お引越し中

CharadeManiacs(シャレードマニアクスVita版)|ネタバレ感想

こんにちは。
いつもご訪問頂きありがとうございます。

今回からシャレマニをはじめます。
フォロワー様にオススメしてもらったゲームです。
最初にちょっと注意なのですが、今回の作品は未プレイの方はネタバレ注意です。
絶対に何も知らない状態から始めた方が楽しめます。
特に記事後半の個別ルートの感想をご覧になるときはよく吟味してからご覧ください!

プラットフォームVita
メーカーオトメイト
発売日2018年8月9日
CEROB(12才以上対象)
シナリオ雨宮うた
イラスト悌太
キャスト斉藤壮馬/鈴村健一/浪川大輔/古川慎/前野智昭/関智一/松岡禎丞/岡本信彦/緒方恵美/他
公式サイトhttps://www.otomate.jp/charade_maniacs/
敬称略
プロモーションムービー
オープニングムービー

あらすじ

2184年、夏、ヒロインの瀬名ヒヨリは突然謎の仮面男に異世界へ連れ込まれます。
異世界の名前はアルカディア。
現実世界で「異世界配信」と呼ばれる違法配信動画の中――そこは、ドラマを演じれば何でも願いが叶う場所でした。
同じく迷い込んだ幼馴染のトモセをはじめ、9人の男子と元の世界に帰るためにドラマを演じることになります。
しかし、その中には裏切り者が…。
一体誰が何のためにやったのか。
信じる心と疑う心の間で、ヒヨリはどんな結末を迎えるのでしょうか。

システム

いつものオトメイト仕様です。

機能名有無
既読/未読スキップ・オートモード
クイックセーブ/ロード
バックログ
チャプター(ルート又は章毎の途中プレイ機能)
フロートチャート
選択肢又は未読箇所までのジャンプ×
ヒロインの名前変更
デフォルト名呼びボイス
ヒロインフェイス表示
ヒロインボイス×
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等)
ステータス(パラメータ)画面×
アイキャッチ
フォント変更×

操作パートでは、マップを選択して行き先を決め、キャラクターとの交流を深めます。
また、ドラマパートは指定された短いシチュエーションドラマを見られます。
こちらはその後の展開のヒントにもなっています。

世界観とヒロイン

1章がチュートリアルになっているので、ここでだいたいの仕様は理解できます。
近未来の世界で、突然異世界に連れていかれ、犯人を見つけなければ元に戻れないというへんてこで理不尽なルールの元、人狼ゲームがはじまります。

ドラマを演じてポイントを貯めればなんでも願いが叶うとか。
キャストに指名されると拒否権はなく、ドラマを演じなければならないとか。
もし降りればペナルティーが科されるとか…。
しかも、ポイントがマイナスになるとDEAD ENDをむかえ、「消去」されます。
「消去」は死亡のことで、あらゆるデータ、もの、人の記憶から一切の存在を消されてしまいます。
また、腕輪型のハイテク機器バングルを壊したり、バウンサーというお世話ロボを壊したり、指定区域外に出る、その他違反行動をすると「消去」されます。
この条件の中、ポイントを貯めて元の世界に戻るために10人はドラマを演じます。

しかし、招かれた10人の中にプロデューサー(異世界配信のトップ)が紛れ込んでいます。
チャンスは1回ですが、この人を見つけると無条件で元の世界に戻れます。
また、異世界アルカディアには月が2つあるらしいです。
これは、現実世界のモルペウス計画という情報革新のための衛星開発していた時期と同じ光景だそうです。
約30年前に事故により計画は頓挫しましたが、現在別の形で衛星軌道を周っているそうです。
ガンダムで似たような展開を見た気がしていて、スペースノイドが新たな人種を名乗って国家を作っていたりして…と私のガンダム脳が爆発するような設定です。

ゲームの雰囲気としては、未来のバーチャルな世界観にポップな感じが足されていて、無機質すぎず良い感じです。
会話のトーンは明るめでテンポはすごくいいです。
異世界にいるにしてもドラマ以外は日常生活(?)の場面が多めなので意外とリアリティがあります。
キャラクターは本当に個性豊かな若者が揃ってます。

ヒヨリ
ヒロインの瀬名ヒヨリちゃんは高校2年生。
弟妹がいて、年下の面倒見がいい子です。

いつも気になるキャラからプレイするのがゆり子のスタイルですが、どう考えても冒頭から一緒にいた幼馴染みのトモセが一番でしょうね。
事件性のあるシナリオでいきなり犯人の手がかりを引いちゃうと後が困るので、トップバッターは彼で始めました。
あとは、シナリオを進める中で真相に遠そうな人からいきました。

キャラクタールート別ネタバレ感想

感想は攻略した順番に書いています。

Attention

以降はネタバレ回避のため【ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

トモセルート感想

トモセ
Profile

Name:萬城トモセ
Status:月桂大学付属高等学校の1年生
CV:鈴村 健一

クールな年下幼馴染。
演劇部所属で、ドラマの演技も上手いみたいです。
ヒヨリに対して過保護で正にホームセキュリティー。
昔からずっと一途にヒヨリの事が好きです。
…他のルートでは報われない気配しかしない子です(涙)

トモセルートは「幼馴染み」であるがゆえに人間関係が拗れにこじれていくシナリオでした。

このルート自体が恋愛ドラマじゃないのか、と言いたくなるほど拗れた結末がどこに行きつくのか気になって、プロデューサー探しとか忘れてました。
しかっしトモセくん、かなり不憫な子でした。
初っ端から、告白シーンでいきなり甘い展開?と思ったら、異世界配信に巻き込まれてしまって…。
告白キャンセルを食らってもヒヨリを守ろうとしてくれて一途でした。
こういうところは確定で「シロ」だから安心です。

ただ、ヒヨリはトモセの事を「男性」と認識していなくて、トモセは幼馴染の殻を壊したいと思っていました。
異世界だと、ドラマでヒヨリの恋人役になれてキスもできて、想っていることも言えます。
仮初でもトモセの希望が叶うので彼は帰還には消極的。
キャストには裏切り者もいるし、一途なのもいきすぎたのかヒヨリ以外をシャットアウトしてしまいます。
それがヒヨリには「知らないトモセ」に見えて不信感が募ったのでしょうね。
一番の「シロ」をプロデューサーの協力者であるスポンサー(裏切り者の仲間)だと疑うところまでいっちゃいました。
長く時間を積み重ねてきたふたりでさえこれです。
悲しいな…と思いつつ、人同士の信頼関係って難しいなって思いました。

ヒヨリがトモセの気持ちに気づいてないふりをし続けると、トモセは男性として見てくれなければ元の世界に帰る手助けはしないとまで言い出します。
もう周りも困惑するほど拗れにこじれて…。
ある恋愛ドラマで、ヒヨリがトモセの目を覚まさせようと捨て身に出ます。
ヒヨリが感情を無くしてしまって、ここでやっとトモセの視界が開けて色々気が付いてくれます。
そしてディレクターと交渉しヒヨリの感情を取り戻し、帰還する賭けにでます。
ソウタが遊んでいた「シャレードゲーム」で異世界人に挑み、勝利して帰還をもぎ取りました。
向こうの無茶な条件でソウタだけが異世界に残ったのは「え?」って思いましたけど。
帰還したあと、ふたりは冒頭の告白シーンをやり直し。
ヒヨリはトモセの好きを受け入れました。

めでたしめでたし…でもないですね。
なんだか恋愛模様より、ソウタが気がかりです。

キョウヤルート感想

キョウヤ
Profile

Name:明瀬キョウヤ
Status:有明技術高等専門学校3年
CV:斉藤 壮馬

明るくて正義感の強いキョウヤくんです。
皆が疑心暗鬼になる中、犯人ごと信頼して仲間にしてしまおうとする真っすぐな主人公タイプです。
ヒヨリのフォローや我が道を行くケイトを目にかけたりと面倒見もよさそうでした。

んー!
キョウヤは真っすぐで清々しいですね。
共通章でグループ分けがされていて、キョウヤは情報収集班、めちゃくちゃ情報に励みます。
見つけるべき裏切り者が2人がだとわかっちゃったときはさすがにやるせなくなってましたが。
犯人探しが楽しく思える程、キョウヤの明るさが救いでした。

誰かを疑うのは性にあわないから全員信じる精神もキャウヤの強さです。
ヒヨリもこれに好意的で、キョウヤをお手本にしてます。
確かにヒヨリの性格は真面目なイメージだし、優しいから疑う事は似つかわしくないと思います。

キョウヤは自分の卑屈(出来ないのが怖くて努力すること)を相手にも求めちゃうって弱気になってましたが、全然押しつけがましさは感じなかったです。
フィーリング合ってていい組み合わせじゃないかな。
「俺と近い目線で俺の欲しい答えをくれる」ってキョウヤも言ってて、やっぱり感覚が近いしお似合いだし。
兄妹みたいな空気が流れてて恋愛するには壁がありましたが、両片思いの期間も楽しかったです。
途中からヒヨリの行動原理はキョウヤのためになってたし、気づいてほしいと思っても言えない甘酸っぱい感じがザ・青春でした。
若いな。

しかし、過去のログからキョウヤの両親がスポンサーとわかり、キョウヤもスポンサーの可能性が高いという情報が出ます。
それは事実なのでいいのですが、リョウイチコノヤロー!
その恋は錯覚だ、みたいなこと言ってきて、ヒヨリの感情にキョウヤへの疑念が生まれてしまいます。
でも、ヒヨリはキョウヤをお手本にしてるからもちろん「信じる」気持ちが先行します。
そしてキョウヤも信頼の証に誰にも話してない秘密、情報管理局の密偵でアルカディアに来ていることを教えてくれます。
なるほど、全員信じて全員で帰還しようとするのは仕事の意味もあったのね。
もちろん義務だけじゃなく善意で。

そしてもう一つ、キョウヤは「家族」に関して記憶の欠落があるようで、期間前に取り戻しにいきます。
妹がいたのですが、両親がキャストにしたらしく、ナナカとナツミはDEAD ENDで消されてしまってました。
夜中に一人で調査したりして、焦っている描写があったので、本人も知らず知らずおかしいなって感じて他のかな。
思い出せてよかったです。

キョウヤが3000ポイント貯めますが、またもや帰還できるのは任意の1人だけかプロデューサーを抜いた8人(1人アルカディアに残る)のどちらかです。
トモセルートもそうでしたが、このルール毎回出てくるのか…。
キョウヤは迷わず自分が残り、他を帰します。
普通に見ればヒーローなんですけど、ヒヨリにとっては不安にさせられる困った彼氏ですよね。
結果的に戻ってきてくれるし、ラブラブしてくれるし、全部許しちゃいますけど。
キョウヤが残るって言ったとき、本気でお別れエンド覚悟しました。

シャレマニってエンドの際に1回不安になるのがデフォルト?

ケイトルート感想

ケイト
Profile

Name:獲端ケイト
Status:月桂大学付属高等学校の2年生
CV:前野 智昭

ものすごく口が悪くて喧嘩腰、女の人も嫌いなようです。
暴力はいけないぞ☆
でも根は真面目な人で、嫌々ながらもご丁寧に応じちゃうかわいいツンデレくん。
料理が得意で調理班の筆頭、お母さんポジです。

ただのツンデレかと思ったんですが、結構重要な背景の持ち主でした。
彼は前回の異世界配信のキャスト。
罰則を受けてそのまま帰還し、左腕を失ったまま今回の配信に参加していました。

とにかく罵倒が多いケイト。
語録集できるくらいは(主にソウタを)罵っていました。
ヒヨリに対しては悪態にプラスで不機嫌まで付いてきます。
ヒヨリも挫けず言い返すので、喧嘩が絶えないルートでした。
これが段々痴話喧嘩にしか見えなくなるので、仲の深まり方も顕著で恋愛過程が楽しいシナリオでした。
キツい言葉は遣っても、食事に関して面倒見はいいし、「全員信用するな」と幾度となく忠告もしてくれます。
この「信用するな」は訳があって、前回の配信でおそらくケイト自身が他人を信用した事でろくな目に合わなかったんだと思います。
実際ケイトの左腕が犠牲になってます。
このことを直接明かしたのはヒヨリにだけでした。
秘密をバラしてまでの忠告って、ヒヨリを特別に心配している表れですよね。
ツンデレご馳走さまです。

また、女嫌いも理由があって、現実世界で家族仲が悪くて苦労したからみたいでした。
なんとか仲を取り持つためにケイトは料理を頑張っていました。
料理上手なルーツは家族仲を繋ぎとめる手段だったのですね…。
自堕落な姉妹に散々注意もして、家族のために努力していたケイト。
それなのに両親の離婚、その後父親にできた恋人に無理やりキスされそうになり…。

結果、女性全般に偏見を持っていて、ヒヨリもそうだと思い込んでキツい態度をとっていたようです。
ヒヨリが嫌いな女たちとは違うと気が付いてからは謝ってくれましたし、多少素直にもなってくれました。
よく耐えたねヒヨリ…(涙)

距離が縮まってからケイトが風邪を引いてしまう出来事があります。
目が覚めたとき反射でヒヨリの手を振り払ってしまいますが、ケイトから離したくなくて引き止めに行くくらいにデレてくれます。
口喧嘩も楽しんでいるように見えてきて、やっと通じたな~って思えました。

終盤にディレクターが乱入してきて、ケイトの左腕を失った過去ドラマの再演を強制します。
ケイトがすごい剣幕で嫌がっていたキスシーンがある恋愛ドラマです。
でも、ケイトはヒヨリを好きになって過去には固執しなくなったので、共演したヒヨリを受け入れて再演を果たしました。
そしてディレクターの約束通り、仲間に見送られてふたりだけ帰還しました。
この後、アルカディアでの食卓事情は想像したくないですね(笑)

ケイトの再キャスティングの目的は腕を取り戻すことですが、ドラマを割り切れなくて結局ディレクターが仕掛けてくるまで足踏みしていました。
真面目だからこそ嘘を割り切れない。
ケイト美点が異世界配信では完全に裏目に出て利用されていて…。
理不尽さがより浮き彫りになった気がします。
でも、ヒヨリと出会って、ケイトの良い所が損なわれずに乗り越えられてよかったです。
そしてケイト、結構独占欲強いのね。
トモセのポジションムカつくとか、可愛い嫉妬してました(笑)

マモルルート感想

マモル
Profile

Name:茅ヶ裂マモル
Status:月桂大学の学生
CV:浪川 大輔

温厚で礼儀正しく大人しい人です。
例えドラマでも相手を傷つけることはしません。
異世界人には必要以上に怯えている印象。
また、右腕にただならぬ執着があるようでした。

この方、まさかの異世界人のハーフでした。
そしてさらに衝撃…スポンサーでした。
事情があってのスポンサーなのですが、ヒヨリを異世界配信に連れていた張本人だそうです。
「シロ」って聞いていたのに黒幕サイドが出てくるの早いよ(笑)

マモルは自分を卑下しすぎるところがあって、全てはハーフに生まれた生い立ちに繋がりますが色々な事情がありました。
ひとつは両親の存在で、キャストとして異世界配信に巻き込まれた母親のDEAD ENDが関係しています。
狂気にまみれて、生きることや未来を投げ捨てて終わるところが過去ログとして残っていました。
マモルはそれを見て、異世界の狂気の中の愛から自分が生まれたと思って、自分が本当の愛を紡ぐことが滑稽で怖くて仕方ないようです。
だから、ヒヨリが触れようとするとひどく拒絶します。
ヒヨリが異世界人を怖がったことへの配慮ですけど、自分が嫌われない保身も含まれていて…。
人間と異世界人、どっちでもないけどどっちのこともわかるからマモルなりに穏便に立ち回っていたのかな。
唯一の存在って寂しいものですね。

他にも、スポンサーであることを隠して嘘をついていることへの罪悪感をずっと感じていました。
元々、人間界で生きていくために仕方なくスポンサーになったので、活動には消極的でした。
自分が連れてきた人たちが帰還できるように協力的でしたし、優しさの塊のような人でした。
全部罪悪感からの振舞いで、やっぱりこれも「自分のせいでみんなが…」の精神からくる考え方です。
絶対に「自己犠牲」の部分は曲げないんですよねマモル。
優しすぎる…。

でも、世話好きで放っておけないヒヨリは拒絶にもめげずにドンドン距離を縮めてきて、マモルの右手に触れます。
右手だけ異世界人の形で、ヒヨリが怖がっていた存在そのものなんですけどそれはもう躊躇なく触れます。
そして、マモルの心根の優しさを活用(利用?)して帰還を見届けるよう、生きるように仕向けます。
悪い意味でなくて、ヒヨリが罪悪感を同じだけ重ねてマモルの一番近くにいるための口実。
立場を同じにして距離縮める、なかなかの天然策士ですねヒヨリ(笑)

マモルもこの先は、ネガティブな思考は急には治らないものの、拒絶はしなくなった気がします。
異文化交流というか、通じ合える人ができて独りではなくなってよかったです。
ヒヨリから来てくれたのはとても救いになったと思います。
マモルは優しいから罪悪感は最後まで消えなかったとは思います。

でもヒヨリと距離が縮まってから、母のDEAD ENDの時の見え方が変わったみたいです。
ヒヨリは元々、その場面は未来や手に入らないものを渇望しているようにみていたんです。
それが伝染したのか、感化されたのか。
マモルも狂気と悲しみのなかに切望の気持ちがみえるようになっていました。
生い立ちの否定や自分の卑下が少しは解消されたってことですよね。
辛かった分、自分自身でも「茅ヶ裂マモル」を自然に肯定できるようになったらいいな~と思います。

帰還前、最後に少しディレクターが水を差してくるんですが…。
右腕を切り落として、文字通り自分から異世界を切り離してアルカディアと決別しました。
ヒヨリを選ぶ姿が痛々しくもかっこよかったです。
ふたりで幸せに生きて欲しいな。

ミズキルート感想

ミズキ
Profile

Name:射落ミズキ
Status:性別不詳の社会人
CV:緒方 恵美

ミステリアスな美形。
最年長なだけあって自然と10人の統率役になっています。
意見は的確、演技もそつなく、端々に大人の余裕がみてとれます。

プレイ前から気になっていたミズキさんは「シロ」でした。
ミズキは情報管理局の職員。
24歳で課長って優秀すぎます。
異世界配信を止めるために自ら潜入していました。

ミズキは、ザ・リアリスト。
異世界配信を止めるためなら犠牲はやむを得ない精神で、その犠牲にはミズキ自身も含まれています。
百のために一を切り捨てられる、優先順位を付けていて迷わない人です。
昔、兄を見逃したために異世界配信の犠牲者をたくさん出したと後悔しているのが根底にあって、「迷うと両方なくす」と思っています。
目的のためなら手段を選ばないようで、ヒヨリに近づいて利用するために自分の助手にしていました。

睡眠薬盛って生命線のバングルを外そうとするとか、情けも何もないですよね。
ドラマでも割り切ってヒヨリの事を2回もナイフで刺してました。
痛い痛い…仕事熱心すぎますミズキ、トモセが本気で怒ってましたよ。

反対にヒヨリは理想主義で、犠牲は出したくないと思っています。
選択することに受け身で、決断できるミズキに惹かれて少しでも力になろうとします。
ミズキのしたことを知ってもなお、ヒヨリにとってのミズキは変わらず憧れた好きな人のままでした。
ヒヨリが女神にしか見えませんね。

ミズキが日頃から冗談で「食べちゃうぞ」って言ってたのに「食べていい」って告白しちゃうなんて…ヒヨリ大胆!

返事は全てが終わってからですが、もしミズキが迷ったらヒヨリが手を引くと、ミズキを信じる覚悟を決めます。
そしてこの正反対の意見がものすごく響く「トロッコ問題」が出てきて、色々考えさせられました。
ミズキの手引きで情報管理局が配信停止の手はずを整えます。

しかし、配信方法の都合で今回のキャストが脳死になるリスクが生じます。
ミズキは過去のキャストと今回のキャストの生還を交渉しますが、異世界側はエンターテインメントとして非道なゲームを持ち掛けます。
ヒヨリ一人とミズキの兄+全てのキャストで、ゲーム内容はタイムリミット付きで二択を選び、選んだ方は助かり選ばなかった方は犠牲になります。

ヒヨリを好きな自分に気づいたミズキははじめて迷います。
迷ったことでミズキも本当は「理想」を選択したい人なのかなと思いました。
「大切なものをなくしたくない、ひとりになれない、寂しがり屋は可哀想」と理想主義を皮肉るつもりでヒヨリに言ったんですが、自分の事だったみたいです。
「ヒヨリ、キャストのみんな、兄を待つミズキ」に変換すると全てを救いたいけどできない自分(ミズキ)は可哀想にしか見えなくて。
でも、そんな自分を抑えて、他人の犠牲を少しでも減らそうとしていました。

現実主義を貫くための最大の犠牲はミズキだったのかもしれません。
ヒヨリが「もしミズキが迷ったら手を引く」と言ったのもミズキの自己犠牲に気づいていたから。
有言実行でヒヨリは百を選んで自分を犠牲にする選択をします。

しかし、ミズキはヒヨリを選びました。
好きになったからもありますが、ミズキ自身が持っていなかったものを手にできた瞬間だったと思います。
ヒヨリがミズキに惹かれて、ミズキはヒヨリに手を引かれて、お互いに相手にないものを補おうとするとてもいい関係の2人になりました。
ミズキが最後に、正しいか間違ってるかではなく必要なことを教えたくれたヒヨリが好きと言っていました。
反対だからこそヒヨリに救われたのかなと思うと胸アツです(涙)

ちなみに、犠牲になったキャストは異世界配信に残ったヒヨリとミズキが復旧に尽力したので、ほぼ全員が助かりました。
ミズキの苦しみが続く最悪の結果でなくてよかった。
ヒヨリがミズキの自己犠牲に気づいたときミズキが泣いているスチルが出るんですが、これが好きすぎる。
苦しみが伝わってきて涙腺が崩壊しました。
ミズキの性別ですが、結局うやむやのままに終わってしまいました。
帰還したらベッドで教えてくれるそうです。
(2周目でやっとミズキが作ったカクテルが関係していたのに気が付きました)

ソウタルート感想

ソウタ
Profile

Name:凝部ソウタ
Status:月桂大学付属高等学校の?年生
CV:松岡 禎丞

アナログゲームが好きなマイペースくん。
時に場を引っ掻き回したり時に正論を言ったり、掴めない飄々とした性格です。
ヒヨリと同じ高校のはずも見覚えがなく…?

ソウタは「シロ」でした。
前回のキャストだった可能性やバウンサーを使いこなしていたことから怪しさは感じはしました。
ヒヨリと同じ学校の制服着ているのにクラスも学年もわからないなんて胡散臭い。
でも、トモセルートでソウタは目的の為に異世界配信に来ていたことはわかっていました。

目的の中身は本人も曖昧でしたが、ソウタは裏切り者を見つけることを第一に動きました。
ソウタ曰く、「怪しくない人、疑わない人」が怪しいらしいです。
その人をいぶり出すために自分が疑われる立場に徹します。
そして、ソウタ、メイ、タクミが特に怪しいということになり、隔離生活が始まります。

ヒヨリは疑うことが嫌で一度は考えることを放棄してしまいます。
しかし、ソウタと接触する中で真実を突き止めるべきか葛藤するようになります。
前回キャストがプロデューサーを当てた場面にソウタがいたこと。
「預かり名簿」という罰ゲームの履歴のデータ改ざんでソウタに疑惑を向ける人がいたこと。
ソウタがこの世界でやり残したこと。
ヒヨリは疑わなくていい材料がそろってソウタを信じられることに思わず嬉しくなります。

ヒヨリから抱き着くスチルがめちゃくちゃよかったです。
ソウタは応えませんでしたが、決着つくまでは駄目って思ったのかな。

また、ソウタのやり残したこともヒヨリとのドラマをきっかけに思い出されます。
異世界はソウタが「本気」になれる場所として本人は充実していました。
しかし、演じられないドラマにぶち当たり、その時にソウタを庇って罰ゲームを受けた人がいました。
そこから「本気」になって大事なものを失うのが嫌になったソウタ。
ヒヨリとのドラマで同じ立場になったことで「メイを助けに来た」ことが鮮明になります。
メイの罰ゲーム歴の伏線はここにつながってました。

また、ソウタも記憶を消されていて、メイ本人について完全に思い出されるわけではないのが切ない…。
メイも思い出してくれてだけで嬉しいって…涙腺がもちませんでした。
そしてソウタは罰ゲームで取られた右目を取り返すためにヒヨリと、メイとドラマを再演します。
ヒヨリとのドラマは好き同士なのに「大嫌い」って台詞が入ってて。
1回目は疑心暗鬼の中で心にもないことを演じられませんでしたが、今回は信頼で繋がっているからもはやクスクス笑いながら演じ切りました。
「終わったら大好きって言って」とねだるソウタが可愛かった。

メイとのドラマはソウタが「楽しい」気持ちを理解できなくて演技拒否したドラマ。
殺伐とした環境で育ったためでしたが、ヒヨリと過ごすうちに身に着け、こちらも演じ切りました。
「預かり名簿」の件からプロデューサーにチェックメイトをかけようとしますが、帰還ポイントを獲得したためうやむやになってしまします。
全てのキャストは帰還できないお約束のルールでまたメイが残ってしまいます。
やっぱり最後に心を抉ってきますね、シャレマニ!

現実世界に帰ったソウタはまたメイの記憶を失くしてました。
別れ際に「こんなの一度で十分なのに」ってソウタの台詞が頭から離れません。
二度も大事なものの記憶をなくすとかバッドエンドより辛い…。
ソウタのことだからまた思い出して、異世界配信何度でも挑むんだろうし、今度はヒヨリがいるからひとりではないでしょうけど…辛い…。
ソウタとメイとヒヨリが現実世界で再開する日を願うばかりです。

リョウイチルート感想

リョウイチ
Profile

Name:双巳リョウイチ
Status:美術専門学校生
CV:関 智一

優しいみんなのお兄さん。
癖の強い掃除班でもまとめ役になるほど頼りになる人です。
美大生らしく趣味はペーパークラフト。
しかし、ドラマになるとちょっと過激な気もします。

怪しく思っていたのでかなり前からアタリをつけていましたが、やっぱりヒットしました。
恋愛ではないけど「狂気」の読みが大正解で、「狂信者」を体現したのがリョウイチでした。
そう、この人もスポンサーでした。
もうなにが出ても驚かないぞ。

リョウイチは敬虔な信徒といいますか…とにかくプロデューサーを崇拝している人でした。
ヒヨリが一番落としやすそうだからと近づいてきて、「優しいお兄さん」でヒヨリの心を早々にもっていってしまいます。
初心な子が甘言に勝てないと知って悪いオトナです。
でも、その甘言も狂気じみていて、ヒヨリを異世界側に引き込もうとする誘いで。
ゲス顔や嘲笑がこんなに似合うのかってほど底知れない闇に覆われていました。
指輪もくれますが、呪いのリングにしか見えません(笑)

ヒヨリに関してミズキがブロッカーみたいに出てきてリョウイチとバチバチ対立するんですけど、ふたりしか通じてないところで繰り広げられているのが見ものでした。
ミズキはキョウヤの上司って事実まで出てきて、なぜかこのルートでミズキの背景がかなり明るみになりました。

脱線しましたが、リョウイチがどうしてそんなにプロデューサーを崇めているかというと、フェアだからだそう。
人の機微に敏感だったリョウイチが理想の自分であろうとしたけど見捨てられてしまいます。
学校でつまはじきにされ、家庭でも弟が離れていき…。
その時に出会ったスポンサーに救われ、プロデューサーの存在を知って絶対神として信じるようになりました。
だから、何かを「ひとり」にしてしまう正義を受け付けなくて、キョウヤをDEAD ENDに追い込みもしました。
流石に殺すのはやりすぎです。

が、リョウイチの闇の深さがかなりやばい領域に達してる証拠ですよね。
ヒヨリはリョウイチをひとりにしたくないと周りの忠告を無視してリョウイチを知ろうとします。
恐らく優しかったリョウイチとキョウヤを殺したリョウイチ、どちらが本当なのか測りかねていたからだと思います。
リョウイチも結構執拗にヒヨリを手に入れようとしますし、いつの間にか好きになってたようです。

狂うこと、プロデューサーに陶酔するとこは不幸ではない。
俺と一緒に生きよう、痛みなんですぐわからなくる、怖いものはない。
最高に狂った甘言ですが、なんだか少し悲しく感じました。
リョウイチも歪みたくて歪んだわけではなかったので…。

そうしてヒヨリには優しいリョウイチを見せるのですが、プロデューサーの為に行動します。
自らプロデューサーを宣言して指名を狙いに来るのです。
1度だけプロデューサーを指名できるルールで、成功したら全員帰還、失敗したら全員DEAD ENDです。
でもヒヨリはリョウイチがスポンサーだと確信しているので、指名を回避して彼に償ってもらうためにタイマン勝負をしかけます。
内容はアルカディアの素晴らしさについてのディベート。
意外と重要な内容で、スポンサーが異世界に心酔する理由が聞けました。
リョウイチがプロデューサーを崇める理由そのものなんですけどね。

途中までは討論でしたけど、気がついたら告白大会になってます。
みんなが見てる中でヒヨリが如何にリョウイチが好きかを必死に告白して。
最終的にヒヨリが勝ってリョウイチの心酔を解く一歩にはなりましたが、まだ2番…。
結局、シナリオ内ではリョウイチの一番はプロデューサー、次席がヒヨリということで幕を閉じます。

ご都合主義はなしで、キョウヤを生き返らせる最中と、みんなの帰還もまだまだ先のような感じでした。
すごい終わり方したなと思います。
これからゆっくり時間をかけてヒヨリの順番がひっくり返る気配は感じました。
でも、コメントに困る、釈然としない終わり方でした。
ゆり子はリョウイチはなかなか心変わりしない、つまり一途ってことでポジティブに捉えることにします。
それがヒヨリに向けばずっと好きでいてくれそうです。
ヒヨリも2番で終わるつもりはないでしょうし、彼女のために早々の宗旨替えをよろしくお願い申し上げます。

そして怪しい宗教勧誘には気を付けましょう。

メイルート感想

メイ
Profile

Name:陀宰メイ
Status:空明高2年生
CV:古川 慎

口数は少ないですがツッコミ役になることが多い子です。
根は優しくてフォロー上手。
キャストの中でも情報が少ない彼ですが、背景になにがあるのでしょうか。

メイは不憫くんその2です。
今回の配信が陀宰メイ救済のためだったと言っても過言ではないと思います。
メイは今回配信のプロデューサーです。
理不尽な帰還ルールのために取り残された前回配信のキャストで、全員が帰還するためにプロデューサーとなって異世界側と賭けをしていました。
ヒヨリやソウタ、ケイトに記憶の欠落があったのはメイがプロデューサーだったからか~。
DEAD ENDになってないのに憶えてないのっておかしいなと思ったのはこういう理由だったんですね。

その記憶を1人のキャストが取り戻したら、メイも帰れることになってました。
そしてメイが思い出してくれると信じて選んだのはヒヨリでした。
学校で飼っていた金魚が死んだとき、お墓を作ってヒヨリだけが「忘れない」と言っていました。
クラスメイトとしてメイはそれを見ていました。
だから、メイはヒヨリが自分を思い出してくれると思ってキャスティングしたようです。
ただ、これは高慢ではなくヒヨリは自分が帰れなくても必ず帰す覚悟の上で。
二度自分が犠牲になってもいいという捨て身の脱出作戦でした。

ヒヨリは「学校」をきっかけに何かの記憶を思い出していきます。
その過程でメイがヒヨリに思い出してもらうことを優先していると気づきます。
ヒヨリがちょっと思い出すだけでメイちゃんめちゃめちゃ嬉しそうでした。
これが本当に救いだったのでしょうね。
ヒヨリがヒヨリのままでいてくれる事が、頑張っているところが好き。
ヒヨリを帰すためにどんな想いも捨てられる。
ヒヨリが幸せでいられる場所を見つけられるならそれが幸せ。
…ずっと異世界で味方もなく想いを隠し続けなければならないなんて辛すぎます。

でもメイは優しいからヒヨリを選んだ罪悪感も抱えてます。
だからプロデューサーであることを否定しなかったのかな。
見つかればメイは帰れないのに…。
せめて直接嘘は言いたくなかったのかもしれませんね。

メイがプロデューサーという証拠を探し当てたのがソウタというのも胸アツです。
ソウタはメイを思い出せてないけど、大事な仲間の真実を引き当てたってことですからね。
最後にメイが前回のキャストだということを知って色々察してるところがもう…。
ただ、ソウタのやるべき事は達成されなかったからか、帰還後に記憶がある状態でメイとは会ってないようでした。
メイの右目を取り戻してこその完結ということなのかな。

話を戻して、ソウタが探し当てたのはメイの右目でした。
それがプロデューサー権限で隠されていた事を知ると全員の疑いがメイに集中します。
ヒヨリはそれでもメイを信じたいと思います。
同じく信じる事について悩んでいたキョウヤに「自分のやり方でやれ」と背中を押されてメイの元へ。
ドラマを演じて、教室の窓辺で告白するクラスメイトのメイとそれを冗談と誤魔化す自分を鮮明に思い出しました。
ここでもメイ「隣にいたことを憶えていてくれればいい」とかなり控えめなんです。
これも罪悪感からきてるのかな。
切ない。

これを見たみんなもプロデューサーとわかったメイを指名はしませんでした。
誰も責めないのがただただ嬉しいです。
やっとキャスト達が信じる事を始めたので、ヒヨリも報われたのではないかと思います。
仲間を疑うことに誰よりも苦しんでましたからね。
そして、ディレクターが最初に言ったもうひとつの「賭け」もここで決着しました。
メイが勝負に勝ったことで真のプロデューサー以外の9人が帰還しました。
先に少し書きましたが、ケイトの左腕とメイの右目は置き去りで…。
さすがシャレマニ、犠牲を忘れません。
前回キャストの完全救済ルートはどこかにあるのでしょうか(涙)

クリア後には各キャラクターのその後の事も少し描かれていました。
メイとヒヨリはラブラブみたいで、トモセが「早く別れろ」なんて悪態ついてて不憫でした。
そして、懲りずに異世界配信の噂を広めようとするリョウイチに笑ってしまいました。

タクミルート感想

タクミ
Profile

Name:廃寺タクミ
Status:小学6年生
CV:岡本 信彦

アイスクリームが好きな小学生(?)
感情表現も乏しくて、ボーっとしている印象です。
物を知らなさすぎると言われることも。

彼が今までのプロデューサーでした。
だと思ってました。

毎回「名前」と「容姿」を変えながら配信に紛れ込んでいました。
モルペウス計画に詳しいし、異世界配信のプログラム系統の操作もするし、一気に本性が出ました。
ここにきて自分で黒幕って言ってるような言動しかしないんです。
でも、ヒヨリは元々人を信じたいと思うタイプなので、タクミが何でそんなこと知っているんだろうに留めて悩んでました。

タクミに「孤独」を感じて守ってあげなきゃって思ってしまいます。
悩んでいる間にヒヨリはどんどん自分を信じられなくなっていって。
タクミも「苦しい事は忘れて」なんて言って洗脳のように自分を刷り込んできます。
隔離するほどの仲間割れが起きている事にも心を痛めていたので、効果抜群だったのでしょうね。

そこまで言ってタクミを「信じる」「信じない」の選択肢はずるいです。
他の仲間は、疑うのが苦しくて忘れようとしたから、目の前のタクミを信じないと独りぼっちです。
タクミを信じて、寂しくない二人だけの世界に閉じこもるような形で幕引きされました。

ヒヨリは最後は完全に自分を失くしてしまってました。

真相ルート感想

ヒヨリ

タクミルートから分岐した真相ルートです。
異世界配信の真実がすべて集約されていました。

タクミ本人は「アステル」というAI。
ヒヨリのおばあさん=瀬名フヅキさんが月面基地で作った学習可能な人工知能でした。
フヅキさんはモルペウス計画の当事者で、30年前の事故で亡くなっています。
タクミがヒヨリ以外に「お姉ちゃん」と呼んでいたカヨさんはヒヨリのお母さん。
モルペウス計画の賛同者で異世界配信のスポンサーでした。
リョウイチが「似ているな」って言ったのもこれだったんです。
ヒヨリママがリョウイチに異世界配信を紹介したって…灯台下暗しでした。

アステルが教えてくれた「おはか」からこれまでの真実を探すのがこのルートです。
「おはか」は今までの異世界配信の残骸のことです。
気になっていたモルペウス計画ですが、破綻したのはアステルの計算ミスがきっかけでした。
軌道修正装置が誤作動し、モルペウスが砕け散って月面基地が損傷します。
救援が間に合わず、生命維持ができなくなった研究者10人が「忘れられて幸せに死にたい」という願いを持ちます。
それを叶えるためにアステルの倫理プログラムをoffにして亡くなりました。

なので、アステル倫理プログラムはずっとoffのまま。
誰もいない月面基地で、「孤独」を知ったアステルが逃れるために始めたのが「異世界配信」でした。
なるほど、だから残虐性が付いて回るエンターテインメントなんですね。
最初のスポンサーは月面基地の生き残り。
異世界人はアステルが作ったキメラの生命体でした。
不条理な異世界に巻き込んだの誰だー!と思ってプロデューサー探ししてたんですけどね。
完全悪は存在しなかったというなんともコメントに困る真相です。

アステルは本当に可哀想だとは思います。
でも、メイ、ソウタ、ケイトの立場に立つと普通は腸が煮えくり返るほど怒りを感じると思います。
(メイ本人はそうでもなかったですが)
DEAD ENDになった人々も、仮に戻ってきても1度存在を消された事実は変えられません。
簡単に肯定してしまうと、それこそ人としての倫理から外れてしまいます。
情報局の介入で異世界配信が止められることになって、急ピッチで今後を話し合う事になるんですが。
最後までもめるのがまたシャレマニらしさですね。

そして自分の信じるものの答えを出す、「何を信じるか」の命題を解くシャレマニの核心をつくシーンでもありました。
キャラクターひとりひとりに焦点が当たってすごくいいシーンなんですが、物申す!
真相のハピエン(?)のアステルの処遇に関して。
異世界配信を悪と思っているミズキはアステルを消すべきと言います。
ケイト達もアステルを残すのは「意味わかんない」って反応でした。
でもヒヨリは母の刷り込みから「忘れない」ことが無意識下で大正義なんですよね。

また、アステルの孤独を知ったから独りにする選択肢もなくて。
非難を受ける覚悟で、アステルを信じて忘れないという証をみせるんです。
結局、パルトにアステルの知能を保存して現実世界にお持ち帰りしました。
…これは個人的にすっきりしません。
スポンサー母の教育の賜物が残ったという事ですよね。
ヒヨリはモルペウス計画信者で、ひいては異世界配信を否定しない思考です。

仲間たちとの苦難の生活を経ても最後に選んだのは過去の教え…他の8人はどうしたらいいのでしょうか。
みんな潔く背中を押してくれてましたが、納得してない人も確実にいました。
言いたいこともたくさんあって、全部飲み込んでくれたんだよねきっと…。
今まで仲間の誰かしらが犠牲になる結末ばかりだったので、今回キャストが全員帰還したという意味では大団円は大団円ですけど。
なんだか仲間の気持ちを置き去りで異世界配信寄りのようなオチでちょっと複雑な気持ちでした。
その分リョウイチルートで彼に同調できたのはここに来てしっくりきました(スポンサー肯定という面で)

真相のバッドエンドは、アステルだけが記憶から消えてしまいます。
悲しいですけど、こちらの方が筋は通った結末かなって思いました。
でもヒヨリの考え方が変わったわけじゃなく、アステル発信の「忘れてほしい」を拾ったエンドなんですよね。
皮肉にもモルペウスの事故と同じように…。
極論ですが、アステルが自分で始めて、自分で終わらせただけの一人劇場のようにみえます。
だから、10人での異世界配信の時間に意味があったのか、なかったのか…。
結局こちらも複雑な気持ちになりました。

あとがき

ということで、シャレマニの感想でした。
総合的にとても面白くてハマりました!
もうスポンサー探しに夢中で、時間を忘れてプレイしてしまいました。
伏線回収がしっかりしているので、無駄のないシナリオなんですけど、時折キャラクターが思っていることなども自分なりに考えられる余白もありましたしとてもバランスのいいゲームでした。
最後だけは、一筋縄ではいかない問題と理解してますが、なんだかな~って心境です。
…とりあえず、知りたかったモルペウス計画と異世界配信の謎は解けたので良しとしましょうか。
トロフィーを全部回収したら、まとめ記事を書いて終わりたいと思います。

また次回👋

いつもありがとうございます。
良ければ一君をポチっとしてください°
*
にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。