから愛情表現もそれなりだったのかなと後から思いました。
そんな方法しかできないんだろうな、と。

ハピエンへの道筋は悠翔を表に出させることなんですけど、雛が悠海を受け入れて、尚且つ悠海が消えないと解決しなかったのでこれもしんどかったですね。
雛が「悠海」を見てしまうと、後々悠海は消えてしまうから一緒に心中EDみたいになって、悠翔だけ取り残されてかわいそうでした。
手の届かないところに行かれたらもうどうしようもないですからね…。
悠翔と雛が疾走してしまう方がメリバっぽくて個人的には良かったかな。

ハピエンとグッドエンドは、悠海が悠翔を呼び戻してくれます。
「桜坂悠翔」の中で葛藤するシーンは、悠海が完全に悠翔の背中を押していて熱かったですね。
ひとりの人間ですけど、悠海だけ消えて「桜坂悠翔」は半分しか幸せになれないのかな~なんて思ったりもしましたが。
澪の「2人で一人前」って台詞を聞いて腑に落ちました。
悠翔は完全に更生わけではないですけど、見せかけだけの前向きキャラではなくて、弱い悠翔から強くなろうという意志が感じられて良かったですね。
未練たらたらだった舞台の道も復帰を決めましたし、宇賀神式にどんどん強くなっていく雛においていかれないようにこれからも成長していけると良いなと思いました。

そして真相ですが、星月プロダクションの社長・神田麗子が大切な人の願いを叶えるための最後の希望がこの更生プログラムにつまっていました。
過去に麗子は、単身家を飛び出して悠翔の母である茉莉絵さんに拾われて同棲していたことがあったんです。
麗子にとって茉莉絵は愛にも似た気持ちを抱く人だったんですけど、茉莉絵は打算で愛情を与えていて、麗子はいつまで経っても他人でした。
それでも麗子は茉莉絵を守ろうと尽くしていましたけど、悠翔を身籠ると、わが子を守るために保険をかけていたのは震えましたね。
さすが悠翔の母…家族以外に興味ないんだろうなって思いました。
そして、舞台で怪我をして芸能界を諦めていた悠翔の名前の由来を当時聞いていた麗子が、込められた願いを拾ってプログラムが企画された…社長が悠翔の演技をもう一度みたいというエゴって言ってましたけど、これも激重な愛情なんだろうなって思いました。

あとがき

ブラキッシュハウスすべてクリアしました。

いや~sideZは前作に比べて重苦しいシナリオが多かった印象です。
キャラクターの欠点を克服していくために、因果となっている過去のトラウマを何とかする必要があるのですが、きつく当たられるのにはさすがに慣れてきて(笑)
過去を聞くほうがしんどかったですね。
乙女ゲームをプレイしまくっているおかげ?で順応性は高いと自負しているんですけど、そのせいで楽しいシーンが来ても「このあと絶対急降下する」って確信を持って身構えるオタクのサガはやめたいと思いました。
辛い物語ほど楽しいシーンは純粋に楽しみたい…!

ストーリーは相変わらず過程の描写が細かくてわかりやすいし、その分入り込めるのであまり乙女ゲームで泣くことのない私も何回も涙するシーンがありました。
(泣きたいじゃなく)泣かされたいと思ったらsideZおすすめです。

ちなみに、私は宇賀神、姫崎≧有村のほぼ箱推しでした。

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