アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia- Ancora|評価

この記事は、Vita版アルカナ・ファミリアのクリア後のまとめ記事です。

こんばんは、管理人のゆり子です。
弊ブログをご訪問いただきありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝申し上げます!

ほぼ初見に近い再履修をしてきたアルカナ・ファミリアですが、やっとまとめ記事が作れました。
なんだか書きたいことを書いたら「あ、ネタバレやばいかも…」となって筆が進まなかったんです…。
特にキャラクターのここが好き!が書けないので、伝えるの下手かって感じですけど、ご容赦ください(汗)

それでは続きをどうぞ。

アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia- Ancoraとは

アルカナファミリア

参照:https://www.hunex.co.jp/arcana/

プラットフォームPS Vita
メーカーHuneX/COMFORT
発売日2015年12月23日
CEROB(12才以上対象)
シナリオ生田美和/海堂めぐる
原画・キャラクターデザインさらちよみ
キャスト福山潤/代永翼/吉野裕行/杉田智和/中村悠一/小杉十郎太/遊佐浩二/他
公式サイトhttps://www.hunex.co.jp/arcana/
敬称略

ヒロイン(フェリチータ)は母親のスミレ、従者のルカと共に人里離れた場所で寂しい子ども時代を過ごす。
月日は流れ、ヒロインが16歳のクリスマス。
父親であるモンドの誘いで、年明けから一緒に家族そろって暮らすことになる。
彼女は晴れてアルカナ・ファミリアの一員としての一歩を踏み出した。

それから3ヵ月後の4月1日。
それはモンドの誕生日であり、ヒロインが幹部となる記念すべき日。
ファミリーあげてのパーティで、モンドは驚くべき発表を行う。

「2ヵ月後……6月1日。『アルカナ・デュエロ』を行う!」
「優勝者には組織のトップである、パーパの座を渡し……」
「俺の娘と結婚してもらう」
自らの運命を変えるため、ヒロインの『アルカナ・デュエロ』勝利を目指す物語が始まる―

公式サイト

システムについて

アルカナ・ファミリアは、ノベルADV+日割りでマップを探索する作業ゲーとなっています。
4月1日から6月1日までの二ヶ月を、1日1回マップ上のシンボルを選んで行動できます。
キャラクターの会話で生まれる選択肢は、ヒロインのセリフの役割のほかに、単純なパラメータ(アモーレ)の上げ下げができます。
選んではいけない(途中BAD EDなどの)選択肢はありませんが、パラメータの数値はED分岐に関わります(1人発生イベントにも関与?)

コミアルシステム
少年漫画のような演出がされるシステムです。
アルカナ・ファミリアは、常にセリフのウインドが常に吹き出しのような感じで表示されます。
オノマトペも頻繁に出てきます。
それに加えて、コミアルシステムで漫画特有のコマ割りのような運びをする場面もある、という感じです。
ただ、普通の乙女ゲームのように、吹き出し(テキストウインド)に話者の名前が表示されませんので、ある程度キャラクター名を覚えてからプレイするのがおすすめです。

ココアルシステム
ヒロインのアルカナ能力で相手の心の中をのぞくことができます。
任意でいつでも見られますし、特定の場面では強制イベントとして発動します。
使うと、相手のパラメータが1上昇します。
また、ココアルを使えるカウントがあり、日が変わるごとに1回復していきます。
クリア後もデータを引き継ぐと残ったカウントもそのまま引き継げます。
99回がMAXです。

デュエロシステム
バトル場面で出てくるコマンド入力です。
時限性で、成功/失敗はシナリオ進行にもかかわってきます。

クリア後の評価

Attention

ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。

糖度 4.5 out of 5 stars(4.5)

糖度は高い方だと思います。

ヒロインが愛されポジションなので、攻略対象からは概ね最初から好意的にみられていて、酷いことをされる展開は無いです。
からかわれたり、ちょっと厳しいもの言いとかはありますけど、ありがたい苦言だったり優しさだったりするので、そんなに気になることはありませんでした。

恋愛過程は、作業ゲーでパラメータを上げていく単純なものです。
でもヒロインの「恋人たち」というアルカナの特性をそのまま恋愛で活かされる仕組みもあって、面白い設定になっています。
もちろん、個別ルートの中でだんだんと好きになっているな~と思える描写もあります。
また、パラメータによって通常会話に変化があったり、ココアルを使うと相手の気持ちが見えるので、この辺りで補完しつつ楽しめると思います。
気持ちがだんだんと変化していく流れを重視だとハマれないかもしれません。

EDは程度の差はありますが、基本的に全部甘いので安心してプレイしていいです。
CERO:Bですが、期待以上のスチルやシチュもあって、大満足できると思います。

音楽 4.5 out of 5 stars(4.5)

OP曲は原田ひとみさんが歌う「Stellina」。
曲はPSPと変わりありませんが、映像は新しくなっています。

ED曲はそれぞれ攻略キャラが歌唱しています。

  • リベルタstarring 福山潤「七つの海」
  • ノヴァstarring 代永翼「ピリオドの向こう側」
  • デビトstarring 吉野裕行「Amore Bambina!!」
  • パーチェstarring 杉田智和「Dance³~ハッピーハイテンション~」
  • ルカstarring 中村悠一「ひかり」
  • ダンテstarring 小杉十郎太「Resolution」
  • ジョーリィstarring 遊佐浩二「月光」

全員得意な楽器が曲中で演奏されていてものすごく解釈一致!
個人的にはパーチェの曲が一番ノリが良くて好きでした。

BGMは全部で39曲。
タイトルバックの「レガーロ晴れの日」が一番良かったです。

キャラクター 4 out of 5 stars(4)

ヒロイン(16歳)はアルカナファミリーのパーパ・モンドとマンマ・スミレの娘です。
「恋人たち」と「運命の輪」の2つの大アルカナを所持しています。
剣のセリエの幹部として就任して日が浅いですが、部下たちも実力を認めているし、色んな人から愛されヒロインです。
選択肢でしかセリフがないので「言葉より行動で示すタイプ」という設定が上手く働いていると思います。
性格としては他にも、面倒見がいい、お転婆、夢見がちと作中で言われています。
言葉が少ないのもあって夢見がちはそんなに感じませんでした。

攻略キャラは7人。
全員がアルカナファミリーの一員で、大アルカナを持っている人たちです。
同年代から一回りも二回りも年上まで、色んな人との恋愛ができます。
キャラクターの個性も濃いですし、シナリオよりはキャラ萌え作品という印象ですので誰ルートに行っても楽しいと思います。
あまりシナリオには関係ないですが、サザエさんも顔負けの血縁関係など、意外な設定もたくさんあってびっくりでした。
攻略キャラ同士はちょっとギズギズする組み合わせなどもあります。

セリエの部下たちにもちゃんと名前があって、ひとり一人顔も個性もついていて面白いです。
中にはイケメンもいますし、結構好きになった人もいました。

推しは…一人に決められないです。
再履修の結果、リベルタとデビトとルカが好きでした。
その次はジョーリィが好きかな。

各ルートのネタバレ感想はこちら

シナリオ 3 out of 5 stars(3)

プレイ時間は全部で、50時間弱でした。
1人目は7時間くらいかかって、2人目から徐々に時短できました。
回収やおまけ要素の読破など、シナリオをクリアしてもまだまだやることがたくさんあってボリューミーでした。
EDは1キャラにつき3つあり、全て恋人関係になれるEDです。
それから誰とも恋人にならないEDが3つあり、BAD EDや死人が出る展開はありませんでした。

シナリオは、地の文が無くセリフだけで構成されています。
マフィアもの?にしては雰囲気は明るめで、治安も悪くなくて取っ掛かりやすいと思います。
ヒロインと同年代キャラは一緒に成長する内容、少し年上の幼馴染み3人組は過去と向き合って一皮むけてより素敵な大人になる内容、年長組は役目と組織の行く末とって感じの内容です。
扱っている内容自体は面白いです。

が、中身が薄めでシナリオ重視でプレイするには味気ないかもしれません。
説明足らずなところも結構ありましたし、明かされない謎もありましたし、あまりまとまりは良くなかった印象です。
広げた風呂敷をそのままとか、ルートによっても格差は感じました。
あと少年漫画っぽさを考慮しても戦いが対話のような扱いで、脳筋で片付けてしまうのはもったいなく思う場面もありました。
もう少し補完でもあれば一段と物語も深く理解できたのかな、とちょっと惜しく思いました。

攻略順は、私は「リベルタ→ノヴァ→デビト→パーチェ→ルカ→ダンテ→ジョーリィ→ノーマルED」で進めてみました。
メインヒーローっぽいリベルタを最初にしてあとは年齢順(笑)
ダンテとジョーリィは攻略制限があって、左から5人の誰かをクリアすると攻略可能になります。
最後の恋人にならないEDは全員をクリアするとプレイ可能になります。

私のおすすめ順は吹き出しに書いた通りです。
キャラ同士の関係性とアルカナ・デュエロの目的を加味してこの順番がいいかなと思います。

ゆり子
ゆり子

ゆり子のおすすめ攻略順

ノヴァ→リベルタ→ダンテ→パーチェ→デビト→ルカ→ジョーリィ→ノーマルED

イラスト 4 out of 5 stars(4)

キャラクターデザイン・原画はさらちよみさんが担当されています。

少年漫画風だけど乙女ゲームのイラストになっていて、これ以上アルカナ・ファミリアに相応しい絵はないと思います。
キャラ達はほぼスーツ姿で出てきて基本的にかっこいいです。

スチルはひとり13枚ずつ、共通が18枚、おまけが5枚。
差分も含めて全部で114枚でした。
立ち絵も攻略キャラはひとり5種類もあって良く動いていたと思います。
コミアルシステムで、スチル以外の場面もコマ割りで絵がポンポン変わるし、スチルの枚数以上に視覚的に楽しめました。
読んでいて飽きない工夫が素晴らしかったです。

総評 4 out of 5 stars(4)

乙女ゲーム×少年漫画をコンセプトにしたファンタジー作品です。

イタリア風の島・レガーロを守るアルカナ・ファミリーの一員として、ヒロインがアルカナ・デュエロの優勝を目指す物語です。
その過程で自身が成長したり、他のキャラクターと心の繋がりを経て恋人になったり、たくさんの経験をしていけます。

シナリオ的には少し物足りなさはありますので、キャラ萌え作品かなと思います。
攻略キャラはとても魅力的ですし、甘さをお求めの方にはぴったりです。
BAD EDもなく糖度も高いので、安心して「乙女ゲーム」を楽しめます。
特に人を選ぶ要素などもありませんので、作業が苦手でなければやってみていいと思います。
システムは快適でした。

漫画のような演出が楽しくて全然飽きの来ないおすすめのゲームですので、ぜひ誰かの気に留まってくれることを願っています。

再履修、とても楽しかったです。

実はアルカナ・ファミリアは本作だけではなく、FDの「幽霊船の魔術師」と「アルカナ・ファミリア2」という続きも発売されています。
後続の2作はPSPでしかプレイできないのですが、せめて魔術師はいつかやりたいなと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
では👋

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