こんばんは。
いつもご訪問ありがとうございます。
また、やる気ボタンを押していただき感謝致します!
本記事はスチプリクリア後の評価記事です。
あと、すみません。
前の記事にSwitch版からの追加要素のことを書き忘れたので、点数の前に簡単に入れています。
よろしくお願いします。
プラットフォーム | Nintendo Switch各種 |
---|---|
メーカー | HuneX |
発売日 | 2021年2月5日 |
CERO | D(17才以上対象) |
原案/シナリオ | ゆーます |
イラスト | 一色箱 |
キャスト | 白井悠介/高塚智人/古川慎/君嶋哲/高瀬泰幸/新垣樽助/他 |
公式サイト | https://www.hunex.co.jp/steamprison/ |
人は、ふたつに分けられる。
スチームプリズン公式サイト
支配する者と、される者。
大洪水が、世界をふたつに分けた。
美しき天上の楽園『上界』、汚れた機械都市『下界』。
災害から逃れるために生きることを優遇された上界の人々は、生かされることを選択されなかった下界の人々を蔑んでいた。
上界で生まれ育った主人公・キルスもまた、下界を快く思っていなかった。
上界の人々にとって、下界は罪人が送られる最果ての獄。卑しい者たちが住む場所。
キルスはそんな世界と関わることなく、上界の治安と民を守る警察官として己の正義を信じて過ごしていた。
ある日、キルスは任務の一環 として下界の視察を命じられ、警察官のパートナーであるフィンと共に上界の罪人が収容されている地区へと旅立つ。
知らなかった世界に触れた時、彼女の運命の歯車は音を立てて回り出す……。
- 新OPムービー
攻略キャラ6人が歌う「玲瓏」がOP曲になっています。 - 新EDムービー
それぞれのベストEDがキャラソンになっています。 - ムービー鑑賞
PC版とVita版のOPも鑑賞できます。 - SS 結婚前夜
入手困難となっている6編をノベルモードとして収録。 - 英語と中国語に対応
日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)のテキスト多言語化に対応。 - ご褒美スチル
それぞれのキャラクターのクリア後のご褒美スチルが追加されています。
ゲームの核心に触れる内容は控えていますが、説明上軽度のネタバレはあるかもしれませんのでご容赦願います。
特にまっさらな状態でプレイした方は以降の閲覧にはご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
甘さはどちらかというと控えめです。
キルスの恋愛描写はありますが、法律上自由恋愛が出来ない世界線なので、恋自体を知らず…。
というか、18歳にして子どもができる原理とかも知らなくて、どうやって生きてきたのか想像つかないレベルで異性関係と色恋沙汰に無縁です。
なので、手探りで恋を覚えていくところからステップアップしていく感じでした。
最終的には、乙女ゲーでよくある異性を好きになった自分に気が付く、に至ります。
攻略キャラの甘さは本当に人によりけりでした。
描写がハッキリあるものだと、舌を使うキスくらいまでは物理的に愛情表現する人もいます。
ルートによってかなり差があるので、色々ひっくるめて無難な評価にしました。
BGMはゆったりめのものが多かったです。
近代を想像できるような洋風の曲が素敵でした。
Switch版OP「玲瓏」は軍隊の合唱曲みたいでかっこいいし、最初からクライマックスです。
フルを配信して欲しいです(後に受注生産でCD化しました)
そして、イチオシはベストEDの曲。
全て違う曲で、そのルートのキャラが歌っています。
曲自体もどれも良く、歌詞がそのキャラのセリフやシナリオ内容に掛かるもので、すごいの一言です。
それぞれこの曲以外は考えられないなと思うほど、どれもドンピシャな曲でした。
音楽ではないですが、SEは迫力が足りない感じがしました。
例えば、剣戟の音などはどうしてもカトラリーをぶつけるような軽い音に聴こえちゃって…。
でもおかげ様で殺傷とか切断とかグロい場面は、リアルさが伴わなくて思ったよりダメージはうけませんでした。
あと、音コンテンツとしては、メインキャラの声優さんのインタビューが入っていてこれがとても良かったです。
肉声で感想を聞けるなんて感動…このシステム、他のゲームにもほしいと思いました。
ヒロインは見た目は可愛いですが、中身は正義感に溢れる勇ましい人でした。
警察の職にあり、真面目さゆえに堅物で融通のきかない場面もあるものの、自分の正義を貫く姿はかっこよかったです。
メンタル面も強くて、シナリオの重さを考えるとそのくらいじゃないと生き抜けないので納得でした。
男性たちはとにかく独特な人が多かったです。
言い回しが個性的と言うか、性格が個性的と言うか…。
特にエルトとアダージュは間違いなく変わり者でしたね(笑)
あと、堅いな~って人も意外と冗談通じるので会話は比較的みんな楽しかったです。
個別ルートは感想こちら
推しはやっぱりアダージュですかね。
私的には、アダージュは寡黙、イネスは真面目堅物で、どちらも好きなゾーンに入っていて迷ったんですけど。
アダージュはめちゃくちゃ薄幸だったので何とかしてあげたい気持ちが勝りました。
フィンもずっと救われず、何とかならぬか…と思ってましたが、最終的には幸せになったので良しとします。
反対にザクセンは許さない!←
所業の数々もそうですが、最初は100%嫌いだったのに嫌いになりきれない案件出てくるし、変に爪痕残されて悔しいです。
全部で30時間程でクリアしました。
最初のエルトは約7時間でした。
あとのキャラは、共通章やシナリオの繋がり、プレイ順的に結構時間がまちまちです。
フィンとグランドEDは短めで、どちらも2~3時間で終わりました。
アフターストーリー、アナザーストーリーなどのおまけコンテンツも充実しており、ボリュームもそこそこありました。
全体的には暗めの印象です。
貴族出身のキルスが突然無法地帯の下界に落とされて、人生ハードモードに突入します。
世界自体が不条理な部分もあり、その中で諦めずにもがいて生きていくしかない…精神が鍛えられるようなストーリーでした。
しかし、運が良かったと思う節も無きにしも非ず…。
ご都合とはまでは捉えず、キルスの日頃の行いが良かった賜物くらいに私は思ってます。
特に、エルトがいないと詰んでいたパターンが多かった気がします。
雇用なり救助なり金銭の援助なり、他人ルートでまでお世話になってエルト様様でした。
シナリオはベストEDだけでなく、BADEDも精巧に作られていると思います。
BADにこそ伏線や情報が詰まっていたりしたので、どれも見逃せないものばかりでした。
周回出来ないほどの苦手なものは無く、事前に教わった「暗い、シリアス、ぐろい」は案外平気でした。
攻略順はエルト→ウルリク→イネス→アダージュ→ユネ→フィン→グランドEDの順番でプレイしました。
イネスとアダージュは逆の方が全体的な流れは良かったかなと思います。
ルートは別々ですが、シナリオ的にはこの組み合わせでひと括りと言った感じでした。
エルトとウルリク→ユネ
アダージュとイネス
フィン
グランドED
ですので、個人的なおすすめ攻略順はこの通りです。
攻略順
エルトクリード→ウルリク→アダージュ→イネス→ユネ→フィン→グランドED
一番好きなのはやっぱりグランドEDです。
いい余韻が長引いたゲームは久しぶりでした。
一色 箱さんという方が担当されています。
乙女ゲームは今のところスチプリだけ携わっていらっしゃるみたいです。
スチルは全部で94枚です。
差分はありません。
共通23枚、各キャラ12枚、フィンは11枚でした。
甘いのもあれば流血沙汰なのもあります。
ウルリクやフィンの死の間際のものとか、残酷ですけど美しいな~なんて思っちゃいました。
それくらい1枚1枚が素敵なイラストでした。
理不尽な世界を生き抜くキャラたちが苦しくもかっこいいお話でした。
洪水で上界と下界に二分され、それぞれが独自に発展しながらも、根付いた差別のまま憎み合いが続く世界観です。
厳しく統制された上界出身のキルスが、突然無法地帯の下界に落とされながらも真っすぐ生き抜こうとします。
真っすぐさゆえに正直者で世渡り下手、しかしその凛とした姿に攻略キャラもプレイヤーもきっと惹かれるんだと思います。
また、上界では罪に問われる恋愛も下界では自由。
不器用ながらもキルスがそれぞれのキャラとどんな恋をしてどんな結末を迎えるのか、できたら全てのEDを見届けてください。
厳しい世界だからこそ、ハピエンもバッドも生き抜いた証のように感じられると思います。
諦めなければ最後には報われるはずです。
特殊なファンタジー世界なので、人権や性が軽んじられたり、簡単に人が死んだりと暗い要素もあります。
初心者向けではないですが、強いヒロインが好き、シリアスが大好きという方におすすめします。
以上、スチプリでした。
糖度が高くないため星の数がそれなりですけど、とても面白かったです。
グランドEDの余韻をもう一度味わいたいくらいです。
道のりがキツいですけどね(笑)
だからといってグランドEDだけ周回プレイしても意味がないですし…。
時間ができたら、できれば忘れた頃にもう一周したい作品です。
本当にすごく良かったのでこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
ではまた次回👋
いつもありがとうございます。
良ければ知盛様をポチっとしてください°*
にほんブログ村