こんばんは。
管理人のゆり子です。
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今回は「ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~」のゲームソフトに付属するドラマCDの一覧並びに感想を記事にしました。
ビルシャナ戦姫のドラマCDについては【クリア後の感想と雑談】の記事で、一部のドラマCDに触れています。
そちらも聴き直してリライトしました。
今となっては入手が難しいCDもあります。
私もすべて所持はできていないです。
知り合いと貸し借りをしてなんとか視聴はコンプリートしてきました。
様々な理由からすべて揃えるのはハードルが高いと思うので、同じビルシャナファンや、聴き逃した方のために少しでもお役に立つ記事になれば幸いです。
もくじ open
女性向けゲーム大手ブランド「オトメイト」と、サクラ大戦で有名な「株式会社レッド・エンタテインメント」が共同制作した恋愛テキストADVゲームです。
源平合戦の史実をモチーフに、「もし、源義経が女だったら…」というifを交えたオリジナルのシナリオが展開され、宿命と共に平安末期の戦乱を生き抜いていきます。
戦いの中で培われる絆や芽生える恋心などがどんな結末にたどり着くのか必見です。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
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メーカー | RED×オトメイト |
シナリオ | 伊東愛 |
メインキャラクター原案 | 羽田浩二 |
公式サイト | 源平飛花夢想:https://www.otomate.jp/birushana/ |
主題歌 | 天月-あまつき-:君色に咲く花 |
主人公 | 遮那王(源義経) 源氏の御曹司。女であることを隠してる。 |
源氏 | 源頼朝(CV.古川慎) 源氏の頭領。義経の兄。攻略対象。 武蔵坊弁慶(CV.梅原裕一郎) 京で刀狩をする僧兵。攻略対象。 春玄(CV.斉藤壮馬) 遮那王と共に育った幼馴染み。攻略対象。 佐藤継信(CV.近藤隆) 奥州藤原氏の家臣。忠信の兄。 佐藤忠信(CV.小西克幸) 奥州藤原氏の家臣。継信の弟。 佐々木高綱(CV.天月) 頼朝と義経の家臣。 |
平家 | 平知盛(CV.福山潤) 清盛の四男。武勇・知略に優れた将。攻略対象。 平教経(CV.河西健吾) 平家の猛将。知盛と重衡の従兄弟。攻略対象。 平重衡(CV.逢坂良太) 清盛の五男。知盛の弟。 |
詳しいゲーム内容やネタバレについては以下の記事をご参照ください。
ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~|評価ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~のドラマCDは大きく分けて2種類あります。
ひとつは、ゲームソフトを購入した時に付属している特典ドラマCDです。
特典ドラマCDは、予約特典、店舗特典、限定版…とさらに細かく分かれています。
もうひとつは、CDだけの単発で発売されてるものです。
「道草綴り」と「源平余話」になります。
こちらは別記事で。
本記事では、源平飛花夢想の特典ドラマCDについて紹介&感想を書いています。
以降はネタバレ回避のため【▽ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
ゲーム本編のネタバレも含まれますがご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。
製品情報 | 予約特典 |
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キャスト | 古川慎/福山潤/河西健吾/梅原裕一郎/斉藤壮馬 |
収録内容 | 作中幕間 |
再生時間 | 23分51秒 |
総合評価 | 糖 度 : (0) シリアス: (5) コミカル: (0) |
あらすじ
公式サイト
描かれるのは、本編の裏側で起きていたであろう物語――
教経から遮那王へ提案された武蔵坊弁慶の捕縛。
その勝負に勝つため、教経は知盛に鍛錬の相手を頼む。
剣に対する態度が対照的な二人が、刃を交わす中で語るものとは……
そして時は経ち、源氏側。
いよいよ平家とぶつかる時、弁慶と春玄は来たる戦に向けて士気を高めていた。
そこに居合わせた頼朝も加わり手合せをする中、それぞれの想いが語られる。
ドラマCD特有の面白おかしさは一切なく、本編に組み込まれていても違和感のないお話です。
キャラクターの根底を補完する内容もあって、ゲームとプレイした後にぜひ聴いておきたい1枚でした。
平家のお話は、少しだけ知盛の本音を聴けます。
時期的には教経が鞍馬山で遮那王と出会った後で、序盤も序盤です。
知盛は、何にも興味を示さず、変わり映えしない毎日をただ消費している状態。
鍛錬に誘われても断るのが常ですが、今回はのってくれます。
そして、刀を合わせたことで教経の「いきすぎた」ひたむきさに疑問をもちました。
真っすぐな太刀筋を褒めて「真似できない」と言っていたので、教経のように目標を持って生きることは自分にはできないと思ったんだと私は考えてます。
教経が幼い頃から知盛の背中を追いかけて、強さの目標にしてきた話を聞いても、知盛は納得できていなかったです。
「私の強さなど目標にすべきではない(異形の力だから)」…理由がわかるのは知盛ルートをクリアしたときですが、良い感情は持っていないのが伝われば正解だと思います。
なぜ知盛がなかば諦めて流されているのかも過去に詰まっています。
でも、今日ふと教経に思ったことが知盛の「命を削る戦いができたら生来ているのを実感できるのかな」という本音をはじき出すことができ、予感や可能性を思わせたのならこの手合わせは無くてはならないものだと思いました。
知盛は、教経が現時点で遮那王に向けている侍としての心を「遮那王に惹かれている」として、自分も「惹かれる」存在を羨望しているように見えましたからね。
惹かれた状態の知盛は恐ろしいくらいの執着心を見せますので、どれだけ己を変える存在を欲していたかは言わずもがなです。
本編ではとんでもない男に好かれた(ワクワク)と楽しさが前面に出ますが、裏付けまで知ると真面目に考えさせられるのはビルシャナ戦姫のいいところだと思います。
源氏のお話は、平家打倒にかけるそれぞれの意志がどのくらいのものかと言う会話です。
時期は富士川の戦いの少し前です。
こちらも手合わせをしたところから色々と相手の心を察したり、自分の気持ちと向き合ったりしているのが侍だなって感じました。
一番平家打倒への覚悟と意志が重いのは頼朝様です。
過去に、平家に敗れて蟄居させられたから当然のことですが、「私」を抑えている状態だからか恨み言は何も言わず…。
早々に覚悟を決めて、蟄居と時から鍛錬に努め、挙兵の機会を虎視眈々と伺っていました。
時代の天下人に挑むわけですから、何もかもが強くあらなければやっていられないですよね。
弁慶が奮起され、春玄が圧倒されたのも納得でした。
弁慶は荒くれものだったけど、お寺に入ったことで平和を願うようになったそうです。
育成の成功例かな(笑)
でも、富士川の戦いを前に武者震いをする豪胆さを見せていて、ちょっと改進する前の弁慶がこんにちはしてました。
春玄は「義経が参陣するからついてきた」という幼馴染みを心配しての行動です。
鞍馬にいた頃に、平家の傲慢さは嫌と言うほど耳にしているので、平家打倒を思うのももちろんのこと。
それでも尚、義経の優先順位が上なのが春玄の思いの深さですよね。
頼朝に比べて意志が弱いのを気にしていましたが、春玄ルートに行ったら自分を知ってやるべきことをやりますから、気にしなくていいのに…。
でも「己の成すべきことを見つける」と前向きになれたので良かったです。
これはすべて、本編では語られないことです。
みんなの隠している手札を見られるので、その分キャラクターを知れる良いドラマCDでした。
製品情報 | 限定版特典 |
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キャスト | 古川慎/福山潤/河西健吾/梅原裕一郎/斉藤壮馬 |
収録内容 | if |
再生時間 | 29分54秒 |
総合評価 | 糖 度 : (5) シリアス: (1) コミカル: (4) |
あらすじ
公式サイト
もし、彼らが別の世界の登場人物だったら……?
これは戦乱の世界とは異なる、とある物語に似たお話。
竹林で拾われたという姫・遮那王は都一と言われる美しさで求婚者が後を絶たなかった。
そんなある夜、集められた頼朝たち五人の求婚者は彼女との理想の新婚生活を語ることに。
しかしその内容は、狂気的なものから子沢山までと様々で!?
彼女の夫となるのは一体誰なのか!
遮那王同担拒否(過激派)が5人集まって「我こそが相応しい」と言い合うけど、結局遮那のためなら何でもしちゃう物語です。
このお話での遮那は竹取物語の姫ポジションです。
都一美しく強く、「乱世を平和にしたい」と願う心の優しさを持っていて、概ねゲームの遮那のキャラクター性が活きています。
初手から頼朝と知盛が舌戦を繰り広げていて、敵同士の大将2人は遮那を本気で欲しいモード。
本編でもいつも静かにバチバチしているイメージはありますが、ドラマCDでは知盛の思考がおかしいから頼朝様がツッコミを入れているようにも思えて面白いです。
逆はダメ(笑)
頼朝様は知盛に図星を突かれるのは本編でもifでもメンタルに大なり小なりダメージを受けてしまいます。
なのに、クソ真面目で敵前逃亡なんてしないから、知盛の「遮那王と夫婦になったらどう過ごすかを語って1番相応しい者を決めよう」って提案にいのいちばんに乗っちゃうのが不憫でした。
平家打倒の精神で条件反射しちゃうのかな?
ある意味ドラマCDの方向性は知盛が握ってますね。
そして、1人ずつ遮那王の惹かれたところと知盛の問いに答えていきます。
話者1人に対して残り4人が物申すツッコミ過多のスタイルで進行。
夫婦の部分はキャラクターたちの理想がシチュエーションになっているので甘くて良い感じでした。
まず、教経は遮那の「武」に惚れ、夫婦となっても高め合う関係が理想です。
騎馬の練習をするから、ついでに遮那を遠乗りに誘っていて、完全に武>その他。
いつもの教経すぎて、頼朝から「侍同士の会話か?」と言われちゃうくらいでしたが、後半で急に「抱擁」や「口付け」ってワードが出てきてびっくりでした。
普段の教経なら照れて口ごもりそうなのに、へっちゃらで発言しましたからね!
ドラマCDって末恐ろしいです…。
次は頼朝様。
遮那の生き様に惹かれ、優しさに惚れました。
夫婦となった時の過ごし方は何も思いつかなくて、「心穏やかな日々を過ごしたい」と普通の答えがきました。
他の人の反応は、教経「意外」、弁慶「健気」。
でも、平治の乱の時から悲惨な目にあっているので、平和を望む遮那と意見が一致して良いと思います。
シチュエーションも、頼朝様が仕事から帰ってくるのを遮那が遅くまで起きて待っているという王道で攻めてこられて萌えないわけがないですね(圧)
お互いに体調を気遣っていて夫婦感も1番すごかったです。
最後までいい感じでしたが、知盛の「幸薄い空気」「願い下げ」によってダメージを受けてシュンってなってました。
…庇護欲出てきちゃうじゃん、頼朝様もしかしなくてもあざとい?
弁慶は、遮那の心の強さに惹かれました。
他の人の「支え合う」にまで反応するくらい、遮那をそばで支えて心に寄り添いたいみたいです。
夫婦となった妄想では、突然10人の子宝に恵まれていて笑っちゃいました。
「まさかの子沢山!」って知盛くんが私の心の声を代弁してくれて嬉しい(さすが推し)
みんな「大変そうだな」って反応はしましたがツッコミは薄めでしたね。
10人は望まないけど、みんなも子どもが欲しいんだと思います。
子どもができる後日談を待ってます。
知盛は、遮那の美しさに惹かれました。
つまり見た目。
建前を吹っ飛ばして正直でいっそ清々しいです。
しかし、もがいている表情や泣き顔を見たいと思っていて狂気も孕んでいました。
知盛はまだ攻略が完了していない時期の彼?
夫婦シチュでも「泣き顔が見たい」とか「堕ちておいで」とか闇が滲み出ていて総スカンを食らっていました。
知盛的には、ずっとそばにいて、愛を囁き、贈り物を渡すってだけの状況なんですけど…。
寝起きに、今晩の床に誘っているし、えろいコトを雅に説明していて余計に背徳感がマシマシでした(笑)
最後の春玄は「今まで通り過ごせればいい」です。
…パワーワードすぎますね。
常日頃から通常運転で夫婦モードってことですよね?
幼馴染みのアドバンテージが爆発しているのに、イヤミやマウントに聞こえないのは凄いです。
「支えあって笑顔になれる関係」を理想としていて、その中で夫になったら我慢せずオスみを出してくる健全な妄想でした。
平家には不評で、教経「過保護の母親」、知盛「面白味にかける」とダメ出しされました。
過保護はわかる気がします。
春玄は全員の意見を聞いた後に「夫にすべきでない人物がわかった」と知盛をチラ見しましたからね(笑)
危険な男は絶許ですね。
めちゃくちゃに面白い妄想を繰り広げていたら、竹取物語なので遮那が月へ強制送還されることになります。
泣きそうな顔をしていて、本人の意思ではないので、全員で一致団結して遮那を助けることに…。
遮那のためなら何でもやれちゃう男たちがちょろくて可愛かったです。
知盛も自分で泣かしたわけではないので、遮那の泣き顔に反応してなくてやたらとゲームに忠実でした。
早く「そなたの泣き顔は見たくない」モードになって、自分の感情に振り回されてください。
最後は、遮那を助けるための軍の総大将を誰がやるかで頼朝と知盛がバチバチし始めて、冒頭の状況に戻りました(笑)
イザナミだ。
製品情報 | アニメイト店舗特典 |
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キャスト | 福山潤/河西健吾/逢坂良太 |
収録内容 | 本編幕間 |
再生時間 | 13分12秒 |
総合評価 | 糖 度 : (4) シリアス: (2) コミカル: (2) |
あらすじ
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ある日、知盛と重衡に舟遊びへと誘われた教経。
渋々付き合ってみれば、何故か話題は色恋の話になってきて!?
たゆたう船の上で繰り広げられる彼らの恋愛観とは?
平家の男3人で恋バナをするターンです。
全員きっちり女性との逢瀬について語ってくれるので、妄想が捗って糖度は高めに思いました。
シリアス度は暗いイメージではなくて、意外と真面目に語らう分の評価になります。
平家好きは外せない1枚です。
むしろ、なぜ本編に入っていない?とすら思います。
平家の3人の恋愛観を知れる…乙女ゲームにとっての最重要事項では?
このCDでは、教経だけが遮那王を気にしていたので、時期的には本編の共通章だと思います。
まず重衡の恋愛観は、快楽主義・刹那主義のバブ衡らしい感じでした。
自分の見た目がいいという武器と、「女は褒められるのが嬉しい」という持論の使い方をよくわかっていてませてます。
マセガキって言葉がめっちゃ似合う可愛いやつです(笑)
そして遊びの面が強いから、自分が飽きたら情報源として利用しちゃうあたりは、彼の中に格付けがあって平家以外は完全に下に見ていましたね。
栄華の盛りの平家っぽさが1番出ている子だなと思いました。
いつ何時も兄上全肯定BOTを崩さないのは弟の鑑ですね?
自発的に自分の見目が良いと言い出す時に、1番に兄上を必ず入れるんですよ。
かわいい。
知盛は重衡の狡猾なところを褒めるんですけど、1番狡猾なのは絶対知盛です。
恋バナに乗り気でなかった教経にも話をさせるために、普段はノリもしない重衡の意見に援護射撃しまくっていましたからね。
でも、知盛の恋愛観は狡猾さゼロ。
語らずとも通じ合うことや、自分を受け入れてくれる人との穏やかな過ごし方を求めているようでした。
知盛が語る時はハピエンのBGMが流れるので、本来はそういう暮らし方を望んでいたのかもしれないです。
幼い頃から戦に駆り出されて、過去のトラウマから心も病んで時が止まってしまった人ですしね。
ただすごく面倒な性格をしているので、簡単になびく女性ではダメみたいです(笑)
追いかけるのが得意ですからね、平家ボーイズは!
それに、色気があることの表現が極端すぎて笑いました。
知盛がよろけた女性を支えたら「妊娠した」と言われるとかなにそれ、オタクが良い声を聞いて耳が妊娠したっていう古のネット用語と一緒じゃん…。
一方の教経は、恋愛に孫子の兵法を持ち込むほど筋金入りの武人らしさを発揮して、全然ブレないです。
「彼を知り己を知らば…」に則って、相手のやりたいことを知る話し合いから始めちゃうあたり、恋愛にウブで不器用なところがキャラ萌え要素として最高です。
幼少期と比べると素直じゃなくなりましたが、教経らしい純粋で色事に疎いままなのが知盛にとっても好感が高くて「そのままでいてほしい」と思われるくらいでした。
貴族化しつつある平家に流されないで、平家っぽくないのが教経の良い点ですよね。
知盛と重衡が、教経に相手ができたら観察したいとおちょくって語らいは終わりましたが、ここはものすごい伏線になっています。
ぜひ「一樹の風」の教経後日談を合わせてプレイし、真相を確認して欲しいです。
製品情報 | アニメイト限定セット特典 |
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キャスト | 古川慎/梅原裕一郎/斉藤壮馬 |
収録内容 | 本編幕間 |
再生時間 | 14分54秒 |
総合評価 | 糖 度 : (3) シリアス: (0) コミカル: (3) |
あらすじ
公式サイト
戦が続く中、弁慶と春玄は義経の元服祝いをしていなかったことに気づく。
せっかくなら豪勢に!と頼朝も交えてどうするか話し合うことに。
果たして三人は無事に元服祝いを成功させられるのか!?
元服祝いが成功したかどうかは聞き手の想像に任せる感じでしたが、みんなが義経のために何かしたいと思っているのが伝わってきて成功間違いなしと思える明るい物語でした。
時期的にはどの辺でしょう…。
頼朝様が、義経が馳せ参じたことと戦いの戦果を喜んでいたので富士川の戦いは確実に終えている地点だと思います。
頼朝様をお祝いの道連れにしたのは弁慶なんですけど、ここでは押しの強さに助けられた気がしますね。
「兄君だから~」と兄弟仲を気にしている素振りもあって、弁慶は作中での頼朝様の冷たい態度に落ち込む義経を見ていつも心を痛めていたかなと思いました。
でも、心配をよそに頼朝様はドラマCD仕様でした(笑)
自分の過去を思い、「私」を表に出さないこと徹底している人なので、弁慶の話になんのことなく乗っかってくれてびっくりハッピーです。
案を出し始めると、1人ずつイメージシチュエーションが始まって、背景が薄ピンクくらいにはなっているセリフが飛びはじめてときめけました。
案1は、弁慶が義経に手料理を振る舞うです。
「美味いものをたくさんご馳走して祝う」と、基本中の基本を抑えられてるじゃん!と思ったのもつかの間…。
イノシシの丸焼き(大)を出すつもりでいて、出オチでした(笑)
頼朝様も春玄もちょっと引き気味の反応が面白かったです。
狙ってないのに笑いのツボ押せるのずるいのよね弁慶。
案2は頼朝様が手持ちの扇をプレゼントしてくれる、です。
義経は肉親の情に強い憧れを持っているので、1番喜びそうです。
イメージの中では、頼朝様の話し方があまりにも優しくてゲームとのギャップが凄かったです。
扇を繊細とか美しいとか表現していましたけど、それが似合う義経も同じだと暗に言っているとしか思えなくてニヤニヤが止まりませんでした。
義経の細かい表情までよく見ていて、やり取りが兄弟のそれじゃないですね。
どう考えても嫉妬に狂った男の…恋人未満でした(きゅんした)
案3は宴を開くことです。
提案した春玄は、笛で楽を奏でるつもりなのですが、頼朝様と弁慶の案も拾っていて偉かったです。
あと、義経自身にも楽しんでもらおうという嗜好が入っているのが天才!
義経のために笛を奏でるから、頼朝様の扇で舞って一緒に楽しい時間を過ごそうとしているのが春玄らしくて好きでした。
義経が、自分だけでなくみんなも同じく楽しんでくれたら嬉しい気持ちになるのをよく理解していて、幼馴染みのアドを大爆発させていますね。
さすが!
でも、佐藤兄弟に先を越されてしまい(笑)
結局合流してみんなでお祝いすることになりました。
「少し騒がしい」と言いつつ、頼朝様が優しい声でOKしていたので私は大成功したと思います。
製品情報 | ステラワース店舗特典 |
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キャスト | 古川慎/梅原裕一郎/斉藤壮馬 |
収録内容 | 本編幕間 |
再生時間 | 14分7秒 |
総合評価 | 糖 度 : (0) シリアス: (1) コミカル: (5) |
あらすじ
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合戦後の片付けに追われる弁慶と春玄は、一人出歩く頼朝を見かける。
気になり追いかけてみると、そこには鳩の世話をしている頼朝が……!?
動物たちとの触れ合いに癒される!? 三人の奮闘劇。
ゲームの幕間っぽいですけど、義経は出てきませんし内容的にもスピンオフくらいに考えていいお話です。
面白路線に振り切っていて、ツッコミどころ満載のコントと言っても過言ではないくらい笑いました。
問題児は弁慶。
ワールドが形成されて、完全にペースを持っていかれましたね。
まず、問題行動その1は、頼朝様に食い気味です。
頼朝様が鳩の軍用を視野に世話をしているのに、優しさの照れ隠しでやていると指摘します。
それから、動物に怖がられるという共通点を見つけて大歓喜!
頼朝様も自分と同じで、動物に好かれたいと思っていると先走ります。
そして問題行動2、頼朝様の意見も聞かずゴリ押しでふれあいタイムに持っきました。
さらに、問題行動3はいちばんダメです。
頼朝様を目の前にして「動物が逃げる原因は威圧感」と言っちゃいました(笑)
源氏の総大将に対して不敬極まりないし、キャラ崩壊待ったなしです。
勢いだけでやってる感じで、弁慶から善意が見えないって相当やばいと思います。
本編での態度を見ていたら、本当の拙者はそんなことしないってわかってますから…。
ギャグ仕様です(笑)
そして、頼朝様も何も言いませんでした。
このドラマCDにおいても、頼朝様の威厳も冷たいシャープさも迷子です。
動物とふれあいたいけど、逃げられるから常に一歩引いて接し方に戸惑っている感じが陰キャみたいでした(私の言い方が1番酷い件)
頼朝様もキャラ崩壊待ったなし、どうしてこうなった…?
ふれあいタイムは、春玄が笛の音で動物たちを呼んでくれました。
頼朝様も弁慶も、膝に乗ってきたウサギやたぬきをデレデレで撫でていてちょっと可愛かったです。
ウサギとたぬきは私と場所を代わってください。←
でも、「束の間」なので本当に束の間で強制終了します。
弁慶が大きなくしゃみをしたせいで動物たちはみんな退散しました。
強引にはじめて、自分のドジで完結していくスタイルやめてください(面白い)
頼朝様は問題児弁慶に振り回され、突然強制終了を食らって悲壮に満ちちゃいました。
最後には「引きこもる」と言い出して、もはや誰状態です(笑)
BAD EDのBGMも流れたので、もうこの物語も一つのEDって判定しても良いかもしれません。
確実に頼朝様は戦意喪失してますね。
大人が荒らしまくりのものすごいCDでした。
出番は少ないけど、春玄が終始サポートとツッコミ役に徹してくれたおかげで話が成立していると思います。
もう大正義、精神安定剤でした。
製品情報 | ステラセット特典 |
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キャスト | 古川慎/福山潤/斉藤壮馬 |
収録内容 | 本編幕間 |
再生時間 | 14分2秒 |
総合評価 | 糖 度 : (1) シリアス: (4) コミカル: (0.5) |
あらすじ
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進軍中、体調を崩してしまった春玄に付き合う義経。
しかしそこへ知盛の魔の手が忍び寄る――
遂には頼朝も加わり、彼女を巡る三人の戦いが始まってしまう。
義経がその場にいるストーリーですが、甘いシーンがなくてもったいないです。
(波乱の一夜と夢路での対決は入れ替えた方が良いまである)
源氏の陣内に侵入した知盛に対処するだけの一幕で、敵対関係も緩くなかったので雰囲気はゲーム本編に近いドラマCDだと思います。
知盛も、滲み出るシリアスギャグは一切抑えて、闇を内包している時の昏さと壊れた感じが伝わってきました。
その状態で囁いてくるシーンもあるので、本編のやばい知盛が好きな方はうっとりできますよ〜!
あと、春玄の「義経」呼びがレアでおすすめです。
時期は富士川の戦いくらいでしょうか。
知盛が、義経に物理で会いに来られる距離と、まだ戦場で戦ったことがないのを考えるとそんな気がします。
義経が春玄を看病しているシーンから始まります。
昔からどちらか一方に何かあったら支え合ってきた信頼感が溢れていて、萌えの看病ではなかったですね。
安心感に溢れた、いつもの2人という感じがして落ち着きます。
キャッチフレーズである「運命共同体」が自然と頭の中に浮かびました。
幼馴染みの安定性は、どう頑張っても他のキャラとでは出せないので、めちゃくちゃ尊いシーンに思います。
そこに「こんばんは、姫君」と、突然現れて全ての雰囲気を無にしてしまう知盛くんは心臓強すぎます(知ってた)
義経が風邪を引いたという誤報聞いて見舞いに駆けつけてくれました。
見舞いは本心ですし、安否を気にしていたのも本気なのはわかります。
ビルシャナ戦姫のファンをしてきて、知盛が大嘘をついたのは見たことありませんからね。
でも、看病したい真の目的は義経の美しい顔が苦しみに歪むのを見たい、なんだと思います。
義経への口調は常い優しいのに、心の闇が漏れている美的センスが狂気的で、追いかけてくるだけの面白男でないのが知盛の魅力の一つだと確信できましたね。
知盛に誤報を流した人、ファインプレイです!
頼朝様が乱入してきてからは室内戦闘になって、BGM等も全部シリアスに振り切ります。
知盛が義経を捕まえて室内戦闘の御高説を耳元で囁いてくれるのだけは笑いそうになりましたが、義経の手首を遠慮なく掴んでいる様子から、自分の興味と執着心だけで動いているのがよくわかりました。
義経は傷ついてこそ美しいと思っている時期なので、平気で酷いことしてくるんですよね。
反対に頼朝様は、義経の腕にアザが残るのを気にしていて、すぐに手当てするように言ってきたのは意外でした。
春玄の体調も気にしていましたし、部下たちの戦力以外もしっかり心配していて初期の頼朝らしさは半減しています。
本編では道具のような扱いをされましたからね。
もしかしてドラマCDは頼朝様だけ2周目かな(笑)
春玄は体調が悪いのに、ひょんなことに巻き込まれて可哀想でした。
体調が悪化してしまいましたし、義経に迷惑をかけないように早く治そうと頑張っているのに世界が春玄に厳しすぎました。
しかもね〜義経を気遣う頼朝様を見て「本当に兄弟なのですね」って言うんです。
でも、本当は、ね…。
春玄ルートを通った後だとそのセリフはやるせない…ってなりました。
ドラマCDでの春玄は不憫ですね。
お話全体のシリアス感は良かったですし、わちゃわちゃ以外から見えるキャラクター性も拝めてこれはこれで堪能できました。
製品情報 | アニメガ×ソフマップ店舗特典 |
---|---|
キャスト | 古川慎/福山潤/斉藤壮馬 |
収録内容 | if |
再生時間 | 13分54秒 |
総合評価 | 糖 度 : (2.5) シリアス: (1) コミカル: (3) |
あらすじ
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ある夜、春玄は頼朝と共に鞍馬山らしき場所で知盛と鉢合わせる。
不穏な空気でにらみ合う中、しかし何故か話は思わぬ方向へと流れて――
頼朝と知盛(と春玄)の負けられない戦いが今、始まる!
雰囲気だけシリアスを醸し出しますが…。
知盛のペースに乗せられて、面白おかしな方向に行ってしまい、笑える展開が多いお話です。
ストーリーは、やよやまて~をしてた知盛と、頼朝様&春玄が夢で出会ってしまいます。
そして、知らぬ間に知盛の退屈しのぎに乗せられて、大将同士で良い男を決める勝負をすることになります。
知盛は、義経の夢を追っていて春玄の夢に迷い込みました。
ゲームの内容から考察すると、ドラマCDでの知盛と春玄の思念体?は本人でしょうけど、頼朝様は何故居たのか謎です。
知盛もネタバレ回避と説明が面倒なのとで、頼朝様たちに「何でもありの異世界」って適当に言っちゃって、迷宮入り待ったなしでした(笑)
知盛は、源氏と話をしようと言いつつ、面と向かって「義経が欲しい」だの自分は「頼朝より良い男」だの、好き勝手に発言していてノリノリ。
自分語りするおしゃべり男ってリアルなら面倒臭いことこの上ないのに、知盛のは笑って聞けるんですよね…推しのパワーはすごいです。
平家もどうでもいい事までのたまって、頼朝様と春玄は反応に困ってました。
(ここ一応シリアス展開)
でも、無茶苦茶をしているようで人を見る審美眼は曇ってないのはさすが知将(?)
頼朝様が、戦力以外でも義経を頼りにしているのを見破っていて、私の大好きなシーンが思い起こされました。
頼朝ルートの一ノ谷の戦いのセリフです(ニヤァ)
ところどころで頼朝様に対する煽りもぶち込んできて…。
積もり積もったのか後半は、「頼朝より良い男」発言を頼朝様が引きずって、どちらが良い男なのか勝負を簡単に買っちゃいました。
(計画通り?)
知盛がいるとみんな彼のペースにのまれるのはビルシャナあるあるですね〜!
頼朝様のメンタル弱体化とかでは無いです。
三番勝負では、知盛は色恋沙汰ばかり仕掛けるし、興味無いのに恋愛ごっこしてるんかと思うとなかなか悪い男でした。
でも、元服後=成人してから色恋を始めたみたいで、謎に清く正しく名家のおぼっちゃま感を出されてずるかったです。
14歳から蟄居している頼朝様への最大の嫌味をかましていくあたりは良い性格してました(私の推しです)
頼朝様は侍らしく、流鏑馬で勝利を収めていてかっこよかったです。
これは映像で見たかったですね。
知盛は急に「やぁ!」って可愛い掛け声出してきて悶えました。
23歳のやぁって何、やぁって!
本編でも聞いたこと無かったですよ?
これだからドラマCDを収集したくなるんです…。
最後は女を口説くバトルなんですけど、物申す。
甘いセリフは義経と視聴者に向かって言ってください!(大声)
よりによって春玄を義経の代わりにするもんだから、カテゴリーが変わりそうでしたよ…。
でも、褒めている内容だけ聞くと、個性が出ていて好きでした。
頼朝様は機転の利くところ、中身を褒めるのに対し、知盛は見た目を褒めちぎってくれました。
知盛は義経の存在が欲しいから中身は気にしてないのもあるけど、一緒に過ごしている時間の分、頼朝様にアドがあると感じましたね。
追いかけている頃の知盛は自分発信はするけれど、義経からの意見も言葉も受信しないですから、まだ本領を発揮していないんです(言い訳)
義経を口説きつつも、お互いに相手の口説き文句を一回貶すターンがいちいち入っていたのは、2人とも義経同担拒否のレベルにはきていたのかな。
いい大人がムキになっていてちょっと可愛かったです。
そして、2人して春玄に圧が強めで、夢の主なのにひとつもいい思いできず可哀想でした。
イケメンサンドで甘いセリフをたくさんもらえるのに、状況が微妙すぎて糖度半減で面白さが優っちゃったのはもったいなかったですね。
花を贈るのも、遠乗りで海に行くのも、甘い言葉を囁くのも、相手を思いやるのも全部好いた女によろしくしてください、ゆりちゃんとの約束ね?←
製品情報 | ebten/wonderGOOの店舗特典 |
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キャスト | 河西健吾/梅原裕一郎/斉藤壮馬 |
収録内容 | 共通章幕間 |
再生時間 | 14分34秒 |
総合評価 | 糖 度 : (0) シリアス: (2) コミカル: (5) |
あらすじ
公式サイト
刀狩りに精を出す弁慶は、その夜も都へ向かうつもりでいた。
しかしひょんなことから教経と春玄の前に幽霊として現れる事態に!
混乱の中、対峙する三人。その結末とは――!
このお話では、遮那王が間接的にしか出てきませんので、甘いセリフなどはありませんでした。
内容はシリアスと見せかけての、明るいホラーですね。
シリアスギャグとコミカル展開のオンパレードで、途中から笑いが止まらなくなるお話でした。
本編の共通章で「武蔵坊弁慶を退治する勝負」を教経が仕掛けるのですが、CDのストーリーでは春玄と敵対している感じがありませんでした。
ゲームでは「鞍馬の稚児」とバカにしていたけれど、ちゃんと「春玄」って呼んでいて偉かったぞ教経。
ストーリーが進むと、川に平家への恨み言を言う女の幽霊が出るという噂があって、案の定教経と春玄が出くわします。
でも、正体は酔っ払ってどこぞの民家のカツギを被った弁慶でした。
平家に対して「うらめしや」と言っているので、格好+セリフ+夕暮れでよく見えない?=幽霊って認知になったのかな?
弁慶を最後まで女の幽霊と信じて、怖いけどちょっと強がりながら一緒に逃げたり戦ったり…絶対仲良しでしょっ!
2人して幽霊に素っ頓狂な反応を見せるので可愛かったです。
教経「次会ったら切り捨ててやる!」
春玄「え?幽霊って斬れるのか?」
素でシリアスギャグをぶっ込まれた時はお腹がよじれるくらい笑いました。
怪しいと感じたら気のせいだと思わないで!←
2人に頭が良いイメージを持っていたら、違和感だらけになるのでCDを視聴する時はスルーの心が大事ですね。
最後は幽霊(弁慶)を川に落としてダブルミーニングで任務完了です(笑)
酔っ払い弁慶はと言うと、酔いが覚めた時に記憶が無いという悪酔いの権化です。
お寺にいる時に周りが飲むのを止めていましたが、共感しかなかったです。
まさか酒癖を公式にいじられて面白男にされるとは予想外でした。
でも、本物の幽霊が出てきたら、僧侶らしく成仏させてあげていました。
弁慶の優しい部分が残っていて良かったです。
これが無かったら、ずっと酔ってただけのやばい大人でしたからね(笑)
この珍事を遮那王に見せてあげたかったです。
全部聴いて思ったのは、ほぼ知盛か弁慶が仕掛けて、その上美味しいところを全部持っていくのが鉄板ですね。
少なくとも絶対に片方がいて、ペースを全部持っていってしまいます。
しかも、面白いことをしようと思ってなくて、素のままで笑いを巻き起こせるのがずるすぎます。
源平飛花夢想の特典ドラマCDは2人に総ナメされました(結論)
そして私自身が知盛推しなので語りがち(笑)
客観性ゼロ、無自覚贔屓まみれで申し訳ないです。
多分治らないです!←
引き続き、源平飛花夢想のタイトルで単発で発売されたドラマCD【道草綴り&源平余話】の感想をまとめますので、狂った感想で良ければまたお付き合いいただけますと嬉しいです。
ひとまずここまでありがとうございました。
では👋
いつもありがとうございます。
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