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時アポ最後のまとめです。
とても楽しかったですし余韻に浸りたい気持ちもありますが、したいゲームもたくさんありすぎるので、感想は大人しく収めます。
それからシステムについて少し。
フロートチャートは便利でいいのですが、何章の何節を進んでいるのかわかりにくいのが残念でした。
セーブデータを書き込めばわかるのですが、今いる節にカーソルが合う仕様だとなお良かったなと思います。
それでは、以下からまとめです。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト(IF) |
発売日 | 2021年4月22日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 雨宮うた |
イラスト | 花羽彩 |
キャスト | 鈴代紗弓/寺島惇太/細谷佳正/江口拓也/小野賢章/野神翔/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/apocalypse/ |
ここは空のない、箱のような地下の街。
時計仕掛けのアポカリプス公式サイト
天井に灯る『魔法の火』がこの街の原動力となっている。
主人公は街で開催される『祭典』で魔法の火から種火を受け取り街の人に配り歩く役目を担っていた。
祭典まであと一か月となったある日、主人公は不思議な男性と出会い一輪のバラを譲り受けた。
その晩から、主人公は不思議な夢を見るようになり―…?
これは“バッドエンド”から始まる物語。
繰り返す時間の中で、少女が手にする未来は……。
開いてしまったのは“未来の箱”
主人公は繰り返す時間の中で小さな幸せを探し続ける。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
シナリオはシリアスですが、糖度に関しては思ったよりも甘い要素は多かったです。
どのキャラもルートに入ってから気持ちが通じたり、恋愛描写が増えていきます。
恋愛過程も丁寧でしたし、ループを超えてもまた好きになるのが運命的ですごく素敵でした。
最初の記事に書いた、幼馴染み2人のラチアとの恋も全然違う過程で良かったです。
ユナカは必然でルデルは思いがけない、と言う感じでした。
でも、どちらにしろ本人より相棒の方が恋してることに気がつくのが早いのは、勝手知ったる関係でしたね。
どちらとくっ付いてもスパダリ、いい三角関係を見られてご馳走様でした。
クアトは激甘なのに、未来の展開が薄幸すぎるのが糖度としてはどうしていいのやら…です。
でも、個人的には好きです。
萌えの瞬発力高い。
音楽、音関係はほぼパーフェクトです。
ユナカ視点の時にユナカのボイスがないのだけが残念でなりません。
BGMはピアノ曲が多いです。
全体的に優雅な感じですけど、悲しい曲や焦燥感のある曲など、色々な曲があってずっと聴いていられる演奏会のようでした。
舞台のギムレーも見た目は西洋チックですし、雰囲気もとても合っていたと思います。
タイトルバックの「Apocalypse」とその編曲版?の「Lonesome」がとても好きです。
OPとEDは緒方さんが歌唱されています。
時アポの雰囲気に対して少し力強すぎる印象だったのですが、今はとても良いと思います。
キャラクター達が欲しい未来のためにアグレッシブに動くので、気持ちの持ちようとして強めの方がいいと思いました。
ヒロインのラチアは明るくて根が優しい子です。
少し天然も入っていて「お花ちゃん」と呼ばれもしますが、ループが始まってからの成長は目まぐるしいですし、自分で未来を掴もうとする意志やループを失敗しても諦めない姿が素敵でした。
箱の外にでると経験豊富で年月の分少し性格が擦り切れていて、同一人物なのに別の存在のように思えます。
そうなると3人分の視点でストーリーを見たことになりますかね。
もう一人の主人公ユナカは平凡な少年という感じですが、諦めの悪さには定評があり、不屈の精神を持っている強い子です。
恋には初心で一途。
ユナカ視点の時はキュンキュンしましたし、素直になれないところが可愛かったです。
他の攻略キャラも、不思議くんだったり塩だったり色んなタイプがいましたが、それぞれがギムレーを思う良い仲間みたいでした。
協力プレイを見れた時が一番感動しました。
キャラクター個別ルートは感想こちら
推しは…想像以上に良いキャラが多くて決められませんが、ルデルとクアトですかね。
ルデルは頼りになるリーダー気質、クアトはひねくれ者で全く違うタイプです。
でも、2人とも家名に縛られて自分を抑えている点は同じでした。
そこを乗り越えてラチアと一緒に自分の正しいと思う生き方、在り方が可能な未来へ行けたのがすごく良かったです。
ルデルについては、なにより彼が無条件で信じて味方でいてくれるのが本当に心強かったです。
ラチアやユナカがくじけそうになったときはいつもルデルの優しさと寛容さに救われました。
幼馴染み設定はいつもいいなと思いますが、今回は真骨頂を見た気がします。
雨宮うたさんがメインライターです。
1番目のルデルは7時間程、リアン、クアト、ユナカは6時間前後でプレイできました。
ジルルートは難解な部分が多く、かなり読むスピードを落としたので8時間程かかりました。
(好き嫌いではなく私の理解力の問題です)
合計37時間くらいでコンプしました。
シナリオはBAD EDから始まることもありシリアス寄りです。
でも、幼馴染み同士のわちゃわちゃや攻略キャラとのちゃんとした甘いシーンもあります。
思ったよりはシリアスに振り切ってなくて、バランスの良い構成だったと思います。
ストーリーはとにかく先が気になって面白いです。
ループで同じ日にちを何度もやり直すことになりますが、毎回に変化があり金太郎飴な部分は全くありません。
プレイ時間はかなりかかった方ですが、全く気にならずあっという間にゴールしてしまった感覚でした。
真相ルートで少しモヤモヤが残りましたが全体的な完成度は高かったです。
攻略順はルデル→リアン→クアト→ジル→ユナカ→真相の順で進めました。
間違いなくこの順番がいいと思います。
公式でもこの順番が奨励されています。
好きなルートはルデル、リアン、クアトです。
ラチアのことを最初うちは異性として見ていなかった組ですね。
甘さとシリアスさの落差で心をえぐられる部分もありますけど、恋愛面がとても良かったです。
ただ、全文の文字フォントには物申したいです。
文章表現は読みやすくてとても良いんです。
しかし、文字の形が結構特殊で、みづらかったのが正直なところ。
フォントが選べるともっと良かったなと思います。
イラストは花羽彩さんが担当でした。
本職はグラフィッカーの方だったと思います。
ここはすみません、辛口です。
スチルが出ても感動や萌えやキュンがあまりなかったのが正直な感想です。
どうしても人物の体の構造やパーツの位置、距離感、全体のアングル等、色々な部分が常に気になってしまいました。
例えば、ユナカが血まみれでぐったり倒れているスチル。
地面から頭が浮いているんですよね…なんでやねん!
…といった具合が何回も何回もありました。
立ち絵はずっと見ていたので慣れて気にならなくなりましたが、一期一会のスチルは結局慣れませんでしたね。
シナリオが面白かったので少しもったいない気がします。
スチルは各キャラ15~18枚、その他が9枚、全部で90枚でした。
ループもののファンタジー作品です。
2人の主人公から見るギムレーや掴み取りたい未来、気持ちの葛藤などあらゆるものが緻密に因果として絡み合った複雑なシナリオがとても楽しいです。
ループの先がどうなるのか、とにかく気になって仕方なかったです。
また、欲しい未来のために時にはシビアな取捨選択をします。
醍醐味でもあるのですが、得るためには犠牲があり、まるっと全てが綺麗にということはありません。
大団円のような展開がお好きな方ですと少し物足りないかもしれません。
しかしながら、音楽も、甘さも程よく、全体的にクオリティの高い乙女ゲームだったと思います。
ただ、絵はどうしても少し気になりました。
絵を最重視していて尚且つ細かいことが気になるならばおすすめは難しいです。
とはいえ、私自身プレイして損はしなかったので、購入を迷っている場合はぜひ踏み込んでやってみて欲しい作品です。
乙女ゲーム中級者~の方、シリアス好きさん向けのゲームです。
そして、この後限定版冊子でどん底に落ち、ステラ小冊子で一気に昇天したところでゆり子の時アポは完結です。
クアトは後日談も苦しそうでしたので、ステラでやっと甘いのがきて安心しました。
ステラ冊子はCEROの壁をぶっちぎったと聞いたのですが、確かに「ここ修正したのかな」と思うところはありましたね。
むしろ、ぶっちぎったどエロいバージョンを読みたいです先生!←
ということで、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回👋
いつもありがとうございます。
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