この記事は、ナインリップのネタバレ無しのまとめ記事です。
こんばんは。
いつも弊ブログをご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝です!
今回はナインリップをクリア後の記事を書いていきます。
ホラー要素のある乙女ゲームということで、怖さについても書くのですが…。
私はホラー系は少ししか通ってこなかった人間です。
その少ない経験の中ではありますが、演出にびっくりはするけれど怖いと思うことはあまりない…つまり平気な方です。
そういう感覚の人が書いているというのだけ、念頭においていただけると幸いです。
よろしくお願いします!
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | オトメイト(IF/DF) |
発売日 | 2023年6月29日 |
CERO | C(15才以上対象) |
シナリオ | 喜多南/ゆきみなべ/葉月ネリカ/長野和泉/海野凛久/藤川ちより/鵜森はだし/Salala/小縞なお/亜文 |
イラスト | ユウヤ |
キャスト | 増田俊樹/土岐隼一/鈴木崚汰/柿原徹也/岡本信彦/立花慎之介/KENN/阿座上洋平/他 |
公式サイト | https://www.otomate.jp/9rip/ |
「この街は昔から神隠しが多い土地でね、精神的に参っていたり、大きな悩みを抱えている人が神隠しにあいやすいの。あなたは大丈夫?」
公式サイト
高校2年生、秋のはじまる頃。
親友にそう言われ、主人公・逸色珠沙は胸をどきりとさせた。
「神隠しなんて信じてないから大丈夫」
そう、信じてはいない。
ただ……大きな悩み――進路のことがあるから戸惑っただけ。
そんな彼女の耳に聞こえてくる気味の悪い声。
【探しましょう あなたの道を。僕は あなたを闇へ誘う者】
それから珠沙の周りで不思議なことが起こりはじめて……。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
個人的には糖度は思ったよりも高かった印象です。
まず、攻略対象たちは最初からヒロインへの好感度は高いです(強くてニューゲームではない)
何故いきなりそんなにヒロインが魅力的に見えるのかはわからないですが、異性としての好きへはぞれぞれのスピードで変わっていくので、その過程は楽しかったです。
まだ両想いではないときからキュンとするようなセリフをくれたり、ドキドキさせてくれたりシチュエーション的な萌えもしっかりありました。
そして、キャラ視点を交えつつお話が進行していくので、ヒロインも攻略キャラも変化がわかりやすくて良かったです。
でも人間と人外ということで、本来は触れ合いないもの同士なので、結果的にプラトニックなものが多いです。
もちろん触れられるシーンもありますけど、どちらかというと気持ちの繋がりがメインでフィジカルなものは物足りないかもしれません。
なので、リップ音やえろ展開を糖度にカウントしている方には甘くないと感じると思います。
私は、違う種族同士の恋愛の切なさやもの悲しさにもなっていいスパイスになっていたと感じて好きでした。
後述の「シナリオ」欄で公式発表の糖度についても載せていますので参考にしてみてください。
差はあれど、個人的に甘さゼロのルートは無かった印象でした。
OP曲「horizon」とED曲の数々はPlutoさんが歌唱されています。
ED曲は学校の怪談編「eternal」、都市伝説編「輪廻」、異世界編「Memories」妖編「法愛」です。
あと、タイトル回収のEDは9 R.I.P.メインテーマが流れました。
BGMは静かな感じの曲が多くて、ホラーらしく不気味な雰囲気のもありました。
私は「香羊のテーマ」と「魅ナミのテーマ」が良かったかな。
大人しめの物か多くて私のストライクゾーンからは外れているので、★は少なめですが、良曲揃いなのは間違いなかったです!
ヒロインは高校2年生の逸色珠沙(いっしきみさ)ちゃんです。
明るくて優しい性格の子で、人外からも魅力的に映る人です。
進路のことで悩んでいて、母の敷いたレールに乗りたくないが、言い出せずにいます。
各編の体験する中で、経て少しずつ変化があるので、楽しみにプレイしていけると思います。
攻略キャラたちは、幽霊、悪魔、妖、神と、全員が人間ではないです。
でも関わってみると、怖そうな見た目や噂とは打って変わってヒロインに好意的な人がほとんどです。
癖や個性はもちろんあるけれど、それらが強すぎるキャラはいないかな。
ギャップ萌えや面白いにとどまる程度で、不快感は一切ありません。
描写は軽いですが、恋愛感情が芽生えると嫉妬したり、独占欲が強かったりする男も多く、クソデカ感情予備軍と言っていいと思いました。
サブキャラは女の子が多いです。
頼りになる子もいれば、やばい子もいて…。
正直、やばい子がこのゲームのどんなホラー要素よりも一番ヒェッとなりました。
各ルートのネタバレ感想はこちら
推しは紅華さんです。
普通に好きなんですけど、個人的な考察?妄想?も混じえるとぶっ刺さって取れなくなりました(笑)
それはふせったーにひっそりと書いてます。
合計のプレイ時間は35時間くらいでした。
各編の共通章は3~4時間くらいで、個別ルートは3時間もあればプレイできました。
「鳳声」というおまけも全員しっかり聴くと1時間は浸れました。
それぞれ恋愛EDが「神」と「天」と2つあり、「神」がハピエン風ですが完全なハピエンではないし幸福感は控えめな印象でした。
「天」はほとんどが軽いメリバのような感じでした。
その他にも、正規のBAD EDがそれぞれ1~3つ程度ありました。
タイトルがついているEDが多いのに、リストが無かったのは少し不便でしたね。
シナリオは良くも悪くもライトな内容です。
暗すぎる、重すぎるなどは無いのでその点は気軽にプレイできると思います。
また、攻略人数が多いので、色々な属性のキャラクターとの恋の形、シチュエーション、萌えを楽しめます。
しかし、物語にも人物にもそこまで深く掘り下げる描写はないですし、トントン拍子に進んでとにかく展開が早かったです。
結構ご都合主義なところも多かったです。
それから売りであるホラー要素ですが、ほぼ学校の怪談編に詰めこまれています。
恐ろしい立ち絵、不気味な背景、文字化けなどありましたが、びっくする程度で意外と楽しめる範囲の怖さだと思います。
個人的にゆり子は全く平気でした。
各編を以下に表をまとめているので、糖度共々参考にしていただければ幸いです。
元ネタは知らなくても、シナリオを読むのには全く問題ないです。
怖さ | 糖度 | 攻略キャラ | 題材 | |
学校の怪談編 | ★★★ | ★☆☆ | 紅華 響 | ・鏡の世界 ・本作オリジナルの怪談話 |
都市伝説編 | ★☆☆ | ★★☆ | 香羊 星絆 | ・星を見る少女 ・メリーさん |
異世界編 | ★★☆ | ★★★ | 魅ナミ 聖ヤ | ・きさらぎ駅 ・異世界エレベーター |
妖編 | ☆☆☆ | ★★☆ | 幸麿 狐春 | ・座敷わらし ・こっくりさん ・天狗 |
続いて攻略順ですが、隠し以外は誰からでもプレイ可能です。
私は、前半は人間だった者、後半は人以外…とプレイしていくのがいいかなと思います。
魅ナミ、幸麿、狐春のEDを見ると隠しルートが開放されます。
ゆり子のおすすめ攻略順
紅華→響→香羊→星絆→聖ヤ→魅ナミ→幸麿→狐春→隠し
ユウヤさんが担当されています。
オトメイト作品ではよくお名前を拝見する方ですね。
イラストは綺麗で作画も安定していて今回もとても素敵でした。
死者も多いので、キャラクターは色素薄めの人が多くて、瞳や髪、衣装にポイントカラーが入っている感じです。
スチルは全部で119枚(差分も込み)。
個別がひとり7~9種、その他が6種、コンプスチルが1種でした。
合計枚数は多いのですが、攻略人数が多いため一人ひとりで見るとちょっと物足りないです。
折角綺麗なイラストなのでもっとたくさん見たかったですね。
ホラー要素有りの乙女ゲームです。
ですが、怖い描写はごく一部で、極端に苦手な方以外はプレイできる作品だと思います。
キャラクターはみんな優しく好意的で、萌えられるところもたくさんあってきっと推しが見つかるはず!
恋愛はあまり濃密な絡みは無いですが、プラトニックで良い雰囲気のものが楽しめると思います。
シナリオはライトなもので、少し唐突なところや詰めの甘いところもあります。
でも手軽に楽しむには十分だと思います。
ホラーと聞いて一旦立ち止まるかもしれませんが、思ったよりも怖くないし、甘く切ない恋が堪能できるので、気になったらぜひプレイして欲しいです。
暑い季節のちょっとした涼にいかがでしょうか。
以上、ナインリップのまとめでした。
とてもキャラ萌えできて楽しかったです。
でもEDの幸福感が個人的には物足りないので、それも含めてFDを出してほしいなと思います。
なんにせよもっとプレイして推しを浴びたいです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
では👋
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