Vita版「十三支演義 偃月三国伝1・2」クリア後のまとめ・評価です。
こんばんは。
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十三支演義をすべてクリア、トロコンしてきたので、最後にまとめたいと思います。
プラットフォーム | Vita |
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メーカー | オトメイト×RED |
発売日 | 2015年8月27日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ原案 | 広井王子 |
イラスト | 悌太 |
キャスト | 石田彰/岡本信彦/鈴村健一/鳥海浩輔/鈴木達央/遊佐浩二/櫻井孝宏/森田成一/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/jyuzaengi/vita/ |
時は後漢末。
公式サイト
乱世の奸雄曹操により、隠れ里から連れ出された『猫族』(まおぞく)。
人間の体に獣の耳を持つ彼らは、猫の姿の妖怪『金眼』(きんめ)の
子孫と言われ人間たちから忌み嫌われていた。
人間たちは猫が十二支から外れたという昔話から
十三番目の干支、『十三支』(じゅうざ)と呼び彼らを蔑んだ。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は、1が微糖、2はそこそこ甘い感じでした。
シナリオの欄でも書きますが、1と2は完全な続き物ではありません。
なので、1で恋愛をし、2でも同じキャラとまた違う恋愛をすることになります。
よく言えば2度おいしい。
時代が時代なので、戦続きですし、猫族の諸問題に係る時間が多いです。
恋愛はおまけとまでは言いませんが、戦の最中に仲間として、敵として相手を知り、その延長線上に心を通わすことができた結果として着いてくる感じです。
普通のデートなどはありませんが、キャラクターによって萌えがあったり、切なさがあったり、様々な過程を楽しめます。
2の方が少し甘いのは、CERO:Cの範囲ですがそういうシーンが1より多かったり、後日談の糖度がとても高かったりするからです。
歌唱曲は、声優の高垣彩陽さんが歌っています。
この方、めちゃくちゃ歌がお上手なんです。
OPもEDもすべて伸びのある声が素敵でした。
ゲーム音楽全般は、あのFFで有名な植松伸夫さんが担当されています。
あと、ケビン・ペンキン氏も。
後に神BGMで有名なノルン+ノネットの布陣ですね。
私はタイトルバックの「月のなみだ~プロローグ」という曲が好きです。
二胡の音がとても綺麗です。
あと、やっぱり戦闘曲は外せません。
「進軍」も大好きです。
主人公は関羽。
猫族の中で一番武に優れ、強くて優しくて、守られる系ヒロインではありません。
また、頑張り屋なので見ていて応援したくなります。
恋愛に関しては鈍感で難聴。
それから関羽だけでなく猫族全般にも言えますが、少し理想主義でお人好しな面が良くも悪くも作用するという感じです。
人型に猫耳が生えていることが気になるかもしれませんが、にゃーにゃーと鳴いたりしませんし、プレイしていくとその理由もわかります。
キャラクターは攻略キャラ、サブキャラともに魅力的なキャラクターが溢れかえっています。
ゲームに1、2人はいるであろうパンチが効いている人が結構何人もいた印象です。
特に、ヤンデレと狂人はぶっ飛んでいて、色々通り越してもはや笑えて面白かったです(笑)
ちょっと難点を言えば、ある攻略対象が子どもである時間が長すぎて恋愛相手として見れないところがあります。
あとは、サブですが明らかに百合がいるので、どうしても苦手な人は注意です。
各ルートのネタバレ感想はこちら→1・2
私は圧倒的に曹操様推しです!
やることなすことがすべて斜め上で面白いし、背景はとてつもなくしんどくて放っておけないし、時々可愛いし…。
全てを持っていかれました。
あと、夏侯惇も萌えが多くて良かったです。
プレイ時間は、正確にカウントしていなくて感覚まじりですので参考までに。
1が合計40時間くらいです。
一人目が8時間はかかり、2人目から少しずつスキップで時間を削れるようになり6時間前後くらいでした。
2も合計は40時間ほどでした。
一人目は7時間近くかかり、2人目からは共通章をプレイせず個別ルートにはいれるので4~5時間でクリアしました。
桃園システムなどのSS改回収も含め、総合計は85時間くらいでした。
1と2は時系列こそ1年半後ですが、特定のルートの後日談やFDや続編ではありません。
1で得た情報を総まとめしたような世界線で2が新たにスタートする感じです。
シナリオは、時系列のスタートラインがどのルートも同じで、締めもMAXでこの戦いまでというのが決まっています。
ですがその中で、展開される出来事は個別ルート毎に違うので全然飽きずに楽しめました。
共通章はちょっと長い印象かな。
三国時代がモデルですが、知識がない方がより楽しめると思います。
猫族という特殊な種族が出てきて、差別なり暴言なりも多少はありますが、耐えられないほど酷いものはないので誰でもプレイできると思います。
それぞれの個別ルートにハピエンが1つ、スチル付きのバッドエンドが1つ、小さいゲームオーバーがぱらぱらとある感じでした。
個人的には理想論やご都合主義展開は少し気になりました。
リアリティは求めていないのは前提で、それでも大衆が鶴の一声で全部意見がひっくり返る…みたいな強引さはありましたね。
乙女ゲー特有の展開と言えばそこまでなのですが…。
あと、横恋慕が苦手だと特定のルートが厳しいかもしれません。
私の攻略順はこの通りでした。
十三支演義1:張飛→趙雲→張遼→劉備→夏侯惇→曹操
十三支演義2:劉備→張飛→趙雲→諸葛亮→周瑜→張遼→夏侯惇→曹操
完全に曹操様忖度の順番です(笑)
ですが、おすすめ順は真面目に考えました。
おすすめの攻略順
十三支演義1
張飛→夏侯惇→曹操→張遼→趙雲→劉備
十三支演義2
劉備→張飛→諸葛亮→趙雲→夏侯惇→周瑜→曹操→張遼
同じ軍に所属している人物たちはなるべく続けざまに攻略しつつ…。
1は真相に迫っていく順番。
2はしんどさのバランスが取れるようにしてみました。
ただし、2の方でハッピーに終わりたい方は張遼を中盤にプレイするのをおすすめします。
また、2は攻略制限があり、劉備・曹操・諸葛亮・周瑜の内、誰かをクリアすると全員プレイできるようになります。
悌太さんが担当されています。
オトメイト作品ではノルンやシャレマニ、REDでは百花百狼などを担当されています。
どのイラストもクオリティーが高くてきれいです。
いつも書いていますが、キャラクターたちはどこか可愛らしい印象が残る絵でとても好きです。
表情がかたい(表情の動きが少ない)気がしましたが、同じ人が描いたものを長時間見ていたせいかな…?
スチルは、差分を含めたの枚数で1が124枚、2が141枚で総合計は265枚です。
1は個別が17~21枚、その他が13枚。
2は個別が各14~19枚、その他が17枚でした。
三国時代がモチーフで、人間社会の片隅にひっそりと暮らしていた猫族に焦点を当てた歴史ファンタジーです。
登場人物は実在する人の名前ですが、中身や性別さえも違うことがある全くのオリジナルキャラクターです。
パンチが効いた人物が多くて刺激やキャラ萌えは十分。
シナリオも様々な展開があって飽きません。
史実を知らない方がドキドキワクワクして楽しめると思います。
少し強引な展開があったり、ご都合主義もありますので、シナリオ最重視や元ネタをリスペクトしている方ですと合わないかもしれません。
音楽、イラストもとても綺麗です。
キャラゲーをしたい、歴史もの好き、という方におすすめです。
特定のキャラが強烈なので、初心者の方は何かプレイしてからやるのをおすすめします。
猫耳に抵抗のある方は、その理由も物語中にわかりますので、ぜひ一歩踏み出してチャレンジしてみてください。
補足
今回プレイしたのはVita版ですが、2022年に最新のswitch移植版も発売されました。
ゲームのシナリオ内容はVita版、Switch版とも同じです。
2の桃園(後日談)の追加と歌唱楽曲は違いますのでその点はご留意ください。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
トロコン後すぐにswitch版も購入しました(笑)
これでまた時間ができたらまた曹操様に会いに行けます!
移植に大感謝。
では👋
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