こんにちは。
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獄スト…いろいろありましたがフルコンプしたので、クリア後の評価記事を書いていきます。
ゲームですし、フィクションですし、楽しんだり、萌えたり、多少夢見たりしたい派なので、真逆の要素にはちょっと厳しめの文章です。
売り上げもよくて評判になってるので、私の意見は少数派かも…?
でも、少しでもなにかの参考になれば嬉しいです。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト |
発売日 | 2022年7月28日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 片桐由摩 |
イラスト | さとい |
キャスト | 八代拓/鈴木峻汰/石川界人/斉藤壮馬/古川慎/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/tengoku/ |
時は零和XX年。
天獄ストラグル公式サイト
地獄道と人間道の間で協定が結ばれ、
浅草は亡者達と出会える一大観光スポットと化していた。
そんなある日、
天から下ろされた蜘蛛の糸により地獄の罪人達が脱獄。
閻魔大王は、新人獄卒の娘である主人公に信頼のおける罪人・石川五右衛門達と共に脱獄囚の捕縛を命じる。
主人公と五右衛門達は人間道に下り立ち脱獄囚達を監視するが……
彼らはかつて地獄の罪人だった絲ノ比丘尼の元に集結し罪を帳消しにできる免罪符アプリを配信してしまう。
絲ノ比丘尼の目的は?
そして、天国を約束された人間達の未来は?
天と地を股に掛けたこの世界の運命やいかに!
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
糖度は普通くらいかなと思います。
基本的にキャラクター達は惚れる・落ちるのは早く、両片思いの時間が長いです。
人間嫌い、男嫌い、女嫌いの設定はあまり活かされておらず、発情する自分を認めたくないだけのような感じでした。
恋愛過程の、お互いを好きになるまでの部分を重視でしたら物足りなく、両片思いの時間や大人向けシーンなどのシチュエーション単体の萌え重視でしたらある程度の満足感は得られると思います。
上品さとか艶とかは乏しく、精神的な恋愛要素は少ないです。
表現が下品だったり、相手のことが好き=早く体の関係を持て、のような風潮などがあるので作風が合う合わないもだいぶ大きいと思いました。
個人的には、えろ=糖度ではないし、恋愛過程はそんなに入り込めなかったですが…。
攻略キャラクターのギャップとかには萌えたし、恋愛成就できてうれしく思ったルートもありました。
あるサブキャラ同士のラブラブぶりも実はよかったりしました。
音楽は明るいポップやロックが多かった印象です。
OPもEDも少年Tさんが担当されていて、かっこいい系統の曲です。
いつもと同じようにエンディングによって曲が違うのですが、バッドエンドでも悲しい曲は流れないのでちょっと気楽に聴けると思います。
BGMは落ち着いたものもたくさん入っています。
「CIAO〇ゅ~る」とか「ジャパネットた〇た」に似ている聴き覚えのある曲もあります(笑)
私は「輪廻ボンノウ」が一番ノリがよくて好きでした。
主人公は、気位の高いお嬢様でちょっと上から目線な言動などもあります。
獄卒学校の主席卒業見込みというエリートな面よりは箱入り娘の方が印象に残る子でした。
攻略キャラクターたちは、4人が地獄の罪人ということで、それらしく悪っぽい気性とか言葉遣いとかもあります。
でも、基本的に生活苦とか人様の為に何かをやって地獄に行った者なので、悪意の塊ではないです。
共同生活できるくらいはマトモです。
度が過ぎる描かれ方をしていることもあるので、そこはちょっともったいないかな。
攻略キャラの中で唯一人間道のJacKは良くも悪くも五右衛門たちとは全然違う雰囲気でした。
でも蓋を開けたら面白いし、一番ギャップに萌えて私の推しになりました。
サブキャラは癖が強いですね。
攻略キャラに因縁のあるキャラもいますし、しんどい過去持ちもいますし、暗黒微笑チートもいますし、テラコヤスですし。
恋愛を応援したくなるサブキャラ同士の組み合わせなどもあって、結構お気に入りです。
でも、本気のクズキャラも混じっているので苦手な人は注意です。
各ルートのネタバレ感想はこちら
シナリオは、クリア後のSSも含めかなりボリュームがありました。
EDは各ルート2つずつ。
共通章は4時間くらい、個別ルートはそれぞれ5時間くらいでクリアしました。
五右衛門だけもう少し時間がかかったかな。
合計のプレイ時間は30時間以上でした。
シナリオの雰囲気はかなりノリが軽くライトな印象です。
作業のないノベルゲームですけど、対戦ゲームのような演出なども出てきますし、セリフとは別にキャラクターの感情を表す絵文字の演出などもあります。
世界観には入っていきやすいと思います。
攻略キャラクターとワイワイしたり、日常生活の一部をみてほっこりできたり楽しい部分もあります。
糖度で書いた萌えられるところももちろん。
バッドエンドも実はそんなに悲しくなくて、「ハッピーバッドエンド」くらいの明るい要素もあるEDでした。
でも問題点もいくつかあります。
私が一番大きいと思ったのは、性的被害・未遂の扱いが軽すぎることが気になりました。
題材からして罪へのハードルが低いのはわかりきっているのですが、手軽にお揃いのキーホルダーを付けるかのように何人もそういう設定をされていて戸惑います。
そして、被害者・なりかけた側にいじり、揶揄、セクハラ発言をすることも結構あって度がすぎると感じました。
それから真相関連。
選択を過った際のバッドエンドの末路のようなものがデフォルトでついています。
CS乙女ゲームではなく別所でやった方がいいと思いました。
間違いなくプレイする人を選ぶ内容でした。
あと、この事象の重さと、ノリや雰囲気の軽さもアンバランスに感じました。
攻略順は、私は誉那→写楽→菊之助→JacK→五右衛門の順に進めました。
攻略制限はJacKと五右衛門です。
左から3人をクリアするとJacKルート解放。
JacKをクリアすると五右衛門のルートが解放されました。
すべてクリアしてみて、私はだんだんと真相に迫っていく下記の順番がおすすめです。
ゆり子のおすすめ攻略順
誉那→菊之助→写楽→JacK→五右衛門
イラストはさといさんが担当されています。
ニルアド、オラソワと線が細くてきれいめなイラストできていましたが、今回は線も色もしっかりした印象の絵です。
好きな絵師さんなので、絵に関して買って損はなかったです。
スチルは、共通が9枚、個別はそれぞれ15枚、おまけが1枚でした(差分を含まない)
それから、シナリオの項でも書きましたが、キャラクターの立ち絵の横に喜怒哀楽を表すようなかわいい絵文字が出てくる演出があります。
また、目パチ口パク以外にも、イラストのが一部が動いたりして、エフェクト系もとてもよかったです。
死後の世界を題材にした和風の現代ファンタジーです。
地獄の罪人たちと脱獄した者を追いかける物語で、人間道(現世)で繰り広げられる攻防がとても面白いです。
同じ目的を持った仲間との共同戦線やその中で芽生える恋愛を眺められて楽しいですし、とてもボリュームのあるシナリオが読めます。
絵もきれいだし、音楽も良いです。
しかし、プレイする人を選ぶ要素もいくつかあります。
初心者向けではありませんし、結構過激なところもあるので苦手要素がある場合はおすすめしないです。
刺激強めがお好きな方やなんでも大丈夫な方は問題ないと思いますので、ぜひ楽しんでみてください。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
では👋
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