こんばんは。
いつもご訪問頂きありがとうございます。
アンシャンテ、楽しんで参りまして、全員のハピエン・バッドエンド・スチル・辞書は回収できたのでクリア後の感想を書きたいと思います。
ゲームオーバーなどのEDはとりこぼしがあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。
(攻略本かSwitchにトロフィー機能ほしいです)
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト(IF) |
発売日 | 2019年10月10日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 中山智美 |
イラスト | ユウヤ |
キャスト | 赤羽根健治/梅原裕一郎/石川界人/小野友樹/諏訪部順一/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/enchante/ |
祖父が営んでいた、一軒の喫茶店。
公式サイト
そんな彼の突然の訃報、そして遺言により主人公はその喫茶店へ関わることに。
どこか不思議な雰囲気のその場所で、彼女は不思議な男たちとの出会いを果たす。
「どちらさまも何も――異世界からのお客さまだけど?」
朗らかに笑う彼は、自称【魔王】。
その出会いは偶然か、必然か。
人ならざるものたちとの出会いの先に待つ、物語とは――。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
そんなに高くないです。
アドベンチャー要素がかなり強めの恋愛物語だったと思います。
どのキャラクターも、共通章や個別ルートで親睦や友愛は確実に深まっていきます。
その後も個別ルートで恋愛過程ももちろんあるのですが、異性の愛情をさらに深めるのはこれからの未来で、という感じです。
特に、人間から見て精神的に欠落している点があるキャラは、その大切さを学ぶような場合もあります。
恋愛よりは悲しいサガを乗り越えることにウェートがあった気がします。
その過程で琴音が助けになったり、一緒に困難を乗り越えたり…描写は雑とまでは言いませんが、少し控え気味の印象でした。
シチュエーションも萌えもあるけど以下同文です。
喫茶店の店内で流れているようなピアノ曲から、荘厳な曲、パイプオルガンの絶望的な音色まで多彩な曲がありました。
OPは織田かおりさんの「precious places,precious faces」。
曲は大変素敵で楽しく聴けますが、色んな意味で裏切られます。
EDは織田かおり&SHOJIのだっぐで歌う「eternal」。
日常パートのピアノ曲が平和でいいなと思いつつ、天使が歌うときに流れるBGMが一番好きです。
バックコーラスをシンセサイザーで表現したみたいな感じです。
悲壮でも不穏でも疾走感があれば大体好きなんですが、今回はなんかマニアックなところに落ち着きました。
あと、戦慄のノクターン。
インパクトが強くて絶対忘れないです。
ショパンの「夜想曲第2番変ホ長調」っていうクラシック音楽が出てくるんですが、使いどころが不穏すぎて不気味でした(褒めてます)
本来は穏やかないい曲なんですけどね。
主人公の琴音ちゃんは、祖父の喫茶店を継いだ19歳。
まだまだ若いのに凄く頑張りやな印象で応援したくなる子でした。
攻略キャラは見た目通り個性的で、人間のようなでそうでない彼ばかりでした。
そして、人外に負けない濃さをもってる人間・凛堂香(42)は一体何者?って思いました(笑)
そもそも一般的な乙女ゲームキャラ(人間)としても年齢から何からぶっちぎってますし、ある意味天然のイロモノだったかも。
他のゲームですが、リスやらロボットやら吸血鬼やら、色んなゲームで人じゃない者も攻略してきたけど、勝るとも劣らない存在感があった気がします。
あと、天使とか妖精とか、このゲームでは一般的にイメージされる像とはかけ離れた存在だった者も多々います。
何回もゲシュタルト崩壊しましたよ。
戦闘力ある人外はみーんなみんな化け物級に強いので、ひとたび戦いとなると世紀末モード突入です。
実際は世界を救う側なんですけどね。
キャラクターはカヌス>イル>イグニス>ミシェル>凛堂の順番で好きです。
いつもの不器用な生真面目さん好きから、カヌスはストライクゾーンに入ってます。
顔が無いことへの懸念とかもう記憶の彼方です←
サブキャラも入れると、ソリトゥスが推しになります。
プレイ時間は40時間ほどでした。
共通章は全8章とかなり長めですので、一人目はかなり時間がかかりますが、それ以降は徐々に減っていきます。
全体的にかなり重めのシナリオでしたが、面白いです。
日常半分異世界半分、話に付いていけたりいけなかったり、絶妙な案配でした。
日常のシンボルである琴音が非日常と関わっていく過程がとても楽しくも、未知に関わる不安からゲームを進めることに緊張しました。
ルートによってはトラウマ注意、グロ注意があります。
痛そうな表現を豪快にやってくれるので、ちょっと痛そうではなくエグいです。
そして泣けます。
ハンカチやティッシュを持ってもプレイがおすすめです。
共通章はチュートリアルと各キャラとの簡易エピソードです。
琴音が人外や凛堂と出会って、アンシャンテを継ぐ決意をするパート。
そして、攻略キャラたちの故郷(異世界)を訪問したりして色々フラグが立っていきます。
人外に慣れるのに時間が割かれているので、上記の琴音の立ち位置と併せて入り込みやすいと思います。
伏線回収もちゃんとされるので、最後までプレイするのが吉です。
絶対何回かは「なるほど」ってなると思います。
攻略順ですが、ゆり子はイルを初手にもってきたのですが、これは止めておいて(笑)
下記の順番がおすすめです。
おすすめの攻略順
カヌス→イグニス→凛堂→イル→ミシェル
公式様でも奨励順として出ていたと思います。
そして、最後にもう一度凛堂ルートをやるといいかもしれません。
彼の気持ちがより深く理解できると思います。
原画はユウヤ先生です。
オトメイト作品ですと、華ヤカや蛇香のライラなどを担当されています。
めちゃくちゃはっきりしてる美麗イラストです。
今回は見慣れたthe乙女ゲーのアニメ塗りでした。
濃いめの色の服とかツートンの髪とか結構冒険してる気がします。
でも、ありそうでなさそうでみたいな色相が人外っぽさを表していて良かったです。
異世界を主体としたシリアスな物語です。
一言で表すと間違いなく「イロモノ」です。
しかし、その中にも当たり前の日常があり、笑いがあり、涙があり…PVやOPだけでは測り切れない世界が広がっている作品だと思います。
実際にプレイしてみても、既出の情報なんて本当に端くれの一部で、想像の斜め上を行く恋と冒険が待っていました。
もし、ただの日常ほのぼの系だと思っているなら、その考えは180度変わります。
不思議な出会い、ファンタジー、泣ける話あたりがお好きな方は十分に楽しめる作品です。
気になったら是非やってみてください。
ここまでアンシャンテの感想にお付き合いくださりありがとうございました。
早速、先日公開された人気投票見に行ってきます。
年末年始はなかなか手を付けられずにいたゲームをしたいと思っています。
ではまた次回👋
いつもありがとうございます。
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