闇色の魔珠(PC)|評価

こんにちは。
弊ブログをご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝です!

今回は闇色の魔珠をクリアした後のまとめ記事を書いていきます。
一定以上楽しんだし、好きなキャラクターもできたんですけど、いかんせん個人的に合わない部分もあったためちょっと辛口なところもあります。

なにかの参考になれば嬉しいです。

闇色の魔珠とは

闇色の魔珠

参照:http://www.daisy-daisy.in/products/majyu/

プラットフォームWindows10/11
メーカーDaisy2
発売日2023年12月22日
対象年齢全年齢
シナリオ雨宮うた
イラストめろ
キャスト山下誠一郎/佐藤拓也/千葉翔也/小野友樹/斉藤壮馬/他
公式サイトhttp://www.daisy-daisy.in/products/majyu/
敬称略

主人公・リカは魔法界では高名なスターニス家の娘。

優秀な兄・フィンの決断で、選りすぐりの白魔法使いの子弟が集まっているエリート魔法学園(オリエンス学園)に入学したが、実は魔法が大の苦手。
入学早々、周囲のレベルの高さに圧倒されるが、親切な友人やフィンに助けられなんとかがんばろう決意する。
だがリカは、フィンしか知らない秘密を抱えていた。

公式サイト

クリア後の評価

Attention

ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。

糖度 3 out of 5 stars(3)

糖度は総合的には普通だと思います。
内訳にすると、キャラクターによって格差があると感じました。

シナリオ的に個別ルートに入るとヒロインにとって辛い状況が続くので、恋愛過程としては始まっていますが、糖度を伴ってくるのは後半になってからです。

行動が先、言葉は後となるパターンが基本です。
問題を解決して初めて正式に「好き」とか「愛してる」とかが聞けるので、言葉が重要と思う人はご褒美をもらえるのは最終盤になりますね。
でも途中で好きがダダ漏れの人もいるし、それはそれで匂わせを楽しめると思います。

ただ、問題の解決度にかなり差があるので、甘いシーンに浸りきれないルートもありそこは惜しかったと思います。

あとキャラクターによってリップ音が入っている人いない人も両方いますし、暗転するけど夜のシーンが1人だけある…みたいな違いもありました。

音楽 4 out of 5 stars(4)

OP曲は「Wiz You」、ハピエンは「美しく咲く花」という曲です。
どちらも細井そうし氏作詞/作曲/編曲。
OP曲は結構壮大で好きでした。

その他BGMは33曲ありました。
ダークファンタジーということもあり、短調系の大人しめの曲が多かった印象です。

キャラクター 4 out of 5 stars(4)

キャラクターは、主要キャラは好きになれましたが、サブやモブは合わなくてダメな人もいました。

ヒロインは、最初は控えめ大人しめの印象です。
世論的に素性を知られてはまずいことと、育った環境の影響で箱入りでした。
魔法学校へ入ったのをきっかけにだんだんと明るくなっていき、その後のシナリオで逆境に晒されても諦めないことで成長も見られます。
ゲームを進めていくことで中身も好きになれる子だと思います。

攻略キャラは、魔法学校の生徒が4人と先生が1人。
お互いに仲が良いや苦手意識なんかもあり、人間関係は割とリアルです。
ヒロインとは学校生活の中で知り合って絆を深めていきますが、彼らの本質が見えてくるのは学外に出てからでした。
シナリオ欄でも書きますが、個別ルートに入ると学校生活どころではなくなるのでね…。
そして、そうなった時に彼らが何を考えどう変わっていくかの過程が全員とても面白かったです。

サブやモブは、悪い人利己的な人が多いイメージでした。
仕方ないで済む人もいますけど、だいたいが「何こいつ」ってなりました(笑)
ストーリーの盛り上げ役としては大活躍だったと思います。
ちなみに理想の価値観を持ち且つ実現できそうな大正義マンもいて、その人は愛せました。

推しはヴィクトルです。
ただの優等生メガネではないです。
色々ギャップ萌え!

各ルートのネタバレ感想はこちら

シナリオ 4.5 out of 5 stars(4.5)

合計プレイ時間は30時間ほどでした。
1週目の共通章は2時間ちょっと。
個別ルートはそれぞれ約5時間で、フィンだけ7時間弱でクリアしました。
それぞれ正規エンドが1つ、正規BADが1つ、フィンだけ正規BADが2つありました。
今回は、全編を通してセリフを最後まで聞かずにテンポよく読んだので、実際はもう少しプレイ時間がかかるかもしれません。

シナリオは「魔法とは何か」「罪とは何か」を考えるのが根幹になっていると思います。
ここでは詳しく書きませんが、ただの学園モノではない面白味がたくさんありました。

前半は学園生活をしますが、個別ルートに分岐すると学校は関係なくなってそれぞれ生きたい生き方を見つけていく感じです。
古くから根付く価値観や悪い人の陰謀に翻弄され、濡れ衣を着せられたり理不尽な状況にもなります。
この起承転結の「承」のあたりは、合わないとイライラするかもしれません(私はイライラしました)

でも、逆境の中で少しずつキャラクターが変わっていく、成長していく過程は丁寧に描かれていたと思います。
人によっては、元々持っている良いところを引き出すみたいな感じもあったかな。
ヒロインが、攻略キャラが変わることで好転していく展開は良かったです。
ただ、ルートによって解決度には格差があるのでその辺は少し気になりましたね。

全年齢対象のPCゲームなので、全体的に極端にえろかったりぐろかったり過激なものはありません。
誰でも楽しめる作品です。
強いて言えば、ED回収のために強制的にシナリオ外の人体実験のSSを読まなければいけなくてテンションが下がりました。

攻略順は、グラン→キャル→ヴィクトル→シルヴァ→フィンの順番でやりました。
シルヴァとフィンは攻略制限があります。
最初の3人は誰からいっても大丈夫ですが、ここでは解決度的に私のおすすめ順とさせていただきます。

ゆり子
ゆり子

ゆり子のおすすめ攻略順

グラン→キャル→ヴィクトル→シルヴァ→フィン

イラスト 4.5 out of 5 stars(4.5)

イラストはめろさんが担当されています。
別会社ですが、大正×対称アリスや数乱など、乙女ゲーム作品に昔から携わっているイラストレーターさんです。

闇魔珠の絵柄も可愛く、透明感があってとても綺麗でした。

スチルは差分を含まない数だと、合計60枚。
グランドとシルヴァが11枚、キャルとフィンが12枚、ヴィクトルが13枚、おまけが1枚でした。
差分もたくさんあったので見応えがあって満足でした。

総評 4 out of 5 stars(4)

魔法が使える世界のダークファンタジーです。

素性を隠してひっそり生きてきたヒロインが、魔法学校への入学をきっかけに自分の世界を広げていきます。
しかし、世界に根付く価値観や利己的な謀略に翻弄され一転。
それでも諦めずに自分の生き方をするために変わっていく過程がとても面白いゲームです。
また、一緒に過ごす攻略キャラクターたちの変化やヒロインと恋に発展していく仲も丁寧な描写でわかりやすかったです。

シナリオ展開もキャラクター性もとても良い作品なので、気になったらぜひプレイして欲しいです。
PCゲームということでWindowsの該当バージョンが必須です。

スポンサーリンク

書きたいことは結構あったのですが、ネタバレを踏みそうなものが多くてふわっとした記事になっちゃいました。
まとめ記事で他のゲームとの比較はあまりしないようにしているのですが。
ひとつ補足するのなら、同じライターさんが担当した「時計仕掛けのアポカリプス」が似ているかなと思います。
半ば強制的に変わらなければならない、知らないではいけない、諦めたら終わってしまう…。
シビアな展開と人の成長が敷き詰められていました。
なので、雨宮うたさんのシリアス系作品が好きな人も楽しめるんじゃないかと思います。

体験版も配信されているので、興味が湧いたら見てみてくださいね。
【http://www.daisy-daisy.in/products/majyu/special.html】

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

では👋


いつもありがとうございます。
良ければ知盛様をポチっとしてください°
*
にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA