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ラディアンテイル|ネタバレ感想

トラブルジャーニーを満喫してきたゆり子です。

おはようございます。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します。

ラディアンテイルをクリアしましたので、感想を書き連ねたいと思います。

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカーオトメイト(IF/DF)
発売日2022年5月26日
CEROB(12才以上対象)
シナリオ小縞なお/有野幸/北弓しほ
イラスト薄葉カゲロー/miko/朱玖
キャスト内田雄馬/榎木淳弥/梅原裕一郎/阿座上洋平/岡本信彦/近藤隆/他
公式サイトhttps://www.otomate.jp/radiant_tale/
敬称略
プロモーション
オープニング

あらすじ

【普通】を望む少女と、【普通】じゃない彼らが織りなす、ファンタジックトラブルジャーニー!

ティファリアが働く店【リーベル】に来た本日のお客さまは、国直属のエンターテインメント集団【CIRCUS】と名乗る個性豊かな人たちだった。

……しかし、初公演はさんざんな結果。

落ち込むメンバーたちを元気づけるため話を聞いていると、「今の【CIRCUS】に足りないのはアナタみたいな平凡さよ!」という団長のひとこえから、ティファリアはアシスタント兼プロデューサーとして加入を迫られる。

いきなり旅に出るなんてと、たっぷり一晩悩んだが……、家族の言葉もあり参加を決意する。

泣く子も笑うはちゃめちゃドラゴン、笑わせる気のない棘々クラウン、魔法を使いたがらない水の幻想コンダクター、エンタメを知らないアクロバッター、酒飲み毛玉、やる気のない団長、加入したての素人プロデューサー……。

果たして、喜びで咲く花【フローラ】を、無事咲かせることは出来るのか――。

普通を望む少女ティファリアと、普通とは縁遠い【CIRCUS】メンバーたちとの、トラブルまみれの旅が今、始まる――!

ラディアンテイル公式サイト

システム

いつものオトメイトさん仕様で、特殊なものはありません。

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート×
選択肢又は未読箇所までのジャンプ
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示×
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)×
ステータス(パラメータ)画面
アイキャッチ
フォント変更×

ボタンに対する機能設定は変更できませんが、フリック機能はいくつかの中から選んで自分なりにカスタマイズ可能です。
通常の選択肢の他、MAP上での行動も個別ルートの分岐に影響します。

共通章と雑記

舞台設定はこのような感じです。
王政統治の世界「エスコルチア」は人間、幻獣、精霊が共存する平和な世界。
魔法具の普及により人々は豊かな生活を送っています。

しかし、王都アーテイルには、7歳で成長が止まり、心を凍てつかせている王子コリヴスがいます。
その心を解きほぐす方法は魔法花クロリスを与えること。
王子を慕う人々は咲いたクロリスを献上し続けています。
また、クロリスを改良したフローラという魔法花もあります。
このフローラは、クロリスより希少な分、咲かせることが難しい花です。

そこで結成されたのが「CIRCUS」。
ジーニアが団長を務める国直属のパフォーマンス集団で、フローラを咲かせるためにエスコルチアの5大都市を巡り、喜びを届けて回ります。
…ドームツアー?と思ったあなたはゆり子と同類です。←

ヒロインはティファリア。
ティファリアのバナー

とても一所懸命な子で、打ち込みすぎると周りが見えなくなるほどです。
自分より家族同然のラディやスピレアを優先しがちですが、過去に両親を亡くしているため、大事な人との居場所を失うことを無意識に恐れているから、という節があります。
ですが、スピレアの勧めもあって、CIRCUSのスカウトを受け、一緒に旅に出ることになります。

共通章で5大都市を1周し、その地域の様々な問題を解決していきます。

学術都市カリダは、研究者が結果ばかり追い求めて、感情を失いつつある問題。
迷宮都市クルトラは、「狂人事件」に怯えた住民が外出を自粛して交流を断ち、つながりが薄れつつある問題。
水上都市オリエンスは、自己中が増えて精霊を蔑ろにし、人間との関係が薄れつつある問題。
決闘都市フェルスは、間違った強者の正義が横行し、弱者が肩身の狭い思いをしている問題。

1章につき1都市がピックアップされて、その土地や属性に縁のあるメンバーが演目の中心となって公演を行います。
初めはぎこちないですが、お互いに得意なことを活かしたり、できないことはフォローし合っていいチームになっていくのがとっても素敵。
あるタイミングで円陣を組む演出があるのですが、1回目はただのワクワクだったのが、次に見た時はみんなの絆が尊く思えました。
予習済みなので、プレイヤーであるこちらも掛け声はバッチリでCIRCUSの輪に入れたような気分になれます。

そして、無事開花したフローラによって、コリヴスは回復の兆しを見せ始めます。

ここから、個別ルートに分岐するので、あくまで「フローラを咲かせる」ことが第一で、問題の根本解決ではなく概要を浮き彫りにして、後の伏線になるパートかなと思います。
RPGぽく言うと、2周目からが本番ってヤツです。

キャラクタールート別ネタバレ感想

実質、トラブルジャーニーの2周目のスタートです。

各ルートで内容は違いますが、大まかな筋書きはコリヴスの成長周遊記的なものかなと思います。
王族である彼の完全復活のために、CIRCUSが助けとなり、その旅の中で意中のキャラとの恋愛も展開されます。
コリヴスが影の主人公、ティファリアがヒロイン、CIRCUSは深い絆で結ばれた仲間、攻略対象が救われる側…のような気がしました。

私の攻略した順番は、ザフォラ→パスハリア→イーオン→ラディ→ノーマル→ヴィリオです。

Attention

以降はネタバレ回避のため【ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

ザフォラルート感想

ザフォラ
Profile

Name:ザフォラ

Species:人間

Status:情報屋/クラウン

CV:榎木淳弥

口が悪い、愛想がない、素直じゃない…ツンケンした人で、単独行動が多いです。
しかし、任されたことは最後までやり通す律義さと、さり気なく仲間を助ける面倒見の良さも持っています。
とある道具を手に入れるため、CIRCUSの一員として活動しています。

このルートは、ザフォラの故郷を思う気持ちが強く出ているお話でした。

共通2章で訪れた、風の大精霊リベルが築いた都市クルトラの問題に踏み込みます。
5大都市公演で、お互いの関係が希薄になりつつあるクルトラの住人たちを鼓舞し、「調和の都市」と呼ばれたクルトラを取り戻すための第一歩を踏み出しましたが、完全な解決には現領主をその座から降ろす必要がありました。

ザフォラは、代々クルトラを導く「迷宮守(領主)」の家系に生まれた人。
次期領主となる身でしたが、世襲制を妬み、野心全開の伯父バルトに両親を殺され、街を追放されてしまいます。
しかし、力で押さえつけるバルトの統治を良しとせず、彼を罷免できる唯一の道具「イレーズ」を取得しました。

これを使うには、全属性の強力な魔力で弾丸を作成しなくてはならなくて、名乗り出てくれたのがコリヴスでした。
ザフォラは毎日クルトラのために走り回っているので、コリヴスがCIRCUSの一員に加わって他のメンバーと見聞を広めるパートが多くて。
ティファリアもザフォラとは離れている時間が長い印象でしたね。
コリヴスの成長は目的のために絶対なので端折れないですけど、個人的にはもっと目の前にいない間のザフォラを拝みたかった気もします。

でも、このザフォラが一緒にいないことに意味があったり萌えであったりするから、このルートはいけずでした(いい意味で)

共通章でザフォラ自身が単独プレイをしなくなり、仲間を信頼して頼ったりできるようになっているので、さっきの私の意見を逆説的にすると、目的の要であるコリヴスを他人に任せているのは最大の信頼の証なのかなと思います。
ザフォラ自身も「コリヴスならできる」と言っていたのが仲間への何よりのデレに感じます。

それから、ティファリアについてはわざと突き放して安全地帯に置こうとするのもひねくれ者の最大限の愛情だなと思いました。
大事なものは自分から遠ざけて仲間に預けるタイプですか、その不器用な表現力好きですよ…!

ただ、ザフォラがいつティファリアを好きになったのかはわからなかったんですよね…。
このわかりにくい愛情表現の時には既に好きでしょ、その前のバレッタをプレゼントした時も好きになってるとしか思えないでしょ、その前になると共通章まで遡っちゃうんですよね。
CIRCUS内でのお互いへの意識に変化があったのは共通2章なので、恋愛的な起点はみんなオリエンス初訪問の時で、ターニングポイントもその時かなという感じです。
まぁこれはザフォラだけでなく、他のみんなも同じですけどね。

なので、個別分岐までにザフォラの好感度だけを上げる一途プレイをしていた時がザフォラの恋愛過程になるのかな?

終盤になってから、自分が知らないところでティファリアにもしものことがあったらという状況になると冷静さを欠いたり、1人になるといつもティファリアがハーブティーを差し入れてくれることを思い出しているのも良かったです。

それに、バルトの味方はしませんけど、日に日に追い詰められて参っていくザフォラにちょっと萌えました。
全然弱っている姿を見せない人なので、そういうの見ちゃうと、ね!←
へとへとな時に通信杯が繋がったままで、恋しくなって「ティファリア」って呟いちゃったのが本人に聞こえちゃって、2人で通話して癒されていたところまでセットでキュンでした…。
本当はそばにいてほしくて、凄く好きになのに素直になれないザフォラ…ずるい。

それから、コリヴスの魔力の補充と、バルトをおびき寄せるためにフルメンバーでの最後のCIRCUSの公演を行うとき。
この公演が共通2章の公演の続きになっているのも熱かったです。
風の大精霊リベラがこの街を作った意味とか、ザフォラの復活を望む「調和の都市」の姿とかを物語のリベラ役を通して人々に伝えられて。
リベラが寿命を迎える前に風の力を人間に授けるお話なので、託された人間(ザフォラ)が架け橋になっているニュアンスを感じられました。
これからのクルトラで、目指すべきものとか持つべき意識とかが反映されていて、シナリオにもリンクしてくるのがいいですね。

バルトは、なんか、うん。
「イレーズ」の弾丸は直前にコリヴスが完成させましたけど、魔物に憑りつかれて化け物状態になったから罷免どころか、仕方なく消滅させたという感じでした。
ザフォラの両親の仇と言えど、バルトも親族だからか「もっと話せたら…」ととても複雑な気持ちを滲ませていましたね。

事件が終わると、ザフォラはクルトラの再建に尽力します。
ハピエンでは、アーテイルに戻るティファリアと、一時のお別れとなるのですが「会えない間、何を持ってお前を思えばいい?」からの、星空の下で口づけは最高にロマンティックでした。
その場所、両親との思い出が詰まった秘密の穴場だったんですけど、ティファリアを連れていくあたり家族フラグを立てるのかと思ったらそうでもなかったのはなんででしょう…。
けじめと素直になれないのとで、エンディング後に再会するまで「好き」って言うのをお預けにしちゃうのはさすがザフォラって感じはしましたけど。
離れている時に思いを募らせるのがこの2人流といえばそうなのかな?
一年はかなり、とんでもなく、私のお国言葉だとぼっけぇ焦らしたなと思いました。

もうひとつのエンドは星空の下りはなく、一年後にティファリアからザフォラに会いに行きます。
恋愛フラグは立っているけど、回収されず、この先に進展するのかなという感じでした。

パスハリアルート感想

パスハリア
Profile

Name:パスハリア

Species:精霊と契約した人間

Status:水の魔法使い

CV:梅原裕一郎

おっとり、ふわふわ、浮世離れした雰囲気の青年。
見た目に似合わず、少し臆病で慎重すぎる面も持っています。
ジーニアにスカウトされてCIRCUSに参加し、強い水魔法を使える人を探しています。

パスハリアの宿命がめちゃくちゃ重いルートでした。

身体の水分が徐々になくなっていく不治の病にかかっているパスハリア。
子どもの頃から常に死を身近に感じながら生きてきて、小さな村・ルースに生まれて外に出たことのない彼は、仲間と共に冒険をする夢を持っていました。
でも、病状が酷くなってゆき、19歳の時に子どもの頃から一緒に遊んでいた精霊たちの希望で、ルースの上級精霊・ヴィータがパスハリアと同化することで生き長らえました。

CIRCUSに入って夢は叶うのですが、ヴィータも同化で力を消費するので、強い魔力を持った人間から供給を得るために、旅の間にそういう人を探していたんですね。
最重要な死活問題なので、共通章が終わった時にCIRCUSを離れることもヴィータを解放して自分が消えることも受け入れていたんですけど。
心の底では、生きたい、みんなと旅がしたいと、仲間といる未来を望んでいました。

そこでコリヴスが王様に交渉して、期限付きでパスハリアと契約することになり、彼が生きるために必要な「ラクリマイヤリング」というアイテムを手に入れに行きます。
(オリエンスのコアアイテムです)
コリヴスは、CIRCUSに入った時は魔法を使うことや大勢の前に立つことを不安に思っていましたけど、パスハリアがフォローしてくれてどんどん上達します。

パスハリアってよっぽどじゃない限り否定はしない人なので、コリヴスとよく噛み合っていたというか、褒め上手な感じでした。
自分の命がかかっているのに、いざと言う時は体を張ってコリヴスを助けましたし。
ティファリアや仲間の前でかっこつけているみたいなことも言ってましたけど、元々他人を優先できる精神を持っている優しい人だなと思いました。
そういうところはヒロインのティファリアとよく似てますね。
あと、本当のことを隠していたり、自分の本心を押し込めてしまうところなども2人してそっくりだと思います。

ただパスハリアの場合は、臆病で頑固な性格が出て、両片思いでもティファリアの幸せは自分の隣ではない、と押し込めるどころか諦めている節がありました。

共通章から、傍から見ると恋人に見えるようなことをしていて、照れているパスハリアにキュンキュンしてたのに…。
個別ルートに入ったらど真ん中で一旦失恋モーションがかかってびっくりでした。
でも、フラれても仲間として接することに徹したり、何よりパスハリアに生きることを諦めないでほしいと願うティファリアはめちゃくちゃ優しくて強い子だなと思って、好感度が爆上がりでしたね。

ギクシャクしたままですが、パスハリアにはあまり時間もないので病気を何とかするためにレーヴェの試練に挑みます。
「真実の愛」を見たいということでしたけど、ティファリアを海底に沈めてパスハリアに探させるってドSすぎ…!
レーヴェのいう愛は覚悟が必要だし、臆病になっているパスハリアにとってはとても重い試練だったと思います。
諦めるか否か、一進一退を繰り返していましたからね。

パスハリアが幼い頃から置かれていた状況が、未来に不安を抱かせるのにも頷けるし難しいところだなと…。
多分、1人だったら今まで通り諦めたのかもしれません。
でも、ティファリアを探している間にCIRCUSやコリヴスがフローラを咲かせて力を貸してくれたのは心強かったです。

「恋の奇跡」と題して演目みたいに住民に見せて応援してもらう、ってジーニアの策士ぶりも凄かったです。
宣伝文句が「ラブゲッツ」なのはセンスを疑いましたが(笑)
エレガントじゃないわよ…!

ティファリアを無事に見つけてからは、怒涛のスピードで精霊婚まで漕ぎつけて、私としては「待って早い早いタイム!」って感じでしたけど(笑)
ハピエンは、愛の都市オリエンスでCIRCUSのみんなやオリエンスの民と精霊に祝福される素敵なスチルが出てきました!
結婚の制約が重くて廃れかけていた精霊婚ですけど、重要アイテムのラクリマイヤリングを手に入れたことと、レーヴェに認められたパスハリア達には相応しいものじゃないかなと思います。
2人の気持ちが途切れると精霊の加護がなくなってまたパスハリアが大変なことになるので、個人的には色々リスクが消えない結果と思いますけど、諦めずに海底のアレを乗り越えた2人ならこの先も幸せに暮らしていける気がします。
CIRCUSの旅を終えて帰ってきたらリーベルに婿入りとか、妄想が捗ります…!

もうひとつのエンドはレーヴェの加護までは一緒ですが、大々的な祝福はなく、その後も2人ともCIRCUSに留まって公演に参加していました。
愛の都市オリエンスで、「恋の奇跡」を通じて人々に愛や喜びを届けるのは素敵なんですけど、式をしてないためかティファリアが観客から告白を受けてしまって。
パスハリアが嫉妬して、最後は海底の背景で終わったんですよね。
…まさか不穏な事の始まりじゃない、よね…?
2人して、2人きりの世界に溺れました的な、愛の深さがものすごいって解釈で大丈夫デスカ…?

イーオンルート感想

イーオン
Profile

Name:イーオン

Species:人間

Status:アクロバットパフォーマー

CV:阿座上洋平

料理上手で、温厚で不器用な人。
命令に従ってCIRCUSに参加しています。
CIRCUS随一の身体能力を持っています。

このお話は、忘れ去りたいような重い過去からイーオンを「普通」の世界へ引っ張り上げるものだと思います。
そして「普通」がとんでもなく尊く思えるルートです。
まごうこと無くイーオンのストーリーのキーワードは「普通」です。

剣闘士奴隷として、フェルスの地下闘技場で死神と称されて生きてきたイーオン。
本当は優しい性格で、両親からの教えで誰かを守る仕事をしたいと思っていたのに、運悪く真逆の世界に連れてこられてしまいました。
そこで抗っていた結果、フェルスのコアアイテム「インタリオリング」の刻印を受けて、持ち主の命令に支配されてしまう立場に置かれてしまいました。

物語の最初、リングは行方不明で、国が探すためにリングの効力を受けるイーオンをCIRCUSに推薦したのでした。
イーオンは、リングの呪縛から抜けられていないので、いつ自分が制御不能な状態になるのかわからず、人とは距離を取っていました。
優しさ故の行動ですけど、不器用さ全開ですよね。
とても好きです。

ティファリアに対しても、旅の同行に反対するくらい手厳しかったんですけど、イーオンの性格を知れば知るほど納得納得でした。
それから不器用というか、普通じゃない生活が長かったせいか、たまに世間に疎くて萌えました。
コリヴスがCIRCUSに加入する時に、リングと刻印の危険性から、イーオンだけ旅を抜ける話が上がるんですけど、CIRCUSのみんながそれをしれっと阻止。
ティファリアが、イーオンが勝手に居なくならない約束として指切りをしようとしたら小指にキスをしたのは最高でした。
10歳くらいでフェルスに連れていかれたらしいので、指切りを知らないのはちょっと疑問ですけど、この際もうなんでもいいです。←
あと、ブーケトスを知らなくて、花をキャッチしてティファリアにあげちゃうのも萌えたし面白かったです。

恋愛方面はティファリアよりも疎いと思います。
CIRCUS仲間やコリヴスが先にティファリアとイーオンの両片思いに気がついていたり、イーオンが旅を回想して自分の気持ちを自覚する場面が用意してあったりと、なかなか良い恋愛過程だったと思います。
(逆らえない)命令を聞くだけのイーオンが、自らの意思でCIRCUSに残ること=仲間といることを望み、「貴方と普通に街を歩きたい」とティファリアとの「普通」の未来を欲するようになり。
その変化をもたらしたのがティファリアで、人知れず恋しく思っているのが切ないけど素敵でした。
イーオン自体が結構無表情キャラで読みにくい人なので、彼の視点でティファリアをどう見ていたかとか気持ちの変遷を確かめられるとか、貴重なシーンをありがとうでした!

それで刻印の問題ですが、ただでさえリングの持ち主に自由を握られている上に、イーオンと同じ剣闘士奴隷だったアーヴィという人が所有してしまうんです。
アーヴィは、自分や弟が生きていた場所である地下闘技場を失いたくなくて、過去に捕われるあまり暴走気味にイーオンやルーナという少女を巻き込んでいた印象でした。
火の大精霊の願いがねじ曲がった結果、フェルスの弱肉強食が正当化されるしまったので、アーヴィも被害者といえば被害者なので、何とも複雑です…。
最後に自分の過ちの沙汰を待つ描写もあったので余計に憎みきれないです。

でも、アーヴィが強敵でも何があってもティファリアの気持ちは「イーオンと普通の幸せを掴む」ことの一点突破で、ブレないのか清々しかったです。

1回、刻印のせいでイーオンに殺されかけたし、仲間も傷ついているし、ルーナのことも心配だし、いきなり命のやり取りの渦中に飛び込むことになってとても怖かったと思います。
それでも、イーオンのことを最優先できる勇気が本当に凄かったです。
特に、リングの効力を緩めようと、自分から刻印を受けに行くところは相当の覚悟をしていたのかなと思います。
「愛の奇跡」ってちょっと冗談めいた会話とかもありましたけど、本物にしちゃいましたね。
ヴィリオの「自分が信じられなくても仲間を信じろ」って言葉も力強かったです。
リングを回収したあと、全員が刻印を受けて「お揃いだね」って言っている場面は泣きそうになりました。
CIRCUS最高!

ハピエン後は、コリヴスの近衛騎士となります。
「誰かを守る仕事」に就けたのは良かった…。
それから、ティファリアが仲間から手紙をもらって恋しく思っているところに嫉妬全開のイーオンが可愛かったです。
自分だけを見て欲しいタイプの男ですか、そうかそうか(ニヤニヤ)
元々不器用なので愛情表現とかも全てストレートにしかできない人ですけど、不器用マン大好きなので私にとっては至高でした。
欲を言えば「普通」に街を歩いているシーンも欲しかったかな。

と思うのも、もうひとつのエンドが結構しんどかったんですよね。
操られたイーオンにティファリアが攻撃されて、瀕死の傷を負って眠り続けちゃうんです。
イーオンはこれ以上仲間を傷つけないためにコリヴスに心を凍らせてもらいます。
ヴィリオの「仲間を信じろ」って言葉を聞いたあとにこうなったので、多分CIRCUSのメンバーへの信頼は揺らいでいなくて、後でどうとでもなるはず、と仲間を頼った形だと思いたいです。
CIRCUSがまた巡演してフローラを咲かせればイーオンは目覚める可能性があるので希望は潰えていないですしね。
希望があるのでBADとは言いませんけど、「普通」への道のりが遠くてやるせない気持ちになりました。

ラディルート感想

ラディ
Profile

Name:ラディ

Species:幻獣

Status:マスコット

CV:岡本信彦

飲んだくれ。
でも、いざという時に頼りになる、ティファリアの大切な家族です。
人間化できることは秘密にしています。

「家族」の形を変えるのに随分遠回りをしたルートだなと思います。

ラディは、土の大精霊セリウスが作った土人形「ラリーダ」。
研究好きのセリウスが「心」を研究するために作った存在でした。
1000年生きてきて感情を学び、10年前にティファリアに出会って、研究の完成に大手をかけていたのですが。
色々あって振り出しに戻り、ハピエンでやっとティファリアと「恋人」、将来の「家族(夫婦)」になれるところに帰ってきます。

まずびっくりしたのは、ティファリアの両親が生きていたことです。
ラリーダのために、危険を犯してドラゴンの住処まで旅をし、呪いを受けて眠り続けてしまいます。
一命は取り留めているんですけど、国のトップシークレットで伏せられていたようです。

また、ラリーダはコアアイテム「カリタスワンド」の魔力を半分分けてもらって生きているので、ワンドを完全にしてヴィリオと共にティファリアの両親を目覚めさせます。
血の繋がった家族のいないラリーダにとってはティファリアたちの家族の形は特別だったようで、ティファリアの幸せを願う彼にとっては果たせて嬉しかったことかなと思います。

でも、「普通」を望むティファリアにとっては自分は普通じゃないし、普通を与えてあげられないからと及び腰。
ティファリアの告白も断ってしまいますし、「親代わり」を強調しすぎて、義務感で面倒を見られている子ども、という認識をティファリアがしてしまいます。
ラリーダも自分の恋愛としての好きを気付かないふりをしていますし、ものすごくすれ違ってしまった感じでした。
他の人のルートでもティファリアを好きなことは仄めかしていたのですけど、まさか本音がこうだったなんて思いもしませんでした…!

そして、フローラを増産するために土の魔力を貸してほしいと要請され、承諾したのですが。
なぜか勝手にカリタスワンドに魔力を戻して、心を凍りつかせてしまいました。
うーん、私はティファリアの笑顔が見られるのを嬉しく思っているラリーダらしからぬ行動だなと思いましたけど。
ティファリアの幸せを願っての行動なので、このゲームのキャラ特有の相手の幸せから自分を除外したがる悪い癖なのかな?
深い意味などはちょっと読みにくかった気がします(多分私の力不足)

でも、どのルートでもそうですけど、悲しみに暮れても必ず立ち上がって相手との幸せをつかみ取ろうとするティファリアは本当に凄いなと思います。
1周目はコリヴスのために、2周目はラリーダのためにフローラを咲かせる巡演に出掛けます。

CIRCUSのメンバーももちろん仲間として協力してくれるのですが、ザフォラがめちゃくちゃ輝いていた印象ですね。
心と感情の違いは何?とか、セリウスの研究の完成はどこ?とか、誰よりもラリーダの問題を突き詰めていて頼りになりました。
回復してきたラリーダに足りないのが「愛」っていうのにも一番に気が付きましたし、ザフォラがいなかったら良い方へ舵を切れなかったと思います。
ヴィリオとタッグを組んでの発破かけと鼓舞とか、めちゃくちゃ息ぴったりで良かったです!

それから、巡演の最後にアーテイルに戻って来るのですが、ティファリアと過ごした土地はやっぱり強いですね。
ラリーダがティファリアのために咄嗟に体が動くシーンが何回もあって、ラリーダが「愛」を理解するのに良いスパイスになっていました。
リアンの口説き癖もラリーダの「嫉妬」を引き出すのに役に立ちましたし、何よりティファリアを思うライバル的な存在なのに、汚れ役をサラッとやれちゃうのにちょっと株が上がりました。
(リアンの素かもしれませんけどね)

ハピエンでは、アーテイルでの公演を成功させるとセリウスの研究が完成し、ラリーダが「心」を取り戻します。
土人形なので寿命がなかったのですが、有限の命を手に入れてティファリアと同じ時間を過ごせるようになりました。
「普通」では無いことを気にしていたので、懸念が払拭されて一安心。
断った時から随分時間も経ちましたけどちゃんとラリーダからの告白も聞けてとても良い締めくくりでした!

もうひとつのエンドは、欠けていた「愛」を知るところまではいきますが、前のラリーダと今のラリーダの感情が乖離してしまい…。
今のラリーダと関係を1から築いていくことになりました。
やり直しだけど、さらに良き仲になれる可能性もあるかもしれませんし、前向きに受け取りたいエンドでした。

ノーマルルート感想

ジーニア

このルートはそんなに伏せる内容もないかなと思うので、ネタバレボタンはなしです。

共通5章のみで完結しちゃいます。

エスコルチアを1周して、コリヴスの回復の目処がついたのでCIRCUSの仲間はそれぞれの道に戻ります。
手紙で時々やり取りをしている人が多かったですね。
ティファリアはリーベルの看板娘に戻っているのですが、ジーニアが常連になってくれているみたいでした。
のほほんと終わるのかと思ったんですけど、CIRCUSに加入するときのデジャヴで、ジーニアにまた半強制的に新たな契約書にサインさせられちゃいました!
でも今度は旅ではなくてジーニアの秘書。
ティファリアはジーニアの自由奔放なところに振り回されっぱなしでしたけど、なんだかんだ楽しそうにしていました。

ヴィリオルート感想

ヴィリオ
Profile

Name:ヴィリオ

Species:ドラゴン

Status:CIRCUSの目玉

CV:内田雄馬

とても明るいドラゴンの青年。
人間界にはちょっと疎いけど、CIRCUSの目玉として頑張っています。
ひっそりと1人でどこかに行っていることも多いですが、果たして…?

このルートが一番しんどいけど、エスコルチアもヴィリオもみんなも救える、まさに大団円のようなお話だったと思います。
共通章なしで、1章からすでにヴィリオルートなんですけど、7章くらいまでは今までクリアしてきたシナリオの総集編って感じでしたね。

巡演中に、ヴィリオがひとりずつの隠している真実を知っていき、CIRCUSの活動が終わったら願いが聞き届けられるように根回ししてくれてました。
何でそんなことができるのかというと、ドラゴンと王族は平等に口を聞けるからです。
しかも、ヴィリオの正体は、世界で唯一魔物を浄化できる「マスタードラゴン」でした。
初代国王のアーテイルの親友であったラグレスも同じなんですけど、世界が魔物の危機に瀕すると、宿命に従って魔物を食べ続けて、世界を守らなければならない立場なんです。

ドラゴンはパシオという孤島で暮らしているので、世間を知らず…。
ヴィリオは守るべき世界を自分の目で見るためにCIRCUSに参加したのでした。
それで、旅の間に人知れず魔物を浄化し続けていて、このルートでやっとティファリアがそれを目撃してヴィリオを救済する方へ持っていける展開になります。

いや~裏でそんなにしんどいことをしていたのか、と思うと胸が痛くなりましたね。
魔物の発生源って人間の不の感情なんですけど、正直無尽蔵ですし、ヴィリオだけが疲弊していくのが辛かったです。

ティファリアはなんとかヴィリオの役に立ちたいと奮闘するんですけど、悉くどうにもならない状況ばかりに見舞われて無力な自分を実感し続けなければならなかったと思います。
それもまた辛い…。
でも、自分が一番しんどいはずのヴィリオが文句も言わないし、ティファリアの気持ちは無下にせず優しいので、好きになるものわかるなと思いました。

ヴィリオの方は、恋愛感情に関しては自分の宿命のこととか、相手の幸せを思って拒否していたので、ティファリアの存在が特別なのはわかるのですが、好きかどうかは「竜の花嫁」が発動する時まで確信が持てませんでしたね。
「竜の花嫁」というのは、ドラゴンと人間が相思相愛で番になると、ドラゴンの力が半分人間に譲渡されるものです。
ティファリアが魔物に憑りつかれてしまったときに、ヴィリオは倒そう倒そうと体が動くんですけど。
綺麗事だけではない負の感情をも含んだティファリアの全ての気持ちを込めた告白を聞いて口づけをしました。

押さなかったら絶対宿命>ティファリアのままだったと思うので、決死の告白はターニングポイントだと思います。
「普通」でいたいティファリアにとって、ドラゴンの力なんて異常なので、ヴィリオは可能でも「竜の花嫁」は選ばなかったと思います。
でもヴィリオにとって「ティファリアが笑って生きられる世界を守る」にはティファリアがいないと成立しないから倒せない…。
使命より、大多数より、完全にティファリア個人のことを考えているので、もう絶対好きじゃん!って思いました。
ティファリアの普通を断ってでも生きていてほしいと思うほどの強い気持ちをヴィリオが持っていてくれたことが良かったです。
あと、ドラゴンの族長も、宿命ばかりに囚われていたヴィリオを良い方向へ動かせたことを好意的に見てくれましたしね!

それから、そのちょっと前のジーニアの立ち回りも秀逸でした。
「ヴィリオにだけは恋するな」って止めてもティファリアが頑固で絶対聞かないから、ちょっと自分が折れてヴィリオの方に「このままでいいの?」って発破をかけて2人を応援する側に回ったんですよね。
ジーニアのそういうところ、大好きです。

でも、力が半減しても使命だからとヴィリオは浄化をして回ります。
それをCIRCUSの仲間が黙っていることはなくて、集めたコアアイテムを持ってヴィリオを救いに駆けつけます。
魔物はどうにかしないといけませんけど、ティファリアの恋愛的にも、CIRCUSの仲間の絆的にも、ヴィリオと世界を天秤にかけるのは当然のようにNOなのが本当に心強かったです。

アーテイルと四大精霊が成し得なかったことをやってのけたのは、普通ではないですけど、CIRCUSだから起こせた奇跡なんじゃないかと思いました。

ハピエンでは、無事にヴィリオを使命から解放します。
負の感情をあるべき場所に返して、CIRCUSが人々の笑顔のために活動し続ける…CIRCUSがみんなの笑顔の起点になるとても素敵な存在に定着したと思いました。
ティファリアとヴィリオ以外は自分の道を進んでいたみたいですけど、ザフォラがめっちゃCIRCUSに帰りたがっていたのが可愛かったです。

もうひとつのエンドは、ヴィリオを救えず、彼はパシオで世界を守った偉大なドラゴンとして語り継がれていました。
新たなマスタードラゴンが生まれていたので、また歴史を繰り返すのか、今度こそ犠牲を出さない結果になるのか…その後の展開ではノーマルにもBADにもなり得る終わり方でした。
ただ、CIRCUSの仲間全員に置いていかれて、実質1人になってしまったティファリアを思うと不憫でした。
心の支えはヴィリオの「愛してる」だけのようでしたし、ティファリアが笑顔で生きる世界になってるとは言えないので、ヴィリオとティファリアに関してはBADに近いと思いましたね。

あとがき

以上、ラディアンテイルの感想でした。

タイトル通り、世界中に笑顔を届けて回る物語で間違いないと思います。
強い気持ちやメンタルで困難を切り開いて、仲間の絆で支え合い助け合う、素敵な旅ができました。
共通章で築いた絆がどのルートでも発揮されているのはとても良かったです。
箱推し待ったなしです。

次回は締めの評価記事を書きます。
では👋


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