ビルシャナ戦姫聖地巡礼|源平合戦史跡巡り-壇之浦-

ビルシャナ戦姫のモチーフとなっている源平合戦ゆかりの地を聖地巡礼!
今回は一番行きたかった壇ノ浦(現・山口県下関市壇之浦町)周辺で、源平の空気を吸ってきたレポートです。

こんにちはあるいはこんばんは。
いつもご訪問していただきありがとうございます。
それから、やる気ボタンを押していただき感謝の気持ちでいっぱいです!

知盛推し、ビルシャナ愛をこじらせているゆり子です。
ついに、前回の聖地巡礼レポ屋島編で「推しに会いたい」とのたまった有言実行!
2回目のビルシャナの聖地巡礼に行ってきました。
現在の地名は「壇之浦(町)」、史実とビルシャナ戦では「壇ノ浦(の戦い)」と言われている歴史の詰まった土地です。
実は、2020年、2021年も別件で通りすがったんですけど、ちゃんと観光したのは今回が初めてでした。

めちゃくちゃ自己満足の記事ですが、もし良かったらお付き合いして頂けると幸いです。
よろしくお願いします。

Attention

ビルシャナのネタバレが含まれる場合がありますが、ご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

ビルシャナのサムネイル
参照:https://www.otomate.jp/birushana/

女性向けゲームブランド「オトメイト」と、サクラ大戦で有名な「株式会社レッド・エンタテインメント」が共同制作した恋愛テキストADVゲームです。
源平合戦の史実をモチーフに、「もし、源義経が女だったら…」というifを交えたシナリオが展開され、義経や仲間と共に平安末期の戦乱を生き抜きます。

製品情報

プラットフォームNintendo Switch各種
メーカーオトメイト×RED
発売日2020年9月17日
CEROD(17才以上対象)
シナリオ伊東愛
メインキャラクター原案羽田浩二
キャスト古川慎/福山潤/梅原裕一郎/河西健吾/斉藤壮馬/他
公式サイトhttps://www.otomate.jp/birushana/
敬称略

あらすじ

平家と源氏の命運をわけた『平治の乱』から十五年――。
栄華を極めた平家はこの世の春を謳歌し、敗れた源氏は没落の中にあった。
かろうじて命を助けられた源氏の御曹司・遮那王は、山深い鞍馬に預けられ、修行の日々を送っていた。
そんな遮那王には誰にも知られてはならない秘密があった。
――実は女だという重大な秘密が。

ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~公式サイト

ゲームに関する詳しい感想等はこちらの記事をご覧ください。

ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~|評価
ビルシャナ戦姫~一樹の風~|評価

壇之浦巡礼

みもすそ川公園銅像
みもすそ川公園義経&知盛銅像前

壇之浦(町)は、現在は山口県下関市の地名で、本州最西部に面する地域です。
下関市についての詳細は公式サイト【下関公式観光サイト】をご参照ください。

源平合戦では、寿永4年(1185)「壇ノ浦の戦い」の戦場となったところです。
そして、平安時代に栄華を誇った平家が滅亡した源平合戦最後の戦いでもあります。
さらに詳細な情報が知りたい方は【しものせき物語ーepisode.4ー】がわかりやすいと思います。

ビルシャナ戦姫でも、壇ノ浦の戦いは主に「源平飛花夢想」のシナリオの最後に組み込まれている合戦です。

今回私が巡った場所は、山口県下関市のみもすそ川公園、赤間神宮、そして対岸の福岡県北九州市の甲宗八幡神社です。
自動車で周って日帰りしました。

本記事に掲載した写真はすべてゆり子撮影です。

みもすそ川公園

平知盛銅像
平知盛銅像とビルシャナ戦姫の平知盛

Googleマップ

みもすそ川公園は、関門海峡を目の前に臨める公園です。
「壇ノ浦古戦場址碑」「安徳帝御入水之処碑」といった当時を偲ぶ石碑や、「源義経と平知盛の銅像」など公園内に源平関連の写真スポットがあって、まさに源平合戦の聖地です。

壇ノ浦の戦いは海上戦なので、目の前の海が戦場ということになりますよね。
この地は「早鞆の瀬戸」と呼ばれ、潮の流れが速い難所として有名です。

ビルシャナ戦姫でも、壇ノ浦の戦いでは海上や船の背景がたくさん出てきたことと思います。

安徳帝御入水之処碑
安徳帝御入水之処碑

そして、戦いは平家の敗北で終戦。
敗れた平家の者たちは次々と入水していったそうです…。
知盛の銅像横には、安徳天皇と入水した二位尼こと平時子が詠んだと言われている辞世のうたも刻まれています。
「今ぞ知る 身もすそ川の 御ながれ 波の下にもみやこありとは」

水底にも都はある…。
ビルシャナ戦姫でも、平家のキャラクターたちが幾度となく言っていたセリフで、胸が締め付けられました。
ゲーム内でも、平家が再起を図ろうとする奮闘するも、二度と京に帰ることはなく追いやられていくばかりでしたし、史実通り滅亡するシーンもあるので、今頃は京に帰れてたらいいなと思ってしまいます。

壇ノ浦古戦場址碑
壇ノ浦古戦場址碑とビルシャナ戦姫の平家ブラザーズ

Googleマップ

平知盛の弟・重衡は、史実ではこの場にはいないのですが、ビルシャナ戦姫では壇ノ浦の戦いまで生存しているパターンもあります。
お留守番もかわいそうなので、アクスタは仲よく3人とも連れてきました(笑)

私の写真は、晴天の元で逆光と格闘しながら撮影した写真が多いのですが、時間帯によっては神秘的なお写真も撮れるみたいです。
理想の1枚は【下関観光ガイドブックWeb版】のお写真ですね。
次こそ撮りたいです(また行く気)

ちなみにですが、すぐ隣に幕末の下関戦争の長州藩の砲台跡もあり、大砲が並んでいます。
長州と言えば幕末、幕末と言えば「薄桜鬼」ですね!(無理やり)
2020年に訪れた際は薄桜鬼の不知火さんを思い出しながら「薄桜キー(鬼のポーズ)」もやりました(笑)

赤間神宮

赤間神宮-水天門

Googleマップ

赤間神宮は、国道9合線沿いに面する神社です。
壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇を祀っています。

壇ノ浦の合戦に敗れ、わずか8歳という幼さで入水された安徳天皇を祀る「赤間神宮」。
竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が、堂々と参拝客を迎えてくれます。
水天門をくぐると境内には、安徳天皇阿弥陀寺御陵や貴重な資料を展示した宝物殿などがあります。
(中略)

https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_10467.html
安徳天皇陵
安徳天皇阿弥陀寺陵

敷地内に入って正面の階段を上り、左手側にあるのが「安徳天皇阿弥陀寺陵」です。
門扉には天皇家の菊の家紋がしっかり刻まれています。

続いて、先ほどの水天門をくぐって拝殿に向かうと、左手奥に宝物殿があります。
宝物殿内は写真NGだったので何も手元に残っていないのですが、源平合戦図、屏風、平家琵琶、教経の肖像画などなど、源平合戦の貴重な資料が展示されていました。
残っているだけでもう凄い!
特に屏風は本当に壮観でした。

そして、宝物殿の裏手からは何やら琵琶の音が…。
木陰になっていて不気味さすら感じるその先へ進むと、「七盛塚」=壇ノ浦の戦いで入水した平家一門の供養塔がありました。

平家一門供養塔
平家一門ノ墓
平家一門ノ名前

奥に並んだ墓石の一基ずつが誰のものなのか、石板に刻まれています。
知盛と教経のお名前もありますね。

この場所は本当にただならぬ雰囲気でしたし、お墓の真横には耳なし芳一堂もあります。
そこから琵琶法師のうたう平家物語がお経のように流れているもんだから余計に怖さ割増しでした。
お墓ということもあって、写真も撮らない方がいいのかな~と思いつつ、お線香をあげてしっかり手を合わせたので勘弁していただければ幸いです…。
安らかに眠ってください。

甲宗八幡神社

甲宗八幡宮入口
甲宗八幡神社正面

Googleマップ

みもすそ川公園と赤間神宮は山口県下関市の所在。
下関市と関門海峡を挟んで対岸の福岡県北九州門司区に「甲宗八幡宮」はあります。
かつて、源範頼が参詣し重藤弓を奉納して必勝を祈願し、その戦勝後には副将で弟である源義経とともに社殿を造営したといわれいてる神社です。
こちらを読むと、歴史も由緒もある凄い神社なのがわかります。
【御由緒:http://www.kosohachimangu.jp/about/history2.html】

そして、敷地内の奥には「平知盛之墓」が建てられています。
【源平の合戦と平知盛:http://www.kosohachimangu.jp/about/genpei.html】

平知盛之墓
平知盛之墓と供養塔

やっと推しに会えました!

壇ノ浦から流れ着いた知盛を、当時の地元の民が引き上げて弔われたと伝えられているみたいです。
昭和の水害で流れてしまったため、場所は昔の位置から移されていますが、本人がちがいなくいるものだと私は思っています。
ウキウキで来たのに、ビルシャナ戦姫の各BAD EDの知盛が色々と頭に浮かんで物思いにふけってしまい、帰るときは泣きそうになってました。

余談-平家茶屋

平家茶屋
平家茶屋入口

Googleマップ

みもすそ川公園の隣には「平家茶屋」という和食・ふく料理店があります。
この地域では、ふぐのことは「ふく」と呼ぶそうです。

平家と聞いて素通りはできませんね?←

ということで、平家茶屋も行ってきました。
平家茶屋インスタグラム

瓦そば
瓦そば

私とお友達が食べたのは、名物の瓦そばやふくのお寿司、唐揚げの含まれる「平家セット」。
とことんまで平家づくしの聖地巡礼です(笑)

お料理は少しずつ運ばれてくるので、片っ端から食べて全部が揃った写真は撮れていません(汗)
かなりボリュームがあって、最後の方は別腹も発動しないくらいお腹いっぱいで苦しかったですが、下関のおいしいものをたくさん堪能できて最高でした。

関門海峡の景色
平家茶屋からの関門海峡の眺め

今回は個室だったのですが、目の前が関門のオーシャンビュー。
絶景かな絶景かな!(違う)

ビルシャナ戦姫でも、「流れが速い」や「潮の向きが変わる」など色々特徴が言われていましたが、確かに流れは速かったです。
写真なのでわかりにくいのですが、恐ろしいくらい右方向(西)に潮がガンガン流れていました。

瀬戸内に住む者としての感覚なのですが、瀬戸内海って基本穏やかで島々もたくさん見えていて、恐怖や死を彷彿とさせる要素が薄いんですよね。
太平洋や日本海を初めて見た時は本当に水平線まで水しか見えなくて、「落ちたら終わり…」って思ったことはあるんですけれど…。
まさか、瀬戸内海で「怖いな」と思う時がくるとは思いもしなかったので、感動とびっくりとで思い出に残る体験でした。

食事を始めたのが午前11時台で、終えたのが13時半頃。
終える頃には潮の向きが左から手前方向に流れが変わっていて、本当に時間によって向きが違うのも目にできて大興奮でした。
まさかキャラクターたちの台詞をここでも実感できるとは…!

以上、ビルシャナ戦姫の聖地巡礼-壇之浦編-でした。

実質お墓参りツアーになっちゃっいましたが、丸一日中平家を浴びられて幸せでした。
推しに会える喜びを嚙み締めました…。
知盛、存在してくれて本当にありがとう。

また、今回行った場所以外にも壇之浦(町)には源平関連の史跡の他、たくさんの歴史的ゆかりの地があります。
本当に何日も滞在したいくらい素敵な場所なので、普通の観光地としてもおすすめです。
モデルコースや観光サイトなどもたくさんあるので、一応リンクも貼っておきます。
おいでませ山口へモデルコース
下関観光ガイドブックWeb版モデルコース

ゆり子は何回下関に行ってるんじゃって感じですが、行ったことのない場所の方が圧倒的に多いのでまた平家を浴びに行きたいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

いつもありがとうございます。
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