こんばんは。
いつもやる気ボタンを押していただきありがとうございます!
神凪ノ杜、フルコンできました。
おまけもめちゃくちゃボリューミーでもうひとり分シナリオ作れるんじゃないかと思いました。
それも読み終え!
颯爽とまとめに入ります。
ちょっと辛口かもなので、砂糖抜いたジンジャエールを飲む覚悟でお願いします(???)
プラットフォーム | Vita |
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メーカー | Matatabi |
発売日 | 2019年8月29日 |
CERO | B(12才以上対象) |
シナリオ | 朝比奈夏樹 |
イラスト | 豌豆まめ丸 |
キャスト | 梅原裕一郎/八代拓興津和幸/江口拓也/柿原徹也/松岡禎丞/他 |
公式サイト | http://matatabi.tv/kannagi/ |
Windows版「龍神奇譚」「妖狐奇譚」のVita移植版です。
ヒロイン木南瑞希と妖怪や神様の少し物悲しい物語です。
システム面は、機能はそろていますが、反応が遅くて少々難ありです。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度はかなり微糖ですが、追加要素はそれなりのものもあって平均くらいです。
恋愛過程は、丁寧でとてもよかったです。
ヒロインはそちら方面は未経験で疎いのでゼロから積み重ねていけます。
恋の甘酸っぱいところを堪能できると思います。
しかし、ちょっとシナリオの内容とか雰囲気とかが明るくないので、そちらの方が要素として強めだったり甘さもそちらに取られていたりするかなと思います。
ゲームの雰囲気そのままの静かな曲が多かったです。
それこそしとしと雨が似合うような。
ショパンの雨だれという曲も出てくるんですけど、やっぱりこれも雨。
ボタンの効果音も水滴の音でした。
統一感がとても良いです。
音と雰囲気の合わせ方はパーフェクトだと思います。
ゆり子はOP「銀の月、夢の雫。」が一番好きです。
ヒロインの瑞希は基本的に優しくていい子です。
乙女ゲームの主人公って物語の核だったり、本人のあずかり知らぬ秘密を持っていたりと、後から判明する宿命みたいなのが多いじゃないですか。
瑞希の場合、冒頭で母親が死んで独り身になってしまうという攻略キャラバリの重い設定も追加されて、どちらかと言えば明るい子ではないです。
なので、雨との相乗効果でうじうじした性格に感じてしまう場面もちょっとありました。
作風には合っていますが、ポジティブな性格や自分で道を切り開いていくタイプのヒロインが好きだと合わないなと思いました。
かくいうゆり子も好きな部類ですけど、ちょっと湿り気も多いなと感じました。
攻略キャラ達もツンやクールや優しい子…とバリエーション豊富ですが、こちらも作風からか、思いっきりはっちゃけたキャラはいないです。
全員南条家に住んでいて、何かしら暗い過去を持っています。
市丸、旭、日向、東雲は多少のアラはあれど、なかなか面白かったです。
でも直と宗太は学園ものの性質が強くて…。
あと、家族の問題解決に走るので、その分よろず妖屋や妖憑きとしてのキャラクター性は薄味になりがちでしたね。
宗太に至っては個別ルートで妖憑きである意味もなかったような…。
一部設定を活かしきれてない感じでした。
好きなキャラは旭ですかね。
一番応援したいし、報われてほしいと思いました。
そして彼は天然の策士だと思います。←
個別ルートの感想はこちら
合計のプレイ時間は30時間ほどで、ボリュームはそこそこでした。
妖狐共通と龍神共通で2時間くらいかかります。
個別ルートだけだとみんな3時間くらいのシナリオでした。
おまけも思ったよりボリュームがあってかなり時間をかけました。
シナリオは読んでいる最中(物語の過程)はとても楽しめました。
しかし、シナリオの締め方や結末。
とにかく終盤と終わりが半端だったり納得しかねたりと、私はその点がイマイチ合わなかったですね。
物語が佳境に入ってくると盛り上がるはずなんですけど、全然そうもならなくて…。
うやむやのまま終わっちゃったな、という感じの感想が多かったです。
ハピエンが文字通りのハッピーエンドではない事もあるので苦手な方は要注意。
おまけで色々持ち直すので一応救いもあると思って良いです。
あと、高耶や黒雨などのサブキャラの理解も深められました。
個人的に良かったのは旭ルートですね。
サブキャラ達の風呂敷は広げただけになっちゃいますが、旭だけだとかなりグッときました。
反対に宗太は薄味で、もう少しシナリオ格差が何とかならぬかと思いました。
おすすめの攻略順
宗太→直→市丸→旭→日向→東雲
攻略順はこちらでいいと思います。
市丸と東雲は制限がありました。
全体的に寒色系が多くておとなしめの色彩ですけど、ポイントに赤とかが入っていてとてもいい感じです。
茜原高校の制服のスカートの色以外はめっちゃ好きです。
洋服なのに和風の感じがあって、着ている瑞希も紬ちゃんも可愛かったです。
あとはキャラ達が雨に濡れているスチルが最強です。
エロい要素とかはなく、とにかく美しい。
もっとびしゃこになってもいいのよ!と思います。
スチルはひとり10~11枚、妖狐共通10枚、龍神共通10枚、おまけ9枚(追加分?)
背景画像までも全て画廊で閲覧できます。
回想場面は人間がのっぺらぼうだったり景色がセピア一色だったりするのですが、基本的に綺麗なイラストばかりでした。
雨のようにしっとりした雰囲気で、少し物悲しい和風の作品です。
世界観や雰囲気、絵、音楽…どれもこれもに統一感がとてもよかったです。
攻略キャラも人間と妖、両方がいて色んな楽しみ方ができると思います。
シナリオは途中までは楽しめますが、終盤の中途半端が拭えずそこは残念です。
でも、瑞希の恋愛過程は丁寧なので、甘酸っぱい初恋は堪能できました。
システムは出直してきて、という感じです…。
ストレスフリーとはいかないのでこの点は注意です。
個人的には誰かにおすすめしたいけど、ゴリ押しまではできないゲームです。
絵や雰囲気が好みでしたらやってみる価値はあるかな~と思います。
以上です。
文句いっぱいになってしまって申し訳ないです。
そういう意見もあるよ、くらいに思ってくださると幸いです。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
世間はまだ梅雨ですがゆり子はこれで梅雨明け気分!
また新しいゲームをはじめます。
では👋
いつもありがとうございます。
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