「Ladies and Gentlemen!」(ジーニア風)
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今回はラディアンテイルをクリアした後の評価記事を書いていきます。
なにかの参考になれば嬉しいです。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト(IF/DF) |
発売日 | 2022年5月26日 |
CERO | B(12才以上対象) |
シナリオ | 小縞なお/有野幸/北弓しほ |
イラスト | 薄葉カゲロー/miko/朱玖 |
キャスト | 内田雄馬/榎木淳弥/梅原裕一郎/阿座上洋平/近藤隆/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/radiant_tale/ |
【普通】を望む少女と、【普通】じゃない彼らが織りなす、ファンタジックトラブルジャーニー!
ラディアンテイル公式サイト
ティファリアが働く店【リーベル】に来た本日のお客さまは、国直属のエンターテインメント集団【CIRCUS】と名乗る個性豊かな人たちだった。
……しかし、初公演はさんざんな結果。
落ち込むメンバーたちを元気づけるため話を聞いていると、「今の【CIRCUS】に足りないのはアナタみたいな平凡さよ!」という団長のひとこえから、ティファリアはアシスタント兼プロデューサーとして加入を迫られる。
いきなり旅に出るなんてと、たっぷり一晩悩んだが……、家族の言葉もあり参加を決意する。
泣く子も笑うはちゃめちゃドラゴン、笑わせる気のない棘々クラウン、魔法を使いたがらない水の幻想コンダクター、エンタメを知らないアクロバッター、酒飲み毛玉、やる気のない団長、加入したての素人プロデューサー……。
果たして、喜びで咲く花【フローラ】を、無事咲かせることは出来るのか――。
普通を望む少女ティファリアと、普通とは縁遠い【CIRCUS】メンバーたちとの、トラブルまみれの旅が今、始まる――!
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は、甘すぎず苦すぎず「普通」かなと思います。
でも、ルートの内容やキャラクター性格にかなり左右されていて、平均でこれくらいの印象です。
仲間としての時間の方が長いですし、押して押してやっと双方向の恋になる感じです。
基本的に大きな進展は個別ルートに入って~終盤にかけてでした。
なので、恋仲になってからの時間はシナリオ中には少ないです。
恋愛要素がおまけとまでは言いませんが、恋愛を最優先するストーリーではなかった印象です。
恋愛過程は、相手を好きになるのがわかりやすい人・わかりにくい人、両方います。
あとちょっとプレイの仕方に依存しているところもあると思います。
なるべく攻略したいキャラを一途プレイするのがわかりやすくてベターかな…。
OPの「未知の世界へファンファーレ」とEDの「笑顔のパレード」は明るいし、勇気や元気をもらえるような曲でした。
オトメイトさんのオープニング曲の中でも上位何曲かに入るくらい好きでした。
もうひとつのED「幸せの続き」は心穏やかになれる曲でした。
BGMは明るめの曲ですが、曲調は意外にも落ち着いたものが多い印象でした。
1番好きなのは「ラディアンテイル」からの(中略)「It’s Showtime!!」の流れです。
「ラディアンテイル」でワクワクが止まらなくなり、「It’s Showtime!!」がきたら間違いなくテンションが上がりました。
ヒロインのティファリアは明るくていい子ですし、いざという時の諦めないメンタルはとても好感が持てました。
過去の経験から、自分の本音や気持ちを抑え込んでしまうところもありますけど、周りのフォローとかもあっていくべき時は勇気を出してストレートに挑むのも潔くて良かったです。
決めたことは突き通す子なので、他のキャラに「頑固」といじられつつ、その言った人達を動かせる力がありました。
攻略対象たちは、みんな秘密主義すぎ!
結構重いバックグラウンドを抱えているのに、他人に迷惑をかけないようにひとりで何とかしようとする人が多かったです。
でも、まとまりのないところから強い絆で結ばれた仲間になる過程がとても良いし、その絆がひとりひとりの問題を解決するのにも反映されていました。
ヒロインのティファリアに突き動かされてそうなっていくのが、良い変わり方だなと思いました。
そして、もう一人の主人公といっても過言ではないコリヴス。
サブキャラですけど、彼がいないと詰む場面が意外と多い…。
物語の後半は間違いなくコリヴスの成長記で、どのルートでも少しずつ王族らしくなっていく姿を見せてくれました。
ティファリアやCIRCUSと一緒に個別ルートの主を救うのにも大活躍でしたし、応援したくなるめっちゃいい子でした。
各ルートのネタバレ感想はこちら。
個人的にはCIRCUSの仲間で円陣を組むところが大好きなので、箱推しかな。
誰か選べと言われたらジーニアかイーオンで迷います。
プレイ時間は、合計30時間足らずでクリアしました。
最初の1人目は、プロローグ~エンディングまで8時間ちょっとでした。
2人目からはプロローグと共通章でスキップできるところも増えるので、いちルート4時間程でプレイできました。
ヴィリオルートは6時間ちょっとでした。
シナリオは、プロローグと共通ルート1章~5章で、条件を満たせば5章の後にノーマルEDがあります。
個別ルートは6章~9章+エンディング2種類。
ヴィリオルートは上記とは別に1章~10章+エンディングが2種類ありました。
ハピエンは全員ありますが、もうひとつのエンディングは考え方によってはノーマルと受け取れたりBADと受け取れたりすると思います。
内容は、ノベルゲームなのにRPGを彷彿とさせるようでした。
さながら共通章が1周目、個別ルートからが2周目で、よく言われる「2周目からが本番」はその通りだなと思うシナリオでした。
旅の中で、仲間と絆を深めたり恋愛したり、とても充実していると思います。
「トラブルジャーニー」という事ですが、トラブルの規模がかなり大きいです。
なので、「普通」のティファリアが、特殊だらけのCIRCUSに加入し色々なギャップに何を思って、求めて成していくのか、たくさん見どころがありました。
CIRCUSが一般的なサーカスとは違う点や活動意義なども含めて楽しめると思います。
糖度やキャラクターの項でも書きましたが、全体的に気持ちやメンタルで押していくシナリオです。
クロリスやフローラの開花原理や魔物の事情からしても人間の感情は物語には欠かせない要素になっています。
伏線回収がおかしいとかはないですけど、現実的で堅実なストーリーが好きだとちょっと肌に合わないかもしれません。
おすすめの攻略順は公式ブログで何通りか紹介されています。
①ザフォラ→パスハリア→イーオン→ラディ→ヴィリオ
②パスハリア→ザフォラ→イーオン→ラディ→ヴィリオ
③ラディ→パスハリア→イーオン→ザフォラ→ヴィリオ
ラディアンテイル公式ブログ
私は、ノーマルED込みで①でプレイしました。
全部クリアしてみて、個人的にオススメは②です。
ゆり子のおすすめ攻略順
パスハリア→ザフォラ→イーオン→ラディ→ノーマル→ヴィリオ
公式様の言う通り、だんだん重くなっていく順番です。
あと、あまりネタバレは書けませんが、物語に深く関わる「コアアイテム」との因縁が深くなる順でもあります。
ヴィリオは攻略制限があるので必然的に最後の方になります。
あとの4人ですけど、ザフォラとイーオンは続けてプレイした方がいいと思ったのと。
内容的にパスハリアは序盤、ラディルートはシナリオの核心に近づくので後回しにしてみました。
メインのイラストレーターは薄葉カゲローさん。
多数のオトメイト作品で活躍されています。
そしてコドリアで有名なmikoさんもラディアンテイルに参加されています。
薄葉カゲローさんの絵は線が細くてとても美麗なのが特徴で、特にファンタジーや洋物との相性が抜群です。
ラディアンテイルでも、もれなく秀逸な美しさが出ていると思います。
カラフルなCIRCUSも、単色の精霊も、全部画風とピッタリでめちゃくちゃキラキラ輝いていました。
スチルはクオリティが高い上に、枚数も豊富です。
差分抜きで、合計が96枚+おまけが1枚でした。
個別は12枚ずつ、その他が25枚、SD絵が12枚の内訳でした。
(差分を入れたら総枚数は252枚ありました)
良きも悪しきも人々の感情が織り成す世界のファンタジー&アドベンチャー作品!
人々を笑顔にするために結成されたCIRCUSに加入し、個性的な仲間たちと絆を結んだり、恋をしたりできるオーソドックスな恋愛RPG風ノベルゲームです。
プレイヤーが作業する場面はありませんが、仲間と協力して困難を乗り越えるところはそう言っても良いくらいの内容だと思います。
CIRCUSの設定のように少し特殊なものもありますが。
魔法にドラゴンに幻獣に精霊に…基本的にはファンタジーのど真ん中をいく王道ものです。
キャラクターたちは個性的でバラバラですが、旅を通じて強い絆で結ばれる過程がとても素敵です。
ヒロインがそこに上手く作用しているのも見所満載です。
イラストもとっても美麗です。
純粋にファンタジーを楽しみたい人や乙女ゲーム初心者におすすめです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
では👋
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