こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝です!
次のゲームははめふら海賊こと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ~波乱を呼ぶ海賊~」です。
長い!
ゲームのタイトルコールで声優さんがスラスラ言ってるのが本当にすごいです。
私はカミカミになります(笑)
なので、「はめふら」か「はめふら海賊」呼びで通したいと思います。
よろしくお願いします。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト |
発売日 | 2022年2月24日 |
CERO | B(12才以上対象) |
原作 | 山口悟(一迅社文庫アイリス) |
ゲームシナリオ | 吉村りりか |
キャラクター原案 | ひだかなみ |
ゲームキャラクター原案/デザイン | アサダモチコ |
キャスト | 内田真礼/蒼井翔太/柿原徹也/鈴木達央/松岡禎丞/鈴村健一/浪川大輔/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/hamehura-kaizoku/ |
女子高校生だった前世の記憶をもつカタリナ・クラエス。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…~波乱を呼ぶ海賊~公式サイト
乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界で主人公の恋路に立ちはだかり、迎える結末は国外追放か死亡の未来しかない悪役令嬢に転生してしまった彼女だったが、なんとか無事にゲームの破滅エンドを回避し春休みを迎えていた。
ある事情から義弟のキースと一緒に豪華客船ヴィンクルム号の完成披露会に参加することになったカタリナは、同じく招待客としてやってきていたジオルドたち生徒会メンバーとも合流し、海上を優雅に航行する船の上で賑やかな時間を過ごしていた。
しかしそんな楽しい時間は、突然の海賊の襲撃によって打ち破られることになる。
ヴィンクルム号は海賊団に乗っ取られ、カタリナたちは船内に軟禁される事態に。
そして何やら『FORTUNE LOVER』のファンブックに掲載されていた【本編で採用が見送られたカタリナの破滅エピソード】と関係がありそうな展開で……?
これはまさかお蔵入りになったはずの破滅フラグの復活!?
果たしてカタリナたちは無事にソルシエ王国へ帰ることができるのか?
新たな破滅フラグ回避コメディの幕が上がる!
機能名 | 有無 |
---|---|
既読/未読スキップ・オートモード | 〇 |
クイックセーブ/ロード | 〇 |
バックログ | 〇 |
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能) | 〇 |
フロートチャート | × |
選択肢又は未読箇所までのジャンプ | 〇 |
ヒロインの名前変更 | 〇 |
デフォルト名呼びボイス | 〇 |
ヒロインフェイス表示 | 〇 |
ヒロインボイス | 〇 |
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等) | 〇 |
ステータス(パラメータ)画面 | 〇 |
アイキャッチ | 〇 |
フォント変更 | × |
基本はいつものオトメイト仕様です。
操作性に特殊なものはありません。
数少ない、ヒロインにもボイスがついているタイプのゲームです。
「」表示のセリフは音声が入っていて、()表示の心の声は無音声です。
選択肢は、攻略キャラクターの好感度をあげるものと、「カタリナ脳内会議」という分岐に関わるものがあります。
また、ストーリー中に「MEMORIES SCENARIO」と呼ばれるSSが出現します。
ゲームのオリジナルストーリーで、出現した場面に関連する内容になっいます。
ストーリー中にも読めますが、内容的にはあとから楽しんでも問題なさそうです。
まず、「はめふら」とは原作ライトノベルのラブコメです。
あらすじにもありますが、はめふらの主人公カタリナが「FORTUNE LOVER」という乙女ゲームの悪役令嬢になってしまいます。
要はそのまま「悪役」。
ちなみに「FORTUNE LOVER」というゲーム内での主人公(ヒロイン)はマリアで、カタリナは正反対の存在です。
悪役なので殺されたり逮捕されたり、散々な目に合う役なのですが、その破滅的なEDをどうにか回避しようとするのが原作です。
乙女ゲームの世界に入り込んだような物語を、三次元で本当に乙女ゲームとして発売する…すごいことをしていると思います。
このゲームは、いわゆる原作のifの物語です。
「FORTUNE LOVER」のファンブックに掲載された、没になったシナリオをファンディスクとして発売したために、カタリナの破滅フラグが再び立ってしまった…回避しようという内容です。
私は、はめふらのタイトルと取っ掛りしか知りませんでした。
が、このゲームはプロローグで原作のおさらいをしてくれます。
…おさらいと言うか原作のネタバレかな?
結末っぽい内容も言ってました(笑)
なので原作を知らなくても世界観には入れると思います。
(公式でも、詳しくない人でも大丈夫とアナウンスされています)
ブログを書いている身としては、カタリナの感想のまとめ方が上手すぎてめっちゃくちゃ見習いたいと思いましたね。
それくらいわかりやすいです。
本作の主人公はもちろんカタリナ。
6人の攻略対象と恋愛するれっきとしたヒロインです。
ソルシエ王国クラエス公爵の娘。
食いしん坊で、そこらへんで食べ物を探すくらいで、令嬢って印象はあまりないです。
素直な性格みたいです。
「転生」ということは前世もあるわけですが、ifの世界でもカタリナは17歳の高校生であった記憶がある状態です。
攻略キャラ6人は、ジオルド、キース、アラン、ニコル、ロジー、シルヴァです。
左4人は原作からのお馴染みのキャラクターで、王子とかお坊ちゃんです。
右の2人はゲームのオリジナルキャラクター。
ロジーが技術者で、シルヴァが海賊の船長だそうです。
攻略順は公式で出ていたので、この通りに進めます。
以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。
Name:ジオルド・スティアート
Age:16
Nationality:ソルシエ王国
Status:腹黒ドSなカタリナの婚約者
CV:蒼井翔太/瀬戸麻沙美(幼少期)
王国の第三王子。
公式サイト
カタリナの婚約者。
金髪碧眼の正統派王子様だが、腹黒で性格は歪みぎみ。
何にも興味を持てず退屈な日々を過ごしていた幼少期に、カタリナと出会う。
カタリナに執着していて、年々その愛情は増している。
ストーリーは、ヴァイス海賊団にヴィンクルム号ごとジャックされ、仲間と協力しながら脱出するものです。
噂に恐れられている海賊団なのに、やらたと対応が丁寧で違和感だらけなのですが、それはロジーやシルヴァの感想で…。
ラブコメなのでシリアスブレイクが基本ですし、結構ゆるっとしている印象です。
情報収集する時はめっちゃ綿密な作戦を立てていましたけどね。
恋愛については一連の流れの中で、恋愛偏差値ゼロのカタリナが段々とジオルドへの気持ちを自覚していきました。
このルートの主役、ジオルドは面白いくらい紹介文通りの中身です!
もう本当に押しが強いです。
いけしゃあしゃあとカタリナを独り占めしようとします(笑)
元々いい性格とは言えないです。←
でも、しがらみの多い王族として、外に対してのいい顔と自分の立ち回り方を日々慎重に考える内心とで、むしろそういう性格でないとやっていけないんだろうなと思います。
淡々と過ごしていたある日、カタリナと出会ったことでジオルドの世界がはじめて鮮明に彩られ、景色が一目瞭然となりました。
上流階級の人にとってはカタリナははなり型破りな子なので、何をするにも予想がつかなくて。
苦労も多いけど、退屈せずに楽しく過ごせる…。
ジオルドがカタリナを好きになるのも頷けました。
高価なものは遠慮して受け取れない、畑仕事を平気でやる、食べ物まっしぐらなどなど…。
馴染みないことばかりで普通に強烈だと思います。
そしてジオルドの執着と嫉妬心から、性別問わず、カタリナを慕う仲間たちは自分がカタリナを独り占めできない要因のひとつです。
もちろん嫌いとかではないですし、カタリナの大事な人を自分も大事にしたいとは思うものの、如何せんキースとメアリは親衛隊のようにガード堅いので、ジオルドも内心はちょっと邪魔だと思っていたり…(笑)
今作では横からシルヴァもカタリナを気に入って近づこうとしてきたので、取られないようにとすごく躍起になっていました。
カタリナもカタリナで、食べ物≧破滅フラグ回避>>>その他ぐらいの脳内なのでジオルドの気持ちになど一切気が付きません。
そんな中での、ついに自分の気持ちに素直になったシーンはめちゃくちゃ良かったしこのルートで一番好きになりました。
気持ちに余裕がないから、心無い言葉も含んじゃいましたけど、カタリナに合わせてずっと辛抱していたのだから、一言くらい文句があっても全然OKだと私は思いました。
カタリナが泣いちゃったので、ジオルドは総スカンでしたけどね。
カタリナの恋愛もここから一気に動いて、エンディングまでとても面白かったです。
多分、仲間として積み重ねた時間があるから、ジオルドに対しての感情の引き出しはカタリナの中に元々あったのかなって感じでした。
恋愛偏差値ゼロだから開け方も中身も理解できていなかったけど、少しのことでジオルドを意識して最後には慣れないけど把握できたのかな、と。
最後にもう一回ジオルドの気持ちを聞いた時は自分の気持ちも出来上がっていたと思います。
拒む理由が「王族としてやっていけないかも」だけって、ジオルドと一緒に暮らすビジョンを浮かべていて。
もうそれは完全に好きです…!
ハピエンでは結婚、Good EDでは恋人になっていて、甘さもある方でした。
最後まで恋愛絡みはどうしていいかわからなくなったり照れたりするカタリナは総じて可愛かったです!
そしてジオルドはアナザーとBAD EDをぜひCEROをぶち上げた状態で作り直して欲しいです。
どう考えても執着キャラは対象がいなくなったり自分のものにならなかったら思考回路が狂いますよね。
この2つのエンディングはまさにそれです。
監/禁EDや闇落ちするならもっと濃いのが見たいんじゃ~!
Name:キース・クラエス
Age:16
Nationality:ソルシエ王国
Status:色気あふれる義理の弟
CV:柿原徹也/雨宮天(幼少期)
カタリナの義理の弟。
公式サイト
クラエス家の分家からその魔力の高さ故に引き取られた。
色気のあふれる美形。
孤独から歪んだ人生を歩むはずが、カタリナに出会ったことでクラエス家の人々の愛情に包まれ好青年へと順調に成長中。
このルートはソルシエの王族・貴族の人身売買を企むライルやノーディン宰相から逃れるシナリオでした。
共通章からキースを含め、ソルシエ人の多くが体調不良に陥るのですが、協力者のライルがサシェになにか混ぜてわざとやっていたみたいでした。
結局しっぽは掴めなかったんですけど、ヴァイス海賊団は関与していませんでしたし、真の悪ではなさそうだなという印象でした。
船内に秘密の地下室とか檻とかが見つかって、ヴィンクルム号を創った側こそが黒そうでした。
全体的にも結構、体調不良の謎解きにパートに力が入っていたと思います。
新キャラのロジーが活躍したというのもあるかもです。
キースルートの恋愛は、家族というのもあってゆっくりゆっくり進むんですけど、カタリナがライルに連れ去られそうになるシーンをきっかけに一気に終盤に動く感じでした。
キースにとって、カタリナは暗闇から救い出してくれた人だから守りたいし愛している、と少し重めの気持ちを持っています。
これは過去の出来事が原因なんですけど…。
キース自身、父と愛人の子どもという立場で、幼少期から家族として幸せな家庭には遠い生活を送っていて。
自分の強い魔力が義兄弟を傷つけたせいでそれがさらに遠のいてしまって、とても寂しい思いをずっとしていました。
クラエス家に来てからは、カタリナと過ごすうちに本当の家族のようになっていきました。
また魔法で二の舞を踏むんですけど、カタリナは魔法を怖がらないし、いくら壁を作っても飛び越えてくるし、変わらずに優しく接してくれるし…キースにとっては自分を孤独から救ってくれる存在になんだなと思います。
だからキースはカタリナを好きになったし、許される限りそばにいて守りたい。
オンリーワンの人なんだなと思いました。
執着と言うか過去のトラウマというか、成長してもキースは孤独や寂しさへの恐怖心は強くて。
カタリナに要らないと言われることや魔法で傷つけてしまうことを1番嫌がっていましたね。
ハピエンやGood EDではその魔法でちゃんとカタリナを守れてよかったなと思いました
一方、カタリナは恋愛偏差値ゼロですし、自分に好意を持っている男性の前でも無自覚・無防備、自然な状態でいます。
キースは義姉を他の人に取られたくないと思いつつ、嫌われないことを最優先にしているジレンマがなんとも悩ましかったです。
強引にいかないところはキースの良さですね。
でもカタリナが自分から離れてしまうのが怖くて、男だと思ってほしくて思わず後ろから抱きしめちゃったシーンは萌えでした!
大丈夫、キースいけ!と応援したくなります。
後にはカタリナと1回キスして、お互いが意識しているのを隠せなくなってからは目が合うと気まずくなってすぐ逸らしたりして可愛かったです。
最後にはちゃんと向き合って気持ちを伝えあい、相思相愛になります。
仲間のみんなが意気消沈していたのはちょっと申し訳なかったですけど…!
エンディング後はジオルドと婚約を解消。
ふたりはハピエンで正式に恋人としてデートするか、Good EDで婚約が決まって結婚式手前までいきます。
甘いんですけど、日常シーンしかなかったのでもう一声欲しかったです。
Name:アラン・スティアート
Age:16
Nationality:ソルシエ王国
Status:俺様系なジオルドの双子の弟
CV:鈴木達央/田村睦心(幼少期)
ジオルドの双子の弟で第四王子。
野性的な風貌の美形で、俺様系な王子様。
出来の良すぎる双子の兄であるジオルドと比べられ育ったためにコンプレックスを持っていたが、カタリナによって克服する。
音楽の神の申し子と言われるほど、素晴らしい音楽の才能を持つ。
ジオルドの双子の弟で第四王子。
公式サイト
野性的な風貌の美形で、俺様系な王子様。
出来の良すぎる双子の兄であるジオルドと比べられ育ったためにコンプレックスを持っていたが、カタリナによって克服する。
音楽の神の申し子と言われるほど、素晴らしい音楽の才能を持つ。
アランの恋を応援しつつ、ライルとリリアナの恋にも萌えるめちゃくちゃ忙しいルートです。
フレデリックという軍人の企む人身売買からも逃れなければなりません。
意外や意外、ジオルドは当初から好意ありありなのはわかりきっていましたが、アランも最初からカタリナのことを女性として好きな状態でシナリオが進むんですね!
自覚したのは最近だけど、幼少期から好きだったみたいです。
幼少期から常々、優秀なジオルドと自分の差を感じて劣等感まみれのアランでした。
でも、カタリナに出会って比べることを止め、些細なことだと思えるようになりました。
それがアランの救いになり、カタリナを好きにもなったのかなという感じです。
しかし、兄の婚約者を好きになってしまうという罪深い展開。
メアリも表向きはアランと婚約関係ですしね。
アラン自身も許されないことだと何度も自分に言い聞かせるシーンがあります。
でも、ヴィンクルム号に乗ってからはカタリナとの時間が多くて、意識せざるを得ません。
何よりカタリナが無防備だから、アランも対応に困ってて可愛かったです。
ライルとリリアナも同行するので、どっちかのカップリングがイチャついたりふたりの世界に入ろうとすると、片方はちょっと気まずくなるので毎回いい所でストップになるのがもどかしかったです。
アランは自分とカタリナの気持ちには気がついているのに、リリアナ達(他人)の恋愛には疎い。
反対に、カタリナはリリアナ達(他人)の恋には気がついて気を回そうとするのに、アランとのことは一切合切鈍い。
凸凹コンビなのさえ息ぴったりに見えました。
それから、アランルートはスチルも最初から結構ドキッとするものが多くて素晴らしかったです!
カタリナをソファに押し倒す形になったり、海賊から逃げて無事なのを確認するのに思わずぎゅっと抱きしめちゃったり。
アランはグイグイ行くキャラじゃないのに距離が近いものばかりなのがなんとも美味しかったです、ごちそうさまでした。
ジオルドが見たら発狂するだろうな~。
ライルとリリアナの方は、魔法が使えないことに劣等感を持つライルが、一族の中で見泊めてもらうために魔力の強いリリアナと政略結婚したというお話で。
ライルが人身売買を加担するから離縁するつもりだったんですけど、実は純愛だったことがわかってキュン。
この一件の後、アランの口添えで身分を降格されるだけで済んだみたいなので、今度は2人で幸せになって欲しいと思います。
続きが見たいです…。
ハピエンでは、ジオルドやメアリとの折り合いを上手くつけ、ヴィンクルム号事件から1年後にカタリナと婚約します。
事件の最終日に、罪の意識から「自分の気持ちは聞かなかったことにしてくれ」とアランは言ったのですが。
カタリナも自分の気持ちを自覚し始めていたので、ちゃんと向き合う約束をしました。
そして、エンディング後にやっとお互いに好きと言って本当の両思いになりました。
最後までぎこちないけど優しいアランが大好きになりました!
でもGood EDではジオルドが引かないし、カタリナも自分の気持ちがなんなのか考えあぐねていました。
そして、アランを相変わらず鈍感扱いで、親友としての好きと勘違いしているのでは、なんて発言まで飛び出してびっくりしました。
自分の気持ちならまだしもアランの好きまでも疑うんです?
アランが鈍感にしても、勘違いだけで命までかけて怪我してまでフレデリックから守ったり、咄嗟に「大事な女だ」なんて言わないと思うのですが、元々の設定を崩さなかった結果なのでしょうか。
なんだかこのEDは立場が友人でも恋人でもちょっと気持ちが報われない気がしました。
アナザーは完全にメアリの抜けがけルートでした。
Name:ニコル・アスカルト
Age:17
Nationality:ソルシエ王国
Status:魔性の魅力を持つ宰相の息子
CV:松岡禎丞/M・A・O(幼少期)
国の宰相であるアスカルト伯爵の子息。
公式サイト
人形のように整った容貌の持ち主。
妹のソフィアを溺愛している。
老若男女問わず惹きつけられる魔性の魅力の持ち主で、愛好会が存在する。
家族の前以外では無表情気味だが、カタリナのある言葉によって、カタリナに惹かれ心を開くようになる。
ヴィンクルム号の航路周辺に位置する、千年霧がかっているというブラン海域。
ニコルルートは、この霧にまつわる伝承?民話?に巻き込まれるお話でした。
ある島に住んでいた魔女が他国の王子と恋をして、引き裂かれてしまったけど、同じ気持ちでいればまた会えるというブレスレットとネックレスをお互いに持って別れます。
でも王子のブレスレットが偽物にすり替えられて再会は叶わず、王子は魔女を好きなままでしたけど、魔女は裏切られたと思って憎悪を募らせてこの世に未練を持って留まっていました。
カタリナがそのネックレスに近づいたことで魔女が乗り移り、真実を知ったら成仏してカタリナを解放するということで、仲間たちみんなで協力します。
なんでヴィンクルム号にそんなものがあって、都合よく千年前のことが解き明かされたのかは突っ込んだら負けかな?(笑)
それよりもこの魔女がいい性格をしていて、王子に似ているジオルドをいじめるために、ニコルにカタリナへの愛の告白を強要させるんですけど。
ニコルもニコルでカタリナが好きだから、カタリナの姿をした魔女に告白するなんて無理もいい所でめちゃくちゃ苦しそうでした。
魔女にイラッとしてラブコメなの忘れそうになりました…危ない危ない。
ニコルがカタリナを好きになったのまた幼少期で。
素敵な家族に恵まれて幸せなのに、周りがソフィアの容姿を忌み嫌い、ニコルが不本意に世話をさせられていると決めつけられていることを諦めていました。
勝手にニコルの気持ちを推し量られるなんてたまったものじゃないですが、自分さえ我慢していれば穏便にことが片付くとなると、ニコルは我慢する派なんですよね。
カタリナと出会ってからは、裏表なく自分のことを見てくれて、それが嬉しくて好きになったみたいです。
このニコルの忍耐力は色んなところで発揮されていましたね。
先程の魔女の告白強要でも、カタリナのために最後は言ったみたいでしたし、そもそもカタリナにはジオルドがいるから好きになってはいけない、自分が気持ちを抑えていれば万事解決なのだと何度も言っていました。
実際には仲間たちには気持ちはバレバレだったんですけど(笑)
びっくりしたのはソフィアが略奪婚に理解があることと、ニコルの父がそれっぽいことしてるし、宰相だけど恋愛結婚派でニコルにも恋して欲しい感じだったことです。
本人もこれを聞いた時固まってました(笑)
ヴィンクルム号では、今まで以上にカタリナと2人になる機会や距離が近づく機会が増えて、それに比例してニコルの気持ちも大きくなります。
どうしようもなくてカタリナを避けては心の中で辛そうにしていて、その度に私も「ニコル~(泣)」ってなりました。
ニコルはよく気が付くけど恋愛は不器用さんみたいです(好き)
でも、抑えても抑えても行動に気持ちが全部出ちゃってました!
ジオルドよりもさきにシルヴァからカタリナを守ろうとしたり、海に落ちたカタリナをほぼ反射で助けに飛び込んだり。
男前でかっこよかったです。
カタリナもカタリナで魔女が夢に出てきたり、現実で気配を感じたりした時に怖くなっていつもニコルの袖を掴んでいて萌えました!
ニコルは状況によっては複雑だったでしょうけど、1回も無下にしたことないし毎回毎回優しかったし、こんなの好きになるしかないと思いました。
それで魔女の説話の方は、お互いに気持ちが同じなら霧が隠してくれるという文言があって、霧が出ている事こそ好きあっている証拠だと言うことで、両思いな事に納得して成仏しました。
最後はニコルへの恋心に気が付きつつあるカタリナの背中を押してくれました。
ハピエンでは、ちゃんとカタリナへ告白して、ジオルドも婚約を解消してくれたので、2人で心置き無くデートするエンディングが見れました。
Goodはデートまでいってないけど、両思いだし、ソフィアやキースと一緒に将来の話もしていていい感じでした。
カタリナとニコルが結婚して家族になってもこの4人で仲良くしてそうだなとほっこりしました。
Name:ロジー
Age:23
Nationality:クイード王国
Status:親切な他国の技術
CV:鈴村健一
クイード王国の技術者。
公式サイト
技術士として造船からヴィンクルム号に関わっていて、完成披露会の船旅にも整備スタッフとして乗船している。
人当たりがよく、柔和な性格のため接しやすい。
空腹のカタリナに自作のお菓子をあげたことをきっかけに友人関係になる。
クイードの宰相・ノーディンのしっぽを掴めるルートなのですが、政治色がかなり強いシナリオでした。
まず、ロジーの正体はロジオン・リンドグレーン。
クイード王家に忠誠を誓う発明が得意な公爵家で、現国王の従兄弟でした。
発明する目的が行き詰まった時に遊学したソルシエでカタリナと出会い、彼女のおかげで発明する喜びを取り戻します。
そして何年も思いを募らせ、ヴィンクルム号で再開したのでした。
ノーディンとは派閥違いで昔からバチバチとやっている政敵なのですが。
ソルシエのライル・ヴェルダーと競合し、人体実験のためにソルシエの魔法が使える貴族を誘拐するため計画を企てていました。
ロジーは私兵を使ってヴィンクルム号を抑えて、ノーディンやライルの計画を阻止したのですが。
国に帰ると不穏な空気が流れていて、まだノーディンの計画は中座していないとのことで、一緒にクイードにきたジオルドたちも協力して目的を暴いていきます。
そして最終目的は、魔法の力で軍備増強を果たし、国王派打倒のクーデターを起こすことでした。
ずっとクイードの内政不安とクーデターの気配に振り回されまくって、結構シリアスな感じでしたね。
それに政治だの発明だのと、急に魔法ファンタジー要素が薄くなってびっくりしました。
特に、ヴィンクルム号を降りてからはソルシエのおとぎ話のような感覚は消えて、国政の派閥争いの話がウェートを大きく占めて堅いルートになった印象です。
カタリナとロジーの恋は、ヴィンクルム号ではロジーが色々偽っているのを申し訳ないと思ってできる限り構い倒すという形で会う機会が増えました。
少しづつカタリナも何かを感じるようになり、クイードに着いてから恋愛が本格化したんですけど。
2人に他意はないけど、ジオルドがクイード国王・アルベルトとの交渉に負けて、結果的にカタリナを取られたようにみえてちょっと可哀想でした。
(…多分、私が幼馴染みたちびいきになっているのもあるんですけどね)
というのも、先程のクーデター阻止のための作戦をアルベルトが提案します。
ノーディン派を釣り上げるために、ソルシエの魔法が使える貴族が餌として必要で、カタリナを指名。
でも、いとこ・ロジーの恋を後押しするお節介も入っていて、ジオルドが反対できないように予めの囲い込みとドアインザフェイスを駆使して、ロジーとカタリナが一緒に過ごす時間を作ってあげたんですよね。
ジオルドも婚約破棄をさせられたわけでは無いので、あくまでロジーとカタリナは恋人のフリをするだけのはずだったんですけど。
結局はカタリナがロジーのことを好きだと自覚する時間になりました。
フリだとわかっていても、照れるロジーは可愛かったです。
でも、私はなんだかアルベルトの思惑がずっと頭の隅でチラついて全部が全部は萌えられなかったですね。
ジオルドも幼馴染みたちもカタリナの幸せを最優先でしょうけど、みんなの知らないところでロジーのプロポーズをカタリナが快諾しちゃいましたし…。
もしこの続きがあったら荒れそうなハピエンだなと思いました。
Goodの方は、国に帰るけどまた会いに来るよって感じでした。
ロジー的には、カタリナと心が通じ合っているけど会えなくて寂しいだろうなと思います。
幼馴染みたちにとってはハピエンよりはまだ穏便にいきそうだし、チャンスもある気がしました。
Name:シルヴァ
Age:21
Nationality:不明
Status:白闇の悪魔
CV:浪川大輔
ブラン海域に出没するヴァイス海賊団の船長をする青年。
公式サイト
どこか異国めいた中性的な容貌をしており、変わった雰囲気の服装をまとう。
言動は荒っぽいが、懐に入れた身内の人間に対しては世話を焼く一面も。
ロジールートで、黒幕のボスはノーディン宰相と判明していましたが、そこに協賛したリガードウェルやサングリード海賊団など、悪役を出し切ってクイード王国の宰相派を打倒するルートでした。
シルヴァの正体は、リンドグレーン家の私兵団の長で、ヴァイス海賊団は仮の姿でした。
「白闇の悪魔」という2つ名は、シルヴァの故郷の人々特有の夜目と身体能力が発動した時に瞳の色が変わって見えるからそう言われていたそうです。
私兵団は、カタリナたちを害するどころか守る役目を担っていて、その点については良かったんですけど…。
ただ、ロジーとシルヴァルートをやってみて、ノーディンがやらかすのをキャッチしていたのに、クイードを国王派が掌握するために正式な対策をしなかったのはいただけないなと思いました。
ノーディン宰相は法を犯す悪だけれど、平和な他国民を巻き込むアルベルトもどうかと思いましたね。
「外交問題が~」と国レベルで物事をみていて、実際にはしわ寄せを食らうのは国民だと言いたくなっちゃいました。
いや~私もラブコメで何をマジレスしているんだか、ですけど、思ったよりシリアスだったので雰囲気に飲まれて色々考えすぎちゃいましたね(笑)
シルヴァはそういう裏事情において、カタリナに最悪嫌われる覚悟も持って海賊団のフリをしていたのは男前でした。
潔くて好きです。
私兵団をまとめる視野の広さと、面倒見の良さもあって普通に有能で良い人でした。
でも、そこに至るまでに、過去に人間不信になるような酷い人攫いと、今回の人体実験の黒幕・リガードウェルからの仕打ちで、1番しんどい経験をしていました。
貴族なんて大嫌いでしたし、「信頼」からも程遠い世界で生きていました。
でも、カタリナと出会って復活したロジーに手を差し伸べられ、人を信じてもいいかもと思えたみたいです。
シルヴァはフォーチュンラバーでは、サングリード海賊団の残虐な船長として登場するんですけど、カタリナからロジーへの振る舞いで破滅するフラグも回避できていて万々歳でした。
シルヴァとの恋愛過程は、彼が自分を子ども扱いしていると思い込んで、それが不満だったり寂しかったりしていました。子ども扱いして欲しくない、なんでだろう、と段々と気持ちを自覚していきました。
シルヴァも途中からは子ども扱いではなく好きだからこそ頭を撫でたり、親愛の挨拶をしたりしていたので、最後にカタリナが「好き」と言ってくれた時は本当に嬉しかっただろうなと思います。
ハピエンでは、シルヴァはリンドグレーン家の養子となり、カタリナと正式に婚姻を結ぶことになりました。
ソルシエとクイードの友好の証みたいな理由も言われていましたけど、2人ともお互いをちゃんと好きなので、まぁ良かったのかなと思います。
Goodはシルヴァの故郷を訪ねて旅に出るエンディングでした。
BAD EDはいつも通り破滅フラグを回収しちゃうものでしたけど、Anotherはもしもの時に備えて畑を耕していたのが功を奏して農民になってました。
まさか本当に農民EDを回収することになるとは思わなくて笑っちゃいました!
シナリオはとても面白かったです。
全部クリアして思ったのは、幼馴染みたち4人のルートは「はめふら」で、オリキャラのロジーとシルヴァルートは良くも悪くも「オトメイト作品」でした。
雰囲気がやっぱり少し違うかなと感じましたね。
それから、ゲーム中に「FORTUNE LOVER」のお話もよく出てきたんですけど、何回も聞いていたらマリアでジオルドやアランを攻略できるゲームを実際に出して欲しいと思っちゃいました。
オトメイトさん次はFORTUNE LOVERをSwitchで出しませんか?←
さて次回はまとめ記事です。
では👋
いつもありがとうございます。
良ければ知盛様をポチっとしてください°*
にほんブログ村