この記事は、Vita版乙女ゲーム「ポゼッションマゼンタ」のクリア後の総評です。
未プレイの人向けにネタバレは極力控えています。
こんばんは。
弊ブログをご訪問いただきありがとうございます。
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ポゼマゼのまとめをしたいと思います。
ネタバレ感想の方はちょっとおかしなテンションでおふざけも入れつつ書きましたが、こちらは真面目にいきますね。
いつもは、他の方の感想は記事を書き終わってから拝見するのですが、今回はイレギュラーで、ポゼマゼをクリアした時に気になって読んでしまいました。
それに影響されて自分の意見を変えたりはないのですが、当社比で私のまとめはちょっと甘めの採点かもしれません。
その点だけご容赦ください。
よろしくお願いします。
プラットフォーム | PS Vita |
---|---|
メーカー | HuneX/COMFORT |
発売日 | 2015年5月28日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 浦井あんな/青樹靖子/狐塚冬美/藤村美千穂 |
イラスト | さらちよみ |
キャスト | 前野智昭/斉藤壮馬/増田俊樹/石川界人/小野友樹/岡本信彦/他 |
公式サイト | http://www.comfort-soft.jp/products/pm/ |
私立暁臨海高等学校、通称アカリンに通う主人公・美原鈴(※名前変更香可)はいつも通り幼なじみの音成 奏と静間草太、親友の祭 綾女と共に学校へと向かった。
公式サイト
すると校門でアカリンの生徒会長である青葉大河から、とある話を聞かされる。
「実はさ、生徒が1人行方不明なんだよ」
大河の話によると、昨晩アカリンの生徒である一人の男子が友達と遊んでいる最中に突然別人のように暴れ出し、そのまま行方不明になってしまったのだという。
心配に思いつつも、その話は授業開始の予鈴によって中断されてしまう。
その翌日、いつもより騒がしい校庭でヒロインたちが目にしたのは、行方不明になっていた男子生徒が異様な格好で磔にされている姿だった。
平穏な学校を襲った突然の怪奇事件。
そこから始まる愛と狂気が織りなすミステリーの結末とは…?
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
私はあまり高くない方だと思います。
良かった点は、付き合う前のキャラ萌えシチュエーション萌えがたくさんあることです。
必ず一人ひとりと関わるターンがありますし、デートもできるので、誰を好きになっても平等に楽しいと思います。
大人っぽさ・子どもっぽさなどなど、それぞれに個性もあるし、ベタ・王道スチルも外さないのですごくよかったです。
それから、全員がヒロインに対して最初から好感度が高い状態で進んでいくので、愛されヒロインが好きな方は向いてるのかなと思います。
(ルート分岐のための目にみえる好感度パラメータは選択肢で上げていく必要があります)
イマイチだった点は、過程が飛んで感情移入しにくいところです。
キャラクターが突然に成長する、恋に落ちるがテンプレで、何でそうなったのかわからない箇所が多々ありました。
特に、ヒロインが相手のどこを好きになったのかは事件以上に謎が深いです。
そしてみんなの好感度が最初から高いがための弊害で、ヒロインのどこを好きになったのかもわかりにくい人が多かったです。
恋愛過程の肝心な部分が抜けているので、「好き」や「愛している」がほぼ響かなくて…糖度は高いとは思えなかったですね。
萌えを楽しむ作品と割り切れば、甘いシーンも告白も完備されているので、甘いかも?
OP曲は前野智昭さんの歌う「EMOTIONAL POSSESSION」。
ハッピーエンドのED曲は「Purely Sunshine」で、そのルートの攻略対象が歌唱します。
グッドエンドとノーマルエンドのED曲は「Purely Sunshine」のInstrumentalバージョンが流れます。
トゥルーエンドのED曲は「Get over sorrow」のアレンジバージョンです。
BGMは41曲と大ボリュームでした。
電子音系の曲がほとんどで、中にはコーラスが入っていたり、オルゴールのような曲もありました。
私は「disorderly destruction」が1番好みでした。
戦闘曲厨の当方に選ばれたのはやっぱり戦闘曲でした(笑)
ヒロインは才色兼備、強くてニューゲームの愛されヒロインです。
優しくお人好しな印象ですが、作中では大河先輩に「明るいけど出しゃばりすぎないからめちゃくちゃモテる」と言われていました。
学年トップの成績だそうですが、頭脳明晰な部分は作中では目立たなかったですね。
恋愛方面は超鈍感です。
攻略対象は、先輩・後輩・同級生、豊富な人材が揃っています。
そしてギャップ持ちの子だらけです。
各々に「〇〇×△△」という性格・属性がありますが、接してみると印象が変わった子もいて楽しかったです。
奔放王子×居候幼馴染
ゲーマー×ツンデレ
英国紳士×エロメガネ
生徒会長×軍事マニア
チャイナ×俺様金持ち
貧乏×天然青年
さぁ、あなたは誰が好き?という感じです。
過去に何かあるパターンは乙女ゲーあるあるですが、重すぎる人はいないですかね。
でも、作中の「ポゼる」という特殊な状態になると全員豹変してバイオレンスになるので、そういう意味でもギャップが感じられると思います。
サブキャラも含め、声優さんは豪華なメンツとなっております。
サブに同級生の女の子がいるのですが、わかりやすく百合なのでどうしても苦手な方は注意かもしれません。
私は橙山光介くんがお気に入りです。
英国紳士でもエロメガネでもないところが接してみて好きになりましたし、喋り方が時々面白くて…(笑)
公式サイトでは、攻略キャラに対して50の質問もされているので、人物像が気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
【http://www.comfort-soft.jp/products/pm/character/profile.html#ch01】
ゆり子個人の各ルートのネタバレ感想はこちら
プレイ時間は、1周目が9時間くらい、2周目からは既読スキップ活用で1ルートにつき2時間くらいでした。
序章から7章が共通章で、8章の途中から個別EDに分岐します。
攻略キャラクターは各々ハピエン、グッドエンド、BAD×2つのエンドがあります。
その他にも、誰とも恋人にならないノーマルEDと、真相のトゥルーEDがありました。
シナリオは易しいミステリーです。
小難しいトリックなどはなく、ファンタジー要素も入っているので、そうなる(しかない)、という感じでシンプル。
事件を通して仲間になったキャラクターとわちゃわちゃできるのは楽しいですが、ハラハラ、ドキドキ感は少なかったですね。
シナリオの構成は共通章が長くて、ほぼ本編です。
なので個別が短く、どうしても金太郎飴の部分が多いです。
もちろん選択肢によって展開が変わる部分もありますが、周回すると消化試合になりがちです。
そして、作中のうさねこというアイテムやアルカナカードの回収要素もあるので、コンプは根気がいるかもしれません。
特にアルカナカードは出現時間が短すぎてもうちょっとなんとかならないかと思いました。
それから、糖度でも描きましたが、過程が飛びがち問題が大きくて感情移入の難易度が非常に高いゲームだと思います。
各キャラクターの成長過程、過去を払拭する過程もさらさらっと流れてしまうので、掘り下げが足りなかったです。
その他ツッコミどころもかなりあった印象です。
足りないものがある分、ゲームの内容も薄くなってしまい、シナリオについては高評価が出せませんでした。
題材もキャラクターも良かったので、各所、もっと丁寧に描写されほしい思いです。
攻略順は誰からプレイしても大丈夫です。
上記を読んで、中たるみやリタイアが心配でしたら、気になるキャラからバンバンいくべしだと思います。
ちなみに、私は奏&草太(幼馴染組)→光介&大河(生徒会組)→蘇&桃井(金銭凸凹組)という感じで進めました。
ゆり子のおすすめ攻略順
奏&草太or光介&大河or蘇&桃井→トゥルーED
イラストはさらちよみさんが担当されています。
同じ会社でアルカナ・ファミリアという作品も担当されています。
高校生はみんな可愛い系の雰囲気やお顔立ちの印象です。
色使いもカラフルでとても可愛らしくて、大好きです。
ですが、時折物騒なスチルやえろいスチルも出てきますよ…!
スチルは差分なしで90枚でした。
奏が14枚、その他のキャラは13枚、共通スチルが11枚。
学園ものミステリーにアルカナカードを組み込んだ謎解き恋愛アドベンチャー作品です。
内容は簡単で、ライトなストーリーとなっています。
ファンタジー要素も入っているため、論理的、化学的な小難しい要素も一切なし!
頭を捻る必要もないので手軽に楽しめると思います。
しかし、描写が足りないところも多く、シナリオ重視の方には向かないと思います。
キャラクターたちは、個性豊かですし、設定も盛りだくさんです。
ギャップ萌えやシチュエーション萌えなど、楽しいシーンも各種ご用意されているので、誰と接してもハズレはありません。
割り切れば、萌え要素だけでも十分に作品を楽しめます。
Vitaのソフトですので、新しく乙女ゲームユーザーになった方はなかなか手を出しづらくはあると思いますが、気になったらぜひ試してほしいとです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
では👋
いつもありがとうございます。
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