こんばんは。
いつもご訪問ありがとうございます。
また、オラソワの記事にたくさんご支援を賜り感謝の極みです(涙)
遊びに来ていただけてとても嬉しいです。
これからもいつでも大歓迎でございます。
さて、本日から新しいゲームに移ります。
プレイするのは「【Vita版】レンドフルール」です。
ずーーーっと積んでましたがやっと手を出します。
もくじ open
プラットフォーム | Vita |
---|---|
メーカー | オトメイト |
発売日 | 2015年8月20日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | いわた志信 |
イラスト | 薄葉カゲロー |
キャスト | 興津和幸/浪川大輔/近藤隆/KENN/杉田智和/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/reinedesfleurs/ |
かつて、滅びかけた世界に手を差し伸べた、ひとりの女神がいた。
レンドフルール公式サイト
女神は彼女に従う4人の騎士たちと共に、荒れた地を癒し、摩耗した命を育む力【グラース】によって世界を救った。
以後、眠りについた女神の意思は、女神の依代【レーヌ】と、地上より選ばれた4人の騎士たちによって受け継がれ、世界は女神の恩寵を受けながら発展を遂げていく。
しかし、ある時を境に、代々受け継がれていたレーヌが空座となる。
グラースの供給は滞り、世界は再び闇に包まれようとしていた。
そしてようやく誕生したのが、次代のレーヌ――ヴィオレット。
彼女は慣例に従い、女王の騎士となる4人の騎士たちを選出する。
しかし、長い空座の影響か、彼らの心はレーヌとの絆を拒んでいた。
世界にグラースを供給するには、騎士たちの協力が不可欠である。
ヴィオレットは彼らの信頼と忠誠を得るため、動き出す――
いつものオトメイトさん仕様です。
機能名 | 有無 |
---|---|
既読/未読スキップ・オートモード | 〇 |
クイックセーブ/ロード | 〇 |
バックログ | 〇 |
チャプター(√又は章毎の途中プレイ機能) | 〇 |
フロートチャート | × |
選択肢又は未読箇所までのジャンプ | × |
ヒロインの名前変更 | 〇 |
デフォルト名呼びボイス | 〇 |
ヒロインフェイス表示 | 〇 |
ヒロインボイス | × |
キャラクター立ち絵の動作(目パチ・口パク等) | × |
ステータス(パラメータ)画面 | 〇 |
アイキャッチ | 〇 |
フォント変更 | × |
共通章はターン制のゲーム進行になっています。
共通話→キャラセレクト→情報収集→ラヴィール→次ターン
これを何度か繰り返します。
情報収集はラヴィールの前準備です。
有利に進めるために重要です。
ラヴィールは、物語の分岐を担う大事なシステムです。
選択肢やコマンド入力でキャラクターのパラメーターを操作します。
要は相手のHPを減らして勝てばいいのです。
時間制限などもあり、また失敗してもやり直しがきかないので、セーブしてから望んだほうがいいです。
ラヴィールに勝つとポイントがもらえて、ショップで買い物ができます。
それがまた情報収集にかかってきて…上手いこと循環が出来ているようです。
タイトルと絵に惹かれて買った作品です。
Reine des fleurs=花の女王
って意味で合ってますよね?
フランス語でオシャンティーにキメてるなと思いまして(当時)
ゴシック風なのもいいですね。
あと、薄葉カゲロー先生のキラキラした絵が好きなので惹かれました。
本当にそれだけで購入したのでミリしらではじめたら、とにかく壮大な世界観に入り込んでびっくりです。
パルテダームと呼ばれる天空の世界で、生命の樹を中心に広がる聖域があります。
主人公のヴィオレットは、次代のレーヌとしてここから地上にすべての源であるグラースを送る役目を負います。
その座に着くときに地上世界ソルヴィエルから4人の騎士を招くことになっています。
それが攻略キャラの4人です。
世界からはグラースが枯渇しかけている現状ですので、グラースの供給は不可欠ですけど、騎士たちとも信頼関係を結べないと役目も果たせないので、ヴィオレットは彼らとの仲を深めようと努めます。
攻略は素直におすすめ順で、レオンからいきました。
以降はキャラクター毎の個別ルートの感想です。
以降はネタバレ回避のため【ネタバレ】ボタンを設置しています。
クリック・タップするとネタバレ感想が開きます。
閲覧後の苦情等はご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。
Name:レオン
Age:24
Status:北国ピヴォワンヌの騎士
CV:興津和幸
悪そうな顔とは裏腹に、真っ直ぐで明るい人です。
本当は騎士に選定されてませんが、元の候補を凌駕して花紋の騎士になりました。
どうしてもヴィオレットに会いたかったらしいですが。
レオンは騎士というよりは番犬なイメージです。
気さくで優しくて、時々阿呆で…。
しんどいストーリーの中でとても癒しになる性格でした。
ヴィオレットに一目惚れっていうのも直情型なところが出ていて、ストレートな愛情表現が犬っぽさマシマシで可愛いです。
ヴィオレットとレオンがグラースの配分儀式を行っていくうちに不可解な夢を見始めます。
女神ミレーヌと破壊神ゼロが連動しての復活の予兆なんですけど。
そんな所まで同時とは、いつなんどきもヴィオレットとレオンが命運を共にしてる感じがしました。
メインヒーローっぽいですよね。
レオンが初対面の時に運命の人って言ったのも頷けました。
運命力に弱いんですゆり子。
ミレーヌとゼロもお互いを愛しているから、器同士の恋は錯覚だって言うんですけどね…。
逆らう意思がある時点でレオンとヴィオレットは自律しているし、その恋は2人だけのものだと思います。
LoveENDは恋を成就させます。
ヴィオレットとレオンは世界の滅びを救ったミレーヌとゼロが復活するための器。
しんどい星の元に生まれてしまった、と可哀想に思うことしかできないほど辛い運命を背負ってます。
世界を神の手が入らない正常な状態に戻すために選択を迫られます。
器を捧げて神が世界を安定に導くか、2人の恋を優先して自我を残し自らの手で世界を滅ぼすか。
2つ目はミレーヌの慈悲から作られた選択ですが、えげつないな…。
ヴィオレットとレオンは悩みに悩んで、恋の成就を選びます。
元々グラースの枯渇問題が切羽詰まっていて、皆が苦しんでましたからね。
彼らがわがままを通した形でしたが、もう辛い思いをする人がいて欲しくないと思ったのも真実で。
罪の意識を持って生き、今度は人々がグラースに頼らない、苦しまない新たな世界を始める、ということでFAとなりました。
…誰もハピエンとは言ってません!
もちろん2人の恋が実って良かったと思います。
でもそれで、2人以外の花人も種人も全員死ぬとか…。
正規ENDなんですけど、内容は典型的なメリバでした。
しんどすぎて泣くのも忘れてました。
あと、本人ルートじゃないのにギスランの言葉がド正論すぎて、重すぎて、刺さりすぎて抉られました。
「――決断を 犠牲なき革命は、存在しない」
この言葉にとても共感できてしまって…。
レオンルートなのにギスランにもっていかれそうでした。
忠誠EDは好きでした。
レオンが騎士としてゼロの器となり、引き換えにしばらくの世界の安寧とミレーヌ復活のまでの猶予を稼いでくれました。
レオンはもちろんヴィオレットに恋してましたが、恋心ではなく騎士として彼女が彼女である時間を作ってくれたんですよね。
もちろんヴィオレットへの相談は無しで。
優しくて、勝手にやらかしちゃう、レオンらしさが感じられて好きです。
レオンの存在はゼロとなっているので皆の記憶に残らないんですけど…。
名も知らないはずのレオンのことをヴィオレットが思い浮かべた最後は最高に泣けました。
BADもいくつかあるのですが書ききれないです(笑)
レオンの明るさに救われつつ、それでもなおしんどい終わり方が多かったですね。
あとギスランの狂気的な高笑いで終わるEDがなんなのか気になって仕方なかったです。
Name:ギスラン
Age:20
Status:東国クリザンテームの騎士
CV:近藤隆
最もグラースの乏しいグリザンテームの堅物軍人。
神の慈悲など頼らず、自力で道を切り開いて生きていく国民性を体現したような人です。
若干高圧的なものの、認めた者への忠義は厚いです。
騎士として、命令くれくれしててちょっと可愛いなんて思いました。
本当は優しくて、その表現方法が不器用なんて萌えるしかなくて、早くも全部彼にもっていかれました。
ギスランルートは、雨の降る夜中に消灯した真っ暗な部屋でゲームをしはじめまして。
その中で、ギスランの狂気(スチル)と初対面してしまいまして…トラウマ級に戦慄しました。
ギラついた目が鮮明に思い出されて本気でおののく。
こんなにも衝撃的なシーンは久しぶりで、言葉を失いました。
でもこれで、ギスランがレオンルートのBADENDで出てきてた理由がわかりました。
傷の入った菊の花紋からグラースが満たされることはなく、常にグラースを求める狂気が爆発した結果だったんですね。
狂気について知ったあと、ギスランが胸の内を明かすシーンがこのルートの本編だと思います。
レーヌの命令でというのが、またね…。
とても印象強く、彼の苦しい慟哭に涙するしかなかったです。
祖国のために花人になり、ヴィオレット(レーヌ)のために誓言を立てたのに理不尽に鎖に繋がれて…。
グラースを求める狂気と儀式の苦痛と果たせない忠誠心と理不尽に喘ぐ自分の本音と。
こんなにも多くの苦しみにずっと耐えていたなんて想像もつかないし、聞いただけでしんどいです。
ギスランは他のルートだとこれを口にすらしないで抗っていたなんて、精神が鉄壁すぎてより辛いです。
だって、助けてって誰にも言わないんですもん。
そしてこんな状況になってもヴィオレットのことを一番に案じて、女神に近寄らせないように他の騎士に頼んでましたし。
グラースを供給してもらう道が彼の選択肢にないのがもはや自己犠牲が透けて見えて辛いです。
やってることは騎士の鏡なんですけどね、報われない…。
そしてこれらを刻みつけてくる近藤さんの演技が圧巻で凄すぎます。
忠誠ENDを目指すと、ヴィオレットがギスランを救うために女神の器となります。
そこから分岐するBADENDが結構好きです。
本当に最後の最後の逢瀬の時に、レーヌと騎士という立場を破って、ただのヴィオレットとギスランの恋人としての距離を詰めるんです。
忠誠方面に進めるので恋愛感情これまでほとんど感じられませんでしたが。
ここではENDのタイトル通り忠誠は破られるし、「また違う形で逢えたら…」なんて言うので今生では恋が成就しないのはわかりきっている悲しいEDなんですけど。
あんなに頑固だったギスランが忠誠ルートで忠義より愛を優先したのが胸アツすぎました。
次こそは幸せになって欲しい!です!
LoveENDもこんな感じで使命を捨てます。
与えられた使命を全うした2人なのに、恋を選ぶと今までの積み重ねは無に帰すし、なんの助けにもならない…。
それでもお互いを諦められず、ただ自分たちの恋のために罪を被ります。
ユベールと花人達を糧に菊紋の修復を行いました。
真面目な2人なら罪の戒めを忘れはしないだろうし、このまま幸せな未来に向かってくれたらなと思いました。
最初にも書きましたが、恋愛不器用さんなギスランに萌えを禁じえませんでした。
Name:オルフェ
Age:19
Status:西国ウィエの騎士
CV:KENN
騎士4人の中で最年少。
明るく人当たりのよい優しい子です。
イタズラっぽいウインクが可愛い。
騎士としての忠誠心に疑いはありませんが、何か別に本音があるようで…。
オルフェは世界の仕組み自体に懐疑的で、個人的考えはレーヌ達と逆の立場でした。
反逆とも捉えられない中、ずっと騎士としてでは無くオルフェとしてヴィオレットを守りたいと固執しているようでした。
オルフェと竪琴と言われたらギリシャ神話のオルフェウスが浮かびますよね。
予想通り彼は神で、シナリオが進むにつれてオルフェが神として覚醒していきます。
神だから世界の理に疑問を持ったのも頷けますね。
他の騎士は騎士の立場を全うするのが当然、と思っているけど、オルフェは不満がある様子でしたし。
騎士とか関係なく好きな女の子を自分の手で守りたいと思っていたのかな、と。
ただ、掲げた誓言に偽りはありません。
忠誠ENDでは、騎士としてではありませんが「レーヌを側で守る」と言う誓いを果たすこととなります。
ヴィオレットが女神化しないという確約の元、神として生命の樹に宿り、レーヌを守る選択をします。
グラースを供給し続けられるので枯渇の心配も無く…。
ヴィオレットがオルフェの忠誠を信じた結果、彼を失うという大きすぎる犠牲を払うのEDなんですけど。
オルフェの叛意より騎士の誓言を取った形であり、悲しくも忠誠ENDに相応しいなと思いました。
LoveENDは割と希望が持てる終わり方でした。
自分が神だと知り、力を過信したために花人に多大な犠牲を出してしまいますが、その力を使ってグラースに依存する世界を変えることを決意します。
オルフェの力の源が地上にあるので、ヴィオレットと共に種人になるんですけど、めっちゃ幸せそうでちょっと癒されました。
天上に残る他の騎士達との再会も叶いそうな気配でしたし、頑張り次第でなんとかなるのはこのゲームだと一番のハピエンかもしれません。
実は、そもそもオルフェは種人の希望から成った神です。
とても納得のいくストーリーでした。
あと、このルートだとユベールが狂気的に女神を崇拝する姿があるんですけど、その執着はなんなのでしょうね。
地上を見捨ててパルテダームの安寧を望む発言もありましたし、気になります。
Name:ルイ
Age:22
Status:南国カンパニュールの騎士
CV:浪川大輔
見た目はザ・王子様。
振る舞いは完璧なんですけど、どうも性格はひん曲がりまくっていて面倒くさいです。
執着心ゼロで秘密主義。
甘言ばかり吐くのに中身がないのはなぜなのでしょうか。
他の人のルートでも本音の片鱗すら見せない謎の王子様(騎士)でした。
一言で言えば毒花ですね。
恋愛に関しては女の敵同然なんですけど、過去を知ったら壮絶でした。
昔、女神デジレに恋されて、断ったら記憶をもったまま転生し続ける呪いを受けてたんです。
ルイはミレーヌより遥か太古から生き続けていて、死ねない身に疲れて諦めきってました。
自殺にすら飽きるとか尋常ではない荒み方です。
デジレからすると、潔癖で恋をできないルイが誰かを欲するまでの時間を与えた祝福らしいですが。
ルイに残ったのは神への疑念だけでした。
でもその膨大な時間で身につけた知識と生き方で先々の行方を想定できるのは強かったです。
ユベールがなにか企んでいて、そのシナリオ通りにことが運んでいることにいち早く気づいてました。
さすがに女神復活の内容までは把握してませんでしたが、早くからユベールを疑わない環境に疑念を持っていました。
だから、ヴィオレットが思考を回さなくてはならない会話を仕掛けて来てたんですね。
疲れるなと思ってたんですけど、納得です。
ユベールに加担する素振りを見せた時はヒヤヒヤしましたけどね…。
そして、女神復活を口八丁で阻止した鮮やかさは圧巻でした。
ルイならではのアプローチですね。
ただ、弊害までは読めなくて、ヴィオレットが花人では無く神のような存在となってしまいます。
ルイとしてはヴィオレットに、神に縛られている類似性を見出して、神に一矢報いて少しでも救われたら…と思ったようですが。
ヴィオレットのことを思っていても、恋でも愛でもなく憐憫みたいなもので。
彼の「君のために傷つかない」という言葉はこれ以上の思いはないよという線引きだったのかなと思います。
これだけ荒んでいるせいか、LoveENDも忠誠ENDも自分ルートなのに当事者ではないような感じがしました。
でもLoveENDではルイが自分から好きと言って求める恋に行き着きそうな片鱗は見えました。
グラースを作り出す女神も依代のレーヌも消え、多分グラースの供給が叶わず滅びに向かう世界線と解釈していいと思うんですけど…。
その中で、ルイがただの女性になったヴィオレットとの恋を受け入れて寿命で枯れるか、先にグラース枯渇の滅びが来るか。
SSを見る限りは前者っぽいですけど、どうなったんでしょうね。
最後にヴィオレットに振り回されているところはスカッとしちゃいました。
他のルートとは違い、先手先手で物語を動かしていく感じが面白かったです。
ルイの穿った性格がよく出ていて、悩まされて思考回路がショート寸前でした(笑)
Name:ユベール
Age:27
Status:パルテダームの宰相
CV:杉田智和
聖域パルテダームの宰相で、ヴィオレットを守り育ててきた家族の様な存在です。
智略に長け、食えない物言いをしますが、ヴィオレットだけには甘いです。
しかし、お好きな方申し訳ない。
ゆり子はこのルートに結構辛辣かもしれないです。
個々に纏わる悲しい過去もあり、一概に誰が悪とは言いません。
ですが、どうしてもユベールがヴィオレットに振り回されているお話にしか思えなくて。
さらにそのふたりが女神ミレーヌの無慈悲の上で踊らされている様にしか見えなくて…。
めっちゃ保険かけますが、以下、ご覧になる場合は、寛容的に大目に見てやってください。
ユベールの正体ですが、女神ミレーヌの蝶「紫貴」だったんですね。
なるほど。
執拗に執着してると思ったのですが、多分ユベールなりの忠誠心で、ユベールが狂いかけだったから忠義に見えなかったのかな。
モノクルで女神の作った世界を直接見ないようにしてましたし。
しかしながら、ユベールの狂気もさることながらヴィオレットの恋愛感情もぶっ飛んでました。
まず、ユベールへの恋心の自覚が唐突すぎてプレイヤーは置いてけぼりです。
桜の下で、ヴィオレットを通して女神を見ている彼を目の当たりにしての突然の嫉妬の自覚…。
ずっとお世話をしてくれていたユベールを一瞬で異性とみれるものだろうかと思いました。
でもここまではそういうものだと言い聞かせて。
この後のひたすらに恋愛に走るヴィオレットがどうしてもゆり子は見ていられなかったですね。
忠誠ENDなんですけど、ユベールは主の命令をきいて、姿が違えどまたまみえる時を望み続けていた、と。
ただ、時間が経ちすぎてユベールが狂いかけで、原因は女神からユベールへの命令は忠臣を傷つけ苦しませるものだったからだそう。
そして、ユベールがその事でミレーヌを無意識に恨んでいたようで。
ヴィオレットがそこにつけ込んでユベールの心が自分に向くように仕向けるんです。
いやいやいや、急に強かすぎませんか?
止める騎士たちを振り切ってわざと女神の姿になってユベールへの恋心を突き通すんですよ…。
騎士の忠誠は踏みにじり、ユベールの忠誠は利用し…清々しいほどやばいな~なんて思いながら傍観しました。
LoveENDもその名の通り恋を貫きます。
騎士たちはレーヌの命令ならば、と理不尽でも従ってきたのに「命令」って言葉すら遣われないんですよね。
レーヌの目先に裏切り者のユベールがいることに納得がいかないのもあるだろうけれど、ヴィオレット個人のわがまま(お願い)に振り回されているってことで間違いないと思います。
これまでの騎士たちの苦難を考えるとそんな仕打ちある?と思います。
でももはや「ゼロ←女神←ユベール←ヴィオレット」の図ができているので、蚊帳の外で。
女神は慈愛の名のためにゼロへの恋情を捨ててヴィオレット(器)を作り、ユベールはヴィオレットへの親愛を捨てて双子蝶を作ったという悲しい過去もあるんですけど。
この成り立ちが基なのか、ヴィオレットの目的はやっぱりユベールとの恋にしかなくて。
女神はこのふたりに、感情が欠落した顛末を知りたいがためにゼロと自分の恋を被せて試していました。
とことん恋に狂わされてます。
結局、ヴィオレットが恋心を突き通してユベールと愛し愛されることになります。
人は感情が欠損して取り戻せると証明されましたが、女神の私利違った答えを出しただけのように思えます。
故に、女神ミレーヌの掌の上で踊らされている感じが否めません。
こちらの結末も、なかなか恋愛脳についていけなかったので、もうどうにでもなれとやけ気味で見てました(笑)
ルイのように斜に構えられたらもっと楽しめたかもしれないですね。
ゆり子は騎士たちが好きで、彼らに背く行為を良しとできなくておそらくこんな感想を持ってるんですけど。
ヴィオレットに感情移入できれば、もっと違った見方もできるルートなのかなと思いました。
余談ですが、ユベールの思惑通りに進んだBADENDを踏んで「おのれ!ユベールめ!」ってトロフィーが出た時は爆笑してしまいました。
以上、感想でした。
レオンルートのギスランのセリフは本当に真理かもしれませんね。
犠牲無くば成り立たないものばかりで、かなりしんどいゲームですねレンドフルール。
でも、ご都合主義で押し通さないEDは嫌いじゃないです。
むしろ、天上世界のストーリーなのに奇跡らしきものが全く無く、世の理の範囲で最善の選択を決める現実性が好印象です。
しんどいけど、良いゲームでした。
ではまた次回👋
いつもありがとうございます。
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