BUSTAFELLOWS-バスタフェロウズ|ネタバレ感想

こんばんは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します。

温存していたバスタフェをついにプレイしてきました。
各所から「面白い」と聞いているので、期待大!
ツイッターのFF様たちに推しを聞いたら、見事なまでに分散していて魅力的なキャラクターだらけで、自分でも誰にハマるか未知でした(ドキドキ)

記事の更新が遅くなってしまったんですけど、深みにはまる要素や書きたいことが多すぎて上手く言語化できなくて…。
感想に一生悩みそうな勢いで這いつくばってました(笑)
そしてなんとか書いては見たものの言いたいこと言えてるのかは怪しいです。
沼って頭おかしくなったのが伝わればいいかな!うん!

そんなこんなで、よろしくお願いします。

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカー文化放送エクステンド
発売日2019年12月19日
CEROC(15才以上対象)
シナリオminetaka
イラストすめらぎ琥珀
キャスト近藤唯/KENN/細谷佳正/吉野裕行/福山 潤/白井悠介/石川界人/他
公式サイトhttps://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows/
敬称略
プロモーションムービー
オープニングムービー

あらすじ

あざやかな悪に染まれ。

アメリカ東部の街、ニューシーグ。
悪徳弁護士と名高い『リンボ・フィッツジェラルド』は、急な弁護の依頼を受け警察署へと向かった。
そこで出会った男は「この面会がなければリンボは死んでしまう運命だった」と言う。
奇妙な話に困惑するリンボ。そして男は、まるで女のような不自然な口調で言った。

”今日”は私にとっては再放送なの。
私はあなたが死ぬのをこの目で見た。

公式サイト

システム

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)
ステータス(パラメータ)画面×
アイキャッチ×
フォント変更×

世界観とヒロイン

物語の舞台は、アメリカ、東海岸に位置する大都市ニューシーグ。
様々な人種、国籍が入り混じり、ユニークな発展を遂げた街。
アメリカ各地や外国から、新たなスタートとして多くの人がやってくるが、その中には不法移民も多いことが問題となっています。
急速に発展した分歪みも抱えている印象です。

テウタイメージ画像
ヒロインはテウタちゃん。

見た目は可愛いですが、ハングリー精神に満ちたフリーライター。
自分の住んでいるアパートが崩れた時に、特ダネにしようとした鬼メンタルを持っています。
賢く素直で、男女ともに好かれるめちゃくちゃにいい子です。
等身大なのが本当にいい…お花畑志向もなく人間臭くてとても好感度が高いです。

口癖は「死ぬのは1回、今日じゃない!」。
時間を遡って他人に転移する能力を持っています。

ルカとアダム、2人の幼なじみがいて、毎週金曜の夜には「パライソ・ガレージ」に必ずここで集まって一緒に食事をしています。

ネタバレ感想

Attention

以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

共通章感想

共通章はプロローグ~キャプチャー4まであります。
結構しっかり内容もあって面白かったので、プロローグ以外の感想も書いてみました。

キャプチャー1
バンクオブニューシーグというメガバンクの頭取オルテガが、ギャングと通じて汚い金儲けをしているということでリンボたちフィクサーが自分たちの正義によってテコ入れしていきます。
リンボがオルテガの雇った殺し屋に殺されてしまったのを目の当たりにしたテウタは「時間遡り能力」を発動。
リンボを救ったのをきっかけに、最終的にフィクサーの仲間になります。
フィクサーとは法とかルールとか正規の意思決定に対して、それ以外から介入する人のことです。
法の奴隷ではないけど悪の敵…初見からリンボはダークヒーローだなって思いましたけど、まさにこの集まり自体がそれですね。

フィクサーの面子が攻略対象なのですが、性格がいい(笑)人の集まりで初っ端からめちゃくちゃに好きです。
みんな目的のために協力し合うけど、過干渉しない…腐れ縁の友だちみたいで、一緒にいると楽しいんだろうなって感じです。
テウタの能力は、シュウに「結構やべー奴が来た」と言われるほど信じがたいもので、フィクサーのみんなもスケアクロウ以外はテウタの言葉を信じていないです。
ただ、テウタの兄をなくした過去とフリーライターになった経緯を聞いて、仲間に入れてくれました。
通ずるものがあるらしいですけど、この時点で全員何かしらの重いものを持ってるの確定で、わくわくが止まりません。
「分からないことを分かろうとする人でありたい」「私の正義は、私が決める」ってテウタの芯のある発言がかっこよかったしグッときました。

キャプチャー2
ブラックホークというスラム街出身の少年イーディ。
彼が有名なギャング・ロスコーの車を盗難した事件を発端に、テウタがニューシーグの暗部に触れる一幕です。
実は車には、大切な金庫の鍵が隠してあって、金品とクロちゃんでも解除に時間がかかる厳重ロックのデータメモリが発見されて次への布石となります。

テウタが、イーディは自分たちとは違うと区別を持ちつつも、境遇に同情せず理解しようとしているところは、早速有言実行で偉いなって思います。
イーディは父親をロスコーに殺された過去があって、復讐を目論んでいたのですが、ロスコーを殺すことがどういう意味なのか知らないままやってしまい、テウタが能力を使って止めに行きます。
イーディの理解に努めて、このままだとどうなるのか分かっての行動だったなって読んでいて思いました。
でも、時間を遡るのはどこかで反動がある…サウリ先生が言っていたことが後々のキャプチャーで起こってくるのがまたテウタの「正義」のあり方を問いかけていて深いです。

それから、シュウが殺し屋を殺しているって知った時も分かろうとしていました。
違いを受け止めるのって簡単じゃないですけど、テウタは怖いとかなんとかよりも分かろうとする姿勢を一番に言葉にするので好感度上がりまくりなんですよね。
シュウもシュウで、殺しには「こびりついて消えないものがある」と、殺したことで自分に跳ね返ってくる感情をイーディに教えようとしていたのが印象的でした。
シュウ、面倒見いいですね(好き)

あと、サウリ先生は心理テストを2問出題してきます。
ルート決めの選択肢でもありますけど、度外視して自分に当てはめてやっても面白いなと思いました。
1つ目は10個の問いがあるのですが、そうありたいと思う理想像を選択しがちっていう言葉にちょっとドキッとしましたね。
もう1つの方はある事件について、誰を裁くべきかという問いです。
この問いはなかなか答えが出せませんし、例え答えを出してもそれが正しいのか迷うような難しい問いです。
このゲームでは、勧善懲悪は無くて、自分で正しいと思った道を進むしかないんだろうなって思いました。

キャプチャー3
ゲームの最序盤からテウタに取材を依頼するイリーナという囚人がいます。
彼女は不法移民で、自分たちの境遇を「汚い水槽」に例え、外の世界に憧れるが、横の結びつきが強くて抜け駆けができないことを示唆します。
でも、同じ仲間たちに手を貸したい思いから「ルイ・ロペス」という謎の組織に協力していました。
そのルイ・ロペスが、データメモリを巡ってロスコーの命を狙い始めます。
一方で、ニューシーグアカデミアとイーライ製薬の共同開発の案件から、製薬会社がお金儲けのためにエボラの変異体やその他諸々のやばい秘密を隠していたことが判明。
また、そのウイルスの被検体とブラックホークの多数の失踪者との関連性も指摘され、大スキャンダルとなります。

ルカが失踪者について調べていたのですが、警察署内で殺されるなんてことが起きて…警察も裏社会とズブズブだということがよくわかりましたねぇ。
もちろんテウタは、考えるよりも先に時間を遡ってルカを助けましたが、代わりに遡った先の医者が診ていた患者さんが亡くなって本人も謹慎処分を受けました。
サウリ先生の言っていた反動が誰かの命にまで係わる局面に来て、テウタが自分の行動が誰かにとっては害になることを痛感して、使うには相応の覚悟と正義が必要なんだろうなって思いました。
ルカと昔見た映画の引用で「良心を失った正義はいつか滅ぶ」というセリフもあり、今回のように考え無しに使うことの意味を考えさせられました。

また、ここは特にモズと一緒にいる章でもあるのですが、イーライ製薬のウイルスに感染した人が検視局に紛れ込んでしまい、小さい怪我を負った手で救命を行ったためにモズが感染した可能性が出てヒヤッとしました。
でも、モズは相手がやばいとみて庇ってくれたり、自分の命の危険より他の人の安全を優先してテウタが能力を使うのを止めたり、めちゃくちゃ男前で優しくて惚れました。
さすがのモズも何かあった時を想定していたようですが、フィクサーのみんなが「なんとかなる」と言ってくれて、とても心強かったと思います。
こういう時に卑屈にならない仲間っていいですよね。

あと、「死の意味」について考えるシーンもあって、モズの回答は「死は終わりじゃない。死はずっと続いていく。その意味を僕は知りたい」。
モズは1年前に失踪して安否不明の妹がいるのですが、毎日人の死に触れているモズが言うととても意味深な言葉に聞こえました。

キャプチャー4
イリーナからのタレコミで、不法移民の詳細が判明します。
ジョージーナというファッションブランドのオーナーが人を買収して偽IDを発行し労働させる…奴隷の様な生活を送る中、リサだけが「汚い水槽」の中から救われる道を見つけたことで、それが許せなかったイリーナは殺人を犯したのでした。
リンボは、プロボノという無料法律相談からイリーナの弁護人を請け負い、イリーナの無罪答弁を行います。
そのためにフィクサーで、オーナーに近づいたり、ジョージーナの悪事を世間に公表する準備をするのですが、他の不法移民がすぐに助かるわけではない…。
結局イリーナは法廷で自分が罪を認めることでジョージーナの実態を暴露し、自分の身を犠牲にした他の仲間を助けるのでした。

「同じ境遇の人間が自分より幸せになるのが許せない」、そこまでメンタルが追い込まれる環境にいたことやイリーナの心情をわかろうとすることは、結果から見てもとても難しいことだったのだと思います。
イリーナ自身もリサを殺したかったわけではないし、今の自分は刑務所という職場よりマシな場所にいる…。
最後に「良いことがしたかった」と言いましたが、リサへの後悔と1人だけ救われることへの懺悔だったのかななんて思いました。
リンボやテウタは分かりたい人ですが、それは必ずしも善になるわけではなく、今回のイリーナの様に視点を変えると綺麗事に見えてしまうこともあるのだなって考えさせられるお話でした。

後味は悪いですが、色々思うところがあるのを無理に聞いたりしないリンボとテウタのやり取りは良かったです。
テウタの哲学「頼んでなくても助けてくれるのが友達。断られても助けちゃうのが親友。」という心強い言葉と伏線が入っていてニヤニヤしました。

また、ルイ・ロペスの起源も少し教えてもらいました。
汚い水槽の中で、ある兄弟が貧しさから裏仕事を始めます。
それがどんどん広がってゆき、弱い人間が繋がりを持って強くなれるはずが強さが利用される組織になってしまいました。
弟が兄を殺し、変わってしまった組織を止めたい、というのがイリーナの目的でテウタに近づいたのでした。
テウタは取材の情報だから隠していましたが、共通章の最後の最後でフィクサーにこの秘密を共有しました。
個別ルートに入ってから、全てのルートで弟ではないかと思われる「カパブランカ」とフルサークルでのやりとりも出てきます。

色々な事件に関わってきましたが、解けなかった謎はルイ・ロペスとデータメモリ。
それから、テウタが新人賞を取った時に、アダムが青い薔薇をプレゼントしてきた意味も気になります。
アダムが歌うゲームの主題歌も「NOVALS」ですし、この時点で絶対「ノーヴァリスの青い花」は関係してるだろうなと思ってわくわくしました。
「青い花」からはじき出せるキーワードは「未完成」。
「アダムが~」と聞いていたのもあって、サブキャラだし多分この人の恋は叶わずに終わるんだろうなって予想できました。

あと余談ですが、キャプチャー4ではテウタが水着を着るスチルがあります。
そしてどのキャラクターのルートに進むかで水着のデザインが変わるんですよ。
つまり、男たちのヘキがわかるということです…!
リンボは赤系のフリフリ、シュウは黒ビキニ、クロちゃんは白ビキニ、モズは黄色のバンドゥビキニ、ベチカは花柄のホルターネック。
ごちそうさまでした!

スケアクロウルート感想

スケアクロウのイメージ画像
Profile

Name:スケアクロウ

Age:22

Status:裏社会のボス?

CV:白井悠介

インターネット上で有名なサイバーギーク。
さまざまな分野に高い能力とコネクションを持つ、自称裏社会のボスです。
陽気なお調子者で、心の声がいつも漏れてしまい、隠し事はできそうにないです。

ピュアの塊のクロちゃん。
みんなにいじられる愛されキャラで、初対面でテウタのこと可愛いと言っていて可愛いキャラだなって思いました。
でも、ルートはとても重くてシリアス!
クロちゃんの思いつきで民間軍事会社コンスタンティンの悪事を暴くことになり、これが彼の辛い過去を垣間見るきっかけになりました。

いや~本当に、冒頭からテウタの首絞めスチルでスタートしてどうしようかと思いましたよ。

クロちゃんは家族に憧れがあって、フィクサーのみんなのことを家族同然に思っています。
クリスマスをしたことがなくて、テウタはそんなクロちゃんの為に、クリスマスパーティーを開きます。
共通章で、テウタはクリスマスの温かい思い出を回想していたので、クロちゃんにもそれをあげたかったのかな。
全員協力的だし、みんなもクロちゃんと同じことを思ってたら素敵だな~なんて、クリスマス効果に私もあてられました(笑)

ヤドリギの木の下で女性はキスを断れないという言い伝えも出てくるのですが。
ヘルベチカが、クロちゃんがテウタに気があるのに気が付いて、一歩踏み出せるようにわざわざモミの木の枝を持ってお手本を見せてくれたのはさすがすぎました。
愛されてんなクロちゃん。
ベチカのようにスマートにはいきませんでしたけど、ヤドリギの話を信じてテウタにキスしに行ったの可愛すぎました!
その後、テウタと2人でピアノを弾いて過ごした時間は良い雰囲気で見ている方まで幸せな気分になれました。
そして、その格好がつかないクロちゃんがとてもいいんだ(確信)

でも、ここで冒頭のシーンですよ…。

クロちゃんは昔、コンスタンティンでクラッカーをしていたそうです。
命令で、ゲーム感覚で街一帯を停電させたことで被害者を多数出してしまい、自分がやったことの重さを受け止めきれずコンスタンティンを抜けようとしました。
しかし、内情を知っていることから抜けることは許されず、拷問を受け、父親を殺される映像を見せられます。
結局、あるハッカーの協力で死を偽装して抜けて今のクロちゃんがあるのですが…過去が辛すぎました。
明るく優しい子にこんな衝撃的なことがあったなんて…バスタフェの洗礼をもろに受けましたね。
ちなみにこのハッカーは父・カイル、まさかの生きてました。

で、拷問のトラウマのせいで、身の危険を感じると自己防衛本能で人が豹変してしまうとその間の記憶も残りません。
でも、事情を話したときのフィクサーの対応が神すぎて最高!
なにかあってもいつも通りに接してくれる仲間っていいですね。
みんな何かしら暗い過去があるみたいでしたけど、モズだけ白判定されていたのは草(白じゃない)

そして、当事者のテウタの受け止め方も良かったです。
かなりひどいことされたのに、今まで見てきた「クロちゃん」を信じてるのが最高。
クロちゃんを簡単に嫌いにならないって意志の強さもいいし、正直に怖かったって言えるのもいい…。
そしてこの「怖い」を最初に聞いてくれたのがヘルベチカっていうのがまた言葉にならないくらいえもいです。

一方で、クロちゃんはサウリと面談して、自分と向き合う覚悟を決めます。
なりたい自分になるって答えを出せて良かったと思います。
理由は父もリンボ達も「家族」のことが大好きで、ふさわしい自分でいたいから。
いつも家にひとりぼっちで、寝て起きて目を開ける理由を探していた事を思うと、クロちゃんにとってどれだけ家族が大切なのかが伝わってきました。

でも、敵にカイルさんを人質に取った脅しの電話に一人で応じちゃうクロちゃん…。
相手は殺し屋なのですが、このキャラは好きになれなかったです。
シュウ√でもやってくれてムカムカ…!

結局電話は罠で、クロちゃんたちは廃線になった地下鉄の電車にのせられ、行き止まりに激突させて消されることになります。
消えたクロちゃんの居場所を特定できないフィクサーですが、4秒だけ電波が届くタイミングでクロが送ってきた暗号を解きます。
テウタの能力を有効活用していて、展開が面白かったです。

BADへいくと、失敗。
クロちゃんを守れたけど、カイルさんは殺されてしまいます。
クロちゃん的にはクロちゃんの心は守れてないんですけど…。
モズが、クロちゃんと父親が一緒にいることに意味があるんじゃ?と言っていた通り、引き離してしまうと助からなかったんですよね。
心の方が耐えきれなかったクロちゃんは自分を銃で撃って死んでしまいました(泣)

ハピエンの方は、クロちゃんからの暗号を解読して、廃線のある一帯を停電させて電車を止めました。
奇しくもクラッカー時代にやったことが、クロちゃんたちの命を助けたんですよね。
コンスタンティンの悪事を世に公表して、秘密を暴露したことで狙って来る輩は黙らせましたけど。
「秘密の共有」って何度も言っていたから、やはりルイ・ロペスが関わり深いのかな。
コンスタンティンもだし、最初に探りに入ったニューシーグアカデミアでも殺し屋とご対面しましたし怪しげでした。

事件後は、クロちゃんとテウタで移動式遊園地へ行き、お互いの気持ちを伝え合いました。
地下鉄に閉じ込められていた時に「テウタに好きと言いたい」ってクロちゃん入っていたので、ちゃんと言えて良かったです。
テウタもクロちゃんのかっこ悪いところが結構好きって返していて微笑ましかったです。

sideBはもうずっとラブラブしていてニヤけました!
公園でジェラートを分け合ったり、テウタの大家さんに「彼氏です」って紹介したり、すっごく平和。
カイルさんと親子水入らずでお話もできて、これまでの時間を取り戻すような機会もあってほっとしました。
カイルさんは仕草や話し方もクロちゃんとそっくりで、一緒にいる時間が短くても確かに親子だなって思いました。
そこから、父親らしくクロちゃんとテウタをニューイヤーズイヴのカウントダウンに送り出してあげるところも良かったです。
カウントダウンを逃しちゃったりキスが下手くそだったりクロちゃんは相変わらず締まらないけど、すごく幸せそうでこれからもそうあって欲しいなと思いました。

あと、クロッカー時代にやらかしたことに向き合っているお話もありましたね。
何をどれだけどう償えばいいのか…と言っていましたけど、できることを続けていけるクロちゃんは偉いなと思います。
迷惑をかけた分、誰かを笑顔にって。
宣言通りに自分と向き合っていて、かっこよかったです!

リンボルート感想

リンボのイメージ画像
Profile

Name:リンボ

Age:27

Status:悪徳弁護士

CV:KENN

明るく飄々とした態度で常に余裕を感じさせる男。
自分なりの基準で法を利用し、正義を果たしている悪名高い弁護士です。
いわゆるダークヒーロー。
しかし、同じく法律家の姉には全く逆らうことができません。

悪徳弁護士として話題に欠かないリンボ。
「誰かのために怒ったり悲しんだりしない」と冷静でいて、特定の誰かのためではなくみんなのヒーロー。
つまり感情に流されず平等でいようとするスタンスです。
でも、世間の華々しい印象とは反対に、誰かために「悪人」になれる人でした。

プロローグで、再放送前に死に際に「ナヴィード」という名前を口にしていました。
この謎を解くまでは死ねない!と意気込んでルートに入ったのですが、速攻で判明して笑っちゃいました。
昔、リンボと不法移民問題に取り組んでいた弁護士仲間でしたが、不法移民の女性カリンダをお金で買おうとしたことをリンボが告発して仲違いしてしまった人でした。

真相はナヴィードがその人を愛していたからで、救える方法があれば救い、幸せになりたかったそう。
ただし、法に触れるし「ヒーローリンボ」は許さないだろうと黙っていました。
結果、告発によってナヴィードは刑務所に送られ、その間に彼女の子どもが死んでしまったことにも、彼女自身が命を絶ったことへも何もできなかったのでした。

リンボルートに入るとナヴィードに再会するのですが、執拗にリンボに復讐心を燃やしていて、狂ってましたね。
自分にも他人にもなりふり構わず、リンボの苦しむ顔を見たくてあの手この手を講じてきて怖かったです。
ひとまず人も物も爆発させようとしすぎ…!

でも、リンボ自身も本当は誰かのために「悪人」になれる人であり、ナヴィードと同じタイプの人間。
当時、ナヴィードの真実を知らなかったことと、ナヴィードのように背負うものが何もなかった状況と、彼との違いが2人を食い違わせ、今の結果になってしまった感じがあっていたたまれなかったです。
ナヴィードは法律的には悪でも、本当に悪だったとは言い切れないですしね。
バスタフェは正義とは何かを常に問いかけてきますね!

個人的に2人は似ているけど、似てないと思います。
リンボは違いを分かろうとしてくれる人で、ナヴィードは「リンボは許さない」とか「リンボにはわからない」とかきめつけてものを言う男に見えました。
ナヴィードは最後までリンボが自分と同じタイプの人間だって知らないままでしたし、分かろうとする人であることはやはり大事だし、難しいことなのだなと思いました。

過去が今のリンボを形作っているとも言われていたから、私は過去にもしは求めないし今のリンボでいてくれてよかったと思いますけど。
リンボはナヴィードとの和解を望んでいたので、果たせず同じ目的を持った友達を一人亡くしてしまうことになって後味がいいとは言えなかったです。
リンボの行動は彼を助けようとしていましたしね…つらい。

途中でリンボがナヴィードから脅されて、フィクサーの仲間を巻き込まない様に1人で行動する時期もありましたけど、過去に向き合えない弱さを知られたくないというプライド的なものあって複雑でした。
冒頭でナヴィードと食事した時に、信じられないくらいお酒に酔っていたのでずっとメンタルにきていたのかも(やってられない的な?)
結構正義も揺らいだのかもしれないと想像できましたね~。
そんな時、テウタは何も言わずリンボのそばにいることを選んでくれて…無理に聞かないことはありがたかったと思います。
テウタのそういうところ好きです。
ただし、共通章と違って、リンボは後ろからテウタを抱きしめます。
…恋愛、はじまってましたね(キュン)

そして、そのだんまリンボに1番にふっかけたのがヘルベチカだったのはびっくりしました(のちに納得)
感情的になってリンボと言い合いになったのもそうですし、めっちゃくちゃにリンボのことを仲間として心配してるじゃん!と思えて最高のシーンでした。
正直ベチカに惚れました。
そのあとナヴィードに、リンボに喧嘩を売るならフィクサー全員で買う、ニューシーグから出て行って、と直接メンチ切りに行ったのもかっこよかったです。
言い方が上品な不良?(笑)
テウタ哲学を率先して実行していて、ベチカの沼を見ました(好き)

でも、全然誰の声もナヴィードには届いていなくて…。
テウタを使って、カリンダが死んだ時と同じ状況をリンボに味合わせて絶望させようとします。
リンボの方にもナノマシンを飲ませて爆発させると脅しをかけ、テウタに自分が死ぬかリンボを殺すかの選択を迫ってきて怖すぎ…。
カリンダの現場写真まで持ってきて胸糞悪すぎ…。
勧善懲悪のあるシナリオでは無いとわかっていますが、ちょっとナヴィードを分かるのは私には無理でした。

BADにいくと、リンボはカリンダの再放送をテウタで見ることになって、自分の正義を見失ってしまいます。
ナヴィードに捲し立てられて、いやいや所持していた銃でナヴィードを撃ってしまいました。
それは「悪人」じゃなくて罪人になってしまっとるんじゃ…と思うと、リンボを見ていられなかったです。
感謝祭の時にリンボが弾いていたショパンのノクターンをここで流すのはずるかった…(泣)
それは聴いたらBADの展開を思い出しちゃうやつ!

ハピエンへの道筋は、テウタが時間を遡って状況をフィクサーに知らせ、ナノマシンを止めるためにリンボの心臓を一度止める作戦をやります。
リンボは1ゲーム中、何回死ぬの!(笑)

でも、作戦後にテウタも自分も無事だとわかると、死ぬのも、テウタを死なせるのも、ナヴィードを殺してでも生きたい思ったほど強い感情に飲まれそうになったのも怖かった、とヒーローじゃないリンボを見せてくれました。
いつもスマートで余裕があるとテウタは言っていたけど、テウタの手を握って泣いている姿にやっと等身大のリンボを感じられました。
弱い自分は見せたくない性分ですけど、ここまで来たらよっぽどテウタを好きとか、懐に入れているとかがわかってギュン!
ちょっと恋愛展開は急でしたけど、甘かったからもうなんでもいいです!
彼女を自分のコートの中に入れてのバックハグは萌えました、ありがとうございました。

SideB でもレストランにスマートにエスコートしてくれたり、テウタから見て余裕のある大人なリンボがずるいって言われますけど。
リンボもリンボで、テウタが可愛くて内心は色々葛藤してるのが可愛かったです。
スマートに腕を組んでエスコートしたいけど、テウタと手を繋ぎたい…好きならどちらでも嬉しいから気持ちのまま来い!と思いました。
でもやっぱり大人だから、「大人のキスさせろよ」と舌を出してきたのは最高でした。
スチルも舌が絡んでるのちゃんと描いてあったし、ヒロインに声が入っているとえろさ割り増しで特大感謝!
ごちそうさまでした。
暗転の続きはどこで見られますか?←

その後、数日ヨーロッパに行って、帰ってくる飛行機が遅れてテウタをニューイヤーズ・イヴに1人にしてしまい、ベチカに代役を頼んだのはリンボの成長を感じました。
待たされたテウタは不本意でしょうけど、リンボがベチカを頼ってるのが良い…。
わざわざリンボのお婆さんのピンキーリングを取りに行ったのが理由で、リングはテウタの右手にはめてくれて、幸せを集めようなんて洒落たこと言ってきたのはさすが!
でも愛の言葉は「愛してる」ではなく「愛を感じ始めている」と等身大で攻めてくる…!
そういうところだぞリンボ!

いい子ちゃんなテウタが悪い女になるために、特殊なホテルの部屋のとり方したのはさすがに笑いましたけど。
そういう子どものような悪戯心を時々見せてくるスマート男…やっぱりずるい大人だと思いました。

シュウルート感想

シュウのイメージ画像
Profile

Name:シュウ

Age:28

Status:殺し屋を殺す殺し屋

CV:細谷佳正

リンボと組んでバウンティハンターを生業とする一方で、殺し屋を殺す殺し屋の仕事を請け負っています。
気だるげな態度からやる気がなさそうに見えるが、自分なりの美学を持っています。
愛煙家、面倒見のいい一面も。

共通章から地続きのはずなんですが、シュウルートに入ったら一気に死の濃度が濃くなって殺伐とした雰囲気になった気がします。
殺し屋という決して善とは言えない仕事を分かろうとする…難しい問題もある…。
でも、間違いなく「家族」が主題の物語!
シュウはサイコキラーではなく目的を果たす芯があったし、家族と呼べる人たちへの愛情や不器用で複雑な気持ちが混ざっているお話ですごく好きでした。

シュウの血の繋がった家族はいませんが、育ての親のタイラ・リン・オキーフ(お師さん)と養子のヤンという子がいました。
シュウがもつ技術や作法、価値観など全てはお師さんから授けられたもの。
共通章から言っている「復讐の種は一粒も残すな」という殺し屋としての心得みたいなのもそうです。
お師さんの話をするときのシュウはいつも優しい声で楽しそうにしていて、めちゃくちゃ家族が好きなのが伝わってきてため息が出ました(クソデカ感情を察した瞬間)

一緒に育ったヤンとはお師さんが殺されてしまった日に生き別れました。
ヤンが唯一の家族写真と、お師さんの危険な殺し屋リストの最後の1ページ持って行ってしまい…状況判断からシュウはヤンが犯人だと思って追っていました。
ヤンも家族なんですけど、真実を知るまではヤンへの口調が強いし声も低めで…お師さんの死はシュウにとって本当に受け入れがたいものだったんだろうな~と感じました。

真相は、クローザーというお金だけしか見ていない危険な殺し屋がお師さんを殺害したのでした。
そして、クローザーがシュウを狙っているから、それから守るためにヤンは行動していたんですよね。
シュウはお師さんの実の子だと知らず、ヤンが実子だと思い込んでいる…なんてことも隠されていて。
言葉にせずにすれ違ってしまうのは他ルートの経験からやっぱり悲しいな~、だけど、この家族の形は不器用であってこその萌えもあったので私が頭を抱えました。

ヤンなんて最初は胡散臭すぎましたし、シュウをハメて刑務所送りにしてきましたからね。
絶対に敵だろう!と思っちゃいました(笑)
本音を言われるまで全然守ってるように見てなくて…。
わかりにくい愛ですねぇ…(嫌いじゃない)

でも、ヤンも自分の咄嗟の行動でお師さんを亡くしてしまったので、その責任を感じて絶対にシュウを守りぬきたい気持ちもあったと思います。
「家族を亡くして一人だった」とシュウは言いましたけど、本当の一人はヤンで、孤独にシュウを守っていたって泣かせますよね。
お師さんが死んだ時を忘れないためにずっと吸っていた大嫌いなタバコも、ヤンとの仲直りのきっかけになっていたりして、3人箱で推せます。
それからハピエンではヤンに突然、女の子説が出てきてびっくりでした!(続かないよ!)

そしてテウタとシュウの恋愛は、糖度は高くないけどめちゃくちゃ乙女ゲームでした。
シュウ・リン・オキーフの沼は深い。
多分シュウは自分から行きたくてもごちゃごちゃと考え始めたら、結局好きがゆえに突き放すタイプですね。
好きです。

テウタがニューシーグトゥデイで新人賞を取ったご褒美になんでもお願いを聞いてあげる券を1枚くれます。
それを行使してフィンクサーのみんなで移動遊園地に行き、テウタはシュウにアトラクションで銃の打ち方と彼の家族に対する気持ちとかを教えてもらいました。
観覧車というロマンチックな場所で、テウタにお師さんが死んだときの自分のような経験はさせないように守ろうとしているシュウの気遣いも感じられてキュンしました。
まぁ、券を使うまでもなく、どのルートでも禁煙を頑張ってたりしてすでに特別扱いも甚だしいんですけどね。
私は煙草の回数が減って飴の回数が増えてくのは、フィクサーへの家族愛に比例していると解釈しております。
この男は行動をみるべし。

ちなみに、銃を撃つときの掛け声は歌のメロディーの「ザ・イエローローズ・オブ・テキサス」。
いいですね、明日から使います(使えない)

でも、ヤンにハメられた件やクローザーが絡み始めると突き放しモードに…。
テウタが死ぬなと言うと、自分がいなくなることへの「寂しい」と「好き」の境界はあいまいだと誤魔化してくるし。
いざ寂しい(好き)とわかると、「(俺のこと)嫌いになる努力をしてくれよ」「他に好きになれるやつを探しな」と遠ざけてきます。
奇しくもお師さんと思考が一緒なんですよね~。
大事な人ほど自分とかかわりないですよアピール…その守り方は私に効く。←

シュウの苦渋の突き放しもむなしく、クローザーにテウタが人質にされてた時はヒヤヒヤMAXでした。
シュウが死ななければテウタが殺られるし、(作戦で)死んだフリをしてもテウタに暴行してくるし、イラッとして私がクローザーをフルボッコにする決意をしましたね(やめとけ)
バスタフェって正義とは何かを考えさられるゲームですけど、クローザーはちゃっちゃと「悪」認定しました。←

この時「カラミティ・ジェーン」というキーワードが出てくるのですが、シュウが昔お師さんと見た映画で、主人公は死を選ばない。
…自分は死んでないという秘密のメッセージとして使うんですけど、BADだとなんの役にも立たなかったし、テウタの「死ぬのは1回、今日じゃない!」という勇気の出るフレーズも打ち砕かれてしんどいばかりでした。
テウタを失ったシュウはその後、クローザーに復讐を果たしますが…憑りつかれている感じがして怖かったです。
お師さんのリストをクリアしたら何もないと言っていたシュウですが、この時すでに彼の世界にテウタ入ってきていたはずなので、このあとテウタのいない世界で「死ぬな」を守れたのかどうか…明るい可能性はちょっと浮かびそうにない雰囲気でした。

なので、ハピエンでテウタを助けられたときは泣きました。
シュウも怯えていたくらいで…ああ、テウタをめっちゃ好きなんだな~と。
自分の言ったことを全否定して、テウタのシンプルな考え方に倣って「好き」と言ってくれたのは最高でした。
「離したくない。もう、離したくないんだ」ですって!
ニヤニヤ!

SideBに行くと、シュウはなかなか恋愛的な気持ちを言葉にして言ってくれなくて、モズを筆頭にけちょんけちょんにされてしまいます(笑)
モズは女性の扱い方を知っている男前ですね、女兄妹がいるとそういうところ強いですね。
でも、シュウにも言えない理由があって、頭に銃の弾丸が残っていて難しい手術をしなければならないお話が出てきます。
シンプル思考になっても不器用は健在なので、テウタに「生きて」と言われたことやこれからのことを考えてまた複雑化の道を行っている感じがしましたね。
自分がいなくなってしまったら、テウタが寂しい思いをしてしまうことを嫌がっての葛藤…本人と相談するのが一番ですけど、口にできないでいる男は良すぎて言語力0にされました。
でも、結局テウタに一番に伝えてくれたのは100点。
フィクサー総出で手術の待合していたのもシュウルートだと家族愛的なものが一段とひしひし伝わってきて私の心は鷲掴みされました。
全員そわそわしていて可愛かったですね。

術後がニューイヤーズイヴに被るからと、シュウをぼっちにしないためにヤンとテウタで雪だるまを作ってシュウに見せていて、天使すぎました。
なんでそんなにやること可愛いの!
スチルのシュウの顔もにやけてて、めっちゃ幸せそうでした。
(そのまま幸せになってくださいお願い)

そしてシュウのいいところは、テウタの家族も思っているところ。
最後の最後に両親に挨拶し始めて感動しちゃいました。
この人の構成要素は何がどうあっても「家族」が100%なんでしょうね~いや、ずるいわ…。

モズルート感想

モズのイメージ画像
Profile

Name:モズ

Age:25

Status:検死官

CV:福山潤

法医学研究室の研究員であり、検死局の主任を務める検死官。
人体に関するスペシャリスト。
寡黙で、表情や態度に感情を出さないため、無感情だと誤解されがちですが優しいです。
動物や料理や自転車が好き。

モズルートは完全に泣きゲーです。
ルカに協力して関わったニューシーグアカデミアの事件から、モズの妹・ユズの存在が浮上します。
モズは統計的に妹は亡くなっていると理解していますが、「死の意味」はまだ模索中…。
11歳で両親を亡くした時に理解できなかったものを、今回の事件を乗り越える過程で彼が答えを見つけていくお話です。

開幕はスカッとジャ〇ンです(笑)
ヴァレリーの担当してる裁判で検死官として出頭し、弁護士の反対尋問に応じるのですが、誰の助けもなくモズが論破して最高の気分からルートをスタートできました。
でも、モズは本当は言葉選びが苦手だから、話すのは好きではない…典型的な寡黙くんで、これが後半にいくと変化があるのがニヤニヤポイントでした。
誤解されやすいから言わない方がいいと考えているのを、テウタの「言わないと良くもならない」という意見を尊重して実行してくれるようになるんですよね。
誤解されたり、相手を傷つけてしまった言葉の方が印象に残るけど、それでも伝え続けることに意味がある…これ、個人的にはとんでもないフラグでした。
寡黙キャラはおいしくて大好きです。

次に、アカデミアで起きた殺人事件を調べに行くと、トロイという生物学教師とアイビーという生徒と知り合います。

アイビーはユズと友達だった子。
高校生は大人でも子どもでもない、思春期特有の中二病やメンヘラ思考回路、誰にも言えない悩みを持っていて未熟な時期。
アイビーもまたその当事者で、トロイ先生が好きだけど、自覚したらユズとトロイが話してるだけで自分より仲良しに見えて、ユズに酷いことを言ってしまったと後悔していました。
ユズの失踪も重なったことで、自分のせいだと思い込んで誰にも相談できずにいましたが、テウタとモズとアカデミアをさぼったことをきっかけに心を開いてくれます。
モズはめちゃくちゃお兄ちゃん属性ですね。
アイビーの相談事を静かに聞いている態度も、悩んでいいんだよと自分の経験則を具体的に教えてくれるところも優しさに満ちていてジーンときました。
そして今話すことで、当時のモズも救われているのがとっても印象的。

アイビーは後に勇気を出してフルサークルに投稿し、事件を終わらせるきっかけを作るのでこのケアは本当に重要場面だったと思います。
それから、モズはユズにもこんな感じでお兄ちゃんしてたのかなって思います。
モズユズ兄妹が戯れる機会が無いので、想像して摂取するしかないという罠を考えた人は心をえぐる天才ですね。
妹との思いでを語るモズがとても優しい話し方をしていたので、余計にくるものがありました。

テウタに対しても頭を撫でたりして初めは「お兄ちゃんみたい」でしたけど、ベチカにいじられたときにテウタを異性として気にかけているのがはっきり見えて萌えました。
またベチカかよ!って感じですけど、いじり方が秀逸なんですよ!
トロイがテウタを狙っているかもと本人をからかいつつ、暗に「テウタが取られるかもよどうする?」とふっかけているっていうね。
モズは感情を表に出す方ではないけど、フィクサーのみんながちょっとしたモズの変化にも気が付いているのが好きです。
そしてモズもドストレートに言ってくるようになるのがまた良い。
両親のことを思い出してパニック状態になった時に、テウタを壁ドンして「性的興奮を促している」は爆笑しました。
いや言い方!
医学的に手っ取り早く落ち着かせる方法を取ったのはわかるけど、後々に照れたテウタを思い出して自分も照れるという穴に落ちていて可愛すぎました。
モズ、そういうところあるよね、好きです。

アイビーやトロイから聞いた情報によると、アカデミアの内部事情は闇まみれ。
校内でユズを誘拐した犯人を追っていき、選択肢をミスるとBADに行きます。
モズが犯人に致命傷を負わされて、テウタが時間を巻き戻して何とかしようとするのですが、モズはブレずに「巻き戻しが必ずしもいい未来になる保証はない」スタンスを貫きます。
自分が死にそうなのに、テウタを助けるられることや犯人が判明した状況を悪くないと捉えていて、優しすぎ(泣)
暗転で終わったのでどうなるのかは神のみぞ知るみたいな感じでしたが、必ずしもいい方に行く保証がないって言う枕詞が全てを語っている気がしました。

ハピエンの方に行くと、トロイにたどり着きます。
アカデミアでは、親が権力やお金を持っている生徒が多く通っていて、死人が出てももみ消されてなかったことにされる…。
トロイは、そんな罪を犯して許されている子を一人殺したことで死に憑りつかれて狂ってしまってました。
自分のしてることが罪だとわかっているけどやめられない、死のうとしても自分だけは殺せない、誰かを殺めることを「物語」として正当化しているなかなかのサイコパスでしたね~。
なのに、トロイは罪を償うために死のうとしていて、まるで死んだら終われるみたいなニュアンスでぶつかってくるんですよね。
モズの「死は続いていく」って言葉に対して相性が最悪の正義だし、テウタの言う「失った悲しみ」は放置だし自分勝手すぎるよなと思いました。
モノローグで、ユズが「先生も怖かったんだね」とどうしようもない大人への理解を示していて聖女すぎましたね。
個人的にトロイに許せる要素を見出せなかったので、正義だ悪だはそっちのけ。
でも、分かることの難しさはまた思い知らされました。

そしてモズもこの物語を一応尋ねてあげるんですよね。
トロイがテウタを人質にしていたから、刺激しないようにっていうのもありましたけど、モズの行動が結果的にトロイの物語を中座させました。
共通章からそうなんですけど、相手がラリっていても銃を持っていてもいつもテウタを背に庇って前に出てくれるんですよ~!
かっこいい。
ときめきの荒稼ぎをありがとう(好き)

でもここから突然の急カーブ!
ハピエンだもの、ユズが生きてると思うじゃないですか!
そうしたらいきなり白骨化ユズをモズが抱きしめてるスチルが出てきて「やっと会えたね」はダメですよ…。
統計的に亡くなっているとは言ってましたけど、本当に希望を打ち砕かれると思わなくてしんどかったです。
モズが泣くシーンや両親が死んだときにはなかった「寂しい」という言葉、死の意味を理解したであろう描写が満載で、全部一緒に泣いてしまいました。
でもようやく見つけられて良かったです。
死んだ人の色々なものがモズの中に残っているから、死は続いていく。
モズの長年の疑問が解消されるのがこんな形なのは悲しいですけど、物語の終わり方としては綺麗でした。

しかし!
sideBで、開幕早々のカミングアウトからまたしてもメンタルがやられました(忙しい)
モズは6年前に22歳男性の死を消したことがあり、テウタ兄だったかも…と言い出します。
言わないことをやめたんだなとニヤついたと同時に、シュウみたく爆弾持っててハピエン後に爆発させてくるなんてホント無理、と思いました(笑)

でもよく考えると、ユズの事件が終わったらテウタとの関係が元に戻るわけで…。
モズはテウタのことを好きだから、繋がりがなくなるのを恐れて彼女の気を引きたかったんだと思います。
元々推測で話すのが好きではない人ですが、それをやってでもテウタを求めるBIG LOVEが見えて私はキャパオーバー!
当然、モズの言葉を聞いたテウタは傷ついてしまいますが、モズがいない事を寂しく思ってアナ(猫)と一緒に会いに行きます。

「(中略)君に何も望まないから、僕が待つことだけは許してほしい」

テウタに教わった伝えることを一生懸命やってる、モズ渾身の涙声の告白を1度聞いたら最後。
ずっと脳内再生されて忘れられなくなりました、最高。
そして、テウタの答えは「モズだけが、しっくりくる」です。
いや、沼。
モズの自覚している通り、最初は誤解されたしテウタにとって最悪な真実が待っている可能性すらあったけど、だんまりを決め込まずに状況が良くなっていったのはsideAのやりとりが全部活きていて感動でした(泣)

バレンタインデーになると、モズはテウタのために完璧なプロムを用意してくれます。
テウタが「王子様みたい」と言うほど本当に完璧。
モズが女性の扱い方知ってるのは各所で気が付いてましたけど、本気を出されたら昇天するくらいかっこよかったです!

ヘルベチカルート感想

ヘルベチカのイメージ画像
Profile

Name:ヘルベチカ

Age:26

Status:美容形成外科医

CV:吉野裕行

ニューシーグで人気の美容形成外科医。
変装や演技が得意で、女装もお手の物。
道ゆく女性を点数付けしたり、軽薄な印象を与えがちだが、生まれ持った外見は変えることができる、生まれ変わることができるという信念を持っている。
自分の容姿や能力に高い自信を持っているが、自身の過去の記憶はほとんどない。

ヘルベチカルートは「ヘルベチカ」のルートですね(突然の哲学)
日々、患者に真剣に向き合う彼が、過去の仲間と再会したのをきっかけに自分にも向き合っていきます。
彼にとっての「仲間」の存在だったり、自分の意志だったり…ヘルベチカがちゃんと「何者として生きるのか」を決定する物語でした。

ベチカの過去は本当に壮絶で泣きそうになりました。
「ニコラ・リッツ」であった彼は、コンテナに詰められてきた不法移民でした。
ルイ・ロペスの影は見えなかったので、イリーナの言った「汚い水槽」とはちょっと違うけど界隈はニアーのはず?
ベチカはその中でも、スラム街に拠点を置いてギャングの様に盗みやドラッグをしていました。
この手の人たちは横のつながりが非常に強くて、日々人がバタバタと死んでゆく中で一緒に「生き延びた」ことが仲間の証です。
だから、多分相互扶助や善悪より「同じである」ことが大事で、そうじゃない人は裏切り者扱いされるんです…。

ある時、忍び込んだ家で火事が起こり、当時の仲間のマグダが逃げ遅れてしまいます。
ベチカだけが助けようとしますが助けられず、顔を損傷したまま警察に捕まったマグダにも恨まれ、他の仲間には裏切り者としてボコボコにされ、ゴミ捨て場で死にかけました。
それを拾って、ドラッグ中毒から更生させ、生きる術を教えたのがサウリ先生でした。
「インテリジェンス×CV.杉田=闇」だと思ったんですけど、どうなんだろうか…。
金継ぎが好きってことでしたし、ベチカの骨格は人工物らしいですし、ボコボコのベチカを修復したくなったのかな?
話を聞くと、ベチカを心配したり叱ったりしていつも優しい父親してるし、ベチカの諭し方が最後には自分がどうしたいかを自分で決めさせるように促していて、全部彼の起源なんですよね。
「ヘルベチカ」の外堀を作ったのは間違いなくこの人なんだなと感じられました。

また、「生まれ持った外見は変えることができる、生まれ変わることができるという信念を持っている」というのは、そうしてベチカがどん底から這い上がったからこそ持てる揺るがないものなんだなと思いました。
そして、同じ境遇の人々が助かるきっかけになるために今の仕事をしているんです。
完全に助けたらそこまでにしかならない、結局生き方を決めるのは本人っていう慈善事業じゃないスタンスも相手のことを真剣に考えているんだなと思えて好感度爆上がりでした。
あと、汚い水槽界隈なら抜け駆けは恨まれる原因にもなるから、もし可能でも直に助けられないのかもな~と思いました。

ただ、ベチカも強いわけではないです。
ルートが始まって最初の患者・アナベルは変わる前に死んでしまい、真剣に向き合っていたベチカはかなりダメージを食らったみたいですし。
でもしんどいのに仕事を続けるのはそっちの仲間たちのことを見捨てられない優しさが垣間見えて沼でしたね。

これだけ大変な思いをしているベチカですが、公式がまだ許さない…。
過去を思い出すためにゆかりの地を回っていたら、マグダに薬を打たれてまた死にそうになっていました(泣)
リンボとシュウが助けに行って、薬が抜けるまでの描写もあって、苦しみの時間が長い長い…。
しかも、思い出した過去をゼェゼェ言いながら頑張って話してくれてる状態だからもうどうしていいか…って感じでメンタルをズタズタにされました。
ゲロまみれで帰ってきて、リンボとシュウが見せないように庇ってるのに無理やりベチカに突撃したテウタの鬼メンタルを見習います(笑)

それから、ベチカはこんなになってもまだマグダを「仲間として」助けたいって言ってましたしね。
でもモズ曰く、ベチカをこんなにした人を助けたくはない…。
当然ですよね、リンボたちはギャング仲間とは根底から違いますからね。
フィクサーは「へルベチカ」の家族という仲間。
テウタ哲学の元に助け合うことができる、「ヘルベチカ」の中身をくれた大切な人たちですからね。
他のルートでベチカが仲間に対して過剰反応した理由もこれなんだなと確信しました。
昔、ニコラがやろうとしたことをみんなが息を吸うようにやっているんですもん、そりゃ好きですって。

そういう事になるので、昔の二コラに戻そうとしてるマグダとはお互いの正義的に相いれません。
でも、ヘルベチカとして助けるのなら…とテウタが一言で全員を味方ベチカの味方につけたのはすごかったです。
相手は歩み寄ってはくれないので、テウタとモズは誘拐されて脅されてしまうんですけど、モズが男前!
銃口を向けられているのにサッとテウタの前に出て庇ってくれました(n回目)

ベチカも駆けつけますけど、テウタを助けるために自分の顔を燃やすし、マグダは自殺未遂になるしもうひっちゃかめっちゃか!
モズがいなかったら詰んでいたと思います。
でも、銃口を向けられるよりもベチカが顔を燃やした方に「やめて!」って必死になってたのが最高でした。
心をかっさらっわれました。

ハピエンに行くと、彼は改めて「僕の生きたいように、生きていたい」ことを自覚をします。
逆にBADでは二コラに戻り、ヘルベチカは消滅してしまいます。
ED分岐の決め手は何だったのか…顔をやけどして見目がヘルベチカでも二コラでも誰でもないこの時間に彼は何を考えていたんだろうか、と色々考えさせられましたね。
で、「記憶と経験」がその人を作るのだそうなので、ベチカに踏み込んで知ったり、「らしくない」と否定しなかったことで最後に結果が出たのかなと思いました。
そして、愛しのテウタが画竜点睛の締めに「ヘルベチカ」の名前を呼んでくれたのが仕上げだったのかな…?
やけどが治って、見た目が戻ったのもあります。
けど、この一言で彼が何者なのか明確に決まりましたし、テウタが「過去を捨てろとは言わない」と言っていたのでニコラ(過去)もちゃんと内包しての「完全なヘルベチカ」が完成したのだと思いました。

BADは自主的に二コラを選んでしまって、その選択を尊重するしかないのが辛いですね。
いかに「ヘルベチカ」の中身が全部仲間で満たされていたかが、存在が消えて初めて気が付きました。
だから他ルートで仲間に過剰反応するベチカが尊いんでしょうね。
テウタがジャーナリストとしてどんどん飛躍していく中、街ですれ違った二コラに気が付きもしないシーンがあるのですが。
ヘルベチカが消えたことをとても印象付けられてしんどすぎました。

sideBは基本的に甘くて良かったです。
まさかのベチカがテウタとすれ違い恋愛をすると思ってなかったのでびっくり!
お互いの「特別」が違うんですけど、生きてきた世界が違ったのも関係しているのかなって感じでした。
テウタは好きだから喧嘩して傷つけられてもいいけど、ベチカは好きだから傷つけたくない。
手を繋ぐのも怖くなるほどで、ちょっとメンヘラちっくでしたけど、アンニュイなベチカ嫌いじゃないです。
本人のいない部屋に忍び込んで恋人のベッドで寝るって、行動がヒロイン側なんですよね~!(うん、嫌いじゃない)

クロちゃんがそんなベチカに喝を入れたのも良かったです。
「テウタには幸せになってほしい」って泣かせてくれます。
クロちゃんはテウタのことずっと好きですもんね…。
そして喝を入れた動機が、ヘルベチカが浮気していると思ったからというオチが付いているのも完璧でした。
本当にクロちゃんって締まらない!(褒めてる)

テウタもその間、ベチカのことを尊重して重い女になりたくないと色々悩んでいましたけど、最後はちゃんとベチカと仲直りできて良かったです。
めちゃくちゃちゅっちゅしていてニヤけました!

なんだかルートを攻略したら、ベチカがからかってきてるのを見ると安心するようになりましたね。
学習したからですかね。
ベチカが「嫌いじゃない」と言ったら好き、「冗談です」ってはぐらかしたら全部本気…わかりにくいデレの破壊力って計り知れないですね(SUKI)

真相ルート感想

バスタフェイメージ

FULL CIRCLE

ルイ・ロペスの真相パートです。

組織を作った兄はテオ、カルメンのダーリン。
弟はアレックス、フルサークルのカパブランカも本人。
組織の貯えた力を横取りしようといていたのがヴォンダ
そしてカルメンはテオを傷つけた弟を見つけ出すためにフルサークルを作ったのでした。
みんなの正体には驚きました。
灯台下暗しされていたわけです。

イリーナの振りから、秘密を共有するさぞかし巨大なネットワークだったんでしょうけど。
原点だけ処理して解散!って感じでちょっとやっつけに感じましたね。
コンスタンティンの事例を見るとそんなものなのかな?

それでもアレックスは、たくさんの仲間を助けたかも知れないけど、傷つけた人も多いはず。
この正義をどう受け止めるべきなのか、もうちょっとネタが欲しかった気がします。

でも、このルートのカルメンは間違いなくかっこよかった!
ヴォンダがアレックスを唆したことでテオに悲劇が起こったのですが、最後にはアレックスを受け入れるんですよね。
愛するテオがアレックスを最後の最後まで思っていた…この1点で覚悟を決めたカルメンの強さには惚れ惚れしましたね。
そして、フルサークルで鮮やかにヴォンダを公開処刑していくシーンも最高。
デジタルタトゥーは一生消えませんから、ヴォンダは確実に詰みでスカッとしました。


AULD LANG SYNE

FULL CIRCLEの最後で、フルサークルに書き込まれた「アダム・クルイローフは人殺し」という文章。
かなりの衝撃から始まりますが、悲しかな真実でした。

アダムは6年前、ルカを強姦したテウタの兄・ゾラを殺してルイ・ロペスに隠滅を依頼しました。
ゾラはテウタも狙っていた描写もありましたね。
テウタ視点から見たら、兄を悪く言われることを気に病んだり亡くなったことを「仕方ない」で簡単に片づけられて悔しがっていましたし、良き兄だったのかもしれません。
だからなのか、アダムとルカはゾラの真実をテウタにだけ黙っていました。

アダムの行動は法律的にはアウトですが、果たして悪と言えるのか…とても難しい問いかけをしてくるルートだなと思いました。
そしてアダムはテウタのことが好きなのはプレイしていてヒシヒシを伝わってきましたが、こんな状態では好きとも言えないですよね。
共通章を読んだときに「青い花」の予想はしましたけど、想像以上に重いものが隠されていてしんどいの極みでした。
テウタが事実を知って必死にアダムは悪くないと自分に言い聞かせようとするところなどはもうホントに苦しすぎて息がつまりそうでした(泣)

ルカもルカで辛いですね。
自分も被害者なのに、刑事として常日頃から性犯罪事件に関わって被害者の救済に尽力している…。
時には不正を働いてまで誰かを助けようとしている…これも簡単に悪いことをしたと言っていいのか悩みますよね。

しかもアダムは脳腫瘍もち…。
結構末期で、ゾラの幻覚を見つつ壊れていく姿が見ていて辛かったです。
最後もテウタの肩に寄りかかっている幻影みたいなスチルが出てきて泣きそうになりました。
アダムはただ眠っているような感じでしたけど、どうなんでしょう、生きているのか死んでいるのか…SEASON2に期待します。

そして、アダムの壊れていく様子を傍観していたのがサウリです。
やっぱり「インテリジェンス×CV.杉田=闇」の闇の方程式は間違いではなかったですね!
公式は最後までヘルベチカにドSです…これはやりきれない…。

でも、サウリはいつも「きっかけ」を与えただけで実質何もしていません。
知っているのに何もしないでいるクズですけど、法には触れていないし罪にはならないです。
明らかに悪意を感じるけど悪とは言えないのか…アダムとの対比にもなっていて、正義とは何か、悪とは何か、いろんなことを考えさせられました。

あとがき

常に何が正義なのか、読む人それぞれに問いかけてくる作品でした。

ヒロインのテウタは、記者として読み手に考えを持たせるスタンスの記事を心がけて書いています。
それにのっとって、テウタの正義に共感したり、自分でアンサーを考えてみたり、ゲームをプレイすると活字には書かれていない色々な事も想像できて楽しかったです。

そして、軽率にどんどんのめりこんでしまえる、ある意味危険な作品でもありました(笑)
キャラクターたちの気の置けない仲と深い絆がとても素敵だったし、シナリオもテンポが良くて演出もかっこいい!
そこら中にハマってしまう要素がちりばめられていて見事にその通りになりました。
ちなみにモズとヘルベチカが推しです!

今回の記事はとても長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

では👋

いつもありがとうございます。
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